短所の答え方が面接を左右する!?面接を突破する人の短所の答え方

就活の面接では、面接官からいろいろな質問を受けると思います。その中で、答えにくい質問の代表格とも言えるのが、「あなたの短所は何ですか?」と言う質問です。

自分の短所や弱みをありのままえたら、マイナスに評価されるのではないか?と不安になり、無難な回答を考えて、逆に失敗してしまった人は少なくないと思います。

短所はどのように答えるのがいいのでしょうか?そもそも企業はなぜ面接の時にどうして短所を聞いてくるのでしょうか?
 
これに対して、正解というのは存在しません。
 
ですが「企業がなぜその質問をしてきたのか?」ということを深く考えれば、どう答えることが最善なのか?は見えてくるはずです。
 
重要なのは「企業側=採用する側の視点」を持つということです。
 
現在、19卒の就活生を約100名支援している経験をもとに、就活生の支援・企業の採用活動、双方の面から関わってきた経験を元に、面接でどのように「短所」を答えればいいのか、解説していきます。
 
1つの考え方として取り入れてもらえば、あなたの就活きっと役に立つはずです。
 
重要なのは、「企業側の視点」を持つことです。新入社員を採用する側である企業の社長になったつもりで真剣に考えてみましょう。必ず面接で生きてくるはずです。
 

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最終更新日:2018年5月31日
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佐々木 英雄
執筆者

佐々木 英雄

2013 年、株式会社しるべを設立。大学生を主な対象に、即戦力人財育成のための教育事業を無償で提供。創業以来約 200 名に及ぶしるべの卒業生の就職内定率は 100%。親身に学生に接することから、指導を受けた学生に、「情熱が服を着て歩いている」と言われるように。 しるべの教育カリキュラムは実践環境と座学を通じて、徹底的に“結果にコミット”する力を養い、「目標設定力」「挑戦するメンタリティ」「自己分析力」を高い次元で習得させることが特長。

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面接で短所を聞かれる理由

そもそも、なぜ面接で短所を聞くような質問を企業がするのか考えたことはありますか?

私がいつも面談している学生たちに尋ねると、

・企業がその人が自己分析を出来ているのかどうかを確認したいから。
・自分の足りていないところを客観視する必要があるから。
 
このような答えが返ってくることが多いです。
 
そもそも「なんで面接で短所なんか聞くの?」と、就活生は疑問に思うかもしれません。
 
前提として、企業が本当に求めているのは「短所を知りたいわけではない」、これを必ず覚えておいてください。
 
一貫して重要なのは「企業の社長=経営者としての目線」です。
 
その人の欠点を聞きたいわけではありません。すべての質問に意味があります。企業側の目線にたって考えると、質問の意図が見えてきます。

企業がどれだけ就活にお金をかけているか知っていますか?

そもそも、企業側としてはどんな学生を求めているのでしょうか?
 
企業によって答えは違うわけですが、企業から求められる人材の一例として「相手が求めているものを的確に把握して提供できる人材」は、どの企業からも必要とされるのではないか、と考えます。
 
つまり、価値を提供できる人材とも言い換えられるでしょう。
 
就活生は、企業が新入社員を一人採用し、1人前の人材に育て上げるまでにどれだけのお金(=コスト)をかけているか知っていますか?
 
これも企業によって異なりますが、平均して新入社員一人当たりにつき「1,500万円」前後の費用をかけています。
 
「え?そんなに?」と感じた方、「多いよ、そんなかからないでしょ」と思った方、いろいろあると思います。
 
ですが、これは事実です。
 
私も自分自身で会社を起こし、様々な企業の経営者と直接やりとりするまではそれを知りませんでした。最初に知った時の衝撃は、今も忘れられません。
 
 
新入社員を取るまでにかかる一人当たりのコストは、平均100万円(会社の規模による)と言われています。
 
例えば、みなさんが普段当たり前に使うナビ媒体、このナビ媒体への出稿費用や説明会開催の費用、会場費、会社パンフレットやデザイン費用、会場の設営・備品代、説明する社員や役員の給与・・・等がそれにあたるわけです。
 
仮に、月25万の給料(額面)の企業の場合、お給料として渡す分以外にかかる保険料や税金、研修費、仕事を行うために必要なツールの用意や経費など合わせて、少なくとも額面の倍以上、約50万を会社は負担しなくてはなりません。
 
20万円のお給料の場合、企業の負担は単純に40万円、ということになります。
 
重要なことは、この金額があなたを採用すると決め、そして入社したその月からずっと発生するわけです。
 
とはいえ、入社した瞬間に企業の求めるだけの成果=利益をあげられることはなかなか難しいと思います。
 
つまり、この期間は企業からの投資期間であり、言い方を選ばずに伝えるのであれば、みなさんは入社してから戦力になるまでの期間はいるだけで「コスト=赤字」な訳です。
 
では、企業の求めるだけの成果をあげられる人材になるまでにかかる期間がどの程度か?というと、平均で2~3年と言われています。
 
ここでは、わかりやすく新卒の社員が実際の戦力になるまで2年かかると考えてみます。その場合の計算式はこのようになります。
 
一人当たり 50万 × 12ヶ月 × 2年 つまり 1,200万円
 
企業の投資は数千円、数万円の投資ではありません。これを必ず覚えておいてください。これが企業の視点であり、採用のリアルなのです。
 
そうすると、採用から実際に成果を上げるようになるまで、1人あたり2年間で約1,300万円かかることになります。
 
何を伝えたいか?というと、そもそも選考の機会というのは、企業の視点で考えた際、それだけの投資をしても、それ以上の成果を上げてくれる人材かどうか、それを見極めるための機会が就活であり、選考だということです。
 
なので、書類選考の段階から、目の前にいる学生1人1人に対して、1,000万円〜2,000万円以上の投資してもそれ以上の成果をあげてくれる人材のかどうか?という視点で、グループワークや座談会・面接などでみなさんと接しているわけです。
 
そして、その機会を通じて、その投資に見合う価値があると思った学生に対し、内定を出していきます。
 
内定は「この子いいな」で勝ち取れるものではなく、あくまで投資対象として適正と感じたかどうか?その目に見えた結果である、ということを忘れないでください。

企業は面接でどんなことを知りたいのか?

 
 
このように「企業は新入社員一人当たり採用するのに1000万円以上の投資」をしています。これを前提に、なぜ面接が行われるか?を考えてみましょう。
 
「一人一人の人間性」
「想いを共有できる相手なのかどうか?」
「この人がわが社でどんな成果を出してくれるか?」
 
こんなことを企業としては知りたいのでは?と予測できると思います。
 
要するに、投資するに値する人物かどうか?を見極めるために選考があり、面接が行われている、ということです。
 
あなたが採用する側なら、限られた貴重な面接時間の中で、目の前にいる人材が「将来どんな働きをしてくれるのか」を見極めるため、いろいろな質問をするのではないでしょうか?
  
企業は、新卒の新入社員にいきなり成果を出すことなんて求めていません。なぜなら、みなさんがまだ社会に出ていない、とういうことを分かっているからです。
 
転職や中途採用なら、その人のキャリアや実績をもとに、すぐに成果を=利益をあげてくれるのか?という視点で採用しますので、即戦力を求めます。
 
でも、新卒には即戦力は求められません。
 
新卒採用とはポテンシャル採用であり、企業からすると「失敗できないギャンブル」であると考えてください。
 
 
では、企業が何を求めているのか?それは「あなたの将来の可能性」です。
 
「この先ぶつかるであろう壁や試練、自分の足りない部分と向き合い、乗り越えてゆくこと」ができるかどうか?が知りたいわけです。
 
それこそが投資に値するかどうか?の基準になります。
 
なぜならば、壁にぶつかった瞬間やめられては、そこまでに投資したお金が全て無駄になってしまうからです。
 
先ほど一緒に考えてもらったように、1人あたり1000万円〜2000万円規模の投資です。失敗できません。だからこそ、そのような壁にぶつかっても、乗り越えていける可能性を持つ人材を企業は求めています。

企業側の視点に立てば、質問の意味も見えてくる

そういう意味では、「あなたの短所を教えて下さい」という質問は、
 
「あなたがこれから壁にぶつかった時にどんな風に向き合っていくのですか?」
 
という意味であるとも考えられるのではないでしょうか。
 
企業の社長・経営者の視点に立つと、このようなことが見えてくるわけです。全ての質問・設問には必ず意味や意図、目的があります。
 
企業は「自分の力、時には周囲の助けも借りながら目の前に起きている問題に、どう立ち向かっていくのか」という姿勢を求めているんだ、ということとを忘れないでください。
 
大切なことは、1つ1つの質問や設問を「表面的に受け取らない」ということです。
 
そうすれば、「あなたの短所を教えて下さい」という質問に対しても、面接でただ自分の短所の報告をすることはなくなるはずです。
 
企業側の視点に立って考えれば、「自分の短所をどのように解釈しているか・どう向き合ってきたのか」という視点で話すことが必要なんだな、と理解できるようになります。
 
 

どんな風に短所を捉えればいいのか?

 
自分の短所というのは、どのように理解していけば良いのでしょうか?
 
この話を進める前に、まずはあなた自身が「自分の短所が何か?」ということを明確にしている必要があります。
 

そのため、まずは短所の見つけ方を詳しくお話していきます。

「自分の短所は分かっているよ」という人でも、このやり方を一度試してみて下さい。

新たな気づきが生まれるかもしれません。

短所の見つけ方

まず初めに、自分の身の回りにいる人(家族や友人、恋人、先輩や後輩など)を10人ピックアップしてください。

その人たちに対し、1人につき自分の短所を5個ずつ言ってもらいましょう。

「短所なんて自分の方が良く分かっているよ」と思う人もいると思いますが、自分の見えない性格や、自分の知らないところで相手に与えている印象もあるかもしれません。

自分は気づいていないけれども、自分の身の回りにいる人は見えているものもあります。
 
自己分析を通して、自分が周りにどう見えているのかも知ることが必要です。
 
短所については、聞きずらかったり、あまり答えてくれない場合も時にあるかもしれませんが、まずは50個必ず集めましょう。
 
そうして集まった短所というのが、今回とても貴重な材料になります。

プラスの解釈をする

そうして出てきた短所は、自分では目を向けたくないものもあるでしょう。
 
その目を向けたくないものにこそ、目を向けることが必要な時が来ます。
 
林修先生風(笑)に伝えるのであれば「いつ目を向けるの?」「今でしょ」ということです。
 
結論から話すと、その短所の「解釈を変える」ことが重要です。
 
よくあるのは「水の入ったコップがあります。さて、このコップの水のは多いと感じますか?それとも少ないと感じますか?」という例です。
 
多いと答える場合・少ないと答える場合も、中の水の量は変わっていません。
 
ただ、あなたが「多い・少ない」ということを自分で勝手に解釈しています。
 
もう一つ例を出してみますね。「21歳男性、身長170cm」の人がいたとします。さて、この人の身長は高いでしょうか?それとも低いでしょうか?
 
身長180cmの人からすると低く感じ、身長160cmの人からすると高く感じるかもしれません。
 
このように、私たちは身の回りのことを気づかないうちに解釈しています。そしてこの解釈は、自分自身の特徴や能力にも適用されます。
 
何が言いたいのかというと、その短所はあなた自身が短所と思いこんでいるだけで「考え方・捉え方によっては自分の強力な武器になり得る可能性がある」ということです。
 
短所と考えた場合長所と考えた場合
消極的謙虚、謙遜、礼儀正しい
頑固
一貫性がある、やると決めたことはやり通す力がある
傲慢
主体性、熱意がある
従順
素直、丁寧
マイペース 
冷静、やるときは猛烈にやる
せっかち
誰よりも仕事が速い
話すが下手
話を聞くのが上手い
過去に辛い経験がある
精神力がある、忍耐力がある
このような感じです。「えっ、良いように解釈してるだけじゃん」という声が聞こえてきますが、その通りです。
 
良いように解釈しましょう。マイナス面だけでなく「プラスの面」を見るようにすることが非常に重要です。
 
人は往々にしてマイナスの面ばかり見る人と、プラスの面しか見ない人と極端に二分化されてしまっているように感じます。
 
どちらか一方ではなく、両方の側面から物事を見るように習慣化していきましょう。

面接での短所の答え方

面接で「あなたの短所を教えて下さい」という質問に対し、どんなふうに答えればよいのでしょうか?
 
重要なことは「短所とどうやって向き合ってきたのか」「短所をどのように克服して、今後ももし短所が現れた場合、向き合っていけるのか」を示すことです。
 
ただ弱みを羅列するのではなく、企業が知りたいのは「短所に対してどんなアプローチをしてきたのか、アプローチしていくのか」であり、あなたのこれからの可能性なのです。
 
そもそも、短所はあなたの現状の課題点です。
 
その課題点を、あなたがどう解釈し、それとどう向き合って解決に導いていこうとしているのか?、というあなたの発言や行動、背景を通じて、あなたの働く姿を企業はイメージしています。
 
新入社員として社会に出ると、全てが初めてのことだらけです。これは、「必ず壁にぶつかったり、試練を迎える」と言い換えてもいいと思います。
 
そんな時に、「辛いからすぐ辞めます」という新卒は、その人を採用するのにかけたお金が無駄になってしまうわけです。
 
企業としては「壁にぶつかったり、課題が出てきたとしても、乗り越えていける人材」かどうかを見極めたいわけです。
 
だからこそ「あなたの短所を教えて下さい」という質問はきた際は、言葉の通り受け取るのではなく、その背景にある相手の意図や目的をイメージした上で答えるようにしてください。
 
具体的には「自分にはこんな短所があったけれど、それをこのように考えてこんな風に乗り越えてきました」というような答え方をすると、企業としてもイメージがしやすいのではないでしょうか。

具体例:自分に自信がない人の場合

「自分に自信がない」という短所を持った人(Aさん)がいます。
 
Aさんは、いつも「自分に自信がない」と、周りの人にも相談することが多い人で、「自分に自身がない」のは、自他ともに認める短所だとしましょう。
 

Aさん「自分に自信がない」という特徴は、どのように解釈すればいいのでしょうか。

そもそも、人は未知のものに対して好奇心か恐れの2つを感じます。

大体の人は後者で、自分に自信がないと考えている人も後者に含まれていると考えています。

そう考えると、まだやったことのないことはみな同じように恐れを感じているのに、自信の無い人と、自信がある人は何が違うのでしょうか。

この場合、「自分に自信がない」という考えを持つことのメリット・デメリットについて考えましょう。

まずは、自分に自信がないことのデメリットを挙げていきます。
 
・何をやるにしても自分で決められない
・失敗が怖くて挑戦できない
・将来が漠然としていて不安
・ちょっとでも責任のある立場になると荷が重く感じてしまう
 
この他にも挙げたらキリがありませんが、だいたいこのようなことが出てくるのではないでしょうか。
 
あなたは、このような人と一緒に働きたいと思いますか?一生涯の伴侶として迎え入れたいと思えますか?
 
きっと思えませんよね。
 
Aさんにとって「自分に自身がない」ことは、デメリットばかりです。にもかかわらず、周囲の人には「自分に自身がない」ように見せてしまう、どうしてだと思いますか?
 
それは「デメリット以上に『自分に自信がない』ことのメリットを感じてしまっている」からです。
 

どういうことかと言うと、もし何か仕事を振られた時に、『自分に自信がない』と感じ「私にはちょっと自信ないなぁ…」と周りの人に言ったとします。

その結果…
・失敗する →「まぁ最初から難しくて自信無かったし」
・成功する →「あんなに自信なさそうだったのに、よく頑張ったね!」
 
というふうに周囲の人が反応します。お分かりいただけたでしょうか?
 
どっちの場合にせよ、人から責められることはない、ということに気づきませんか?
 
最初に「自信無いからできるか分からない」といっておけば、結果がどうであれ自分は責められることはありません。
 
「自分に自信がない」という人は、シンプルに自分を守っていただけなのです。このことに気づいてください。
 
その上で重要なのはここからです。
 
「どうしたらこの自信の無さは生かせるだろうか」という風に、まずは無理矢理にでも考えることです。
 
最初は習慣になっていないので違和感があるかもしれませんが、これを続けていけば、必ず習慣になります。新たな解釈をすることを恐れないでください。
 
その結果、私なら「用意周到すぎる準備さえすれば行動できる」ということに気づくかな、と考えました。
 
なぜなら、Aさんの場合「人から責められる」という部分に恐れを感じています。
 
なので、責められないようにするために、圧倒的な準備の上で進めていけばいいのです。
 

そしてこの圧倒的な準備というのを、人の5倍速く行ったらどうでしょう。

普通の人良りもアドバンテージがあると思いませんか?人より良い結果も出せるかもしれません。

そう考えて今まで以上に仕事に熱心に取り組んでいると、周囲の人も手を貸してくれたり、認めてくれて評価してくれるかもしれません。

このように、自分の短所に対し、解釈を変えるだけで物事に対する考え方が変わり、どのように行動するのかも変わってくるはずです。
 
ここまで上手くいかなくても、明日から少し気が楽になると思います。
 
プラスの解釈をすれば、少なからず心持ちは良くなるはずです。

具体例:面接での答え方

ここでは、面接で「あなたの短所を教えて下さい」と言われた場合、どのように答えればいいのか、ご説明していきます。
 
最も簡潔に分かりやすく伝わるのは、「①過去の事実(短所) → ②その短所をどのように解釈したのか、乗り越えるための工夫 → ③今どう感じるのか」という流れです。
 
具体的な例を見ていきましょう。
私自身、自分に自信がないので、何か物事を行うときには色んな人に意見をうかがってからでないと、不安で行動することができません。しかし、以前なんでもかんでも人に聞きすぎて『もっと考えてから話して』というご指摘を頂きました。

なので、それ以来自分自身で徹底的に考え情報を集めて自分で一度仮説を立ててから、人にアドバイスを求めるようにしました。とにかく自分で一度仮説を立てることに重きをおいて行動した結果、次第に成功体験を積んでいき、今では失敗することを恐れなくなりました。

自分に自信がなくとも行動できるようになり、今では、10名の後輩たちを指導する立場を任されるまでになりました。色々な情報得たり、様々な方法を行ってきたりした経験をいかしたことで、どんな質問でも答えられるようにもなりました。私は今も自信がある方ではないと思います。ですが、その代わりに徹底的に準備することさえやれば、結果に繋がるんだ、成果に変えていけるんだということを知りました。私は、圧倒的な準備をすることで成果に変えていくつもりです。

あなたはこの話を聞いて、どういう印象を持ちましたか?
 
少なくとも悪い印象を持つ人はあまりいないと思います。なぜなら、短所に対する具体的な取り組みが明確に示されているからです。
 
この話を先ほど説明した流れに当てはめてみましょう。
 
①過去の事実(短所)
「私自身、自分に自信がないので、何か物事を行うときには色んな人に意見をうかがってからでないと、不安で行動することができなかった」
②その短所をどのように解釈したのか、乗り越えるための工夫
「自分自身で徹底的に考え情報を集めて自分で一度仮説を立ててから、人にアドバイスを求めるようにした」
③今どう感じるのか
「自分に自信がないからこそ、それを埋めるために圧倒的な準備をすることで大きな成果に変えていけることに気づいた」
このような流れで話すと、よりどのようにその短所と向き合ってきたのかがイメージしやすいです。
 
重要なポイントとして、「面接官にビジュアルでイメージさせること」です。
 
まるで映画を見ているかのように話せたら、面白いし何より分かりやすいですよね。
 
そうやって話していくことであなたという人間がどんな人か面接官は汲み取りやすいです。
 

物事の捉え方、こんな時どうする?

この記事では「就活の面接の時に短所をどんな風に話すのか?」ということをお伝えしていますが、短所を短所と捉えない、物事をいろいろな角度から見る力「解釈の力」は大切です。

就活だけでなく、あらゆる場面や日常生活でも、この解釈の力は活かすことができます。

自分にとって都合の悪いことが起きたり、「なんでこんなことに…」と感じるような出来事が起きた場合、あなたはその出来事を、どのように捉えますか?

物事の捉え方がうまい人ほど、仕事だけでなく様々な面で結果を出していたり、幸福度が高いように思えます。

物事の捉え方1つで、あなたの人生は大きく変わります。それほど絶大な影響があります。今後の人生をよりよくしていくためにも、解釈の練習をしてみましょう。

このパートを読むと、ここまで説明してきたことがイメージしやすくなるはずです。

ケース1:電車が遅延している

まずは電車が遅延している場合です。
 
朝の通勤ラッシュで、ただでさえ時間ぎりぎりで急いでいるのに、それをあざ笑うかのように電車が遅れてやってきた・・・という状況を想像してください。
 
多くの人は「うわ、最悪…」「まじかよ、ふざけんなよ遅刻確定じゃん」「時間通りに来いよ(イラっ)」ということを思うでしょう。
 
これは、「マイナス」の解釈ですね。「電車が遅れている」という事実に対し「遅刻確定、最悪」という解釈をしています。
 
遅刻すれば、社会人なら100%上司から怒られ、学生なら授業に間に合わないでしょう。
 
さて、ここで皆さんに質問です。
 
「電車が遅れている」という事実に対し、あなたはどんなメリットがあると思いますか?
 
少し考えてみて下さい。
 
大事なポイントは「電車の遅延」という出来事自体は、あなた自身がコントロールできるものではない、ということです。
 
「家を出るのが遅くなっちゃったから、駅で電車を止めておこう」ということは一切できません。
 
そうではなく「電車が遅れている」という事実に対する解釈を変えましょう。「遅刻確定だ、最悪」ではなくどう解釈するか?ということです。
 
私の場合、すぐに会社(もしくは学校)に連絡を入れるという前提で
・読書の時間を取れる
・瞑想が出来る
・好きな音楽を聴いて、テンションMAXで会社に到着できる
・「成功者はこういう時にどう動くか?」と考え、成功者に近づくことが出来る!と考える
・「ピンチの時に『人を責めるのか自分に何が出来るのか』ということを神から問われている」と考え自分の成長のために使える。
 

というように考えています。皆さんはどのように考えましたか?

「今は余裕あるから考えられるけれど、その時になったら絶対に慌てて考えられないよ。」と思った方。
 
事実は「電車が遅延した」ということでしかありません。その考え方も、実は解釈な訳です。
 
今ここで伝えているこの考え方が、絶対に正しいということではありません。しかし、私はこのように考えた結果、自分にとって不利な状況と向き合うことができています。
 
人の本当の価値というのは、こういった窮地に追い込まれた時に発揮されます。
 
未来の自分のために行動するのか、マイナスに解釈して愚痴を吐き捨てるのかで、あなたの人生は変わってくるはずです。

ケース2:話すのが苦手

次は、「話すのが苦手」という人の場合を考えてみましょう。
 
1:1なら何とか話せるけれども、人前で話すことや、大人数の飲み会が大の苦手だと考えていたとします。
 
ですが、そういう人にとってはとても苦手なことを、軽々とやってのけてしまう人もいます。
 
そんな人を見て「なんて自分はダメな人間なんだ」と思ってしまうかもしれません。
 
「自分も人前で話したり大人数で話している場に参加したい」と考え、様々な努力をしますが、一向にうまくならず、いつも苦しい思いをして取り組んでいるけれど上手く行かないことばかりです。
 
そして「やっぱり自分には無理だったんだ…」と思い、自信を無くしていきます。
 

こういう悩みを持っている人は、少なくないかもしれません。「上手くいかない→でもみんな楽しそうだから自分も楽しみたい→けど上手くいかない」というような、負のスパイラルに陥ってしまいがちです。

そういう人は、一体どうすればいいのでしょうか。

この場合で言うと、「大人数に対して言葉を発することが苦手」というのは、否定的に解釈しています。言わばネガティブな解釈です。
 
確かに、言葉を発すること自体にあまり自信を持っていないかもしれません。
 
でも、「出来ない部分」のマイナス面を見るのならば、同時に「出来る部分」のプラスの面も見るのがフェアでしょう。
 
それでは「大人数に対して言葉を発することが苦手」ということをポジティブに解釈してみましょう。
 
私なら「1:1で話すことができる」と思い直します。
 
この場合「人と比べない」ということが非常に重要です。自分より優れた人を探せば、キリがありません。そうではなく、自分自身と比較しましょう。
 
結局1:1でも、そうでなくても、話すこと自体は変わらないと考えることで、気楽に望めるようになります。
 
結果として、自分に振られた時だけ話し、後はリラックスして聞いているだけでも上手く溶け込めるようになります。
 
そして、周りの人にも「雰囲気柔らかくなったよね」と言われることが多くなるかもしれません。
 
また、1つの問題を解決したことで、それが自信となり、芋づる式にそれ以外の課題を解決できる、ということもよくあります。
 
他人と比べることは、なんの意味もありません。ベクトルは外ではなく内、つまり自分自身に向け続けることが重要です。

ケース3:気温マイナス5℃の中、飛び込み営業をしなくてはいけない場合

寒い日が続く2月上旬、関東では未曾有の大寒波に襲われました。

まさかの気温マイナス5℃。冷蔵庫の中の方がまだましではないかと錯覚するくらいの冷え込みに、外を行き交う人々はみな下を向き口をつぐんで早足で過ぎ去っていきます。

外を歩くだけで手足は凍え、息は白く、頭の中は「早く帰ってこたつの中でぬくぬくしたい」と考えています。

さて、あなたはこのような状況の中、今日もいつもと変わらず、外回り(=飛び込み営業)をしなければなりません。
 
マイナス5℃の中、飛び込み営業です。誰もが嫌だと考える中、プラスの解釈をすると、どんな解釈が出来るのでしょうか。
 

私なら、このように考えます。

「こんな天気だからこそ、『こんな寒い日は家でゆっくりしておこう』とみんなが思うはず。ということは、在宅率が上がり、契約を取れる確率があがるのではないだろうか?そう考えると、今日は営業マンにとって最高の環境だ!寒さを吹き飛ばすくらい気合をいれていこう!」

ここまで前向きな解釈をするのは、なかなか難しいですが、結果を出したり何か物事を成す人はこういった解釈をサラリとこなします。
 
一見ピンチだと思う場面に直面したとしても、解釈を変えてチャンスだと考え、大きな成果をたたき出すのです。
 
これは何も難しいことはありません。ただ頭の中で考え方、物事の見方を変えるだけです。そういった意味では、誰にでもできることです。
 

まとめ

面接における「あなたの短所を教えて下さい」という質問の本当に意味は、「あなたがこれからぶつかるであろう壁に対し、どのように向き合い乗り越えていきますか?」ということです。
 
企業側、経営者の目線に立つと、違ったものが見えてきます。見方が変われば、答え方も変わってくるはずです。
 
皆さんは、これから初めて社会にでるわけです。生きていれば、必ず壁や試練を迎えることでしょう。
 
その時にどういう風に向き合うのか、もっと言えば「どんな解釈をするのか?」ということを問われます。
 
その時に、マイナスに捉え苦痛を感じるのか、プラスに捉え成長のチャンスだと解釈するのでは、まったく結果が変わってきます。
 

就活だけでなく、解釈の力を上げることは自分の人生をよりよくすることに繋がります。

もし自分にとって不幸だと感じる瞬間があったとしても、「これはどんなプラスの解釈が出来るのか?」と考えてみましょう。

自分の視界が一瞬にして拓けるかもしれません。頑張ってください!

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人気スタイリスト。日本最大級のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」主宰。これまでに著書は5冊出版。累計8万部を突破。読売新聞、朝日新聞、NHK、TBS、テレビ朝日、フジテレビなどメディア出演も多数。

小早川 渉

小早川 渉

パーソナルトレーナー、パワーリフター。パワーリフティング全日本選手権11度優勝、2017年12月現在スクワット日本記録(327.5kg)の保持者。2017年世界選手権6位はじめ、オリンピックに相当するワールドゲームズに2度出場。トップレベルの現役選手でありな...

中村 飛鳥

中村 飛鳥

hair salon Gallica オーナー

表参道の有名美容室で修行を積んだのち、2015年表参道で『hair salon Gallica(ガリカ)』をオープン。オープン間もないにも関わらず、リクルート社『HOT PEPPER Beauty』の AWARD GOLD Prize を受賞。ほどなく『ヘアモード』『リクエストQJ』『ar』『BOB...

高橋 良輔

高橋 良輔

ボクシング東洋太平洋第12代クルーザー級(〜90kg)チャンピオン

26歳(1999年)という遅いデビューながら、2005年には日本人で初めて東洋太平洋ヘビー級タイトルに挑戦。翌2006年には日本人2人目となる同クルーザー級王座を獲得した。 18年におよぶフィットネスキャリアを元に、2013年より“闘う経営者向け”に特化した『闘...

浦 大輔

浦 大輔

ジュニア時代に平成13年度第26回関西ジュニアゴルフ選手権 優勝など、輝かしいタイトル多数獲得し、2001年ゴルフ特待生として名門明徳義塾高校、そして、東北福祉大学に入学。在学中交通事故、家庭の事情により大学を2年で中退。 その後サラリーマンをしな...

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