自己PRで悩み続けた19卒生3人が内定を勝ち取った実際の例文

このサイトを訪れたあなたはおそらく

  • これから本格的に就活をスタートさせる
  • 書類選考や本選考の真っ最中
  • なかなか内定につながらず正直行き詰まった

このどれかに当てはまるのではないでしょうか。

突然ですが、まずは、下記をご覧ください。こちらは私が支援した18卒就活生の支援の実績の一部です。

18卒就活生の支援実績(内定先一部抜粋)

リクルートマネジメントソリューションズ, パーソルキャリア(旧インテリジェンス), リクルートスタッフィング, ネオキャリア, ウィルグループ, マイナビ, パソナ, ディップ, インターワークス,デロイトトーマツコンサルティング, 船井総合研究所, アクセンチュア,  アイドマホールディングス, アビームコンサルティング, ファインドスター, ワークスアプリケーションズ, グーグルジャパン, サイバーエージェント, 楽天,ベーシック, LIFULL, 株式会社キーエンス, コーセー化粧品, アロージャパン, ユニ・チャーム, オープンハウス, ビッグモーター, テンポイノベーション, 三井住友信託銀行, イオン銀行, 三重銀行, 静岡銀行, 浜松信用金庫, 株式会社商工組合中央金庫, SMBC日興証券, JCB, 東京海上日動火災保険…etc

まずお伝えしておくと、あなたが今どのような状況にいようとも、これから先私が伝えることを実行することで、確かな手応えを感じることができればと思います。

そのためには、お金も特殊な技術・才能も必要としません。ここで、お伝えすることを素直に実行してみてください。

ただし、内定獲得のためにはそもそも書類選考に通過し本選考に進むことが必要です。

ですので本記事ではまず、書類選考に通過する自己PRのポイントを重点的に紹介していきます。

内定獲得に近道はありませんが、過去に支援したみんなが結果で証明してくれてるように、伝えたことを1つずつ着実に実行することで、きっと未来につながることでしょう。

最後までぜひついてきてください。

最終更新日:2018年7月30日
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佐々木 英雄
執筆者

佐々木 英雄

2013 年、株式会社しるべを設立。大学生を主な対象に、即戦力人財育成のための教育事業を無償で提供。

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1. 自己PRの例文を紹介してくれる19卒生3名の紹介

いきなり内容に入る前に、まずは今回協力してくれた19卒生3名の紹介をしたいと思います。

 

1人目:専修大学4年 S.Hくん

プロフィール紹介

  • 商業高校から推薦で専修大学に入学。大学での平均GPSは2.65。
  • 1-2年生のときは週に3回飲食店のアルバイトに通う。長期休みの時は1ヶ月に15万円稼ぐ。
  • サークルは入っていない。
  • 遊びでは、いつも同じ6人の友達とつるみ、半月に1-2回飲み会に行く程度。
  • そもそも心配性で自信がないため「就活できるかな」という焦りから就活中は1day インターンシップに10社ほど参加。しかし特別目的もないまま参加したため、今思うと無駄な参加が多かった。

就活期間

  • 2017年8月(大学3年生)〜2018年5月(大学4年生)

内定先

2人目:二松学舎大学4年 N.M さん

プロフィール紹介

  • 普通の高校から自己推薦で二松學舍大学に入学。大学での平均GPSは3.42。
  • ボランティアサークルに所属。
  • 大学では基本友達6人で行動。
  • 基本1人で何処へでも行ける。そのため情報収集から手配まで1人で行い、短期留学にも行った。
  • バイトは長期休暇の時だけの基本ニート。でもバイトで貯めたお金はひたすら貯金。
  • 猫が大好きすぎて、休みの日は愛猫の写真撮影会。

就活期間

  • 2017年6月(大学3年生)〜2018年7月(大学4年生)※ただし本格的に動き始めたのは2018年2月から

内定先

3人目:都留文科大学4年 K.O さん

プロフィール紹介

  • 企業への就職なんて全く考えてなかった国際協力ガール。
  • 国公立か就職かで追い込まれ、無事にセンター推薦で都留文科大学に入学。
  • 学生時代は長期休みに海外に行くことを最優先事項にし、平均3つバイトを掛け持ちして単位を落としまくる。
  • インターンシップはNGOを中心に4つ(それぞれ半年間経験)
  • いろんなこと経験してるすごい奴に見えるが、自己否定がすごすぎてネガティブ期からの脱却に時間がかかる。そのときは徹夜でYoutubeを見まくって、基本何も考えない。
  • 最近は節約情報収集に力を入れている。大学には弁当持参。お金なさすぎ…w

就活期間

  • 2017年8月(大学5年生)〜2018年6月(大学6年生)

内定先

3人とも無事内定を獲得し、最終的に自分の納得いく形で就活を終えることができましたが、プロフィールを見てもらってわかる通り、何も最初から特別だったわけではありません。

バイトに没頭したり、学業に励んだり、とにかく国際支援などの学外活動に力を入れたり…いわゆる”どこにでもいる大学生”であり、つい半年〜1年前まで就活の現場にいたリアルな就活生でした。

しかもうまくいかないことの方が多く苦しんだ経験を積んできたからこそ、彼らのリアルな体験談や内定獲得に至るまでの過程は必ずあなたの役に立つはずです。

ぜひ彼らの声に素直に耳を傾けて欲しいと思います。

2. 自己PRの例文紹介と体験談

さて、ここからは彼らの実体験や実際に使用した自己PRの例文を活用して話を進めていきたいと思います。

またこの記事を通じて、あなたも就活を疑似体験できるよう3人の自己PRの例文は下記の時系列で紹介しています。()内の時期はあくまで目安です。

自己PRの時系列

1. 就活スタートレベル(スタート〜3ヶ月目)
2. 書類選考通過レベル(3〜6ヶ月目)
3. 内定レベル(それ以降)

彼ら3人の成長過程を実際の体験談と事例を通じてリアルに体感して欲しいと思います。

今回あなたがまず目指すゴールは「書類選考通過」です。

あなたが作成済みもしくはこれから作成する自己PRが、彼らの”書類選考通過レベル”の自己PRと同等レベルになっていれば書類選考通過も見えてきます。

ぜひあなた自身の自己PRと見比べながら、まずは”書類選考通過レベル”の自己PR完成を目指してください。それが”内定獲得”への第一歩です。

では、早速見ていきましょう!!

1人目:専修大学4年 S.H くん

  • 自他共に認める平凡な成績かつ実績も特にない
  • 人材系を中心に活動
  • 人材系の企業の特徴として、面接官や人事と対話形式で進める選考が多かったため、自然と自分の背景を語れた

対話形式の選考が多かった彼だからこそ、目立った実績や結果がなかった自分でも結果に変えられたのでは?と彼は語ります。

選考や面接の場で具体的に「どんな質問をされるのか?」そのために「どういう対策が必要なのか?」という視点も具体的に知れる内容になってますので、それを感じながら見て欲しいと思います。

1. 就活スタートレベルの自己PR例文

就活スタートレベル

私は責任感があるところがPRできると思います。

大学生になり、経済と組織を学ぶゼミナールに入ったときの話です。私のゼミナールは昨年創設され、私の代が1期生でした。当初はその影響から、ゼミナールの方向性が定まっていませんでした。その中で、一人ひとりのゼミ生が方向性を決めるための議論に積極的に参加できていない問題を抱えていました。

具体的な原因は、新設から間もないことから、ひとつの発言が方向性に大きな影響を与えるから責任を取りたくない、といものでした。その解決策として、私が初めに発言をして責任を取り、その後にゼミ生に質問をして意見を求めるように行動しました。

その結果、ゼミナール内の雰囲気が良くなり、ゼミ生が積極的に発言するようになりました。また「私、S.H 君がいなかったらゼミナールを辞めてたよ」と言われるようになりました。

社会人になってからは、ゼミナールの経験で発揮した責任感を活かして、周りの誰からも必要と されるように活躍していきたいと思っています。

佐々木

就活スタートレベルの自己PRを見て就活を終えた今どう思う?何を感じる?

student
S.H.

正直当時は「これ最高じゃん!素晴らしい出来だ!」と本気で思ってました。本当に恥ずかしいです。笑 ただ今見てると、この書き方・構成だと抽象的な表現も多く、内容も薄すぎて通過しないよ!と言ってやりたいです。

佐々木

何が課題か、何が問題なのか、教えてもらえるかな?

student
S.H.

企業の人が見たら「この子本当に新設されたばかりのゼミで活躍したの?」と感じると思います。なぜかというと、信憑性が足りず、起こった出来事をただ羅列して書いてるだけだからです。出来事の報告だけでは、企業の人に自分のことを伝えきれません。

佐々木

なぜそう思うのか?この当時の心境や実際の面接・選考でのやり取りを絡めながら詳しく教えてもらえるかな?

student
S.H.

企業や人事担当は、本気で新卒採用している、ということを半年間の就活で学びました。”お金・時間・人” など、企業は多くのコストをかけて、自社に合う学生を”本気”で探しています。その企業の”本気”に対して出来事の報告だけを羅列した書き方だと、まだまだ伝わらない部分が多いです。実際に選考初期の面接の場では、詳しく聞いてくれなかったケースや深掘りされないケースが多くありました。今思うと「この子は企業の視点を何もわかっていないのでは?」と、思わせてしまったのだと思います。

佐々木

その状況を抜け出すために、今思うこの時期に取り組んでおけばよかったと感じることを具体的に教えてもらえるかな?

student
S.H.

たった一つだと思います。それは”企業がどんな気持ちで新卒採用をしているか”を多くの社会人に聞くことです。そして、それを自分の中でしっかり理解したうえで、自分の経験やPRを語れるようになる必要があると思います。企業の本気度や、社会人の意見を聞くために夏や冬に開催される短期のインターンシップに参加するのはかなり効果的だと思います。ただし、目的をもって参加してください。

佐々木解説

S.H.君も自分で語ってますが、非常に抽象的かつ曖昧な表現が多いですね。これは就活初期にほとんどの学生に見られる傾向ですし、最初なので仕方ないとも思います。まずは失敗を恐れず、実際に書いてみること!ここをゴールにしてみてください。

最初からうまく自己PRを書ける人なんていません。最初はこのレベルで大丈夫です!ただ、もしあなたが彼と同じ失敗をしたくないのであれば「相手の背景を理解すること」を早期にやってしまいましょう。

簡潔に伝えますが「企業における採用活動は”投資”」です。利益を上げられる人材になるまでにひとりにつき1千万〜2千万円近い投資が必要です。この視点を踏まえて、改めて就活スタートレベルの自己PRを見た場合どうでしょうか。あなたならそれだけの金額を投資できるでしょうか?採用活動はあなたの成果発表の場ではありません。相手の背景を踏まえて、あなたの魅力を語ることができれば、彼と同じような失敗はしないで済むはずです。

2. 書類選考通過レベルの自己PR例文

書類選考通過レベル

ゼミナール創設から2ヶ月後に「S.H 君がいなかったらゼミナールを辞めていたよ」と言われるまでに成長!!

こういわれた理由は私の責任感の強さが背景にあります。

大学3年生の4月から組織経済学を学ぶゼミナールに入りました。私のゼミナールは昨年創設され、私の代が1期生であり、5人で活動しています。当初はその影響から、組織の方向性が定まっておらず、また一人ひとりのゼミ生が方向性を決めるための議論に積極的に参加できていない問題を抱えていました。

そのことにより、議論が続かず設立から1か月間は、90分でゼミナール活動が終わってしまうという状態が続きました。 具体的な原因は、新設間もないことから、ひとつの発言がゼミの方向性に大きな影響を与えることを恐れ、誰も責任を取りたくない、という考えが蔓延していたことにあります。

そんな状況を何とか解決したいと考え、常に私が初めに発言をして責任を取り、その後にゼミ生に質問をして意見を求めるように行動しました。その結果、ゼミ生が積極的に発言するようになり、ゼミナール終了時間も設立当初に比べ、約60分延びるようになりました。また参加メンバーの1人からは「私、S.H 君がいなかったらゼミナールを辞めてたよ」と言われました。

社会に出てからは、責任感を持って物事に取り組む力を活かして、与えられる側から与える側になり「目の前の人の悩みを解決して、安心を与えられる」社会人を目指していきたいと考えています。

佐々木

この当時の自分の自己PRを見て就活を終えた今どう思う?何を感じる?

student
S.H.

就活初期の自己PRよりは「企業は本気で採用をしている」ことを知ることができたため、企業の面接官や人事に対してセミでの取り組みをよりイメージしやすくするために、活動内容をより具体的に書く必要があると感じました。そこで気をつけたのが取り組みの結果を数字で表現することです。それによって以前より具体的に書けていると思います。ただ、このままのPRで勝負できると思っていましたが、 実際の選考においての面接では、これでもまだ足りず、面接官から鋭い質問やツッコミが来るケースがありました。

佐々木

何が課題か、問題なのか、具体的に教えてもらえるかな?

student
S.H.

僕自身の「人柄」や「性格」が、この文章からはまだまだ見えてこないところがあります。ゼミナール での活動内容や起こった問題への自分なりの対応とその結果を書けていることはたしかです。ただ、 実績やその結果について数字を使って具体的に書かれていても、企業の面接官や人事には僕の「人柄」が伝わっていなかったのだと思います。

佐々木

なぜそう思うのか?この当時の心境や実際の面接・選考でのやり取りを絡めながら詳しく教えてもらえるかな?

student
S.H.

実際の面接の場で「なんでS.H君は責任感を持って自分から積極的に発言するようにしたの?」 と企業の方に聞かれた時に、答えられなくて面接に落ちた経験があるためです。当時は、具体的な事実や実績を語れるようになれば、自分の魅力を伝えられる!!と本気で思っていたのですが、企業側は、それを求めると同時に「なぜそういう行動をしようとしたのか?」「なぜわざわざそういう工夫をしようと思ったのか?」を知りたがっている、というのを面接で落ちた経験を通じて初めて知ることができました。事実や実績を伝えることも大事ですけど、それ以上に「責任感を持って積極的に発言した」という行動を取った理由を聞かれたときに「私はこんな人間でこんな性格だから、その行動を取ったんです」と伝えることが、最も重要だということも知りました。選考に通過しなかった時は正直、自分を否定されたみたいで苦しかったですが、今振り返れば、いい気づきをもらえたな、と思います。

佐々木

それを抜け出すために、いま思うこの時期に取り組んでおけばよかったと感じることを具体的に教えてもらえるかな?

student
S.H.

とにかく自己分析だと思います。なぜ自分は「責任感を持って積極的に発言をすることでこの問題を解決しようとしたんだろう?」と、まずは僕自身がこの疑問に答えられるようにすることによって、面接の際も企業の面接官や人事に自分の言葉で話すことができるようになります。「責任感を持って積極的に発言」をして解決をしようとした理由は、全て僕自身の「人柄」や「性格」に理由があります。そこで、自分の「人柄」や「性格」を詳しく知るためには、過去の自分のことを振り返る必要があります。自分のことは自分にし かわかりません。とことん自分と向き合い、企業の面接官や人事に伝えられるようにするために、改めて自己分析が必須だと思います。

佐々木解説

ひとまずこのレベルで自己PRを完成させることができれば、書類選考は通過するレベルになったと思っていいと思います。最初の導入と最後の宣言も一致してますし、一貫性があるのも伝わりますね。まずはこのレベルの自己PRを目指しましょう。

ただ書類選考には通過するのと最終的な内定につながるかどうかは、イコールではありません。内定につながらないケースのほとんど多くは、彼が経験したように、その成果に至った行動や工夫の背景が相手に伝わっていないことが一番の原因としてあげられます。

ロボットみたいに無表情で感情も反応も一切なく何を考えているのかわからない人とあなたは一緒に働きたいと思えるでしょうか?「最終的にその人と一緒に働きたいと思えるかどうか、という決め手は決して実績や能力だけで決まらないし、決めていない」のです。

「なんでS.H君は俺が何とかしなくちゃっていう気持ちを抱いたの?」という質問はまさに、企業が採用活動を通して「一緒に働く仲間」を探している、という現れだと思います。あなたの背景や根拠を伝えられるようにするためにも自己分析は欠かせません。

3. 内定レベルの自己PR例文

内定レベル

ゼミナール創設から2ヶ月後に「S.H 君がいなかったらゼミナールを辞めていたよ」と言われるまでに成長!!

こういわれた理由は私の責任感の強さが背景にあります。大学3年生の4月から組織経済学を学ぶゼミナールに入りました。私のゼミナールは昨年創設され、私の代が1期生であり、5人で活動しています。当初はその影響から、組織の方向性が定まっておらず、また一人ひとりのゼミ生が方向性を決めるための議論に積極的に参加できていない問題を抱えていました。

そのことにより、議論が続かず設立から1か月間は、90分でゼミナール活動が終わってしまうという状態が続きました。 具体的な原因は、新設間もないことから、ひとつの発言がゼミの方向性に大きな影響を与えることを恐れ、誰も責任を取りたくない、という考えが蔓延していたことにあります。

そんな状況を何とか解決したいと考え、常に私が初めに発言をして責任を取り、その後にゼミ生に質問をして意見を求めるように行動しました。そのような行動を取ろうと思った理由は「俺が何とかしなくちゃ」という感情を強く抱いたためです。地道に取り組んだ結果、設立から2ヶ月後には、ゼミ生が積極的に発言するようになり、ゼミナール終了時間も設立当初に比べ、約60分延びるようになりました。また参加メンバーの1人からは「私、S.H 君がいなかったらゼミナール辞めてたよ」と言われました。この言葉をもらえた時はすごく嬉しかったのを今も覚えています。

そもそも「俺が何とかしなくちゃ」という感情を抱いたきっかけは幼少時代に遡ります。物心ついたときから高校生3年生ごろまで、両親が毎日のように喧嘩をしていました。理由は、お金の問題や教育方針の食い違いです。その中でも特に、父と母がお互いの悪口を私に言ってくることが最も辛かったです。

ただ、私は家族のことが大好きでしたし、大切な家族との暮らしを良くして自分の居所を作りたい、という感情を強く抱いていたため「自分がなんとか仲を保たなきゃ」という気持ちが、行動を後押ししました。このような家庭環境で育ったため、9歳年上の兄がいて、末っ子であり甘えん坊な性格ながらも、責任感を強く抱く性格が形成されたのだと思います。

社会に出てからは、幼少期から培われた”責任感”を持って物事に取り組み、与えられる側から与える側になり「目の前の人の悩みを解決して、安心を与えられる」社会人を目指していきたいと考えています。

佐々木

就活スタートレベル・書類選考通過レベルの頃と比較して内定レベルの自己PRを見てどう思う?何を感じる?

student
S.H.

ここまで書けるようになり、自分がPRした行動の背景や根拠もしっかり語れるようになったおかげで、複数の企業から内定が貰えるようになりました。書類選考の場合は、文字数が増えてしまうので調整する必要はありましたが、実際の面接の場においては、企業の方にも褒められたり評価をもらえる機会が増えました。企業の求めている自己PR内容になっていると実感できて、素直に嬉しかったし、就活が楽しくなりました!!

佐々木

選考において今までの自己PRとの違いや心境の変化などあれば具体的に教えてもらえるかな?

student
S.H.

自分が思う「良い自己PR」と企業が思う「良い自己PR」には大きな差があったことに気がつきました。実体験をしたからこそ言えることです。これを就活初期の段階で気付け!!と言っても、僕自身本当の意味で理解できたかどうか怪しい部分はありますが、この視点を持って、最初から就活をすることができていたら、さらに良い結果につながったのかなと思います。皆さんはぜひ最初からこの視点を持って臨んでください!

佐々木

なぜそう思うのか、この当時の選考でのやり取りや面接官からの質問、それの応対などを絡めながら教えてもらえるかな?

student
S.H.

僕の今の「人柄」「性格」がつくられた過去の話を企業の面接官や人事に伝えられたことで「だからS.H君はそういう行動を取ったんだね」と納得して頂くことができました。この経験を通じて、新卒採用において企業が見てるのは実績や事実以上に「人柄や性格」なんだ、と改めて思いました。企業の面接官や人事は当たり前ですが、僕たちと同じ「人間」です。一緒に働く仲間の人柄や性格が企業に伝わるかどうかが内定に繋がるんだな、と就活を終えた今ははっきりそう思います。

佐々木

最終的に成果に変わった一番の要因はなんだと思う?そのために取り組んだことと絡めて具体的に教えてもらえるかな?

student
S.H.

常に自分に対して「なぜ?」「なぜ?」と問いかけることです。四六時中それをやり続けてたおかげで、ある晩お風呂に入ってる時に「なんで俺は責任感あるんだろう?」と思っていたら、突然、両親との暮らしがあったことを思い出しました。ただ、すぐに思い出すことは中々むずかしいと思います。しかし、普段から考え続けることで、ふと思い出したりするものです。思い出して、今の「人柄」「性格」がつくられた背景を僕自身が理解すること。それが結果として、最終的な内定を勝ち取れるかどうか、選考の合否に大きく影響を与えると思います。

佐々木

最後にこれから就活を迎える就活生へ熱いメッセージをお願いします。

student
S.H.

「売り手市場だから何とかなる」と言っていた友達は中々内定が貰えていませんでした。そういう就活生は多いと思います。ただ、今思えば僕含め、正しい取り組み方を知らない学生が多いだけだと思います。ネットや先輩の情報だけを鵜呑みにしすぎず、正しい取り組み方を知ることが一番大切です。僕の経験や失敗談が少しでもお役に立てれば、幸いです。みなさんの成功を心から応援しています!!

2人目:二松学舎大学4年 N.M さん

  • 学業や部活動を通して実績は申し分なし
  • お手本のような自己PR
  • ただしお褒めの言葉はもらうが内定に繋がらない

彼女の場合、自己PRの例文だけ見ればほとんどの就活生が「この人は苦労しないんだろうな…」と感じると思います。それくらい実績は申し分なしです。

ですが、彼女自身も語っている通り「お褒めの言葉はもらうものの内定になかなか繋がらない…」という経験を多く重ねることになります。それがなぜ起きてしまったのか。その原因を知る貴重な機会になっています。

また”書類選考通過レベル”の自己PRという視点でいうと、お手本のような内容になってますので、その点もかなり参考になるはずです!

1. 就活スタートレベルの自己PR例文

就活スタートレベル

私は自分で決めたことに対して、結果を出せるように努力し続けることができると考えております。

私は、入学当初から現在まで福島の自宅から東京の大学に片道約三時間かけて毎日通っております。東京に住むよりも4万円程安いためです。朝が早く、初めは心身ともに大変でしたが、講義には遅刻・欠席しないように前日に翌日の準備をする時間を逆算して自宅を出るようにする、講義には集中して受講すると決めておりました。

また、空き時間は無駄にしないために勉強に充てるようにし、時間を有効的に活用するように心掛けておりました。その結果二年連続で成績優秀者賞を頂くことができました。学業以外にも空き時間にアルバイトを行い、社会人として大切な言葉遣いや仕事の大変さ・楽しさも学びました。

このような経験から努力し続けることの大切さを学びました。貴社では、より大きな課題に対しても結果が出せるように最後まで努力し続けたいと考えております。

佐々木

就活スタートレベルの自己PRを見て就活を終えた今どう思う?何を感じる?

student
N.M.

当時は書き方も分からなくて、ただネットにある書き方を真似しただけ。なのに根拠のない自信だけあって「成果残してるし通過するでしょ」と社会人もエージェントもろくに利用しないで、余裕こいていました。その結果この当時は、書類提出する企業はことごとく通過せず全滅しました。本気で自分に向き合わないで作ったPRなんて採用側の心に届くはずなんてないし、根拠のない自信ほど当てにならないです。

佐々木

何が課題か、問題なのか、具体的に教えてもらえるかな?

student
N.M

そもそも表現に抽象的なものが多いので、自分のやってきた実績や結果を具体的な数値などを盛り込んで語れるようにすることは最低限必要だと思います。ただし、PRしている実績とその実績に繋がった過程のみでは面接官や採用担当の人事たちには一切伝わりません。そもそも何故取り組もうと思ったのか?なぜそんな工夫をしようとしたのか?の根拠(自分の考え)も大事だと思います。

佐々木

なぜそう思うのか、この当時の心境や実際の面接・選考でのやり取りを絡めながら詳しく教えてもらえるかな?

N.M.

書類が通過するようになり、面接までこぎつけた頃「どうしてN.Mさんはそこまで頑張ったの?」「なんでそこまでしたの?」と深掘りされて言葉に詰まってしまったからです。これだけやって成果あげてきたし大丈夫!と思ってたのに、実際に聞かれるのはその先のことばかり。当時は何故その行動や考えを持ったのか?まで理由付けすることができてなくて、質問の回答に詰まってばかりでした。事前にその背景まで理由付けできていると詰まりにくくなると思います。実際に面接で逆質問した際も「その質問をした理由は何」と聞かれて、それもまた抽象的な解答になってしまいました。準備してないものは全部バレてると思った方がいいです。

佐々木

それを抜け出すために、いま思うこの時期に取り組んでおけばよかったと感じることを具体的に教えてもらえるかな?

student
N.M.

具体的な実績を数値で語れるようにしておくことは最低限必要ですが、同時に本気で過去の自分に向き合うこと!そして、一つ一つに理由や根拠を明確に持っておくことが大事です。といういか、内定獲得するならそれしかないです!

佐々木解説

N.Mさんも語ってる通り、ネットにある書き方を真似しただけでもそれっぽい自己PRになるので驚きですね。実際、最初と最後の強みにも一貫性がありますし、初期の頃とは思えないくらい、数字も盛りこもう!という意識が見えます。

これはすごくいいですね。ただし、まだまだ具体性や根拠が足りてない、というのも頷けます。先ほども伝えましたが、初期の自己PRにおいて、ほとんど多くの学生に足りないのが、企業における採用活動は「投資」であり、新卒採用に関して金銭面だけを切り取ったとしてもひとりにつき1千万〜2千万円近い投資が必要だという視点です。

この視点を踏まえて、彼女の自己PRを見た場合もどうでしょうか、あなたなら投資できるでしょうか?正直まだ弱いですよね。S.Hくん同様、彼らと同じ失敗をしないようにするためにも、企業の視点は早期に持って欲しいですね。

2. 書類選考通過レベルの自己PR例文

書類選考通過レベル

私は負けず嫌いな性格です。

具体的には2つあります。

まずは、スポーツや学業などにおいて常に上を目指してきたことです。

特に高校の試験では「クラス1位」を目標にしていましたが、1位になれず何度も悔しい思いをしました。目標達成のために「視覚的記憶力を活かしたノートのまとめ方」「友人や先生に質問する」この2点を意識し続けたことにより、3年最後の試験で1位を獲得できました。

大学でも同様な点を意識した結果、学部生200名のうち成績上位10名に授与される「成績優秀者賞」を3年連続で頂きました。

2つ目は、スーツ販売の接客で個人売上げを5倍以上上げたことです。

私は元々極度の人見知りでしたが、「この性格のままでは今後困るのは自分自身」と考え、敢えて提案型の接客業を選択しました。初めの1ヶ月の平均個人売り上げは3万円と低く、力不足を痛感しました。そのため、契約終了までの3か月間で5倍の15万円を目標に設定しました。

達成するために、自主的に学習・行動し商品知識を深める、言葉遣いに気を付けた積極的なお声掛け、お客様が求める以上のものを提案、この3点を意識して接客しました。また、コミュニケーションを取る際にお客様の表情の変化も汲み取るように心掛けました。その結果、目標以上の17万円を達成することができました。

私は、これからも持ち前の負けず嫌いを生かして、貴社でも常に向上心を高く持ち、結果を出して貢献します。

佐々木

この当時の自分の自己PRを見て就活を終えた今どう思う?何を感じる?

student
N.M.

初期と比べると伝えたいことが数字も絡めてより具体的に伝えられるようになったと思います。ここに至るまでに、いくつかの就活エージェントを利用したり、社会人の方に相談・添削してもらったことで、設問の意図やアピールの仕方を理解し、工夫することが、企業側の心に響くものになるとやっと分かってきて、書類選考はほとんど落ちなくなりました。もっと早くに周りに頼るべきだったと今になって思います。ただ、本選考ではこれでもまだうまくいかないケースの方が多かったです。

佐々木

何が課題か、問題なのか、具体的に教えてもらえるかな?

student
N.M.

数字も絡めて具体的に実績を伝えられるようになりましたが、人が行動起こすのは過去の積重ねからきてるからこそ、行動を起こしたきっかけ、その行動に至った理由・背景が明確じゃないと通用しません。本番の選考でそれを語れないと内定獲得まで届かないですし、実際、面接官や人事の反応も「そうなんだ。」だけで終わる面接が多かったです。

佐々木

なぜそう思うのか、この当時の心境や実際の面接・選考でのやり取りを絡めながら詳しく教えてもらえるかな?

student
N.M

実績だけ語っていた時は、実際の面接でも深掘りがあまりされなかったです。それから、返答として多く返ってきたのは「君凄いね。頑張ったんだね。」のお褒めの言葉だけだったことが挙げられます。最初の頃は鵜呑みにして次の選考に進めそう!と期待してましたが、そういう返答がある選考ほど、次の機会にはつながりませんでした。結果一次選考や二次選考で落ちることが多かったです。数字を盛り込んで具体的な実績を語ればエントリーシートや書類選考は通過しやすくなりましたが、実際の選考で目の前にいる面接官や人事はそれだけでは興味・関心を示してくれないのがこの時期は嫌というほどわかりました。

佐々木

それ抜け出すために、いま思うこの時期に取り組んでおけばよかったと感じることを具体的に教えてもらえるかな?

student
N.M

人によるかもしれませんが、幼少期の頃含めて昔の自分としっかり向き合うことだと思います。色々選択肢がある中で、何故その選択、何故その行動をしたのかをよく考えると本当の自分が見えてきます。それを早く思い出すことです。あわせて、個人的にですが早い段階でエージェント等を利用しておくべきだとも思いました。私のお勧めは、独自のイベントを開催しているエージェントのイベント参加です。具体的には、学生を企業がスカウトする形で展開してる逆求人系のイベントです。こういうイベントは、学生も企業に対してPRしますが、それだけで終わらず、面接官や人事から積極的に深掘りをしてもらえるような選考が多かったです。なので、自然と自分の背景を語ることができ、次につながりやすかったように思います。ただし、目の前の数字や利益だけを追いかけるエージェントさんも多くいますし、そもそも自分の過去としっかり向き合っていなければ、面接官や人事が積極的に過去を掘り下げてくれても、何も語ることができないので、その見極めや準備は最低限必要になると思います。

佐々木解説

すごいですね。具体性が一気に増したのが伝わると思います。彼女の紹介をする際も伝えましたがお手本のような自己PRだなと思います。このレベルで実績や自分の取組みを完成させることができれば、書類選考はほぼ通過します。間違いないです。

ただし!です。書類選考には通過するのと最終的な内定につながるかどうかはイコールではありません。彼女もそれは同様だったようですね。「すごいね、頑張ったんだね」と褒められるけど選考や面接が上手くいかない、というのはまさにです。

行動を起こしたきっかけやその行動に至った理由・背景を明確にすることであり、そのためには過去の深掘りや自己分析が改めて重要だ、と彼女も語っています。「最終的にその人と一緒に働きたいと思えるかどうか、という決め手は決して実績や能力だけで決まらないし、決めていない」のです。「君すごいね。頑張ったんだね」という返答以降、深掘りがなかった理由は、企業の面接官や人事が彼女の話を聞いて「一緒に働く仲間」として見られなかったという現れですね。あなたの背景や根拠を伝えられるようにするためにも自己分析は欠かせません。

3. 内定レベルの自己PR例文

内定レベル

私は負けず嫌いでいることを大事にしています。

実際私は高校時代、学業と部活動の両立に一番力を注ぎ、学業では3年最後の試験で学年1位、部活動では書道で福島県代表に選ばれ全国出展を実現させました。

中学生時代、部活動に注力しすぎて学業との両立ができませんでした。この経験から高校では学業、部活動共に両立させるだけでなく、結果を必ず残すと決めました。しかし、思うような結果に繋がらず、何度も悔しい思いをしました。それでも、「学年1位になる」目標を実現させるために「視覚的記憶力を活かしたノート作り」「理解できない部分は先生や友人に聞く」この2点を3年間続けました。その結果、3年最後の試験で学年300人中1位になることができました。

部活動の書道においても「手本の細部にまでこだわる」「空白部分にも意識を向ける」この2点を行った結果、福島県代表に選出され、全国大会に出展することができました。これらの結果を出したことにより、周囲の反応も変わりました。

クラスメイトからは、問題の解き方など頼られるようになり、先生からは期待してもらえるようになりました。個人が成長することで、より多くの人に頼られたり期待してもらえたりすることを実感しました。私はこれこそが自分の喜びに変わることを負けず嫌いを発揮することで知ることができました。

何故そういう取り組みをしたかというと一番になりたいと、思ったからです。そもそも私にはそういう感情を抱くようになったきっかけがあります。

それは、物心つく前から自然と養われました。私には兄、姉、弟がおり、毎日のようにどんなに小さな事でも勝負をしていました。一方が負ければ再度勝負を何度も続けました。それにより、やるからには納得のいくまでやり続ける、誰にも負けたくないという思いが日に日に強くなっていきました。年齢が上がると共に経験の幅が増え、その経験を通じて、個人が成長することで、より多くの人に頼られたり貢献できたりすることを実感しました。私はこれこそが自分の喜びに変わることを負けず嫌いを発揮することで知ることができました。だから私は先程お伝えした高校時代の取り組みに対しても、一番になりたい思いが強くなり、結果として、学業で学年1位、書道で全国出展ができたのだと思います。

私はこれからも負けず嫌いでいることを大事にした上で、輝き続け誰からも頼りにされる生き方を実現したい、とそう考えています。

佐々木

就活スタートレベル・書類選考通過レベルの頃と比較して内定レベルの自己PRを見てどう思う?何を感じる?

student
N.M.

具体的な実績を数値も盛り込んで語れているのはもちろんですが、高校や大学で起こした行動の要因に幼少期の体験が影響している、ということを自分自身理解していたため、企業の面接官や人事に対して、本当の自分が伝わりやすくなったと思います。エピソードを通して過去からずっと同様に行動してきたことが分かるため、面接官や人事から見たときに入社後も同様に取り組んでくれるのではと感じるようなPRになったのかな、と思います。

佐々木

選考において今までの自己PRとの違いや心境の変化などあれば具体的に教えてもらえるかな?

student
N.M.

就活スタートレベル・書類選考通過レベルの自己PRで選考に臨んでいた時は、よく面接官の顔色を伺って、自分の思いや考えが相手に引っ張られてしまってました。そもそもの目的が内定を獲得することになり、例えば「入社したら何をしたいか」という質問に対しても、企業ごとにやりたいことを変えていました。ですが、内定レベルの自己PRが出来てからは、自分の価値観を自分の言葉でしっかり定義できていたことで、思いがブレなくなりました。気持ちの面では書類選考通過レベルの自己PRで臨んでいた頃はどんどん上手くいかなくなり、毎回不安しかなかったですが、内定レベルの自己PRで語れるようになってからは改めて自分に自信が持てるようになりました。それが面接官や人事にも伝わったんだと思います。

佐々木

なぜそう思うのか、この当時の選考でのやり取りや面接官からの質問、それの応対などを絡めながら教えてもらえるかな?

student
N.M.

自分の価値観や思いがしっかりと固まっていたことで、どのような質問に対しても自分の持っている考えを主張できるようになりました。最初の頃は「正しい回答をしないと!」と思い込み、訳のわからない回答を繰り返してましたし、ただお褒めの言葉をもらうだけの選考が多かったのですが、内定レベルの自己PRが出来てからは”正しい・正しくない”ではなく、自分の考えを主張できるようになりました。 実際、面接官や人事から否定的な意見や鋭い質問で返されても「そういう考えもあると思います、ただし私はこう思っています」というように相手の質問や意見に対して動じることなく冷静に返答できるようになっていました。結果、面接官や人事ともしっかり対話できるようになっていたことが大きな変化でした。

佐々木

最終的に成果に変わった一番の要因はなんだと思う?そのために取り組んだことと絡めて具体的に教えてもらえるかな?

student
N.M.

自分に自信が持てたこと、他人の価値観に引っ張られずに意見を主張できていたことだと思います。そのために、価値観の定義、自分の生き方、過去の振り返り、など徹底的な自己分析を行いました。その結果「やれるところまでやった!」という気持ちと「自分は自分なんだ!」という気持ちで面接に臨めたため、正解探しや表面上の言葉ではなく、自然と本心からの言葉を言えるようになり、目に見えて自信が伴ったと思います。この気持ちは社会に出てからも大切にしたいです。

佐々木

最後にこれから就活を迎える就活生へ熱いメッセージをお願いします。

student
N.M.

就活は1人でやるのは本当に良くないです。うまくいかない時期は自分に自信も持てなくなり本当苦しかったです。周りの結果は気になるし、自己嫌悪になるし、いいことなし。そのためにも、確実に信頼できるエージェントや社会人と出会うことも大切だと思います。私も初めは1人で就活していましたが、行き詰まり、辛い思いをしました。そんな時に「私は私のままで良い」と気づける人に出会えました。納得のいく就活にする為に良い意味で周りを利用しましょう!!

3人目:都留文科大学4年 K.O さん

  • ESで1社も落ちたことがない
  • 自己PRも内容には不安を感じていなかった
  • にもかかわらず完全に行き詰まって6月まで内定0

彼女は今回、自分の経験を共有してもらうにあたってこのように話してました。

「実はESは1社も落ちたことないんです。自己PRも内容には不安を感じてなくて、それよりも面接でどう言うかをずっと悩んでいました。書類は通過するのに面接では上手くいかない。そんな自分の経験が役に立つとは思えないんです」と。

最近はネットにも自己PRの構成方法や例文集が様々拡散されてますので、自己PRを作成するだけであれば、かなりやりやすくなっています。ですが、ここ最近は彼女と同じように本番の選考や面接で上手くいかなくなる学生が増えて来ているな、と感じるのも事実です。

だからこそ彼女の経験も必ずあなたの力になるはずです。ぜひ真剣に彼女の声に耳を傾けてみてください。

1. 就活スタートレベルの自己PR例文

就活スタートレベル

大学でカンボジア教育支援団体に所属したが、設立したばかりの団体基盤は不十分で、100人超いたメンバーも徐々に5人程に減った。

現地を訪れた代表と他メンバーの熱量の差に原因を感じ、大学1年の夏、以下のことを実行した。

1)現状を把握するため1人で現地へ行き、小学校などで調査を実施
2)活動に対する不満や要望、期待を一人ずつ直接聞き、改善策を提案
3)カンボジアに関する勉強会や国際協力に関する上映会、意見交換の場を設け、現地に行ったことがない、行くことができないメンバーも志が同じくあるように努め“カンボジアの小学校へ本を届ける“、目標を同一化し、達成に向け様々な取り組みを実施した。

翌年には教育物資を現地の小学校へ贈ることができ、それを4年間継続させている。この経験から、積極的に行動し続けていれば道が見えてくるということ、自分の考えを発信し、相手が伝えたいことを汲み取り信頼関係を築くことの重要性を学んだ。

佐々木

就活スタートレベルの自己PRを見て就活を終えた今どう思う?何を感じる?

student
K.O

実績は具体的だし、見せ方も工夫してるな、というのは感じます。自画自賛ですね。ただそれだけを述べていて、何をアピールしたいのか全然わからないです。ネットを参考にしながら考えたのですが、今見ると「人物像が見えなくて怖いなぁ…」という印象を受けます。今だからこそ分かることですね。

佐々木

何が課題か、問題なのか、具体的に教えてもらえるかな?

student
K.O

ES(エントリーシート)の通過率は当初から高かったのですが、その後の面接でかなり苦労しました。「なぜ自分はこういう行動をしたのか」をちゃんと考えきれていなかったので、せっかく面接に進んでも、ただただ行動力がある子で終わってしまっていました。企業の面接官や人事から見たときに、これから一緒に働く仲間になるという想像をしてもらえなかったんだと思います。

佐々木

なぜそう思うのか、この当時の心境や実際の面接・選考でのやり取りを絡めながら詳しく教えてもらえるかな?

student
K.O

「自信がなさそうにみえる」とよく言われていました。結果、うまくいかなくなるにつれ、ネットで調べた「型」に当てはめ、それっぽくてかっこいい自己PRを作っただけだったので、自分の経験が自分のものではないような感覚になってました。あわせてこの時期は「とにかく内定を取らなきゃ」と思っていたので、感情を無視して周りに置いて行かれないように必死でした。その結果“本当の自分をアピール”することができず「なんて自分はダメなんだろう…」とさらに負の連鎖におちいりました。書類は通過するので「なぜこれでダメなのか」その理由が全く分からず正直本当に苦しかったです。

佐々木

それを抜け出すために、いま思うこの時期に取り組んでおけばよかったと感じることを具体的に教えてもらえるかな?

student
K.O

“就活”の目的をちゃんと理解しておくべきだったなと思います。就活解禁とかメディアで報道される“就活”ワードに勝手に焦りを感じて「就活 スケジュール」を検索し、周りがしていることをひたすら真似していました。それ自体は今も決して悪くないと思うのですが「“就活”とは何なのか?」という私にとって”就活”の意味付けをしていなかったので、ただただ毎日疲れて終わっていました…。そもそも早めに内定を取っている人が良いわけではないし、それで優秀かどうかは決まらないと思います。今だからこそ、ただただ、周りに左右されない自分らしい“就活”を進めてねって言ってあげたいです。

佐々木解説

最初からここまで書けるなんてすごいですね!実際ESでは一社も落ちたことがない、というのも頷けます。見せ方の工夫もいいですね。箇条書きで自分の取り組みをわかりやすく見せてくれてるので、読み手としては内容がすっと入ってきます。

採用活動は投資である、という視点で見たとしても、この内容であれば、一度会ってみたいない、と思わせてくれる内容ですよね。彼女も語ってますが、ネットで調べた「型」をそのまま実行するだけでもある程度精度の高い自己PRを作成することが可能です。実際彼女は書類選考に1度も落ちていないわけです。

ですが肝心なのはその後です。書類選考に通過するだけがゴールなら、ネットの情報だけで十分ですが、あなたが目指しているのは決してそこではないはずです。まずはこのレベルを目指して欲しいですが、決してそこで満足しないで欲しい、と思います。

2. 書類選考通過レベルの自己PR例文

書類選考通過レベル

大学入学と同時に途上国への教育支援とそれを促進するカンボジア教育支援団体に所属しましたが、設立したばかりの団体基盤は不十分で、100人超いたメンバーも徐々に5人程に減りました。理由は、団体は設立してから1年も経っておらず、支援目標や活動の基盤ができていないことが原因です。

現地を訪れた代表と他メンバーの熱量の差に原因を感じ、私は残ったメンバー全員で何か貢献できないかと考え、大学1年の夏、以下のことを実行しました。

1)現状を把握するため1人で現地へ行き、小学校などで調査を実施
2)活動に対する不満や要望、期待を一人ずつ直接聞き、改善策を提案
3)カンボジアに関する勉強会や国際協力に関する上映会、意見交換の場を設け、現地に行ったことがない、行くことができないメンバーも志が同じくあるように努め“カンボジアの小学校へ本を届ける“、目標を同一化し、達成に向け様々な取り組みを実施

上記を実施する過程でメンバーそれぞれの熱い思いを知りました。私は “カンボジアの小学校へ本を届ける”プロジェクトリーダーを担い、皆の長所を生かした役割分担を決め、週2回進捗状況を確認し、思いを共有する機会を設定。各々が自分の目標を持ち活動できる雰囲気作りを心掛け、その結果翌年には本100冊を現地小学校へ贈呈することができました。

この経験から、多様な価値観を認め、相手が伝えたいことを汲み取り信頼関係を築く大切さを学びました。

佐々木

この当時の自分の自己PRを見て就活を終えた今どう思う?何を感じる?

student
K.O

初期の頃の文章を少し改善して具体的な数字と役割を加えましたが、“想い”の部分が全く伝わってこないと思いました。読み手である企業の面接官や人事が知りたいことは「どんな困難があって、そのとき何を思って、どうしてその行動をとったのか」が気になると今だからこそ分かるのですが、“サークルの組織作り”というありきたりな自己PRだけではそれが全く文章化できてないなと感じます。

佐々木

何が課題か、問題なのか、具体的に教えてもらえるかな?

student
K.O

自分の気持ちと向き合うことができていなかったことが課題だと思います。“わたし”を知ってもらう努力をしていないし、相手に期待して、行動力を示せばイメージして理解してくれるだろうと完全に甘えていました。

佐々木

なぜそう思うのか、この当時の心境や実際の面接・選考でのやり取りを絡めながら詳しく教えてもらえるかな?

student
K.O

自分で自分を理解していないので、面接で深堀されたら何も答えることができなくなっていました。実際「何でそんなに頑張ったの?」と聞かれたときに、万人がするような受け答えでごまかしていました。当然、それでは面接は通らないし、真摯に向き合ってないことがばれていたんだと思います。この時期は面接で何が聞かれるか不安で常にビクビクしてました。選考に行くのが怖かったです。ですが、そもそも自分が面接官や人事の立場になって考えたとき、自分ならどんな子を採用するか?というと“一緒に働きたい子”を採用します。その“一緒に働きたい子”はどんな条件なのか、それを考えたときに、今の自分じゃダメだと気付くことができました。

佐々木

それを抜け出すために、いま思うこの時期に取り組んでおけばよかったと感じることを具体的に教えてもらえるかな?

student
K.O

自己分析をしなさい!と伝えたいです。もともと衝動的に色々チャレンジしてしまう性格で、あんまり気持ちの面を意識してこなかったんです…。なので「何でこれしたんだっけ?」と思い出すことが苦しくなって、考えることから逃げていました。自分の本質は自分しかわからないのに、そこから逃げていたので面接で納得してもらえるようなことを言えませんでした…。自分の過去から目を逸らさないこと。これに尽きます。そこに全ての答えがあると思います!

佐々木解説

この自己PRも書類選考通過レベルの自己PRを完成させる、というゴールは十分達成させられてます。1社も落ちていないので当然なのですがw ぜひ彼女の自己PRの例文も参考にしてほしいです!それくらい良くできてます。

ですが「人物像が見えなくて怖いなぁ…」「何でそんなに頑張ったの?」と聞かれて答えられない、という状況が生まれたり…「なんでS.H君は責任感を持って自分から積極的に発言するようにしたの?」「どうしてN.Mさんはそこまで頑張ったの?」「なんでそこまでしたの?」これは先ほどの2人も同じことを語ってますね。

実は実際の選考において、実績や成果について突っ込まれることはほとんどありません。「本当に達成したの?」「ちょっと盛ってるんじゃないの?」なんてことはまず聞かれません。そうではなく、選考で実際に聞かれる質問のほとんどは「なぜその行動をとったのか」「なぜそこまで頑張ったのか」というあなたの背景を把握するための内容ばかりです。

書類選考で使用する自己PRは文字数制限などもあり、そこまで深くは語れませんが、そこで満足して準備を怠ると、3人と同じような状況になりかねません。このレベルの自己PRが作成できれば、書類選考はまず通過しますが、それと内定獲得はイコールではないことを忘れないで欲しいと思います。

3. 内定レベルの自己PR例文

内定レベル

私は「達成すること」を大切にしています。

実際私は大学時代にサークル活動に力を注ぎ、2年間で廃止寸前だったサークルを立て直し、15万円の資金を集め、翌年に100冊の本をカンボジアの小学校へ届けました。

私は少学生の時から「途上国の人の力になりたい」と思っており、大学入学と同時に団体に所属しました。しかし、同団体は設立から1年も経っておらず、不明確な目標と活動内容に不満を感じたメンバーが次々に辞めていき、結果半年たたずに5人になりました。ですが、ここで私も諦めたら何も変えられないと思い、自らカンボジアに訪れ、調査を実施しました。インタビューを進める中で”教育”が一番求められていることを実感し、帰国後、代表や去っていったメンバーとも問題について話し合い「小学校へ100冊の本を届ける」を目標とします。私はプロジェクトリーダーとして各々の長所を生かした役割を決め、ひとりひとりが自分の目標を持ち活動できる雰囲気づくりを徹底しました。その結果、翌年には目標だった100冊の本を現地の小学校へ贈ることができ、ソロプチミスト日本財団から学生ボランティア賞を頂くことができました。

なぜ私がそういう取り組みをしたかというと、物事の達成にこだわることで、何のスキルも能力もない私でも、乗り越えようとする中で自信の無い自分にも打ち勝つことができ、周囲の背中を後押しできると思ったからです。

そもそも私にはそういう感情を抱くきっかけになった出来事があります。それは、大学1年生の夏にカンボジア一人旅から帰国後、学内で帰国報告会の機会を頂いたことです。会終了後、参加者の1人から「大学1年生で、しかも女の子で一人旅すごい!勇気を貰った!私も挑戦する」と声をかけてもらいました。当時のわたしは中学生の時のいじめが原因で自分に自信を持つことができず、消極的な性格だったのですが、そんな自分を変えたくて、自分のために挑戦した一人旅だったはずなのに、何かを“達成”することで、誰かの背中を押すことができることを知り、大きな喜びを感じました。それをきっかけに、物事の達成にこだわり、そのために自分がやるべきことを考えて行動し、周囲が喜ぶことは何かを考えるようになります。

この経験を通じ、私は、先程お伝えした大学時代の取り組みに対しても、あえて難題に挑戦することで、みんなの励みになるような行動は何か、どうすれば達成することができるかを考え抜き、結果としてカンボジアの小学校へ100冊の本を届けることができたのだと思います。

私はこれからも挑戦し続け「達成すること」にこだわり、そのために自ら考え行動する姿勢と結果を通して、周囲の背中を後押しできるような生き方を実現していきます。

佐々木

就活スタートレベル・書類選考通過レベルの頃と比較して内定レベルの自己PRを見てどう思う?何を感じる?

student
K.O

文章を見て、やっと“人となり”を感じることができたと思います。自分が最も大切にしていること。例えば「なぜサークル活動に力を注いだのか」「なぜ困難な状況の時に諦めずに活動を続けたのか」その時の想いが伝わってくるように感じます。自分の行動力の核を見つけたことで、面接でも何を大事にしているのか自信をもって話すことができました!

佐々木

選考において今までの自己PRとの違いや心境の変化などあれば具体的に教えてもらえるかな?

student
K.O

就活スタートレベル・書類選考通過レベルの頃は企業が求めている人物像に寄せ過ぎて、自分を見失っていました。お祈りメールがくる度に、今まで経験してきたことにも全く自信が持てなくなり、学生時代に頑張ったことを言えなくなりました。達成したことは事実でも、あらゆる就活サイトを参考にして構成した文章が、どうしても自分のものではないような気がして…。ですが、内定を取ることがゴールじゃないと気付いて、自己分析に改めて取り組み、自分のあり方が明確になったことで、それ以降は企業に合わせた自分を作り出すのではなく、思っていることを堂々と伝えることができるようになりました。

佐々木

なぜそう思うのか、この当時の選考でのやり取りや面接官からの質問、それの応対などを絡めながら教えてもらえるかな?

student
K.O

価値観を言語化することで「これだけは譲れない!」という軸を決めたことは自分の変化に影響していると思います。この軸を伝えてそれで受け入れてもらえなかったら、自分には合わなかったんだと思うようにしました!! ですが、それを決めてから改めて企業を探し始めて、選考でも自分の思いを伝えると、面接官や人事の方々から「面白いね!」って言ってくれることがほとんどでした。こんなに相手の反応って変わるんだ!と発見の連続でした。それによって自分でも自信を取り戻していってるのを実感しました。就活スタートレベルの自己PRもよくできてたと思いますが、それだけではやはり採用されなかったと思います。まずは自分の軸を定めること、その上でその軸に合うかどうか?を知名度や業種・業態にこだわらず幅広く“ご縁”探しをすることが内定に繋がったんだと思います。

佐々木

最終的に成果に変わった一番の要因はなんだと思う?そのために取り組んだことと絡めて具体的に教えてもらえるかな?

student
K.O

自分と徹底的に向き合ったことだと思います!自分の価値観を定義づけして、その価値観が生まれた原体験とエピソードを洗い出しました。自分をちゃんと知ることで相手にも自信を持って伝えることができるようになりました。それから、社会人の方に自己分析を協力して頂いたり、お仕事のお話しを聞いてイメージと現実のギャップを確かめに行ったことも要因だと思います。就活を始めてから100人以上は会ったと思いますが、OB訪問っていう概念をとっぱらって、業種・職種を固定せず、たくさんの方の経験を聞くことで最終的に自分の志望企業を決められたことはよかったと思います。

佐々木

最後にこれから就活を迎える就活生へ熱いメッセージをお願いします。

student
K.O

「内定」を取ることにこだわらないで欲しいです!自分は将来どうなりたいのか、何がしたいのか、その気持ちに正直になってください。もし今やりたいことがなくても、自分が絶対に譲れないことを考えてみてください!それをちゃんと言語化して伝えることができたら、あなたの勝ちです!私は完全に“就活”という言葉に踊らされて、嫌になって現実逃避もしたのですが…。今振り返ってみると自分の人生を深く考えることができた良い期間でした。就職することをゴールにせず、自分の想いを大切にした就職活動をしてください(*^^*) 応援しています!!

3. 書類選考に通過する”自己PR”とは

ここまで3人の自己PRの例文と彼らの体験談を時系列に見てきましたがどうでしたでしょうか?

書類選考通過に必要な自己PRと内定獲得に必要な自己PRが実は一緒ではないということに気づけたでしょうか。そこに気づけたなら第一段階としてはクリアです。

なぜなら、冒頭にお伝えしていた通り”内定獲得”のために一番最初にクリアするべき障害はまず”書類選考”だからです。

どんなに面接の練習を繰り返して、準備万端の状態を作ったとしても、まずは書類選考に通過しなければ、内定獲得はありえません。

最後は”書類選考通過レベル”の自己PRに必要な具体的なポイントをお伝えしていきたいと思います。

3.1. 通過する自己PR・通過しない自己PR

書類選考に通過する自己PRの特徴

  • 具体的に書く(S.Hくん)
  • 取組みの結果を数字で表現する(S.Hくん)
  • 具体的な事実や実績を語る(N.Mさん)
  • 設問の意図を理解する(N.Mさん)
  • 具体的な数字と役割を加える(K.Oさん)
  • 「型」を参考にする(K.Oさん)

書類選考に通過しない自己PRの特徴

  • 抽象的な表現が多い(S.Hくん)
  • 起こった出来事をただ羅列(S.Hくん)
  • 企業の視点をわかっていない(S.Hくん)
  • 自分と向き合わないで作成(N.Mさん)
  • 表現に抽象的なものが多い(N.Mさん)

上記は、先ほど見てきた3名の体験談から彼らの声を一部抜粋して書類選考に通過する自己PRと通過しない自己PRの特徴をそれぞれ並べてみたものです。

どうでしょうか。こうやって並べてみるだけでも書類選考に通過する自己PRと通過しない自己PRの違いがわかるのではないでしょうか。

3.2. 書類選考通過レベルの自己PRに必要な3つのポイント

繰り返しになりますが、あなたがまず目指すべきは「書類選考通過」です。彼らの意見を踏まえ”書類選考通過レベル”の自己PRを完成させるために必要な要点をまとめるとこの3点になります。

3つのポイント
  1. 採用活動を行う企業の視点を持つ
  2. 抽象表現をしない
  3. 数字を盛り込み、具体的にする

実は書類選考に通過する自己PRを完成させるために押さえておくべきポイントはあなたが思っているほど難しくありません。

1.については、3人の就活スタートレベルの自己PR例文「佐々木 解説」にも記載してますので、そちらを参照して欲しいのですが、一言で言うと「企業の採用活動は”投資”である」という点をしっかり理解しておくことに尽きます。

ここが理解できるようになると、なぜ抽象表現がNGなのか、数字を活用した具体的な表現が重要なのか、すぐにわかるはずです。

突然ですが、今から伝えることを想像してください。あなたはプロ野球チームのスカウトマンです。目の前には2人の野球選手がいます。

どうしてもプロになりたいんです!これからも頑張ります!努力します!よろしくお願いします

student

通算本塁打100本!最後の夏には全国4000校の頂点に立ち、甲子園で優勝しました。これからもナンバーワンになるため結果にこだわり続けます

前提として、プロ野球選手の平均年俸は3712万円(16年12月時点)と言われています。つまり、どちらかをスカウトした場合、平均で年間3000万円以上のお給料の支払いが必要になります。

さあ、あなたならどちらをスカウトしたいと思いますか?

…聞くまでもないですね。笑

ここで押さえておいて欲しいポイントは、今あなたが頭の中で想像したそのイメージです。”プロ野球選手の平均年俸が3000万円以上”という情報をもらった瞬間、選ぶための基準が自然できたはずです。それは「平均年俸3000万円以上の活躍をしてくれる選手かどうか?」という基準です。この基準で2人のPRを判断しませんでしたか?

つまり、これが採用する側の視点なのです。

書類選考は本選考や面接と違い、企業の面接官も人事もまだ”あなた”に会っていません。そもそも書類選考は本選考や面接で会いたいと思える相手かどうか?を判断するためのものなのです

ですからまずは最低限、企業からの投資に値する人物かどうか?を書類の段階で示しておく必要があります。「会いたい!」と思わせなければいけないということです。

”書類選考通過レベル”の自己PRを完成させるには「企業の採用活動は”投資”である」という視点を持つことが重要です。企業の視点が理解できれば「2.抽象表現をしない」「3.数字を盛り込み、具体的にする」ことを通じて、投資に値する人物かどうか証明することが大切になることも自然イメージできると思います。

さいごに

本記事ではまず「書類選考通過」のための自己PRとは何か?そのために必要なことを、実際の就活生のリアルな声や体験談を通じて解説してきましたが、あなたが今から取り組むべきことがイメージできたでしょうか?

目指すゴールはまず「書類選考通過」です!

そのために、この記事を活用する際は下記2つを意識してみてください。

活用する際のポイント
  1. 書類選考通過レベルを目指す際の参考にする
  2. “どの時系列にある自己PRなのか”確認する目安

お金も特殊な技術・才能も必要としません。伝えたことを素直に「実行する・行動する」これのみです。

あなたの就活がうまくいきますように。成功を祈ってます。頑張ってください‼︎

佐々木 英雄
執筆者

佐々木 英雄

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    あなたは今就活真っ只中で、書類選考は通過するものの、本番の選考や面接がなかなかうまくいかずに行き詰まりを感じているのではないでしょうか。 「これでいける!」と思っていたものがうまくいかない。「すごいね」などのお褒めの言葉はもらうのに内定はもらえない。 もっと言うと、書類選考には通過しているので、余計に内定に繋がらない理由がわからなくなって、とても辛く苦しい状況にいるのだと思います。 こちらはあなたと同じような状況で苦しんでいたある就活生とのやり取りです。彼女と初めて出会...
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    書類選考通過を大きく左右する要素が「自己PR」です。企業の視点で「ぜひ会ってみたい!」と思える自己PRを作成することができれば、書類選考に落ちることはまず無くなります。 それはわかってるんだけど… どう書いたらいいのかわからない 語れるエピソード・実績がない 何を基準に選んだらいいかわからない 書いてみたけど通過するか不安 何をどう改善したら良くなるの? このサイトを訪れたあなたはこのような不安があるのではないでしょうか。 ですが、安心してく...
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    あなたは今、企業に質問のメールをしようと思ってるけど書き方が分からない、という状態ではないでしょうか? もしくは「相手も忙しいだろうし、自分なんかが連絡していいのかな…」「こんな当たり前のことを質問していいのかな…」と思っていないでしょうか? 先にお伝えしておきます。 質問メールはどんどんおくっちゃいましょう!基本的に、迷ったらゴーです! やって怒られたら、誠意を持って対応して、その段階でやめればいい。それだけです。 そもそも採用活動において、企業側は常に就活生であ...
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hair salon Gallica オーナー

2015年表参道で『hair salon Gallica(ガリカ)』をオープン。『HOT PEPPER Beauty』で2年連続"GOLD Prize" 受賞。

山形 栄介

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HAIR & MAKE

2010年〜2017年まで『ROI hair & make』所属、2017年からフリーランスのヘアメイクとして活動中。「ガンちゃん」という愛称で有名モデルやタレントから指名多数。

浦 大輔

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ジュニア時代、関西ジュニアゴルフ選手権 優勝など輝かしいタイトル多数獲得。2009年、独自の理論によるゴルフレッスンを開始。米国PGAでも屈指の飛ばし屋と同等の飛距離を実証。

大山 旬

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人気スタイリスト。日本最大級のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」主宰。これまでに著書は5冊出版。累計8万部を突破。読売新聞、朝日新聞、NHK、TBS、テレビ朝日、フジテレビなどメディア出演も多数。

佐々木 英雄

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2013 年、株式会社しるべを設立。大学生を主な対象に、即戦力人財育成のための教育事業を無償で提供。

高橋 良輔

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ボクシング東洋太平洋第12代クルーザー級(〜90kg)チャンピオン

2006年、日本人2人目となる東洋太平洋クルーザー級王座を獲得。2015年、『株式会社闘争心』の設立、代表を務める。

小早川 渉

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パーソナルトレーナー、パワーリフター。パワーリフティング全日本選手権11度優勝。現在は数々のトップアスリートを指導している。

剱持 百香

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有名美容家の元でアシスタントを務め、現在はVOCE/anan/michillなど様々なメディアで美容ライターとして活躍中。特に紫外線ケアを徹底しており、美白命の紫外線マスターとしてインスタグラムのフォロワーは9000人以上。日本化粧品検定1級、化粧品成分検定1...

瀬川陣市

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写真家・講師・ライター。 会社員を経て渡米、日本語教師を勤めたのち、美術大学に入学し写真を学ぶ。 ドローンでの動画撮影にも着手。長崎県五島市アンバサダーに就任し、写真動画による地域興しにも貢献。 全国商工会議所や企業での講演、メディア出演な...

ちゃあみー (倉田 沙也加、峰 奈津季)

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