「ESは通過するのに…」19卒生が語るネットじゃ教えない内定率100%の自己PR例

あなたは今就活真っ只中で、書類選考は通過するものの、本番の選考や面接がなかなかうまくいかずに行き詰まりを感じているのではないでしょうか。

「これでいける!」と思っていたものがうまくいかない。「すごいね」などのお褒めの言葉はもらうのに内定はもらえない。

もっと言うと、書類選考には通過しているので、余計に内定に繋がらない理由がわからなくなって、とても辛く苦しい状況にいるのだと思います。

こちらはあなたと同じような状況で苦しんでいたある就活生とのやり取りです。彼女と初めて出会ったのは18年5月末。就活を始めてから1社も書類選考で落ちたことがないにもかからず、8ヶ月間内定は0社。結果、追い詰められて就活を本気でやめようとしていました。

ですが、僕と出会って、たった2週間後にはリクルートの内定を取ったのです。以下がそのときのラインでのやり取りです。

▼この後ももう就活をやめたい…というやりとりが続きます▼

▼どん底から立ち直り2週間後、リクルートの内定を獲得▼

彼女自身、これが初めての内定獲得でした。ちなみに内々定とありますが、本人に確認したところ、実質内定とのことでした。というのも、リクルートは19卒採用からグループ全体で採用活動を行うように変更したので、最終的にはグループ内のどの会社で働くのかが確定した段階で内定に変わるからだそうです。

この結果は決して特別なものではありません。あなたの今の状況は必ず抜け出せますし、解決できます。こちらは僕が支援した18卒就活生の支援の実績の一部です。

18卒就活生の支援実績(内定先一部抜粋)

リクルートマネジメントソリューションズ, パーソルキャリア(旧インテリジェンス), リクルートスタッフィング, ネオキャリア, ウィルグループ, マイナビ, パソナ, ディップ, インターワークス,デロイトトーマツコンサルティング, 船井総合研究所, アクセンチュア,  アイドマホールディングス, アビームコンサルティング, ファインドスター, ワークスアプリケーションズ, グーグルジャパン, サイバーエージェント, 楽天,ベーシック, LIFULL, 株式会社キーエンス, コーセー化粧品, アロージャパン, ユニ・チャーム, オープンハウス, ビッグモーター, テンポイノベーション, 三井住友信託銀行, イオン銀行, 三重銀行, 静岡銀行, 浜松信用金庫, 株式会社商工組合中央金庫, SMBC日興証券, JCB, 東京海上日動火災保険…etc

僕が出会った子たちは、本当に全員、その後、100%内定を取れています。

本記事では、19年卒の就活生の体験談を通して「内定獲得に直結する自己PRとは何か?」を具体的にお伝えしていきます。

書類選考は通過するにもかかわらず、内定につながらないケースの多くは、あと一歩のところで企業の求めるものが何か?を正確に理解できていないだけです。めちゃくちゃ惜しいんです。そもそも本当にダメなら、書類選考も通過していません。

ダメなのではなく”足りていない”だけです。なので絶対に自信を失わないでください!

内定獲得に近道はありませんが、過去に支援したみんなが結果で証明してくれてるように、伝えたことを1つずつ着実に実行することで必ず内定につながります。最後までぜひついてきてください。

最終更新日:2019年2月6日
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佐々木 英雄
執筆者

佐々木 英雄

2013 年、株式会社しるべを設立。大学生を主な対象に、即戦力人財育成のための教育事業を無償で提供。

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1.”内定レベル”と”書類選考通過レベル”の自己PR例文比較

早速ですが、今から実際に19年卒就活生3名の自己PRを見てもらいたいと思います。それぞれ”内定レベルの自己PR”と”書類選考通過レベル”の自己PRを並べてあります。「何が違うのか?」「その差は何か?」を想像しながら見てみて欲しいと思います。

ちなみに3名の”内定レベルの自己PR”例文は全て内定を獲得した自己PRなので、最終的にこのレベルの自己PRができれば、あなたの内定獲得もぐっと近づくはずです。

1人目:専修大学4年生 S.H くん

内定レベルの自己PR例文

▲タップすると文字が見やすくなります▲

書類選考通過レベルの自己PR例文

▲タップすると文字が見やすくなります▲

2人目:二松学舎大学4年生 N.M さん

内定レベルの自己PR例文

▲タップすると文字が見やすくなります▲

書類選考通過レベルの自己PR例文

▲タップすると文字が見やすくなります▲

3人目:順天堂大学4年生 R.N くん

内定レベルの自己PR例文

▲タップすると文字が見やすくなります▲

書類選考通過レベルの自己PR例文

▲タップすると文字が見やすくなります▲

実際に内定を獲得した自己PRと書類選考を通過しただけの自己PRをそれぞれ見てもらいましたが、あなたが今作成している自己PRは3名の自己PRのどちらに近かったでしょうか?

これを見ているあなたが今現在、本選考や面接で上手くいっていないとするとその理由は“書類選考通過レベルの自己PRに限りなく近い構成や内容で終わっているから”だと考えてください。

ただし、それがダメなのではありません。なぜなら書類選考には通過しているからです。大切なことは内定をもらうには”それだけでは足りない”ということです。

この2つの自己PRの違いは何か?何をどう改善すれば内定獲得に繋がる自己PRになるのか?ここからは3名の実際の体験談をもとに、より具体的に話を進めていきたいと思います。

2.就活体験談から紐解く”内定レベル”の自己PRの正体とは

座談会に参加してくれた19卒就活生3名の紹介

佐々木

先ほど自己PRを披露してくれた3名に来てもらいました。まずはそれぞれ自己紹介をお願いします!

▼3名のプロフィールをタップするとそれぞれ拡大します▼

1専修大学4年生 S.Hくん

2二松学舎大学4年生 N.Mさん

3順天堂大学4年生 R.Nくん

佐々木

早速だけど、今これを見てくれてる学生の多くは、書類選考は通過したのに、そこから先の本選考や面接がうまくいかなくて悩んだり苦しんでます。みんなもまさにそういう経験をしてきたと思うので、今日はぜひみんなのリアルな体験談を色々聞かせてください!!

座談会で聞いた”9つ”の質問

質問1.

–– 書類選考通過レベルの自己PRで選考に進んでいた当時はどんなことが起きていたのかな?どんな問題があったのかな?具体的に教えてください。

S.Hくん 面接で質問されたときに答えることができませんでした。そのため面接官に対して「エントリーシートにはいいことが書かれているのにそれは嘘なのか」という気持ちにさせてしまいました。その結果当然ですが、一次面接で落ちました。その経験によって「面接って何なんだろう」という気持になり、自分に自信がなくなっていったのを覚えています。

N.Mさん 深く突っ込まれた質問をされても、私が自分のことを深く知っていなかったため、抽象的な受け答えしかできませんでした。そのため、面接官の反応は薄く、自信がより失われていきました。ただ、その逆もありました。面接官の反応が良く上手くいった!と思っのに、それでも通過せず…。何が悪かったのかフィードバックをもらったり、原因を知る機会もないので、何をすることが最善なのかよく分からなくなり、自信をさらに無くしていきました。

R.Nくん 1つの自己PRしか武器がないときは「他には何か自己PRありますか?」という質問が来た時に困りました。1つの自信のある自己PRを持つことももちろん大切だと思いますが、面接官はむしろ得意分野よりも苦手な点をより深く突いてきた印象があったので、それだけでは面接で対応できなかったですね。

質問2.

–– 面接官や人事からはよくどんな質問をもらっていましたか?必ずと言っていいほどよく聞かれた質問。それから、この当時うまく対応できなかったり、ごまかしながら対応していた質問の2つをそれぞれ具体的に教えてください。

S.Hくん どの企業の面接でも、エントリーシートの志望動機や自己PRを元に「なんでそうしたの?」「なんでこれを選択したの?」「他の経験でも君のその性格が活かされたことってあるかな?」ということを中心によく聞かれました。上手く対応できなかった質問は「志望動機は?」です。

N.Mさん そもそも「何故そのように行動したのか?」「何故その目標を立て実行にまで移せたのか?」また「その強みは他の事でも発揮されたのか?」など、深掘りとそこからの派生の質問を多く受けました。上手く対応できなかった質問は、「強みの”負けず嫌い”が組織で発揮された経験はありますか?」です。

R.Nくん 「学生時代に1番頑張ったことは何ですか?」と「その時に大変だったことは?」というのを毎回聞かれていました。やはり、その人の人柄が1番出やすい質問は必ずというほど聞かれていたように思います。特に「大変だったことをどのように改善したのか?」はその人の人柄が見えやすいからか、必ず聞かれてましたね。ごまかしながら対応していた質問は「営業なら他社でもできるのに、なぜ弊社なんですか?」です。

質問3.

–– うまく対応できなかった質問はなぜうまく対応できなかったのかな?何が一番困ったかな?詳しく教えてください。

S.Hくん 「志望動機は?」–– ずばり「企業のことを把握していなかったから」です。自分なりに調べて企業分析はしてるつもりでした。しかし、選考は落ちました。しっかり準備して臨んでいる、と思っていたにも関わらず、いい反応はなく、面接で落ちる、ということが続きました。当時はこれでいける、と思っていましたが、今振り返ると足りていなかったと思います。

N.Mさん 「”負けず嫌い”が組織で発揮された経験は?」–– そもそも自分自身をかなり深くまで知れていなかったのが原因です。また、世間一般的な「負けず嫌い」の定義に何の疑問も持たずにいたことも原因の一つです。これらの点に気付かず、「自己分析何回もやったし、今できることは全てやった」と思い込んでいました。しかし、今振り返ると全然できていなかったな、と正直感じます。

R.Nくん 「営業なら他社でもできるのに、なぜ弊社なんですか?」–– 自分の過去の振り返りが圧倒的に足りてなかったので対応できませんでした。「人が好きだから営業やってみよう!」ここまでは別にいいのですが、そこから先「でもなんで人が好きになったんだろう?」「それがなぜ営業なんだろう?」という具体的な深掘りの作業が全くできておらず今思い返すと結局、上部だけの話になってしまってました。逆にその理由を自分の過去の実体験を交えて話ができるようになってからは説得力がグッと上がった気がします。

質問4.

–– 質問3の状況が続いたときどんな心境だった?何が不安で、何が一番苦しかったのかな?例えば「これは聞いて欲しくなかった」とか聞かれるのが怖くなった質問などもあればぜひ教えてください。

S.Hくん 企業のHPを見て企業分析して志望動機を作るだけでは、他の学生と同じような内容の志望動機になってしまうことに悩みました。グループ面接ではその他の学生も同じような志望動機を述べていたからです。差をつけたいのに差をつけられない、その葛藤に悩みました。合わせて、志望動機に関連している「弊社に入社したらやりたいことは?」という質問にもうまく答える自信がなくなり怖かったです。

N.Mさん もう一度、自己分析を”ヒト””モノ””コト”の多方面から行いました。それでも本当にこれだけで大丈夫なのか、まだ足りない部分があるんじゃないか、と常に思っていました。自分のことは自分しかわからないので、そもそもどこにも正解なんてないはずのに正解を求めていたから辛かったし、不安がずっと消えなかったんだと思います。自己分析をどれだけしていても、面接で「サークル活動」や「周りを巻き込んだ経験」など返答の中身が薄くなってしまう質問をされないか不安で仕方ありませんでした。

R.Nくん 「そもそもなんで○○なの?」という質問が毎回怖かったです。「〇〇を頑張りました!〇〇な結果も残しました!」という実績や体験の結果を語ることは正直ほとんど不安もなく、実際面接官にも「君、いいね〜」と褒められることも多かったのですが、その後に「なんでやろうと思ったの?」と過去の体験からなにかいまに繋がっていないか?を知りたがっていた質問は本当に苦手でした。ただ、実際にはこの質問が毎回というほどくるんですよね…。

質問5.

–– 質問4の状況をどうやって抜け出せたの?実際に取り組んだことや実施したこと、かかわった人や出来事・きっかけあれば、なんでもいいのでぜひ教えてください。

S.Hくん 抜け出せた方法は主に2つで「模擬面接をして企業の人からフィードバックをもらったこと」「ゼミナールにて面接官を経験したこと」です。

1つ目は、大学内で1泊2日の合宿で面接合宿に参加したことです。2日間にわたって模擬面接をして、企業の方から熱いフィードバックをいただいたことで、自分の立ち位置を理解することの他に、社会人の方の前で話すことに慣れることができました。

2つ目はゼミでの経験です。私は自分のゼミをよくしていきたいという強い気持ちを持っていました。「どんな人を採用すれば良くなるかな」という気持ちです。そこで、応募者20人全員のエントリーシートに書かれた志望動機に全て目を通しました。ですが9割の応募者が「○○ゼミは雰囲気がよく、新設したばかりのゼミなので志望しました」と書かれていました。ここで疑問をもちます。「この学生にとって良い雰囲気ってなんだろう?」「なんでこの学生にとって新設したばかりのゼミがよいのだろう?」「ゼミ紹介の時に話したゼミの特徴をそのまま志望動機に書いただけなんじゃないか?」「本当にこの子うちのゼミに来たいのかな?」私のこの疑問をしっかり解消してくれた10人の学生を最終的には採用しました。採用した学生に共通していたことは面接にて「私は新しい環境を好む人です。なぜなら○○な経験から○○な性格が形成され、新しい環境をよくしていくことにやりがいを感じるからです」というように、自分の「性格」や「人柄」が見えることを語ってくれたことです。 実際に採用する側の視点に立てたことが、私の自己PRや志望動機を見直す機会になりました。

N.Mさん 自分の価値観を固めることと、自分に自信を付けるためにGDやスカウト型のイベントへ積極的に参加をしました。

価値観を固めることでは、気持ち・モチベーションがドン底に落ちていた時に佐々木さんに出会い、自己分析で出てきたキーワードを自分なりに定義づけることをしました。定義づけた価値観から自分のなる姿がどういったものかを見出すことで、考えや行動一つ一つに一貫性が出るようになり、自信にも繋がりました。

イベントへの参加は、場慣れや考え方、人事側からの視点など就活において必要な事を吸収できると考え、積極的に参加しました。参加した事で、改善点や様々な視点を持った人からの意見を聞くことができるだけでなく、自然と自信もつくようになりました。

R.Nくん 自分の過去の体験や環境をとにかく振り返りました。紙に書き出しながら自分の過去を振り返ることも改めて徹底しましたが、自分の場合は同じ就活生の仲間と一緒に”深掘りしあう”ことが大きかったと思います。実際、4〜5月あたりは週に1度みんなで集まる機会を作っていたのですが、自分の体験や過去を話しながら、仲間から「なんでそうしたの?」「それってつまり○○と思ったってこと?」など、自分1人では気づかない点を教えてくれたのが本当に良かったです。それによって、自分の中では当たり前だと思っていたことが、周りから見たら当たり前じゃ無いんだな、など自分1人では見えにくい気持ちや感情に気づかせてもらえました。

合わせて、就活の準備や対策という理由で集まってましたが、そこで愚痴を言い合ったり、悩みを言い合ったり、くだらない話などもできて、いい気分転換にもなってたなって思います。実際彼らとは就活を終えても仲がいいですし、社会に出てからも付き合える仲間と出会えたのも良かったです!

質問6.

–– 就活中はうまく答えられなかった質問や鋭いツッコミなど色々あったと思うけど、就活を終えた今、企業はその質問や鋭いツッコミを通じて、何を知りたかったと思う?何を求めていたのかな?

S.Hくん 企業が質問することで知りたいのは主に2つだと思います。 その学生の「性格」「人柄」という点と「一貫性があるか」という点です。

N.Mさん 学生の人柄や本心、それから相手の相手思考回路を知ろうとしていたのだと思います

R.Nくん その人の人柄です。具体的には「実際に仕事を一緒にしたいか?」どうかです。自己PRですごい経験をしてきた人は確かに魅力的ですが、自分が内定をもらった企業はどこも内定後のフィードバックで人柄を評価してくれていました。

質問7.

–– 質問6に対して、なぜそう思うのか?そう考えたのか?具体的に教えてもらないかな?

S.Hくん まず1つめの「性格」「人柄」ですが、面接で質問されるときは自分が提出したエントリーシートが面接官の手元にある状態でした。面接で落ちてしまう学生ほど、エントリーシートの内容を暗記して話してるな、と感じたことがあるのですが、その状態で暗記言葉を聞かされた面接官は「読めばわかる」という状態になっていたと思います。面接官が質問して知りたがってるのは「性格」「人柄」でした。というのも、私自身の自己PRは主に「副ゼミ長として5人のゼミ生をまとめた」「高校時代に簿記2級を取得した」の2つなのですが、企業の面接官の方から 「簿記2級と副ゼミ長の実績は正直大したことないんだけど、2級取得にあたっての背景や副ゼミ長を通して経験したこと、工夫したことが君の人柄や就活軸にもあらわれてて素晴らしい」と評価していただき、内定に至ったからです。エントリーシートからだけでは見えない自分の「性格」「人柄」を話せるような状態にしたことで面接に受かるようになりました。この結果から、企業の人は学生の「性格」や「人柄」を本当に重視していたんだな、と気づけました。

2つめは「一貫性」については、面接官の方からよく「他の経験でも君のその性格が活かされたことってあるかな?」と聞かれました。この質問の意図は「この子は本当に○○な性格なのか?他の環境でもその性格を発揮できるのか?」というものであるとある経営者にお聞きしました。自分の「性格」「人柄」が見えるエピソードを複数思い出しておくことが大切だと思います。

N.Mさん 1つ目の人柄・本心について、人はふとした瞬間に人柄や本心が出ると思います。それが、鋭い質問などをすることで垣間見えるのだと思います。実際に予想していなかった質問をされた時は、本心で答えることが多かったです。「もし、担当している事業が上手くいかず、撤退するとなったらあなたはどうする?」と質問されたことがありました。私は負けず嫌いが強みだと語っていたからこそ聞かれたのだと思います。その質問に対して、嘘偽りなく答えたことが内定に繋がったと思っています。企業の視点で考えるのであれば、敢えて鋭くすることで、目の前の就活生が本心から語っているのかを見抜くことができるのではないかと感じました。典型的な質問だけだと、予め用意していた回答をついついしてしまうため、人柄や本心が見えにくいと思います。

2つ目の思考回路については、普段どのように考え行動しているのかや、過去から現在までの行動指針を知ることができれば、今後も同様な行動を起こしてくれるのではないかと考えると思います。回答に対して「なぜそのような行動をしたの?」「何故わざわざ困難な道を選んだの?」などと突っ込まれることがありました。当初は「深掘りされて嫌だな…」「なんでここまで聞こうとするんだろう。」と感じることがありましたが、今振り返ると選択や行動を通してその人の思考回路を知ろうとしていたんだと思います。それが、企業にとって求めている人材であれば通過するのではないでしょうか。

R.Nくん 最初のうちは面接もうまくいかなくて、そのうち何回も面接をするうちに「自分が人事だったら…」という視点で真剣に考えるようになっていきました。そうしたら、もちろん能力や実績も大事なんですが、一緒に働きたいと思えるかどうか?ってもっと大事だなって思うようになったんです。と同時に、採用にかかるリアルな費用の話を聞いた時に、その考えはより強くなりました。実際、1社だけでなく全ての内定先が人柄を評価してくださったので、やっぱりそうなのか、と。学生が考えている採用される基準と、企業が考えている採用の基準は、こんなに違うんだな、と思いました。自己PRはもちろん必要だし、もちろん見られるけど、採用するかどうか?を決めるのは企業です。実績以上に人柄はもっと見られてると思います。

質問8.

–– 質問7について改めて話を聞くと、すごく当たり前のことのようにことに聞こえるんだけど、なぜみんなはこれに気づかないんだろう?もしくは気づけないんだろう?

S.Hくん 就活イベントや大学で教えてくれないからです。どの場にいっても「去年の先輩の平均エントリー数」「説明会には何社行っとくべき」としか言われません。「企業はこんな気持ちで採用活動しているよ」ということを説明してくれたり、情報を提供してくれる場が圧倒的に少ないと思います。 また、就活は自分の進路に影響するため不安になります。事実私もそうでした。学生は不安な気持ちから噂話からネットに蔓延した間違った情報まで全て鵜呑みにしてしまいます。就活のルールみたいなものを気にしないで、企業の気持ちを想像することに集中すれば、どのような書き方、話し方がいいのかが必ず見えてくると思います。

N.Mさん 世の中に情報が溢れ過ぎているのが良くないんだと思います。大学や就活イベント、ネットなど情報が食い違っていることがあるため、どの情報を信用すれば良いのか分からなくなります。私も様々な人や就活イベントを通して情報を得てもズレが生じ、正直何が正しいのか分からなく混乱したことがありました。そもそも根本的な原因は他人の価値観や考え方に引っ張られているからだと佐々木さんに出会ったことで知ることができました。いくら「参考程度にしてね」と言われても心の奥底では「あの人はこう言ってたからこれがきっと正しいんだ」と思い続けてしまいます。なので、まずは自分の人生の軸、価値観を固める。その後必要だと思う情報を選定することが大事だと思います。

R.Nくん 企業がこれほど採用するための努力をしていることに気づいていないからだと思います。説明会もしてもらって当たり前。資料ももらって当たり前。選考の準備も含め全てです。パンフレットとかもたくさんもらうと正直邪魔だな〜とか思ってましたけど、そこにもお金がかかってるんですよね。企業はそれだけ真剣に採用活動に臨んでますし、そう考えたら「そもそもなんで○○なの?」と僕らからしたら聞いて欲しく無いことを深く知ろうとしてくることも納得がいきました。これは就活の時期になって、実際の面接や企業と出会って初めて知ること、分かることだからこそ、見えにくい点だと思います。本当はこういう内容こそもっと正しい形で広まって欲しいです。

質問9.
佐々木

最後は、選考や面接についてよくもらう質問があるので、それについてみんなの意見を教えて欲しいと思います!

–– 同じエピソードやネタは何度も語っていいんでしょうか?

S.Hくん 同じエピソードどんどん使ってください!企業はエピソードの数で学生の優劣を決めてません。一次面接で話したことを二次面接でも同じように伝えてください!そうすることで企業が知りたがってるその学生の「一貫性」が見えてきます。周りに惑わされないで!

N.Mさん 何度も使った方が記憶に残りやすいです!私も初めは同じネタを何度も言わない方がいいのでは?と思っていました。しかし、何度も言うことで話に一貫性が出るし、自分を追い詰めすぎなくなると思います。ネタが少なくても、どれだけ自信を持って話せるかのほうが重要ではないでしょうか。

R.Nくん 同じエピソードは何度も語っていいです!得意なところで話を広げるのは当たり前。その上で、そのエピソードから派生して話すことがあると理想的だと思います。同じ得意範囲で話すことができるし、派生することによって面接官の飽きも防げます!

–– 他の人のエピソードがすごく聞こえちゃいます、どうしたらいいですか?

S.Hくん 企業が知りたがってるのはエピソードの凄さじゃなくて「性格」「人柄」です!仮に「エピソードが凄くないと内定がもらえない」という世界であれば就活生全体の8割は内定もらえません!

N.Mさん 思ってることはみんな同じです!たとえエピソードが凄くても自信が無ければ「凄いね。」だけです。どんなエピソードでも自分らしく自信を持って挑む方がカッコいいです。

R.Nくん 他の人のエピソードは確かにすごく聞こえました。でも今思うとあんまり関係ないですね。なぜなら自分はその人のじゃないし、向こうだって自分のエピソードにビビってる、と思います。てかそう思おう!実際そうなはずです。笑

–– 書類に書いた自己PRを元に話を進めていけばいいのか、違うことを話ししたらいいのかわかりません。教えてください。

S.Hくん 無理して書類に書いたことを話さなくてもいいと思います。そこに就活のルールは全く存在しません。考えてみてください。あなたが本気で目の前にいる異性のことを知りたいと思ったときに、その子が事前にlineで教えてくれたエピソード通りに話し始めても、別のことを話し始めても、どっちでもよくないでしょうか。気にならないと思います。なぜなら、あなたは今その異性の話してる内容を聞き取って、どんな子なのかを知ろうとすることに必死だからです。

N.Mさん 違う事でも全然大丈夫!むしろ違う側面が見えて企業側としては嬉しいかも!ただし、前提として、エピソードの背景や過去の選択・行動指針に一貫性を持たせて話ができるかどうかは重要な事です。

R.Nくん 書類に書いた自己PRは高確率で向こうから聞いて来ます!なので、他にも強いとこあるなら自分からどんどん伝えていった方がいいです。

–– 何分くらい喋っていいのでしょうか?短くすぎると深く聞いてくれないかも…と考えてしまい、不安です。

S.Hくん 何分しゃべっていいか分からないときは話す前に「何分いただけますか?」と聞いてもいいと思います。仮に「1分間で話してください」と言われたら自分から深い話はしないでいいと思います。なぜなら1分間であればそのあと面接官の方が深掘りをしてくれる可能性が高いからです。もし、深掘りしてくれなかったら、形式的に面接をやってるだけの可能性もあるので、私なら、その企業に入社することをおすすめしません(笑)

N.Mさん 一般的には1分程度と言われてますが、たとえ過ぎたとしても一言添えれば大丈夫だと思います。逆に人を笑わせることが好きな人なら、その一言で自分らしさを出せるチャンスだと思いましょう!型にはまり過ぎて自滅するくらいなら、自分らしく!ということを大切にしてください。正直面接を繰り返していると、深く聞いてくれない時もあります。そのような企業に対しては不安になるだけ無駄です。「そんなのこっちから願い下げだ!」と楽観的に考えた方がいいと思いますよ。

R.Nくん 僕はできるだけ1分いかないくらいで話すようには心がけてました。その上で相手が深く聞いてくれないなら、自分の話し方を変えるしかないと思います。最初から深い内容を入れ込んだ話し方にする、とかです。結構大変そうに聞こえますが面接慣れすると、面接官がメモするとこ、すごく頷くとこ、とかを観察して、自分のストロングポイントが分かってくるので、それを覚えておいて、そこを盛り込んだ話し方を最初から心がけると、相手の反応も変わってきます。この点は先輩の自己PRとかを見せてもらって、盗めるところは盗むのもいいと思います!「それでも…」という場合はそもそも合っていないかもですね。

佐々木

3人とも貴重な話ありがとうございました!実際の就活を経験してるだけあって、企業が何を求めているのか?という視点がすごく分かりやすかったし、みんなの失敗経験なんかもめちゃくちゃリアルで、今これを見てる就活生のみんなも目から鱗な話ばっかりだったと思います。今日は本当にありがとう!!

座談会をふりかえって

どうでしたでしょうか?ネットに広がってる情報だけでは知ることのできない、リアルで具体的な話が聞けたのではないでしょうか。

彼らの体験談を通じて”内定レベルの自己PR”と”書類選考通過レベル”の自己PRにどんな差があるのか?企業は何を求めているのか?ハッキリみえてきたと思います。

今本選考や面接がうまくいかない就活生の多くは、エピソードや実績の凄さが内定につながると思い込んでる可能性が高く、それで自己嫌悪に陥ったり、自信をなくしたりするケースが多いと思うのですが、実はそうではありません。実績はもちろん大事ですが、最終的な決め手は実績の凄さだけではないのです。

ここからは改めて彼らの体験談を元に内定レベルの自己PRのポイントをおさらいしたいと思います。

3.”内定レベル”の自己PRに必要なもの

全ての答えは企業から”必ず聞かれる質問”にある

「なんでそうしたの?」「なんでこれを選択したの?」「他の経験でも君のその性格が活かされたことってあるのかな?」—— S.Hくん

「何故そのように行動したの?」「何故その目標を立て実行にまで移せたの?」「その強みは他の事でも発揮されたの?」—— N.Mさん

「そもそもなんで○○なの?」「その時に大変だったことは?」「大変だったことをどのように改善したの?」—— R.Nくん

伝わるでしょうか?

3人は同じ企業に面接に行ったわけではありません。ですが、聞かれている内容はほぼ共通していることがわかると思います。

実は、実際の選考で、実績や成果の中身について突っ込まれることはほとんどありません。

具体的には「本当に達成したの?」「ちょっと盛ってるんじゃないの?」なんて聞かれることはまずないということです。

そうではなく、実際の選考で聞かれる質問のほとんどは、あなたの背景を把握するための内容ばかりなのです。

つまり、あなたが内定を勝ち取りたいのであれば、実績や成果について語れるかどうか?だけではなく、その背景にある理由や根拠、つまりあなたの「人柄」「人となり」をあなた自身の言葉で語れるかどうか?こそが重要だということです。

企業はなぜ「人柄」「人となり」を知りたがるのか

▲タップするとキレイに拡大します▲

【出典:株式会社リクルートキャリア—就職白書2018 より】

R.Nくんも先ほどの座談会で語っていましたが、そもそも前提として、企業における採用活動は「投資」だということをしっかり認識しておいて欲しいと思います。

新卒採用に関していうと、金銭面だけの投資としてもひとりにつき1千万〜2千万円近い投資が必要です。

新卒採用に関するコストは「①採用するためにかかる費用+②1人前になるまでにかかる育成費用」の総和だと考えてください。その合計がひとりにつき1千万〜2千万円なのです。

それを踏まえて、企業の立場で真剣に想像してください。

「もし結果を出せた状況が自己PRで語ったエピソードしかなかったとしたら、あなたはその相手に1千万円以上の金額を投資できるでしょうか?」

…おそらく難しいと思います。

繰り返しになりますが、企業は決してあなたが語ったエピソードの中身を疑っているわけではありません。ただ、あなたが語った自己PRのエピソードが「たまたま」なのか「再現性」があるものなのか、それが知りたいだけなのです。

新卒採用は最低でも1千万円以上の費用が発生する「投資」だからこそ、失敗できません。

失敗できないからこそ「自分たちの会社に来て一緒に働く仲間になったとしても、たまたまではなく、過去の取組み同様、行動ができるかどうか?それによって投資した以上の成果を出せる人材かどうか?」をありとあらゆる角度から質問してくるのです。

決して意地悪で質問してるわけではありません。

全ては「再現性がある人物かどうか?」を確認するために、あなたの「人柄」「人となり」を知ろうとしてるだけなのです。

「人柄」「人となり」は自分の”過去”を知るしかない

企業がなぜ「人柄」「人となり」を求めるのか、その理由は理解できたと思います。

では、そもそも「人柄」「人となり」とはなんなのでしょうか?これらをもう少しわかりやすく伝えるなら

  • 「なぜ?その想いを大事にしているのか」
  • 「なぜ?そういう想いを持つに至ったのか」
  • 「なぜ?そういう行動に至ったのか」
  • 「なぜ?そういう工夫をしたのか」
  • 「これからどうしていこうと考えているのか」

などを具体的に言語化したものだと思ってください。

そして、これらを言語化するためにはどうしたらいいのか?というと、徹底的にあなた自身の過去を深掘るしかありません。なぜなら“今”のあなたは「過去のあなたの選択と行動の積み重ね」でしかないからです。

何より、あなたが何を考え、何を思い、選択・行動して今に至ったのか?はあなたしかわかりません。

就活において、なぜ自己分析が重要なのか?というと、あなたの「人柄」「人となり」を伝えられるようにするためです。

自己分析を通じて、自分の過去と徹底的に向き合い、自分のことを理解する。それにより、あなたが何を考え、何を思い、選択・行動して今に至ったのか?を根拠をもって語れるようになれば、一気に内定が近づきます。

ネット上で蔓延してる情報や周りの声に惑わされ、内定を取ることだけに追われ、焦って説明会や選考に行きまくるよりも、まずはあなた自身の過去と徹底的に向き合うことが内定獲得への最短ルートになります。これを忘れないでください。

さいごに

人は見えないものやわからないものにはとりあえず蓋をします。なぜなら不安だからです。

人は不安がある状態では、次の行動をとりません。面接官や人事に、一緒に働く相手としてあなたのことを選んでもらいたいのであれば「投資する以上失敗できない」という面接官や人事の不安を解消するしか方法はありません。

そのために、実績は最低限必要ですが、それだけでは足りません。この記事を通して”実績がすごい”ことと”内定獲得”は決してイコールでないことはよくわかってもらえたと思います。

内定を獲得するために本当に大切なことは、本番の面接や選考を通して、書類では伝えきれなかったあなたの「人柄」「人となり」を相手に伝えられるかどうかなのです

実際、自分自身の過去と徹底的に向き合い、「人柄」や「人となり」を根拠を持って伝えられるようにしただけで、冒頭にお伝えした、半年以上内定が0だった学生も、僕と出会ってたった2週間でリクルートの内定を勝ち取りました。

あなたが今日まで苦しんできた理由と悩みの正体、そして何に取り組んだらいいのか?は、明確に理解できたはずです。

「急がば回れ」

内定を取りたい気持ち、焦る気持ちもわかりますが、あなたが本当に今の状況を抜け出したいのであれば、ネット上で蔓延してる情報や周りの声に惑わされず、この記事で伝えたことを、まずは素直に実行してください。

この記事を通して伝えたことが、あなたの悩みや不安の解消に少しでもお役に立てたなら幸いです。

今回協力してもらった3人や就活に行き詰まって僕に出会った学生たちがハマった落とし穴にはまることなく、就活を成功させてほしい、と思います。

最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

佐々木 英雄
執筆者

佐々木 英雄

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2010年〜2017年まで『ROI hair & make』所属、2017年からフリーランスのヘアメイクとして活動中。「ガンちゃん」という愛称で有名モデルやタレントから指名多数。

浦 大輔

浦 大輔

ジュニア時代、関西ジュニアゴルフ選手権 優勝など輝かしいタイトル多数獲得。2009年、独自の理論によるゴルフレッスンを開始。「√dゴルフアカデミー」は予約が取れないほど人気がある。 米国PGAでも屈指の飛ばし屋と同等の飛距離を実証。

大山 旬

大山 旬

人気スタイリスト。日本最大級のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」主宰。これまでに著書は5冊出版。累計8万部を突破。読売新聞、朝日新聞、NHK、TBS、テレビ朝日、フジテレビなどメディア出演も多数。

高橋 良輔

高橋 良輔

ボクシング東洋太平洋第12代クルーザー級(〜90kg)チャンピオン

2006年、日本人2人目となる東洋太平洋クルーザー級王座を獲得。2015年、『株式会社闘争心』の設立、代表を務める。

小早川 渉

小早川 渉

パーソナルトレーナー、パワーリフター。パワーリフティング全日本選手権11度優勝。トップレベルの現役選手でありながら、ReebokONEアンバサダー、ゴールドジムオフィシャルパーソナルトレーナーとして活躍。 数々のトップアスリートを指導している。公式...

岸大河

岸大河

eスポーツの世界で、FPSなどを中心に複数のタイトルで国内大会を制覇。アジア大会でも優勝経験あり。元トッププレイヤーという経歴を活かして、2014年からゲームキャスターとして最前線で活動中。東京ゲームショウやニコニコ超会議など、大規模イベントで...

鴻池賢三

鴻池賢三

オーディオ&ビジュアル評論家、日本で唯一のTHX/ISF認定ホームシアターデザイナー。日本オーディオ協会諮問委員。大手AV機器メーカーでHDDオーディオレコーダーなどのプロデュースを行い、その後カリフォルニア州シリコンバレーでデジタルAV機器用ICの開...

馬場さおり

馬場さおり

専門の予防医学を基盤としたダイエット、スキンケアから化粧品、メイク方法など幅広い美容と健康分野で執筆中。エステ専門業界誌の編集人を務め、美容家としてメディア出演、セミナー講師などを中心に活動。日本健康教育振興協会の予想医学エデュケーター...

剱持 百香

剱持 百香

有名美容家の元でアシスタントを務め、現在はVOCE/anan/michillなど様々なメディアで美容ライターとして活躍中。特に紫外線ケアを徹底しており、美白命の紫外線マスターとしてインスタグラムのフォロワーは9000人以上。日本化粧品検定1級、化粧品成分検定1...

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