「やりたいこと」が全くなくても就活で内定を勝ち取れる理由とその方法

就活が近づいてきて、将来のことを真剣に考え出すと、急に周りで増える会話やよく聞かれる質問がありますよね。

「将来どうしたいの?」「やりたいことは何?」

ですが、これらの質問に即答できる方は、あなたを含め、決して多くないのではないでしょうか。

僕自身は、実際そうでした。だから、とても苦しかったのを今でも覚えています。

何より、皆さんは、今目の前に就活が迫っているわけです。

焦りますよね。やりたいことがないと内定取れないのではないか、と考えちゃいますよね。

実際、僕も毎年、就活を支援していますが、多くの就活生と関わる中で、やりたいことがなければ、内定が勝ち取れないのではないか、と不安を抱えている学生が多くいるな、というのをリアルに感じています。

  • やりたいことがないと内定が勝ち取れないのではないか
  • やりたいことがないのにどうやって就活に臨めばいいのか

ですので、この記事では、主に、この2つの不安に関して、全て解消していきたいと思います。

結論からお伝えすると、やりたいことがなくても就活では戦えます。内定を勝ち取ることは可能です。

あなたの不安は必ず解消できますので、安心してください。

最終更新日:2019年2月6日
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佐々木 英雄
執筆者

佐々木 英雄

2013 年、株式会社しるべを設立。大学生を主な対象に、即戦力人財育成のための教育事業を無償で提供。

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そもそも「やりたいこと」とは何か

  • 「やりたいことがない」
  • 「やりたいことがわからない」
  • 「やりたいことが見つからない」
  • 「この先どうしたらいいかわからない」

これらは、僕がお会いする学生や就活生から、必ずと言っていいほど聞かれる質問や相談です。

ですが、そもそも「やりたいこと」とは何なのでしょうか?

「やりたいこと」という言葉には、2つの意味が存在している、というのが僕の考えです。

「やりたいこと」の2つの意味
  1. あなたが理想とする生き方・あり方、としてのやりたいこと
  2. 1を実現するために必要な具体的な手段・方法としてのやりたいこと

1は、例えば、「志」「ミッション」「使命」「ビジョン」「夢」「野心」「欲」、などが挙げられます。

2は、「大学進学」「就活」「志望動機」「職業選択」「業種選択」「転職」「結婚」、などです。

つまり、あなたが今、就活において「やりたいこと」がなければ、内定が取れないのでは、と考えている「やりたいこと」とは、2としての「やりたいこと」である、ということが伝わるでしょうか。

目的がなければ、本来、何も選択することはできない

大前提として、1の「やりたいこと」が見つかっていない場合、2の「やりたいこと」を見つけることは、まずできません。

少し、想像してみてください。

あなたが、サッカーをやっていたとして、W杯で優勝したいのか、そもそも月に一度体を動かすだけでいいのか、が明確になっていないのに、「とにかく走りこむべきだ」「いや、それよりもとにかく実戦形式の練習を重ねよう」という議論が、そもそも成立するでしょうか?

他の状況も考えてみましょう。

どこに行くかすら決まっていないのに、移動手段に関して、「飛行機がいい」「いや、歩きの方がいい」という議論が成立するでしょうか?

海外旅行にいくのであれば、飛行機の方がいいかもしれませんが、隣の友達の家に遊びに行くだけなら、歩いた方がいいわけです。

つまり、目的がないのであれば、どちらがいいか、どの方法がいいか、なんて決めることはできないのです。

そもそも、上記でお伝えした2つの事例も、たった2つの手段・方法ですら、目的や前提条件、ゴールが決まってなければ選べない訳です。

これが、企業選択や職業選択になった場合、どれだけの選択肢があると思いますか。

大手ナビ媒体のリクナビ・マイナビの掲載社数はこの1,2年で、1.5〜2倍以上の伸びで、リクナビ単体で約3万社、就職サイトの述べ掲載社数でいうと6万社を超えています(HR NOTE 2019年度新卒採用サイト徹底比較

転職の場合は、リクルートエージェントが公開求人数10,000件・非公開求人で100,000件、DODAは公開求人数20,000件・非公開求人で80,000件となっています(日本最大級の転職比較サイト 転職ファインダー

数万通りの選択肢の中から、最善の手段・方法を選ぶわけです。それが就活や転職する、ということですから、いよいよ最終的なゴール、つまりあなた自身の”生き方やあり方”、つまり1としての「やりたいこと」が明確になってないと選びようがありません。

いきなり業界や業種、企業を選ぼうとしてるからわけがわからなくなってるだけです。

だからこそ、繰り返しになりますが、1の「やりたいこと」が見つかっていない場合、2の「やりたいこと」を見つけることは、まずできないのです。

だとすると、まずはあなた自身が1の「やりたいこと」を明確にしておくことが重要になるわけです。では、それはどうやって明確にすればいいのでしょうか。

それについて、詳しくは、以下の記事で詳しくまとめています。必ず一度、目を通した上で、この記事も読み進めてもらいたいと思います。とても大切なことを伝えています。

やりたいことがわからない就活生に35才になった僕が伝えたい12のこと就活の軸が欲しい就活生に35才の僕が伝えたい大切にして欲しい10のこと

あなたを含む、ほとんど多くの人たちが考える「やりたいこと」とは、2つ目の「手段・方法」としてのやりたいことであり、それがなければ、就活で内定を取ることは難しいのではないか、と悩んでいる、ということは理解できたと思います。

「やりたいこと」がなくても就活で内定は勝ち取れる

記事を読み進める上での共通ルール

この記事で伝える「やりたいこと」とは、具体的な「手段・方法」にあたる

  • 仕事
  • 職業選択
  • 業種選択
  • 志望動機 など

と、定義しておきます。つまり、ここから先、この記事の中での「やりたいこと」とは、2としての「やりたいこと」、ということです。ここを念頭においた上で、読み進めるようにしてくださいね。

では、なぜ、多くの学生や就活生が、「やりたいこと」がなければ、内定は勝ち取れない、就活では不利になる、と考えてしまうのでしょうか。

結論からお伝えすると、2の「やりたいこと」がなくても、就活で内定を勝ち取ることは可能です。結果は必ず出せます。

ですが、なぜそう思い込んでしまうのか、まずは、この原因をしっかり考えてみたいと思います。

「やりたいこと」がないと内定が取れないと思わせてしまう不安の正体

あなたを今、不安に陥れている原因、それは「志望動機」です。

選考や面接において、「志望動機」は必ずと言っていいほど聞かれる質問ですよね。

この必ずと言っていいほど聞かれる「志望動機」に答えるために、「やりたいこと」がなければ、うまく対応できないのではないか、と考えてしまっていることが、あなたの一番の不安なのではないでしょうか。

つまり、うまく対応できなければ、選考や面接に通過することができない。結果、内定を勝ち取ることができない。だから、やりたいことがないといけない、と考えてしまってるわけです。

ですが、僕は、逆に言いたい!

偉そうに「やりたいこと」や「志望動機」を聞いてくる社会人や面接官、人事の皆さんは、果たして就活をしていた当時、本当にそんなものあったのか、と。

僕の考えをお伝えするのであれば、「そんなのあったわけねーだろ!」です。

もしかしたら、今もそんなもの無いにも関わらず、偉そうに質問してくる人事や面接官もいるとすら、僕は思ってます。

そして、これこそが諸悪の根源だとも考えています。

聞いてる本人たちも、そんなもの持ち合わせていなかったのに、採用する側になると、何も疑わずに、偉そうに、この「志望動機」を、あなたを含めた就活生に聞いてくるわけです。

はっきり言っておきます。

この「志望動機」という質問自体、そもそもおかしいですから!

だから、この質問に馬鹿正直に答える必要は無いのです。

「いや、そうしたら何を答えたらいいんですか?」

「答えないと、内定取れないですよね?」

あなたは今きっと、そんな風に考えていますよね。

なので、なぜ、この「志望動機」という質問がおかしい、と考えるのか。

そして、それでもなぜ企業は「志望動機」を知りたがっているのか、そこをしっかりお伝えしていきます。

企業が本当に知りたいのは何なのか

「志望動機」と一言で言っても、その聞き方は企業によって様々です。具体的に、どのようなものがあるか、少し考えてみました。

例えば、このようなものがあると思います。

  • 応募するきっかけを教えてください
  • 入社後はどんな仕事をしたいですか
  • この仕事を選んだ理由を教えてください
  • 10年後にはどうなっていたいですか
  • 10年後、あなたは当社でどんなキャリアを積んでいますか

実際、このような質問をされたり、あなたの先輩や身近な友人や知人が、そういう質問されたよ、と語っていたのを聞いたことはあるのでは無いでしょうか。

確かに、このような質問は、選考や面接では必ずと言っていいほど聞かれますが、これらの質問に対する僕の本音を言うと、こんな感じです。

一応、わかりやすくするために、建前で就活生が語りそうなことも書いてみました。あなたももしかしたら、すでにこう考えてるかもしれませんね。笑

志望動機の質問に対する「本音」と「建前」

  • 応募するきっかけを教えてください

–– 本音 そんなのたまたまだよ!友達の説明会についてきて、話聞いて興味持ったんだよ!

–– 建前 小さい頃から、御社の広告やCMを目にする機会があって、就活を機に改めて御社のホームページから、御社の風土やサービスについて勉強してきました。若手であっても、直接社長に意見を言えたり、と言う風通しの良い経営体質や、御社のビジネスモデルに可能性を感じ、応募しました。

  • 入社後はどんな仕事をしたいですか

–– 本音 そんなのまだ働いてないし、わかるわけないだろ!

–– 建前 御社の主力事業と言われる○○事業部に参画し、今までにない革新的なサービスや商品をどんどん生み出すために、今までの経験やスキルを思う存分発揮したいと思っています。

  • この仕事を選んだ理由を教えてください

–– 本音 たまたまだよ!カッコ良さそうだったからだよ!

–– 建前 小さい頃から何かを生み出したり、企画したり、と言うことが好きでしたので、御社の事業を通じて、新しい製品や商品の企画や開発ができるのでは、と考えたからです。

  • 10年後にはどうなっていたいですか

–– 本音 わかんねーよ、逆に10年後どうなってるかなんて、わかるのかよ!

–– 建前 10年後は、今の自分の強みである企画力や実行力をさらに磨いて、それを発揮しながら、周囲ともうまく連携をとり、社外、社内問わず活躍している人材になっていたいと思います。

  • 10年後、あなたは当社でどんなキャリアを積んでいますか

–– 本音 まだ始まってもないのに、どうやってキャリアを考えればいいんだよ!部長になります、とか言って欲しいのかよ!

–– 建前 10年後は、プロジェクトマネージャーとして、大規模な案件を自分を中心に回せるような人間になっていたいです。会社に一番貢献できる人になっていたら理想ですね。

どうでしょうか。伝わるでしょうか。

僕は、本音を包み隠さずにお伝えしましたが、正直、あなたも似たような感じではないですか?

でも、内定を取らなきゃいけないからとつい、思ってもいないことや、それっぽいことを語ってるわけです。

それでも知りたい「志望動機」に込められた質問の本当の意味

そもそも、いきなり志望動機を聞く、と言う質問自体、本当におかしいのです。

なぜ、「志望動機」をいきなり質問するという行為がおかしいのか、と言うと、例えば、合コンで会ったばかりの相手に、「ねえ、俺(私)のどこがいいの?」と、キモい質問をしているのと同じだからです。

想像してみてください。

その場で初めて出会った相手にいきなり、「なぜ自分がいいの?」「俺(私)を選んだ理由教えてよ」なんて聞かれたらどう思いますか?

正直、引きますよね。気持ち悪いですよね。

でもなぜ、このようなおかしな質問が、就活の現場では、誰も、何も、疑問を持たず、当たり前のように行われているのでしょうか。そこを真剣に考えなければいけません。

企業はなぜ「志望動機」を聞いてくるのか

それは、応募者、つまり皆さんの「選択基準」を知りたいから、に他なりません。

あなたが今やるべきこと

先ほどの合コンの例で考えてみて欲しいのです。

さすがに、会っていきなり「俺(私)のどこがいい?」「好きなところ教えてよ」なんて聞かれたら、気持ち悪い、と言うのは皆さん同意していただけると思いますが、このような質問であれば自然であり、かつ皆さんも知りたいのでないでしょうか?

  1. 「今日はなんでここに来たの?」
  2. 「合コンに参加した目的は?」

1つ目の質問であれば、例えば、

  • Aさん「主催の○○に誘われて」
  • Bさん「久しぶりに飲みたくて」
  • Cさん「自分からお願いしたんだ!」

とかが考えられるかもしれません。

2つ目の質問に対しては、

  • Aさん「人数合わせでお願いされたから」
  • Bさん「前の恋人のことを忘れるため!」
  • Cさん「真剣に出会いが欲しくて」

とかの答えがあるかもしれませんね。

その上で、もし仮に、あなた自身が真剣に出会いを求めて、この合コンに参加したとしたら、この回答に対して、それぞれどのような印象を持つでしょうか。誰と限られた時間の中で仲良くなりたいと思えるでしょうか。

おそらくですが、可能性として考えられるのは、BもしくはCになるはずです。

つまり、これが就活でも同じことが言えるわけです。

志望動機を聞かれたからと言って、無理やり「企業の魅力」を答える必要はなく、企業が本当に知りたがっている「あなた自身の選択軸」を答えればいい、ということのです。

つまり、今あなたに必要なのは、そのための行動であり、対策なのです。

合コンであれば、参加した理由や目的、あなたの背景を伝えるられるようにしておく、という具合ですね。

確かに、面接や選考のシチュエーションにおいては、相手は、あなたより経験者であり、目上で、役職や肩書きもあります。

同時に、あなたも将来がかかってる、と身構えてしまって、つい冷静な状態でいれなくなるのもよくわかります。

ですが、そんな時だからこそ、冷静に考えなければいけません!

志望動機という言葉が、企業側にも学生側にも広まりすぎていて、ついそういう質問が当たり前のように行われていますが、企業は、選考する一つの情報として、本当は、就職や仕事に関する応募者=あなたの「価値観」や「考え方」を聞きたいだけなのです。

だからこそ、「やりたいこと」がなくても、その点をしっかり語ることができれば、就活において、内定を勝ち取ることができます。

「志望動機」という言葉や、就活の見えないルールや常識に決して惑わされないでくださいね。

また、今伝えた内容については、こちらの記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ一度目を通してみてください。

就活 内定 700 に必要な自己分析(仮)3つ目の手順

全ての解決策は「自己分析」にあり

「よかったぁ〜、やりたいことってなくてもいいんだ」

と決して、ここで安心しないでください。

確かに「やりたいこと」はなくても、就活で結果を出すことは可能です。

ですが、それは「やりたいこと」を語れないにしても、あなたの生き方やあり方、大事している価値観=あなたの選択軸は語れるようにしていないといけない、ということなのです。

そして、それを明確にするために必要な対策こそが、「自己分析」なのです。

だからこそ、自己分析はしっかりやってください!

あなたが自分の人生や生き方を取り戻したいのであれば、それこそが全てだ、と断言しておきます。

なぜ、自己分析が必要なのか。どうやって取り組めばいいのか。なぜ、多くの学生が自己分析を途中で投げ出してしまうのか、うまくいかないのか。

それらはこちらの記事で、詳しく紹介しています。ぜひ参考にしながら、取り組んでみてください。

必ず知っておきたい自己分析の本当の目的【もう大丈夫!】自己分析ができない人に知ってほしいこと

正しい自己分析のアプローチさえできれば、これらの記事でも紹介している就活生のように、表面的な言葉や世の中に広まってるうわべだらけの就活対策に惑わされることなく、内定を勝ち取ることができるようになります。頑張ってください!

佐々木 英雄
執筆者

佐々木 英雄

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