オーパスワンおすすめ!元日本一ソムリエの逸品&ヴィンテージ5選
皆さんは、オーパスワンを飲まれた経験があるでしょうか?
「アメリカの高級赤ワインだよね」「芸能人がよく飲んでるワインでしょ?」
オーパスワンは、そういった声がよく聞かれる、上質なカリフォルニアワインです。芸能人やお金持ちの方が飲むワイン、という印象を持っている方も多いでしょう。
数万円は下らない価格は、なかなか手が出しずらいですが、ワイン好きなら一度は飲んでみたい一本ではないでしょうか?
そこで今回は、有名なオーパスワンの魅力についてじっくりお伝えしていきます。合わせて、元日本一のソムリエKさんから、おすすめヴィンテージもご紹介します。
当たり年を考慮した厳選ヴィンテージ&セカンドワインもぜひ参考にしてみてください。
ソムリエK のプロフィール
元ソムリエ日本一。ソムリエ呼称資格、料飲接遇サービス士(国家資格)を保有。10年以上外資系ホテルに勤め、政治家・経営者・スポーツ選手など多くの著名人に接客。
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1.元日本一のソムリエKさんおすすめのオーパスワン
まずはソムリエKさんおすすめのヴィンテージをお聞きしてみました。
おすすめ
オーパスワン【2013年】
世界で高い評価を受ける高級カリフォルニアワイン『オーパスワン』のヴィンテージ。
こちらのワインは、アメリカの有名ワイン誌『ワイン・スペクテイター』の元副編集長、ワイン評論家ジェームス・サックリング氏が、満点評価を与えた2013年ものです。
凝縮した黒い果実の香りと、ジューシーな果実味と程よい渋みがあり、しっかりとしながら上品な味わい。
まだまだ長期熟成が期待できる一本です。
ソムリエKさんレビュー

オーパスワン【2013年】の詳細 | |
メーカー | オーパスワン |
内容量 | 750ml |
参考価格 | 46,440円(税込) |
2.オーパスワンとは?
『オーパスワン』は、アメリカ・カリフォルニア州のナパバレーで設立されたワイナリーです。
ワイナリーを設立した2人は、フランスとカリフォルニアでそれぞれ高い評価を受けるワイン界の巨匠。
そのコラボレーションは、設立時から高い関心を呼び、今日でも高い評価を受けるカリフォルニアワインを代表するワイナリーです。
使われるブドウ種は、カベルネ・ソーヴィニョンを中心に、カベルネ・フラン、プチ・ヴェルド、メルロー、マルベック。
収穫された果実の味わいを分析しその年ごとに微妙に配合を変えています。
その味わいは、黒系果実の豊かな香りとバラや甘草などが合わさった複雑な香り、フレッシュな果実味となめらかなタンニン(渋み)のバランスが魅力です。
3.オーパスワンの魅力
設立以来、世界中で高い評価を受けている『オーパスワン』。
世界中のワイン愛好家を虜にする、エレガントでバランスのとれた味わいが魅力です。
フランスワインの伝統と、先進的なカリフォルニアワインのコラボレーションから産まれた、最高峰の赤ワインと称される魅力の数々をご紹介します。
カリフォルニアワインを代表する高級ワインブランド
『オーパスワン』は、1978年にカリフォルニア州・ナパ群で設立されたワイナリー。
フランスの一級シャトー(※)を保有するフィリップ・ド・ロッチルト氏と、カリフォルニアワインの生産と普及に尽力したロバート・モンダヴィ氏が創業。
ワイン界では著名なワイン生産者同士の画期的なコラボと評され、高い関心を集めました。
また、設立の翌年に発売されたファーストヴィンテージは、わずか2年後のナパのオークションで2万4,000ドルという高値で落札されています。
設立以来『オーパスワン』は、カリフォルニアにおける、高級ワインの地位を保ち続けています。
(※)フランス・ボルドー地方メドックエリアの格付け。一級は、最上級の産地であることを指す。
オーパスワン 名前に込められた想いとは?
『オーパスワン』という名前には、「1本のワインは交響曲、1杯のグラスはメロディのようなもの」という意味が込められています。
オーパスは「作品」ワンは「1番」を意味し、それらを合わせ「作品番号1番」という意味を持ちます。
ラテン語の音楽用語から付けられた名前の通り、カリフォルニアワインらしい強い果実の風味と、エレガントで繊細なフランスワインの美しいハーモニーが魅力です。
また、ラベルにはフィリップ・ド・ロッチルト氏とロバート・モンダヴィ氏の横顔が、一本の線へと繋がるシルエットが描かれています。
仏ワイン界2人の巨匠によるコラボレーション
画像:amazon.co.jp
元々ワイン造りにおいて高い評価を受けていた創設者の二人は、『オーパスワン』の設立において次のような目的を掲げました。
「新世界と伝統的産地が誇るワイン造りのアイディアを組み合わせることで、最高品質かつ唯一無二のワインを造る」
この夢の実現に尽力した二人の巨匠の意思は脈々と受け継がれ、新技術も積極的に取り入れながら、『オーパスワン』は進化を続けています。
観光名所としても有名な豪華なワイナリー
画像:vogue.co.jp
『オーパスワン』のワイナリーは、アメリカ最大のワイン生産地であるカリフォルニア州ナパバレーにあります。
ワイナリーツアーに参加すれば、ブドウ畑やワイナリー内部を見学することも可能です。
この地面が盛り上がったような形状が印象的なワイナリーは、ワインと同様フランスの伝統と先進的なカリフォルニアの融合を意識し設計されました。
4.オーパスワンのワイン造り
カリフォルニアワインの枠を超え、フランスの名だたる赤ワインにも迫るとされる『オーパスワン』はどのように造られているのでしょう?
科学的根拠に基づいた、先進的なワイン造りを詳しくみていきましょう。
カリフォルニアで行われる個性的なブドウ栽培
『オーパスワン』では、大阪のテーマパークUSJを超える、67ヘクタール程の広大な土地でブドウ栽培が行われています。
さらに、一般的なカリフォルニアのブドウ栽培と比較して、5〜6倍の密度でブドウ樹が栽培されています。
これによって、小粒で果汁に対して果皮の比率が高い果実となり、風味とアロマが凝縮されたブドウとなります。
マイケル・シラーチ氏が進める品質への挑戦
新たなワイン造りの総責任者としてマイケル・シラーチ氏が就任した2001年以降は、日が昇る前に収穫を行う「ナイト・ハーベスト」を全て手摘みで行なっています。
これにより、ブドウの糖度が抑えられ、よりコンディションの良いブドウが収穫されます。
さらに、果実の選別は機械と人の手により一粒ずつ丁寧に行われるなど、徹底した品質管理から安定した高品質のワインが造られているのです。
マイケル・シラーチ氏の就任以降、このような徹底した品質管理が行われ、より安定した高品質のワインになったと、専門家からも高く評価されています。
進化し続けるワイン造り
高品質のワイン造りを目指し、先進的な取り組みも積極的に行われています。
カリフォルニア初の「グラヴィティ・フローシステム」(※)を導入したり、ブドウのロットごとに専用のタンクを用いる、コンピューターによる全自動の光学選果機の導入を進めるなど、ワイン業界の先駆けとして注目を浴びています。
(※)重力を利用して果実やワインを移動させる方法。ポンプによる移動に比べて、優しくブドウを扱うことで、繊細な個性を損なわず、エレガントで特色のあるワインになるといわれている。
5.オーパスワンのヴィンテージ
『オーパスワン』は、安定した品質にも高い評価を受けています。
科学的根拠に基づいて栽培、醸造が行われるワインは、どのヴィンテージでもほとんどさがないとさえ言われます。
その中でも、満点評価を受けた2014年のヴィンテージなど、高い評価を受けるヴィンテージの当たり年などをご紹介します。
長期熟成でさらに魅力的な味わいへ
画像:vogue.co.jp
『オーパスワン』が掲げるコンセプトに、「TIME & PLACE」というものがあります。
ヴィンテージの個性を表す「TIME」と、テロワール(※)を表す「PLACE」を組み合わせた、単一畑から生まれたワインのような一体感のあるワイン造りを指す言葉です。
3年を経てリリースされる発売直後でも豊かな果実味が楽しめますが、長期熟成による、まろやかで奥行きのある味わいも人気。
ワイン愛好家からは、8〜15年熟成させた『オーパスワン』に高い人気があります。
(※)フランス語で、ブドウのみならず、さまざまな農産物の生育地の土壌・地形や気候の特徴をさす言葉。
希少なヴィンテージ
長期熟成も楽しめる『オーパスワン』のヴィンテージは希少性も高くなっていきます。
最高評価を受けた2014年ものなど、評価の高いヴィンテージは今後さらに希少で高価格のワインになっていくでしょう。
セラーをお持ちの方は、若いヴィンテージを手に入れて、じっくりと熟成を待つのもおすすめです。
ワインセラー については『ソムリエおすすめのワインセラー&人気ランキング15選【選び方】』で、ソムリエがおすすめしていただいた逸品や選び方を見ることができますよ。
オーパスワンの当たり年をご紹介
安定した品質も魅力の『オーパスワン』ですが、特に上質とされる、おすすめの当たり年をご紹介します。
オーパスワンの当たり年 | 2013年、2012年、2010年、2007年、2002年 |
6.オーパスワンのおすすめヴィンテージ【4選】
ここでは、『オーパスワン』の厳選ヴィンテージと同社のセカンドワインをご紹介します。
当たり年とされる、高品質なヴィンテージをピックアップしたので、ぜひご参考にしてみてください。


オーパスワン【2012年】
『オーパスワン』の当たり年とされる2012年もの。
ワイン造りの総責任者マイケル・シラーチ氏の就任以降、さらに高品質な赤ワインになったと評価されています。
オーパスワン【2012年】の詳細 | |
メーカー | オーパスワン |
内容量 | 750ml |
参考価格 | 45,360円(税込) |
オーパスワン【2010年】
『オーパスワン』の当たり年とされる2010年もの。
世界で最も影響力のあるワイン評論家の一人とされるロバート・パーカー氏が「96点」と評した高品質なビンテージとして知られる一本です。
オーパスワン【2010年】の詳細 | |
メーカー | オーパスワン |
内容量 | 750ml |
参考価格 | 80,784円(税込) |
オーパスワン【2007年】
2007年ものは、天候にも恵まれ、上質なブドウが採れた年とされています。
ヴィンテージの年数が経つほど、希少性が高くなっていくでしょう。
オーパスワン【2007年】の詳細 | |
メーカー | オーパスワン |
内容量 | 750ml |
参考価格 | 69,800円(税込) |
オーバーチュア NV オーパスワン
音楽用語で「序曲」を意味する『オーパスワン オーバーチュア』。18ヶ月の熟成を経てリリースされるセカンドワインです。
ブドウ品種は、カベルネ・ソービニオン、カベルネ・フラン、メルロー、プチ・ヴェルド、マルベック。
豊かな香りも申し分なく、なめらかで非常にバランのいい味わい。セカンドラインは通常のものより、安価な価格で手に入るのも魅力です。
ソムリエKさんレビュー



オーパスワン オーバーチュアの詳細 | |
メーカー | オーパスワン |
内容量 | 750ml |
参考価格 | 27,396円(税込) |
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