製図用シャーペンおすすめ!プロの逸品+口コミランキング10選
適度な重さと安定感のある書き心地で人気を集める製図用シャーペンですが、販売されているたくさんの中から自分にあったモデルを見つけるのは、なかなか難しいですよね。
そこで今回は、5,000点を越える文房具コレクションを保有し、文房具についての著書もあるプロ文房具ライター・きだて たく さんにおすすめの製図用シャーペンをうかがいました。
また、IPPING編集部調べによる、選び方のポイントやレビュー評価の高い製図用シャーペンの人気ランキングもご紹介します。
製図用シャーペンの構造や特徴を理解して、好みのモデルを見つけましょう!
1.文房具ライターおすすめの製図用シャーペン
はじめに文房具ライター・きだてたくさんおすすめの製図用シャーペンを見ていきましょう。
おすすめ
スマッシュ
1946年創立の大手文具メーカー『ぺんてる』の『スマッシュ』は、「口金(くちがね)」と呼ばれるぺン先部分と、グリップ部分が一体化したパーツを使用した製図用シャーペンです。
通常分離している口金とグリップ部分を一体化することで、口金が緩んで不安定になり書き心地が悪化することがありません。
きだてたく さんレビュー

口金とグリップが一体となったペン先部分は、頑丈で壊れにくい上にガタツキを抑制してくれる優れた構造となっています。
低重心設計で一定のラインも引きやすく、おすすめの一品です!
画像:amazon.co.jp
シリコンゴムを使用したグリップ部分は使いやすく、ビジネスや勉強での使用もおすすめですよ。
実際「高校時代から使っている」「字をたくさん書く学生におすすめ」と日常的に使用しているユーザーも多くいることがレビューからわかります。
ぺんてる スマッシュの詳細 | |
メーカー | ぺんてる |
線幅 | 0.5mm |
材質 | ABS |
メーカー希望小売価格 | 1,080円(税込) |
2.製図用シャーペンの選び方
製図用シャーペンは普通のシャーペンとどこが違うのでしょうか?
以下では、製図用シャーペンの特徴や構造を含め、自分にあったモデルを選ぶ上でのポイントを見ていきましょう。
(1)重心
製図用シャーペンは、ペンを垂直に立てて線を引きやすいよう、グリップ部分に金属を使用して重心を低くしたものが多くなっています。
普通のシャーペンより少し重く安定感のある書き心地を好んで、製図以外の用途で使う方も多いですよ。
重心が低いと書きにくいと感じる方は、製図用シャーペンの中でもグリップに金属を使用していないものや、バランスよく重心が設定されているものを選ぶと良いでしょう。
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(2)グリップ
上述のように、製図用シャーペンはグリップ部分に金属を使ったものが多くなっています。また持った時に滑りにくいようグリップ表面をざらざらに加工したもの多いです。
ペンを強く握る方の場合、金属のグリップは指に大きく負担がかかりがちです。グリップにゴムを採用したものも販売されているので、自分の持ち方に合わせて適したグリップのものを選びましょう。
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(3)芯の太さ
製図用シャーペンは、さまざまな太さの芯をつかえることも特徴です。
0.2mm〜2.0mmまでと、用途によって適した芯の太さを使い分けることができます。
普通のシャーペンと同じように文字を書く場合には、0.4mm前後の太さがおすすめです。また素早くメモやスケッチをとる際には0.8mm前後、イラストや図を作成する場合には1.0〜2.0mmの太めのものをそれぞれ使うと良いですよ。
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3.『ぺんてる』の製図用シャーペン人気ランキング
ここからは、IPPING編集部調べによる製図用シャーペンのランキングをご紹介していきます。
また先にご紹介した『ぺんてる スマッシュ』に関連して、『ぺんてる』にしぼったランキングでまとめました。
グラフギア1000
2002年にグッドデザイン賞を受賞した『グラフギア1000』は、利便性を突き詰めた製図用シャーペンです。
クリップの上下でペン先端部分を収納することができるので、ポケットなどへの収納時にまわりを傷つけることがありません。
また筆記時にはクリップ先端部分が軸内に収納され、クリップが手にあたることなく違和感のない筆記が可能です。
ステンレスとラバーを共に使用したグリップ部分は、握りやすく操作性が高くなっています。レビューでも「やっぱりこれ」「安定の使いやすさ」と高評価のコメントが寄せられていますよ。
グラフギア1000の詳細 | |
線幅 | 0.3〜0.9mm |
材質 | アルミニウム |
メーカー希望小売価格 | 1,080円(税込) |
グラフ1000 フォープロ
『グラフ1000 フォープロ』は1986年の発売以来ロングセラーとなっている人気モデルです。
不用意に光を反射することないマットブラックの軸、先金のゆるみや外れに強く常に一定の芯を出すことが可能なノック部機構など、その妥協のない設計から多くのプロが「もうこれ以外使えない」と高い評価を寄せています。
画像:amazon.co.jp
レビューにも「絶妙にちょうど良い」など高評価のコメントが多数寄せられています。
0.3〜0.9mmまでと幅広い太さの芯を選択できる点も嬉しいポイントです。
グラフ1000 フォープロの詳細 | |
線幅 | 0.3〜0.9mm |
材質 | アルミニウム、再生ABS |
メーカー希望小売価格 | 1,080円(税込) |
グラフペンシル
『グラフ1000 フォープロ』と並ぶ人気を集め、1972年の発売以来ロングセラーを続ける『グラフペンシル』は、軽さが特徴の製図用シャーペンです。
10g にも満たない重さで、長時間の筆記でも疲れずに継続することができますよ。重心が真ん中あたりにくるようバランスよく設計されている点も、使いやすい理由の一つです。
その人気は、親子2世代で愛用している方がいるほど。
「綺麗に線や字が書ける」「軸の太さ、重さがちょうど良く指が疲れない」とのレビューが寄せられており、製図以外の目的でも使われ評価を得ています。
また硬度表示窓部分の黄色がアクセントになったスマートな細身ボディはおしゃれでかっこよく、長年人気を集める理由の一つとなっています。
グラフペンシルの詳細 | |
線幅 | 0.5mm |
材質 | 再生ABS |
メーカー希望小売価格 | 864円(税込) |
グラフ1000CS
『グラフ1000CS』は、2位で紹介した『グラフ1000 フォープロ』のカラー仕様モデル。
黒やシルバーなど無骨な印象を与えることの多い製図用シャーペンですが、こちらは青や赤などカラフルな色使いがおしゃれな印象与えます。
ユーザーからも「赤の特別感が良い」「ブルーがカッコ良い」とそのカラフルなデザインを評価するレビューが寄せられています。
またグリップ部分には18個のラバーリブとメタルパーツを使用し、安定感と握りやすさの両立を実現。重さも11g 程度と比較的軽く、だれにでも使いやすい製図用シャーペンに仕上がっていますよ。
グラフ1000CS の詳細 | |
線幅 | 0.3〜0.5mm |
材質 | アルミニウム、再生ABS |
メーカー希望小売価格 | 1,080円(税込) |
グラフレット
価格と性能のバランスが良い『グラフレット』も、1985年以来多くのユーザーに愛され続けロングセラーを記録しています。
10g を切る軽さ、ペン先の視野が広い4mmリードスリーブ、滑り止め効果のある溝付きのグリップなど軽さと高性能を備えながら、500円を下回る低価格は魅力的です。
画像:amazon.co.jp
重心が真ん中にくるよう設計も計算されており、文章などを書く際にも使いやすいですよ。
ユーザーから「ベストバイ」「やっぱりこれが一番」とコメントされるのも納得ですね。
グラフレットの詳細 | |
線幅 | 0.3〜0.9mm |
材質 | 再生ABS |
メーカー希望小売価格 | 496円(税込) |
グラフギア500
『グラフギア500』は『ぺんてる』の製図用シャーペンの中でも最も価格が安いモデルの一つです。
軸とグリップに金属を使用し低重心で安定感のある製図用シャーペンを、400円を下回る価格で手に入れることができます。一方、オールメタリックのボディは、その価格とは思えない高級感があります。
またグリップにはローレット加工を施し、手のすべりを防ぐザラザラした表面は手の疲れを軽減してくれますよ。
レビューには「この値段でこの品質!」「300円台のシャーペンで最強」とのコメントが寄せられ、コスパの良さにユーザーは驚いているようですね。
グラフギア500の詳細 | |
線幅 | 0.3〜0.9mm |
材質 | 再生ABS |
メーカー希望小売価格 | 364円(税込) |
オレンズネロ
「ぺんてるの『最高』を所有する歓びをあなたに。」というコピーが印象的な『オレンズネロ』。
イタリア語で「黒」を意味する「nero(ネロ)」の名前の通り、樹脂と金属を混ぜ合わせた特殊素材のマットブラックが渋い一品です。
かっこいいデザインだけでなく、芯の折れない「オレンズシステム」やノック不要な「自動芯だし機構」など、製図用シャーペンとしてきちんと高い機能も備えていますよ。
特設サイトではアーティストに使用されている様子や開発担当者のインタビューを見ることができ、設計にとことんこだわって作られたモデルだということがよくわかります。
実際レビューには「使いやすく重量感も良い」「最も良いシャーペン」と、隅々までこだわり抜かれた設計を評価するコメントが寄せられています。
オレンズネロ の詳細 | |
線幅 | 0.2〜0.3mm |
材質 | ナイロン、鉄 |
メーカー希望小売価格 | 3,240円(税込) |
ランスロット2
高級シャーペンとしてギフトで購入されることも多い『ランスロット2』は、どんなシーンでも利用できる一品です。
金属を使用した適度に重いボディは安定感のある書き心地を実現し、口金や軸真ん中で輝く真鍮が高級感を演出。書き心地の良さとスタイリッシュさを両立したデザインで、ビジネスシーンでも活躍できるモデルですよ。
「役職者必須」とのコメントも寄せられ、サラリーマンからも評価されている様子がレビューからうかがえます。
「カチッ」という音にファンも多い、しっかりとしたノックの感触もこのモデルが愛される理由のひとつです。
ランスロット2の詳細 | |
線幅 | 0.5mm |
材質 | 真鍮 |
メーカー希望小売価格 | 2,160円(税込) |
オレンズメタルグリップ
『オレンズメタルグリップ』もそのシリーズモデルである『オレンズ』シリーズは、普通のシャーペンとは異なる機構を採用したシャーペンです。
特殊なパイプ(芯が出てくる部分)構造を採用することで「芯を出さずに書く」ことが可能で、ノック一回で通常のシャーペンよりも3倍長く筆記することができます。
画像:amazon.co.jp
「芯を出さない」という新感覚を味わえる構造はそのままに、このモデルではメタルグリップを採用することで、製図用シャーペンと同様に低重心で安定感のある書き心地を実現しています。
レビューには「良い使い心地」「折れにくく便利」とのコメントが寄せられています。
4色のバリエーションがある点も魅力的なポイントですね。
オレンズメタルグリップの詳細 | |
線幅 | 0.2〜0.5mm |
材質 | ABS |
メーカー希望小売価格 | 660円(税込) |
ビクーニャEX 2シリーズ
『ビクーニャEX 2シリーズ』は、スーツスタイルにぴったりなモデルです。シックなブラックを基調とし真鍮を使用した光沢のあるボディは重厚感があり、ビジネスの場面でも浮くことがありません。
スーツの胸ポケットにさせばちょっとしたアクセントにもなります。また適度な重みは筆記を安定させる上に、高級感を醸し出してくれます。
画像:amazon.co.jp
実際、「上品ですっきりとしている」「知性と清廉さを感じさせる」とその見た目を評価するレビューも寄せられていますよ。
1,500円を下回る高すぎない価格も人気を集める理由の一つです。
ビクーニャEX 2シリーズの詳細 | |
線幅 | 0.5mm |
材質 | 真鍮 |
メーカー希望小売価格 | 1,345円(税込) |
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