2 in 1 PCおすすめ!プロの逸品+最新ランキング10選
かたちを変えることでさまざまな使い方ができる便利な 2in1 PC は、ビジネスから趣味まで幅広い用途で使用されています。2018年も新機能を搭載した新モデルがたくさん発売されました。
そこで今回、いくつもの有名雑誌やWebメディアでご活躍する家電ライター、コヤマタカヒロさんにおすすめの 2in1 PC を教えていただきました。
またIPPING編集部による、性能を見る上で重要なポイントを含め、 2in1 PC の選び方や最新モデルの人気ランキングも合わせてご紹介していきます。
コヤマタカヒロ のプロフィール
『家電Watch』や『マイナビニュース』などを中心に様々なメディアで活躍するデジタル&家電ライター。米・食味鑑定士の資格を持ち、調理家電の評価・検証には特に定評がある。家電テスト&撮影のための空間「家電スタジオ」も始動。WEB『デジタル機器と家電とときどき3人娘』
この専門家の他の記事を見る1.家電のプロおすすめの 2in1 PC
早速、家電ライター・コヤマタカヒロさんがおすすめするモデルを見ていきましょう。

おすすめ
ThinkPad X1 Yoga
『ThinkPad X1 Yoga』は、ノートパソコン『ThinkPad』で知られる中国のPCメーカー『Lenovo』の 2in1 PC です。
ヒンジが360°回転する仕様で、タブレットとしてイラストを描くことも、ノートPCとしてキーボードで書類作成をすることもできます。ペンは本体に収納できます。
コヤマタカヒロさんレビュー

キーボードはディスプレイからはずれないタイプですが、ヒンジが360度回転するのでタブレットとしても問題なく使えます。
キーボードとディスプレイの重量バランスも良くて、おすすめですよ!
指紋認証と顔認証機能を搭載しており安全性が高い上、色ムラが少なく省エネのOLED (有機ELディスプレイ)液晶を採用している点も魅力的ですね。
レビューには「リングノートのようにグルっとたためる構造が衝撃的」とのコメントが寄せられ、ユーザーも回転する仕様に驚いているようです。
ThinkPad X1 Yoga の詳細 | |
メーカー | Lenovo |
発売(予約受付開始)日 | 3月2日 |
メーカー希望小売価格 | 133,661円(税込) |
2. 2in1 PC の選び方
プレゼン・営業・イラスト作成などさまざまな場面で活躍する 2in1 PC ですが、モデルによってその性能と価格は大きく異なります。
「形状」「ストレージ」など、モデルの良し悪しを判断する上で大切なポイントを見ていきましょう。
(1)形状
2in1 PC の形状は大きく以下の3つに分かれます。
タイプ1.コンバーチブル型
コンバーチブル型は、ディスプレイとキーボードが一体となったタイプです。
先ほど紹介した『ThinkPad X1 Yoga』のようにヒンジが回転するので形状を自由に変えられます。
タイピングがしやすい通常のノートPCのようにも、プレゼンに便利なように山型にしてディスプレイを見やすくすることもできます。
ディスプレイを切り離せないため、キーボードをよく使用する学生やビジネスマンにおすすめの形状といえます。次に紹介するセパレート型より高性能で動作が滑らかなものが多い点も特徴です。
画像:amazon.co.jp
タイプ2.セパレート型
セパレート型は、ディスプレイとキーボードが切り離せるタイプです。ノートPCよりもタブレットとして使いたい方におすすめの形状といえます。コンバーチブル型よりも重量が軽いモデルが多いのも特徴です。
一方、性能はコンバーチブル型よりも劣る場合があるので注意しましょう。
画像:amazon.co.jp
タイプ3.タブレット型
タブレット型は、タブレットにメーカー純正のキーボード付きカバーを装着して使用するタイプです。
2018年11月に発売されたばかりの『Apple』の『iPad Pro』と『Smart Keyboard Folio』の組み合わせもこのタイプといえます。
キーボードの打鍵感が特徴的だったりディスプレイの角度を調整できなかったりと、他のタイプと比べると自由度が低い場合もありますが、その分軽く価格が安いものが多いです。
画像:kakaku.com
(2)動作の滑らかさ
2in1 PC がサクサク動くかどうかは、「CPU」と「メモリ」に大きく左右されます。
CPU
「CPU」は、 2in1 PC のいわば頭脳にあたる部分。ここの良し悪しで処理速度が変わってきます。
2in1 PC で使用されているCPUは主に以下の3種類です。
- Atom、Celeron:
ブラウジング・書類作成など簡単な作業向け。最も安価。 - Core i(Y)、Core M:
ブラウザゲームも快適に動作する性能。 - Core iシリーズ:
ゲームや動画編集も快適に動作。最も高性能で高価。
性能は「Core i」 > 「Core i(Y)、Core M」 > 「Atom、Celeron」とイメージしてもよいと思います。価格もこの順番で高くなります。
また「Core i5」など末尾の数字にも注目しましょう。この値が大きいほど、それだけ性能も高くなります。
メモリ
「メモリ」は「RAM」とも呼ばれ、いわば 2in1 PC の作業処理における作業台の大きさを表します。
大きい作業台の方が処理がスムーズに進みますよね。この値が大きいほど動作も滑らかになります。
通常ノートPCであれば増設も可能ですが、基本的に 2in1 PC では増設ができません。さまざまな用途に対応できるよう最低でも4GB以上のものを選ぶようにしましょう。
画像:amazon.co.jp
(3)ストレージ
ストレージとは、データを保存できる容量のことです。ストレージもメモリと同じく、通常のノートPCでは可能な増設が 2in1 PC では基本的にできません。
クラウドをうまく活用することも大切ですが、できればたくさんデータを保存できるものを選びたいですよね。具体的には最低でも32GB以上のものがおすすめです。
(4)ディスプレイ
ディスプレイのサイズも10インチから15インチ以上までさまざまなものが販売されています。
携帯性を重視するなら10インチ、プレゼンで使うなら15インチなど、用途に合わせて最適なサイズを考えましょう。
また解像度も重要なポイント。低解像度のディスプレイでは文書作成でも拡大しないと文字が見にくい場合もあります。
SNSやメールなどがメインであれば「1,280×800」程度でも問題ないですが、動画や画像を見たりビジネスで使用する方は「1,920×1,080」以上のモデルがおすすめです。
画像:amazon.co.jp
3.レビュー評価の高い最新 2in1 PC 人気ランキング
ここからは、2018年に発売されたばかりの最新2in1の人気モデルを見ていきましょう。
VAIO A12
言わずと知れたPCブランド『VAIO』の最新機種『VAIO A12』は独自の構造を取り入れた使いやすい形状が魅力的な 2in1 PC です。
これまでの 2in1 PC ではディスプレイとキーボードの重量バランスが悪くディスレプイが後ろに倒れてしまったり膝の上で操作しにくいという問題がありました。
このモデルでは特許取得済みの「スタビライザーフラップ」を搭載することでその問題を解決。クラムシェル型(=通常のノートPC)と同じような安定感のある使い心地を実現しています。
ペンタブレットとして実績のある『ワコム』社製デバイスを採用したスタイラスペンも使いやすく、タブレットとしての実力も十分です。
「様々なスタイルで使える利便性がものすごく新鮮」とレビューが寄せられ、長年の『VAIO』ユーザーからも高い評価を受けていますよ。
VAIO A12の詳細 | |
メーカー | VAIO |
発売(予約受付開始)日 | 11月13日 |
メーカー希望小売価格 | 143,424円(税込) |


iPad Pro
『Apple iPad Pro』は2018年11月18日に発売されたばかりの『iPad』シリーズ最新機種です。2015年以来のフルモデルチェンジを果たし、格段にバージョンアップしました。
何と言っても性能の高さが魅力的。処理速度はノートPC『MacBook Pro』に並ぶほど向上し、画像処理ソフトで有名な『Adobe Photoshop』も楽々動かすことができます。
スタイラスペン『Apple Pencil』は磁石で本体に装着可能になり、充電も同時に行えます。本体の接続端子もUSB-Cとなり汎用性が高まっています。
レビューでも「写真現像や動画編集をされる方だとお勧め」と性能の高さを評価するコメントが寄せられていますよ。
Apple iPad Proの詳細 | |
メーカー | Apple |
発売(予約受付開始)日 | 11月7日 |
メーカー希望小売価格 | 92,381円(税込) |
LAVIE Hybrid ZERO
約769gしかない『NEC LAVIE Hybrid ZERO』は、13.3型ワイド液晶搭載の 2in1 PC として世界最軽量を誇ります*。
軽いだけでなく作りも頑丈で、150kgfの面加圧試験をクリアするほど。安心してカバンに入れて持ち運べますね。
コンバーチブル型ですが、タッチパネル搭載の上ベゼルが360度回転するのでタブレットとしても問題なく使えます。
レビューでも「携帯性抜群」「とにかく軽い」とユーザーもその軽さに驚いているようです。
*HZ500/LAシリーズ、LAVIE Direct HZにてCore™ i3 プロセッサー選択時。2018年9月1日現在、NECパーソナルコンピュータ調べ。
NEC LAVIE Hybrid ZEROの詳細 | |
メーカー | NEC |
発売(予約受付開始)日 | 10月25日 |
メーカー希望小売価格 | 183,384円(税込) |
Surface Pro 6
『Surface Pro 6』は『Microsoft』のタブレットPCシリーズ『Surface(サーフェス)』シリーズの最新機種。最新の第8世代 Intel Core プロセッサを搭載することで、前モデルよりパフォーマンスが最大67%向上しました。
「Word」「Exel」を含む『Office Home and Business 2016』が追加料金なしで利用できるのも魅力的です。新たにブラックのカラーが追加された点も嬉しいポイントですね。
「軽くて使いやすく、画面もとてもキレイ」と実際に購入したユーザーからも高い評価を受けています。
Microsoft Surface Pro 6の詳細 | |
メーカー | Microsoft |
発売(予約受付開始)日 | 10月16日 |
メーカー希望小売価格 | 129,384円(税込) |
Let’s note XZ6 CF-XZ6DDAPR
過去にグッドデザイン賞の受賞経験もあり、平均愛用年数約6年を誇る人気ノートPCシリーズ『Let’s note(レッツ・ノート)』の最新モデル。
長年支持されてきた壊れにくさはそのままに軽量化に成功しています。
約1.019kgの重量は、同型の 2in1 PC として世界最軽量*。タブレット部も約550gと軽く、営業や外出の多いビジネスマンに優しい設計となっています。
さらに着脱式バッテリーの駆動時間は約18.5時間もあります。劣化してきたら交換できる点もボディを長く使用できて経済的ですね。
レビューでは古いモデルからの乗り換えをしたユーザーからも高評価のコメントが寄せられています。
*12型以上、インテル Core i シリーズプロセッサ Thermal Design Power 15AW搭載の着脱式ノートPCにおいて。2018年9月12日現在、Panasonic調べ。
Let’s note XZ6 CF-XZ6DDAPRの詳細 | |
メーカー | Panasonic |
発売(予約受付開始)日 | 10月12日 |
メーカー希望小売価格 | 294,624円(税込) |
Spectre x2
『HP Spectre x2』は、クロムメッキを施されたアッシュブラックのボディと、輝くゴールドが優雅な印象を与える 2in1 PC 。
「そろそろ、オトナのタブレット。」のコピーにふさわしい品のあるデザインが施されています。
この高級感のあるデザインにマッチするスタイラスペン、マウス、ワイヤレスイヤホンなども販売されているのも嬉しいポイント。
インテル Core i プロセッサ、16GBのメモリ、顔認証、8時間のバッテリー、解像度3,000×2,000と性能も申し分ありませんよ。
実際に購入したユーザーからも造形美と機能美の両立を評価されています。
HP Spectre x2の詳細 | |
メーカー | HP |
発売(予約受付開始)日 | 9月2日 |
メーカー希望小売価格 | 136,620円(税込) |
Surface Go
『Surface Go』は『Microsoft』の 2in1 PC シリーズ『Surface』シリーズの中でも、携帯性に特化したモデルです。
重量522g、薄さ8.3mm、10インチのSurfaceシリーズ最軽量、かつ最小のボディは軽い出張や旅行などにぴったりのサイズ感。
OSにはWindows10を搭載、バッテリーは9時間の駆動時間があります。また8GBのメモリ、128 GBのストレージは小さいながらそこそこの性能と言えるのではないでしょうか。
レビューには「モバイルPCとして仕事で持ち出したい人に最適。」「どこか地方に行く際にいいね」とのコメントが寄せられています。
Microsoft Surface Goの詳細 | |
メーカー | Microsoft |
発売(予約受付開始)日 | 8月28日 |
メーカー希望小売価格 | 69,984円(税込) |
ENVY x2
場所を選ばずどこでも使える 2in1 PC 『HP ENVY x2』。その魅力は、4G LTE通信対応で、17時間の長時間バッテリーを搭載しているパワフルな設計にあります。
Wi-Fiの接続スポットやコンセントいらずで、どこでも起動・通信が可能なので、活動範囲が広がりますね。
またタブレット部は8.5mm、重量は778gと携帯性も高い上、耐久性に優れたガラスを製造する『Corning(コーニング)』社の『CORNING GORILLA GLASS』を採用しており衝撃や引っかき傷などにも強い設計となっています。
レビューでも「どこでも使えて便利」とその使いやすさが高く評価されていますよ。
HP ENVY x2の詳細 | |
メーカー | HP |
発売(予約受付開始)日 | 6月5日 |
メーカー希望小売価格 | 150,984円(税込) |
MT-WN1201E
2006年に設立された安価な製品で知られる日本のPCメーカー『マウスコンピューター』の 2in1 PC 『MT-WN1201E』はコスパの良さが魅力のモデル。
インテル Celeronのプロセッサ、4GBのメモリ、64GBのストレージ、2160×1440の解像度、12インチのディスプレイで約55,000円の価格は、このランキング中最もパフォーマンスが良いと言えます。
プログラミング的思考を育むとして世界的に人気のゲーム『Minecraft(マインクラフト)』が付属している点も魅力的なポイントです。
「文句のつけようがありません」とレビューでも好評のようです。
MT-WN1201Eの詳細 | |
メーカー | マウスコンピューター |
発売(予約受付開始)日 | 4月27日 |
メーカー希望小売価格 | 55,409円(税込) |
Surface Book 2
『Microsoft Surface Book 2』は『Surface』シリーズ史上最も高性能のモデル。インテルCore i7 プロセッサを搭載、最大17時間のバッテリー、16GBのメモリと基本性能の高さには目を見張るものがあります。
ゲーミングに最適なGPU「NVIDIA® GeForce® GTX 1050」も搭載。さらに専用の機材を購入すれば「Windows Mixed Reality」も使用可能で、最先端の「MR*」技術に触れることもできます。
レビューでも性能の高さが評価され、ユーザーから「夢の高パフォーマンスをぎゅっと詰め込んだ一品」とのコメントが寄せられています。
*MR:Mixed Reality=複合現実。「ポケモンGO」やアプリ「SNOW」などに代表される「AR(拡張現実)」をさらに発展させた技術で、同一ヴァーチャル空間に複数人同時体験や位置情報を含めた3次元的な広がりを持つ空間の体験が可能。 参考:time-space.kddi.com
Microsoft Surface Book 2の詳細 | |
メーカー | Microsoft |
発売(予約受付開始)日 | 4月 9日 |
メーカー希望小売価格 | 200,664円(税込) |
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