電子書籍リーダーおすすめ!プロの逸品&人気ランキング10選
「読みたい本はあるけど持ち運ぶのが大変…」という方におすすめなのが、『Kindle』や『Kobo』などで知られる電子書籍リーダーです。
通勤・通学中に利用している方を日常的に見られるようになった現在、最新の電子書籍リーダーはどのようなモデルが販売されているのかご存知ですか?
今回は、いくつもの有名雑誌やWebメディアで活躍する家電ライター・コヤマタカヒロさんにおすすめの電子書籍リーダーについてお話しをうかがいました。
人気の電子書籍リーダー10モデルと、自分にあった電子書籍の選び方も紹介します。
軽くて読みやすい電子書籍リーダーを手に入れて、充実した読書ライフを送りましょう。
コヤマタカヒロ のプロフィール
『家電Watch』や『マイナビニュース』などを中心に様々なメディアで活躍するデジタル&家電ライター。米・食味鑑定士の資格を持ち、調理家電の評価・検証には特に定評がある。家電テスト&撮影のための空間「家電スタジオ」も始動。WEB『デジタル機器と家電とときどき3人娘』
この専門家の他の記事を見る1.家電のプロおすすめの電子書籍リーダー
まずは家電のプロ・コヤマタカヒロさんおすすめの電子書籍リーダーについて見ていきましょう。
おすすめ
Kindle Paperwhite
『Kindle Paperwhite』は、『Amazon』が展開する電子書籍リーダー『Kindle』シリーズの中でもミドルランクのモデルです。
コヤマタカヒロさんレビュー

容量や大きさのバランスが良く、「ちょうどいい」電子書籍リーダーと言えます。
防水加工が施されている点も魅力的ですね。
薄さ8.18mm、重さ182gと、女性でも片手で楽々持てる軽さが使いやすいポイント。
コヤマタカヒロさんのレビューにもあるように、浴槽に落としても問題ないしっかりした防水加工が施されているので、お風呂での読書にもおすすめです。
レビューには「買ってよかった」「本は読まない派だったけど読書が楽しくなった」など、購入したユーザーから高評価のコメントが寄せられています。
Kindle Paperwhite の詳細 | |
メーカー | Amazon |
容量 | 8GB/32GB |
メーカー希望小売価格 | 13,980円(税込) |
2.電子書籍リーダーの選び方
ここからは、自分にあった電子書籍リーダーの選び方のポイントを見ていきましょう。
タブレットか電子書籍リーダーか?
電子書籍は、電子書籍リーダーだけでなく、タブレットでも楽しむことができます。どちらも同じような形状で、大きな違いはないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
電子書籍リーダーは、タブレットと比較してどんな特徴があるのでしょうか。
- 長持ちするバッテリー
- 読書に適したディスプレイ
- 安い価格
ほぼ毎日充電が必要なタブレットと比べて、電子書籍リーダーの充電は数週間に一度で十分。高性能のものであれば、1ヶ月以上充電しなくても問題ありません。
電子書籍リーダーには、読書に最適化された特殊なディスプレイが使用されています。
また照明には、タブレットに採用されているバックライトではなく、目が疲れにくいフロントライトを採用。ブルーライトが少ない点も魅力的なポイントです。
さらに、最新モデルでは約10万円と高価な『iPad』を筆頭に、購入に数万円かかるタブレットに比べ、電子書籍リーダーはリーズナブル。安いものでは1万円程度で購入することができます。
一方注意するべきポイントは、電子書籍リーダーはモノクロ画面だということ。雑誌など写真が豊富なものを読みたい場合は、タブレットを選びましょう。
画面サイズ
サイズ | 対象 | 備考 |
---|---|---|
4.7~8インチ | 小説 | 文庫本は6インチ弱 |
8~10インチ | 漫画 | 原寸大は8インチ前後 |
10インチ以上 | 雑誌 | 重さが気になる場合も |
一般的に電子書籍を読む際に適したディスプレイのサイズは、以上のようになっています。
電子書籍は主に小説・漫画を読むのに適した6〜8インチが主流。雑誌を読むには少しディスプレイが小さいので、タブレットがおすすめです。
重さ
単行本 | 約150~200g/冊 |
電子書籍リーダー | 約160〜200g/冊 |
タブレット | 約300〜500g/台 |
電子書籍リーダーは単行本と同じく、約160〜200gの重さ。最新の『iPhone X』が約190gであることを考えると、女性でも疲れることなく片手で長時間持つことができます。
基本的に画面サイズが大きいほど重量も増えていきます。よって、タブレットは全体的に電子書籍リーダーの倍近い重さがあり、片手で長時間持つには重量がありすぎます。
重量からも、電子書籍リーダーがタブレットより読書に適していることがわかりますね。
対応ストア
電子書籍リーダーで読むことができる書籍や漫画は、対応するストアに販売されているかどうかで大きく変わってきます。
『Amazon』の『kindleストア』や『楽天』の『楽天Kobo電子書籍ストア』が代表的なストアで、品揃えも豊富。他にも『honto』『BookLive!』『電子書店パピレス』などがあります。
読みたい書籍があっても、その作品を販売しているストアに電子書籍リーダーが対応していなければ閲覧することができません。
漫画が充実していたり、学術書が豊富だったりと、ストアによって特色はさまざま。電子書籍リーダーで何を読むのかをあらかじめ想定して、そのジャンルが豊富なストアに対応している電子書籍リーダーを選びたいですね。
容量
ハードディスクが使われているパソコンやスマートフォンとは異なり、記憶媒体にフラッシュメモリを採用している電子書籍リーダーの容量は、一般的には4GBほど。
「少なすぎるのでは」と不安を感じる方も多いかと思いますが、書籍1作品が1MB前後なので、容量が4GBでも概算で約4000冊保存できます。
しかし、漫画をたくさん読む方は注意が必要。漫画は一般的にデータ量が多く、1作品あたり40MB前後もの容量を使います。
電子書籍リーダー本体への保存以外に、クラウド上に保存できるモデルもあります。漫画の量が多くなる方は容量がなるべく多いモデルか、クラウドサービスを利用できるものがおすすめです。
防水機能
お風呂で読書をする方には必須の防水機能。
防水加工には規格があり、「IP + 数字」の形で性能の良し悪しを表現します。
お風呂でも安心して使えるのは、IP5以上のもの。IP7以上になると、水没しても問題ありません。水回りやキッチンで使用するという方は、IP5〜6でも十分です。
防水規格の概要については以下にまとめたので、参考にしてみてください。
説明 | 保護の程度 | |
---|---|---|
IP5 | 噴流水に対する保護 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響をうけない。 |
IP6 | 波浪に対する保護 | 波浪または、いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響をうけない。 |
IP7 | 水中への浸漬に対する保護 | 規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響をうけない。 |
IP8 | 水没に対する保護 | 製造者によって規定される条件に従って、連続的に水中に置かれる場合に適する。原則として完全密閉構造である。 |
出典:日本工業標準調査会(JISC)電気機械器具の外郭による保護等級
通信
ストアでの作品購入や端末へのダウンロードで必要なのが通信機能。
基本的にWi-Fiを利用したものが多いですが、中には「4G」通信も可能なモデルも販売されています。
ただ、Wi-Fi以外の通信機能を備えたモデルは価格が高くなりがち。コヤマタカヒロさんがおすすめしていた『Kindle Paperwhite』であれば、約1万円もの価格差があります。
一方、Wi-Fi以外の通信手段を持つモデルは、Wi-Fi環境にとらわれずどこでも作品の購入やダウンロードが可能な利便性の高さが魅力的です。
予算や自宅の通信環境を踏まえて、適したモデルを選びましょう。
3.レビュー評価の高い電子書籍リーダー人気ランキング
それでは、レビュー評価に基づいた人気ランキング10選をご紹介します。
Kindle Oasis
『Amazon』が展開する電子書籍リーダーシリーズ『Kindle』の最上位機種『Kindle Oasis』が見事ランキング1位に輝きました。
最上クラスであるIP8等級の防水加工、32GBの大容量、7インチの大きなディスプレイと、どれをとっても電子書籍リーダーの平均的な水準を超えるスペックとなっています。
本でいう背表紙に当たるグリップ部分は、200g弱の重量でも片手で持ちやすいよう人間工学に基づいた設計が施されています。女性でも片手で楽に持つことができますよ。
「握る手の側に重心があるので重さ以上に軽く感じる」と、レビューでも独自のグリップが高い評価を得ています。
Kindle Oasisの詳細 | |
メーカー | Amazon |
容量 | 8GB/32GB |
参考価格 | 35,716円(税込) |
Kindle
『Kindle』は、『Amazon』が展開する『Kindle』の中でも、最も低価格なモデルです。
ディスプレイには、まるで紙のような読み心地の「e-inkスクリーン」を採用。反射が時に読みにくいタブレットのディスプレイとは異なるマットな質感で、明るい日差しの元でも読みやすくなっています。
「広告あり」モデルであれば、8,000円弱と低価格で購入できる点も魅力的なポイントです。
「本の買いすぎに注意」「迷っている方は、買ったほうがいい」と、レビューには高評価のコメントが並んでいます。
Kindleの詳細 | |
メーカー | Amazon |
容量 | 4GB |
参考価格 | 9,980円(税込) |
Kobo Forma
『Kobo』は、楽天が展開する電子書籍リーダーシリーズ。『Amazon』が展開する『Kindle』シリーズと並び、メジャーな電子書籍リーダーシリーズです。
なかでも『Kobo Forma』は、シリーズ最上位機種。32GBの大容量に加えて、他ではあまり見られない8インチの大画面が特徴です。
スワイプ操作に加えて、物理ボタンでも操作ができるのは嬉しいポイント。片手で操作したい時に役立ちますね。
「完成度は非常に高い」と、レビューでは高い評価を獲得しています。
Kobo Formaの詳細 | |
メーカー | 楽天 |
容量 | 32GB |
参考価格 | 33,635円(税込) |
Kobo Clara HD
『Kobo Clara HD』は、『Kobo』のエントリーモデル。
約1万5,000円の低価格は、現在販売されている主流の電子書籍リーダーの中でも安めの価格。
安いからといってスペックが低いというわけではなく、約8,000冊保存できる8GBの容量と、振り仮名もくっきり見える300ppiの高解像度ディスプレイを備えています。
レビューでは「軽量が魅力的」と、スマートフォンとほぼ変わらない166gの軽さも評価されています。
Kobo Clara HDの詳細 | |
メーカー | 楽天 |
容量 | 8GB |
参考価格 | 14,900円(税込) |
kobo aura H2O Edition 2
『Kobo』のうち、現在販売されているものの中で中位モデルに属する『kobo aura H2O Edition 2』。
スタンダードモデルならではのバランスの良さが魅力的。2万円を超えない適度な価格設定に加えて、8GBと読書好きにも対応できる余裕のある容量を備えており、どなたでも安心しておすすめできます。
昼/夜や時間帯に合わせて最適な色合いに調節できるスクリーン「ComfortLight PRO」を採用している点も、嬉しいポイントです。
「防水機能が特徴」とのレビューもあるように、最高レベルのIP8等級の防水加工が施されているので、お風呂でも安心して使えます。
kobo aura H2O Edition 2の詳細 | |
メーカー | 楽天 |
容量 | 8GB |
参考価格 | 19,568円(税込) |
Reader Pocket Edition
『Reader Pocket Edition PRS-350』は、言わずと知れた日本の老舗メーカー『SONY』の電子書籍リーダー。
『Kindle』や『Kobo』と異なる特徴は、タッチペンを使用した書き込みができる点。紙の本と同様に、手書きのメモを直接本に書きこめます。
書き込んだメモの削除や非表示もできるので、書き込みながら本を読む方におすすめのモデルと言えます。
レビューでは「文庫本サイズがちょうど良い」と、大型化が進む現在の電子書籍リーダー市場を省みて、そのサイズ感を評価するコメントも寄せられています。
Reader Pocket Edition PRS-350 の詳細 | |
メーカー | SONY |
容量 | 2GB |
参考価格 | 9,000円(税込) |
Kobo Glo
『Kobo Glo』は、洋書を読む方におすすめの電子書籍リーダーです。
『ジーニアス英和辞典』と『プログレッシブ英和中辞典』が元から搭載されており、読書をしながら英単語を調べることができます。
またウェブ記事の後読みアプリ『Pocket』と連携することで、記録していた記事を後から読むことができる点も魅力的です。
「薦められて買って、大満足」「前機種と比べて、相当よくなってます」とレビューには高評価のコメントが並んでいます。
Kobo Gloの詳細 | |
メーカー | 楽天 |
容量 | 2GB |
参考価格 | 2,980円(税込) |
Kobo Aura ONE コミックEdition
漫画好きにおすすめなのが『Kobo Aura ONE コミックEdition』。
4〜8GBのものが主流の中、こちらは32GBの大容量で、約800冊の漫画を保存することができます。
また1,872×1,404の高解像度ディスプレイと目に優しい「ComfotLight Pro」技術を採用しているので、きれいな画面で楽に漫画を楽しむことができますよ。
レビューでは7.8型の画面サイズも好評で、人気を集めています。
Kobo Aura ONE コミックEditionの詳細 | |
メーカー | 楽天 |
容量 | 32GB |
参考価格 | 24,624円(税込) |
Reader
『Reader PRS-T3S』は、長時間使用できる豊かなスタミナが魅力的な電子書籍リーダーです。
1日30分の読書をすると仮定しても、1回の充電で約2ヶ月使用することができます。他モデルでも数週間は持ちますが、こちらの持久力は他の追随を許さない力強さを誇ります。
数種類の辞書を使える点も他モデルと差別化が図られているポイント。英和辞典、英英辞典、国語辞典を利用することができます。
レビューには「素晴らしい端末」「敬遠していたWeb小説も読みやすくなった」と高評価のコメントが多数寄せられており、発売から時間が経った現在も人気を集めるのも頷けます。
Reader PRS-T3Sの詳細 | |
メーカー | SONY |
容量 | 2GB |
参考価格 | 17,800円(税込) |
Kobo Touch
『Kobo Touch』はコスパの優れた電子書籍リーダーです。
容量は8GBとなっていますが、microSDカードで32GBまで拡張が可能。テキストベースの作品であれば、拡張後に数千冊も保存することができます。
また店舗によっては3,000円と、他モデルと比べて圧倒的な低価格で購入できる点は見逃せないポイント。
「電子書籍リーダーとして最低限の機能があれば良い」という方に、発売から時間が経った現在だからこそおすすめできるモデルと言えます。
レビューには「PCと違ってちらつかないし目が痛くならない」「手元から手放せない」と高評価のコメントが寄せられています。
Kobo Touchの詳細 | |
メーカー | 楽天 |
容量 | 8GB |
参考価格 | 3,000円(税込) |
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