発電機おすすめ!プロの逸品&人気ランキング10選
キャンプやイベントはもちろん、停電などの非常時に、屋外で使える発電機があると大変便利です。
しかし発電機が欲しいと思っても、「発電機でどのくらいの電力を賄えるのか」「動かした際にどのくらいの騒音が出るのか」など、分からないことも多いですよね。
そこで今回は、キャンプ雑誌『ガルヴィ』やWEB『マウンテンシティ』にて連載中、YouTube『ベアーズ島田キャンプチャンネル』でも1万人の登録者数を持つ人気の野外料理研究家、ベアーズ島田キャンプさんにおすすめの発電機についてお聞きしました。
あわせてIPPING編集部による発電機の選び方や、おすすめの電源アイテム10選をご紹介します。
ベアーズ島田キャンプ のプロフィール
ヒロシ率いるソロキャンプ仲間『焚き火会』の一員。TV番組やCMでも活躍中の野外料理研究家。YouTube『ベアーズ島田キャンプチャンネル』は登録者数1万⼈。キャンプ雑誌『ガルヴィ』WEB『マウンテンシティ』にて連載中。秋ごろにキャンプ料理本を出版予定。所属事務所『有限会社ヒロシ・コーポレーション』
この専門家の他の記事を見る1.野外料理研究家おすすめの発電機
それでは早速、ベアーズ島田キャンプさんおすすめの発電機をご紹介します。

おすすめ
ポータブル電源 ENERBOX
ごく少量の電力を賄えればよい場合は、発電機よりもポータブル電源がおすすめです。
『ポータブル電源 ENERBOX CITAEB-01』は、電気毛布などちょっとした電力を賄いたい時におすすめのアイテムです。
家電製品などに使えるAC出力が3つ、USB電源が3つ、9~12VのDC機器の電源に使えるDC電源が2つ備わっており、複数の電気機器を同時に使うことができます。
120,000mAhの大容量バッテリーは、それぞれ電気毛布が約18時間、テレビが約2時間、車用冷蔵庫(45W)が約7.5時間使えます。
充電は家庭用コンセントに限らず、カーチャージャーやソーラーパネルの3種類から可能。
その使い心地についてベアーズ島田キャンプさんにお聞きしました。
ベアーズ島田キャンプさんレビュー

電気毛布をつないで18時間もつので寒くてもかなり平気でした。冬行く場合はあると便利です。
また照明をとったりするのも楽ですね。家にあるスポットライトとか持っていけばそれでいいし、スタンドライトでも大丈夫です。
あとあまり電圧が強いやつだと使えませんが、低電圧のタコ焼き機くらいだったら使えますよ。
充電はソーラーでも家の電源でもできます。
ポータブル電源 ENERBOX CITAEB-01の詳細 | |
メーカー | LACITA |
容量 | 120,000mAh |
重さ | 6.2kg |
参考価格 | 49,800円(税込) |
2.発電機の基礎知識&選び方
ベアーズ島田キャンプさんのように自然派ソロキャンプが好きな方は、少量の電力しか必要としない方も多いかと思います。
そんな方は「ポータブル電源」を活用することでキャンプを快適に楽しむことができますし、アウトドアで大人数でキャンプする際などは、供給できる「インバーター発電機」があると便利です。
発電機を選ぶ際は、必要電力を計算して必要な電力を供給できる「発電機」を選ぶようにしましょう。
ここでは発電機の基礎知識や選び方をご紹介します。
用途で選ぶ
出力を参考にする時は、電気機器の消費電力だけでなく起動電力にも注意するようにしましょう。
電気機器の中には自転車と同じように「動き始めには力がいるけど、動き始めたら力がいらない」というものもあります。
例えばアウトドアなどで使われる小型冷蔵庫は、消費電力は低いですが、起動電力は通常時の4倍になります。
出力が消費電力を上回っていても、起動電力を下回っていた場合は使えないこともあるため、使いたい電気機器の起動電力は必ず確認しておきましょう。
< 消費電力と実際に必要な電力の計算例 >
電気機器 | 消費電力(W) | 起動電力(W) |
液晶テレビ | 140 | 140 |
小型電気ポット | 450 | 450 |
ミキサー | 220 | 260 |
小型冷温庫 | 60 | 240 |
合計 | 870 | 1090 |
上記の場合、必要な出力は1090W以上となります。
起動電力に関しましては、以下に主な起動電力の目安を紹介しておきますので計算の参考にしていただけたらと思います。
【 主な家電の起動電力目安 】
倍率 | 電気機器の種類 |
約1倍 | テレビ・炊飯器・充電器・ノートパソコン・コーヒーメーカー・電気ポッド・ハロゲンヒーター・ハロゲン投光器など |
約1.5倍 | ドライヤー・ミキサー・電気ドリルなど |
約2倍 | 電子レンジ・扇風機・エアコン・電動丸ノコ・電気カンナなど |
約2~3倍 | 電動芝刈り機・蛍光灯など |
約3~5倍 | 冷蔵庫・コンプレッサー・小型クーラー・小型冷温庫・大型電動工具など |
参考:honda.co.jp
また、消費電力として紹介している単位W(ワット)は有効電力ともいい、電気機器を動かす際に生まれる電気のロスを含まない数値となっています。
逆に電気のロスを含んだ数値はVA(ボルトアンペア)の単位で示されます。
例えば、エアコンの力率(有効に消費できる電力)は投入された電力の95%程しかなく、消費電力が700Wだとすると、実際にエアコンを動かすのに必要な電力は740VA(700W/0.95=736.8VA)となり、40VAはロスとなります。
それぞれは以下のように求めることができます。
- W=VA×力率
- VA=W÷力率
- 力率=W÷VA
難しくてわからないよ!という方は、消費電力がWで書かれている場合は、それに電気のロスを加えた量の電気が必要と覚えておきましょう。
燃料で選ぶ
多くの電力を必要とするならインバーター発電機がおすすめです。
インバーター発電機の主な燃料は、ガソリンかカセットボンベが一般的です。
燃料タイプ別に特徴をご紹介します。
ガソリンタイプ
ガソリンタイプは、発電にかかるコストを安く抑えることができて、長時間の使用にも向いています。
出力が大きく、1度給油すれば10時間ほど発電機を動かすことができます。
たくさんの家電を長時間動かすという場合はこちらのタイプがおすすめです。
ただガソリンの臭いや、使わない間の保管方法など、気を遣わなければならないデメリットもあります。
カセットボンベタイプ
画像:amazon.co.jp
カセットボンベタイプの発電機は、防災目的や短時間での使用に最適です。
燃料であるカセットボンベは保管がしやすく、使用期限も長いため、防災用に備蓄する際にも向いています。
中身が余ったらカセットコンロに使えたり、燃料の交換もしやすく安定して使えます。
家庭電源並みのパワーを必要としない場合はこちらがおすすめです。
静かなものを選ぼう
キャンプ地などは静かで、昼間でも発電機の稼働音が周囲の迷惑になることがあります。
稼働音はなるべく小さいものがおすすめです。
インバーター発電機の騒音レベルはだいたい50~70dBが一般的ですが、この辺りでも静かな場所では少々うるさく感じます。
50~70dBは、掃除機や、チャイムなどの音と同じくらいになります。
あらかじめ使う場所や用途に合わせて迷惑にならない範囲のものを選ぶようにしましょう。
音を出せないときの電力確保
場所によっては、ポータブル電源や簡易発電機を活用するのがおすすめです。
キャンプ地などは静かなため、昼間でも音が気になることがあります。
ポータブル電源や簡易発電機などがあれば音を気にすることなく、ちょっとした小型家電であれば使うことができます。
参考:honda.co.jp
3.発電機の人気ランキング10選
ここからは屋外で使用できる電源機器を「インバーター発電機」「ポータブル電源」「簡易発電機」の3種類に分けてご紹介します。
インバーター発電機の人気ランキング5選
複数の電気機器を同時に使うなど、比較的大きい電力を使用する場合は、こちらのインバーター発電機を参考にしてみてください。


発電機 インバーター
『発電機 インバーター EF2500i』はアウトドアに限らず、非常時にも頼れるインバーター発電機です。
最高2,500VAの高出力で、停電時でも家電品を十分動かすことができます。
また騒音レベルもエコノミーコントロール時は65dBと比較的静かなのも魅力。
とにかく「使いやすい」との声が多く、パワフルで安定性もあり、静かに使うこともできる人気の発電機です。
発電機 インバーター EF2500iの詳細 | |
メーカー | ヤマハ |
定格出力 | 2,500VA |
燃料(容量) | 自動車用レギュラーガソリン(9.0L) |
重さ | 29kg |
参考価格 | 213,840円(税込) |


インバーター発電機
『インバータ発電機 GV-16i』は、静音で使いやすさに優れたインバータ発電機です。
騒音値が59dB~65dBと低騒音・低振動のためレジャーや非常用にも使うことができます。
また『工進』の発電機には本体に操作手順の数字がふってあり、操作もわかりやすいと好評です。
こちらの動画では実際に使用する手順を紹介してくれているので、参考にしてみてください。
インバーター発電機 GV-16iの詳細 | |
メーカー | 工進 |
定格出力 | 1,600VA |
燃料(容量) | 自動車用レギュラーガソリン(4.2L) |
重さ | 22kg |
参考価格 | 119,232円(税込) |


防音型インバータ発電機
『防音型 インバータ発電機 EF1600iS』は、使い勝手に優れたインバータ発電機です。
新開発の小型軽量エンジンと、新設計のマフラー設定による『静粛性』を実現しています。
1/4負荷時51.5dBと従来の発電機よりも騒音が小さく、快適に使うことができます。
「音が静か」「軽くて重宝」「使い勝手が良い」など絶賛する声が多く寄せられていました。
実際に使用した状態を確認したい方はこちらの動画を参考にしてみてください。
防音型インバータ発電機 EF1600iSの詳細 | |
メーカー | ヤマハ |
定格出力 | 1,600VA |
燃料(容量) | 自動車用レギュラーガソリン(4.2L) |
重さ | 20kg |
参考価格 | 213,840円(税込) |


発電機 エネポ
『発電機 エネポ EU9iGB』は、イベントや非常時に役立つインバータ発電機です。
燃料がカセットボンベのため手軽に電源を確保することができます。
また搭載されたエコスロットルにより燃費が良く、22kgの軽さに車輪とハンドル付きでスムーズな移動が可能です。
ただし、音が79~84dBと家庭で使うには少々大きめ、「非常時以外での使用は難しい」との声もありました。
音の大きさを確認したい方は下記の動画をご参照ください。
ガソリン式に比べ、燃料の管理がしやすく収納もしやすいためちょっとしたイベントや非常時におすすめです。
発電機 エネポ EU9iGBの詳細 | |
メーカー | ホンダ |
定格出力 | 900VA |
燃料(容量) | カセットボンベ(2本) |
重さ | 22kg |
参考価格 | 118,800円(税込) |


発電機 インバーター
『発電機 インバーター EF2000IS』は、どこでも安心して使えるインバータ発電機です。
エコノミーコントロール時は54.5dBAのサイレント設計で、従来の発電機よりも静かに使うことができます。
アルミフレームのコンパクトボディにオプションの4輪キャスターを使えば、持ち運びにも便利。
口コミレビューでは「安定の発電量」「音が静かです」など満足する声がありました。
発電機 インバーター EF2000ISの詳細 | |
メーカー | ヤマハ |
定格出力 | 2,000VA |
燃料(容量) | 自動車用レギュラーガソリン(6.0L) |
重さ | 32kg |
参考価格 | 267,840円(税込) |
人気のポータブル電源3選
次に音が気にならない「ポータブル電源」をご紹介します。


ポータブル電源
『ポータブル電源 S270』は、ちょっとしたイベントでも気軽に持ち運べるポータブル電源です。
手のひらサイズで使えるコンパクトさで、キャンプ時の補助電源やバーベキューなどのイベントでも気軽に持ち運ぶことができます。
画像:amazon.co.jp
AC出力2口、DC出力4口、USB出力4口と充実した出力系統に、リーズナブルな価格でコストパフォーマンスにも優れ「ちょい使いに非常にバランスの良い製品」との声もありました。
ポータブル電源 S270の詳細 | |
メーカー | suaoki |
容量 | 40,540mAh |
重さ | 1.3kg |
参考価格 | 13,280円(税込) |


ポータブル電源
『ポータブル電源 PS5B-JP』は、あらゆるシーンで汎用的に使えるポータブル電源です。
多用途出力対応で幅広い機器、家電製品へ充電でき、キャンプや車中泊、アウトドアなどのシーンでも家庭用電源を使うことができます。
対応している出力はDC12V出力、AC 100Vコンセント、ジャンプスタート端子、USB出力、シガーソケット出力の5つ。
さらに120,000mAhの大容量で1台車に積んでおくだけでも安心感があります。
口コミレビューでは「いざという時のいい保険」との声もありました。
ポータブル電源 PS5B-JPの詳細 | |
メーカー | suaoki |
容量 | 120,000mAh |
重さ | 5.6kg |
参考価格 | 39,800円(税込) |


ポータブル電源
『ポータブル電源 M10』は、小さくて便利に使えるポータブル電源です。
小型ながら100,500mAhの大容量バッテリーに高性能LEDがついているだけでなく、SOS救助信号の発信もできます。
充電する際もAC電源以外に、ソーラーパネルやカーチャージャーなどからも可能でキャンプなどの際にも便利。
また、口コミレビューでは「小ささにびっくりした」との声もあるなど、持ち運びに便利な一面も喜ばれています。
ポータブル電源 M10の詳細 | |
メーカー | iMuto |
容量 | 100,500mAh |
重さ | 2.89kg |
参考価格 | 26,980円(税込) |
人気の簡易発電機2選
ごく少量の電力しか必要としない電気機器の使用やデジタルデバイスの充電など、ちょい役として活躍してくれる「簡易発電機」を2つご紹介します。


ソーラーチャージャー
『ソーラーチャージャー RP-PC008』は、持ち運ぶのにぴったりな簡易型発電機です。
携帯電話の充電でも「家庭用コンセントと同等の出力が得られました」との声もあるなど、高い転換効率と携帯性で、非常用電源として活躍してくれます。
持ち運びしやすいコンパクトかつ軽量なデザインに加え、各角に空けられた穴で、リュックやバッグ、テントや木などに簡単に取付けることができます。
旅行、キャンプ、ハイキングなどに最適です。
ソーラーチャージャー RP-PC008の詳細 | |
メーカー | RAVPower |
発電量 | 3.2A |
燃料 | 太陽光 |
重さ | 450g |
参考価格 | 5,999円(税込) |


キャンプストーブ2
『キャンプストーブ2』は、キャンプやバックパッキング、停電時にも役立つ簡易型発電機です。
3Wの発電力と余分な電気を内蔵バッテリーに蓄電する機能で、携帯電話などを安定して充電することができます。
バイオマス(枝/小枝)を燃やし、煙のない炎で電気を作り出してくれます。
小枝があればお湯を沸かしたり、ご飯を温めたりもできる他、携帯機器などの充電もでき「停電時に役立ちました!」と満足の声もありました。
キャンプストーブ2 の詳細 | |
メーカー | バイオライト |
発電量 | 3W |
燃料 | バイオマス (枝/小枝) |
重さ | 935g |
参考価格 | 16,740円(税込) |
発電機の売れ筋ランキングはこちら
ご参考までに、発電機の売れ筋ランキングは、それぞれのサイトの以下のページからご確認ください。