MIDIキーボードおすすめ!プロの逸品&人気ランキング10選
「作曲ソフトを簡単に操作したい」「外出先でも使えるキーボードが欲しい」こんな人にはMIDIキーボードがおすすめです。
MIDIキーボードには、持ち運びが可能なモデルから本格的な演奏を実現するモデルまで多くの種類があります。
ただ、種類が多い分、価格や機能も大きく異なり、どのモデルがいいのか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
今回は総合楽器店『島村楽器』さんから、セレオ国分寺店の湯村健太郎(ゆのむらけんたろう)さんに、おすすめのMIDIキーボードをお聞きしました。
編集部調べによる選び方や人気ランキングも紹介します。
島村楽器 のプロフィール
全国39都道府県に160店舗以上を展開する日本最大の楽器小売店。1962年にヤマハ音楽教室を開設し、日本有数の音楽教室運営会社となる。「音楽を楽しむ人を一人でも多く創る」を世界で実現するべく、2015年に中国進出を果たした。WEB『島村楽器』
この専門家の他の記事を見る1.プロおすすめのMIDIキーボード
まずは、『島村楽器』湯村さんがおすすめするMIDIキーボードを紹介します。

おすすめ
microKEY2-25AIR
こちらのMIDIキーボードは、『KORG Gadget』『KORG Module』『GarageBand』などの楽器アプリや音楽制作ソフトウェアに対応できるモデルです。
USBだけでなくBluetoothでワイヤレス接続できることが特徴で、スマートフォンやタブレットのアプリ用にも対応。単3電池2本で最大1ヶ月ほど駆動します。
また、ナチュラル・タッチ・ミニ・キーボードを採用しており、弾き心地のいいタッチ感を実現。サイズもコンパクトなため、外出先での使用も可能です。
『島村楽器』湯村さんレビュー

鍵盤楽器が弾ける人であれば、演奏用として使える通常サイズの61~88鍵のモデルが理想的ですが、入力装置や音色の確認用として使用するなら25鍵や37鍵とサイズの小さいモデルも魅力的です。
microKEY2-25AIRの詳細 | |
メーカー | KORG |
鍵盤数 | 25鍵 |
鍵盤サイズ | ミニキー |
鍵盤タッチ | ナチュラル |
接続方式 | USB.ワイヤレス |
おすすめ
KOMPLETE KONTROL S49 MK2
『KOMPLETE KONTROL S49 MK2』は、高解像度のカラーディスプレイが搭載されたモデルです。
鍵盤のタッチはセミウェイトで、弾きごたえのあるタッチ感を実現しています。
鍵盤をブラックに統一したブラックバージョンがあることも特徴。見た目の高級感だけでなく、高い機能性を持つMIDIキーボードです。
『島村楽器』湯村さんレビュー



こちらのシリーズはコントローラーも付いています。予算と設置場所の広さが大丈夫であれば、49~61鍵あたりがおすすめです。
KOMPLETE KONTROL S49の詳細 | |
メーカー | Native Instruments |
鍵盤数 | 49鍵 |
鍵盤サイズ | フルキー |
鍵盤タッチ | セミウェイト |
接続方式 | USB |
2.MIDIキーボードの選び方
次に、MIDIキーボードの選び方についてです。
MIDIキーボードには、多くの種類があるため、自身の用途に応じてお気に入りのモデルを探しましょう。
鍵盤の数で選ぶ
MIDIキーボードは、モデルによって鍵盤数が異なります。
主に、「61鍵」「49鍵」「32鍵」「25鍵」の4種類が扱われ、「88鍵」とピアノと同じ鍵盤数が用意されているモデルもあります。
写真のモデルは「25鍵」です。
画像:amazon.co.jp
鍵盤数が多いほど、演奏できる音域が広がりますが、サイズが大きくなるため、持ち運びの面では不利になります。
また、鍵盤数の多いモデルは、デスク上への設置が難しくなり、スタンドを必要とする場合もあるため、使用環境に応じて検討しましょう。
一方、鍵盤数が少なければサイズがコンパクトになり、持ち運びが簡単です。
しかし、演奏用としての使用が難しく、簡単な入力用として使用することが多くなります。
『島村楽器』湯村さんレビュー 個人的には、MIDIキーボードは大きいものと小さいものをどちらも両方用意しておくのもおすすめです。予算や使用環境にもよりますが、音色選びには卓上の小型キーボード、演奏用には大きめのキーボードと使い分けできると理想的です。 MIDIキーボードには、「フルキー」「ミニキー」と2種類の鍵盤サイズがあります。 「フルキー」は、本物のピアノとほぼ同じサイズの鍵盤でつくられていることが特徴で、演奏を重視する場合に使われます。 画像:amazon.co.jp 一方、「ミニキー」は鍵盤のサイズを小さくしていることが特徴で、本物のピアノに近い演奏感を感じるのは難しいとされ、打ち込みでの使用が多くなります。 MIDIキーボード本体のサイズは小さいため、持ち運びが簡単で収納にも困りません。 弾くために使用するか、作曲で使用するかによって選択しましょう。 MIDIキーボードは基本的にはUSBケーブルでの接続になります。 USBで接続した機器から供給される電源で駆動するモデルと、別途電源アダプタを必要とするモデルがあるので使用環境に応じて確認が必要です。 iPhoneやiPadに、専用のケーブルまたはUSB-Lightningカメラアダプタを使用して接続できるモデルもあります。 画像:amazon.co.jp MIDIキーボードのなかには、Bluetoothで接続できるモデルも。 USBケーブルを機器に接続する必要がないため、置き場所も自由にすっきりとした環境で作曲・演奏を行えます。 『島村楽器』湯村さんレビュー スマートフォン・タブレット系は通常USB機器を1つしか接続できないので、MIDIキーボードをBluetoothで無線接続できれば、オーディオインターフェースや外付けマイクなど他の機材と併用することができます。 鍵盤には、主に「ライトウェイト」「セミウェイト」「ピアノタッチ」という3つの種類があり、鍵盤を押さえる際に必要な力加減が異なります。 「ライトウェイト」は、ほとんどのMIDIキーボードに採用されており、軽いタッチ感が特徴。「セミウェイト」は一部のモデルに採用されており、少し重めのタッチ感が特徴です。 『島村楽器』湯村さんレビュー 動画のような引き心地の良いアイテムもあるので、お店で試してみることをおすすめします。鍵盤のサイズで選ぶ
接続方式で選ぶ
基本的にはUSB
ケーブルが必要ないBluetooth
鍵盤のタッチ感で選ぶ
接続できる端子の種類で選ぶ
弾いた音を持続させるサステインペダル端子
サステインペダルとは、音を伸ばすために使われるピアノのペダルのことです。
サステインペダル端子は、多くのMIDIキーボード搭載されています。基本的にサステインペダルは別途購入する必要があります。
現時点で使用しない場合でも、のちに必要となるケースがあるため、サステインペダル端子が付属しているかも確認しておきましょう。
MIDI端子
最近のMIDIキーボードは、USBやBluetoothで直接PCに接続することができますが、キーボードや一部の機材によってはMIDI端子しか搭載されていないモデルも存在します。
その場合は、別途「MIDIインターフェース」という機器を使うことで接続が可能になります。
オーディオインターフェースの中にはMIDIインターフェース機能を備えているモデルもあります。
そのため、キーボードだけでなく、楽器やマイクなども接続して録音したいということが最初から分かっている場合はMIDIインターフェース機能内蔵のオーディオインターフェースを選ぶという選択肢もあります。
オーディオインターフェースについては『オーディオインターフェースおすすめ!プロの逸品&人気ランキング10選』で詳しくご説明しています。
3.人気MIDIキーボードランキングTOP10
ここからは、IPPING編集部調べによるMIDIキーボードの人気モデルをランキング形式で紹介します。


microKEY-25
薄型につくられており、鍵盤数も25鍵とコンパクトなため、持ち運びしやすいモデルです。
さらに、WindowsやMacだけでなく、iPhoneやiPadにも接続できます。
また、白鍵と黒鍵の比率が調整されており、和音を押さえやすく設計されていることも特徴。
「打ち込み用として便利」「コンパクトで場所を取らない」と使いやすさやサイズに対して、高い評価を得ています。
microKEY-25の詳細 | |
メーカー | KORG |
鍵盤数 | 25鍵 |
鍵盤サイズ | ミニキー |
鍵盤タッチ | ナチュラル |
接続方式 | USB.ワイヤレス |
nanoKEY2
一般的なMIDIキーボードより鍵盤サイズが小さくつくられているモデルです。
専用の収納ケースがセットになっており、4色から選ぶことができます。単品での購入も可能です。
また、音の伸びを発生させるサステイン機能のオンオフを、搭載されているスイッチで切り替えれるのもポイント。
レビューでは、「非常にコンパクトで持ち運びが楽」といった声が多い一方、「白鍵と黒鍵を同時に押さえるのが困難」という評価もありました。
nanoKEY2の詳細 | |
メーカー | KORG |
鍵盤数 | 25鍵 |
鍵盤サイズ | ミニキー |
鍵盤タッチ | 不明 |
接続方式 | USB |


A-49-BK
必要最低限の機能だけを搭載し、扱いやすさを重視したモデル。
49鍵かつフルキーで設計されており、重みのあるタッチ感を実現するセミウェイト鍵盤を搭載しているため、本物のピアノに近い感覚で使用できます。
持ち運びは困難ですが、打ち込みはもちろん、ライブなどでも活躍できることが特徴です。
「つまみが少なく扱いやすい」「タッチ感が良く弾きやすい」などの声が多くあり、高い人気を誇っています。
A-49-BKの詳細 | |
メーカー | Roland |
鍵盤数 | 49鍵 |
鍵盤サイズ | フルキー |
鍵盤タッチ | セミウェイト |
接続方式 | USB |
APC KEY 25
『APC KEY 25』は、Ableton Liveと呼ばれるDAWソフトのコントロールに特化したモデルです。
Ableton Liveだけでなく、多くのDAWソフトにも対応しています。
また、『Ableton Live』、『AIR Music Tech Hybrid 3』、『SONiVOX Twist』などのソフトウェア音源が付属しています。
「安くDTM環境を整えられる」という声が多くあり、コストパフォーマンス面で満足感を得ている方が多いようです。
APC KEY 25の詳細 | |
メーカー | Akai Professional |
鍵盤数 | 25鍵 |
鍵盤サイズ | ミニキー |
鍵盤タッチ | シンセアクション |
接続方式 | USB |
MPK mini MK2
『MPK mini MK2』は、25鍵の鍵盤と8つのパッドがセットになっており、鍵盤で和音を入力するだけでなく、パッドによるドラム入力も可能なモデルです。
オクターブの段階を、搭載されているスイッチで切り替えることもできます。
また、付属しているMPK mini MK2エディタ・ソフトウェアで、操作設定を行 いカスタマイズすることも可能です。
レビューでは、「価格の割に高機能」「デザインがかっこいい」といった声が多い一方、「鍵盤が少し硬くて指が引っかかりやすい」との声もありました。
MPK mini MK2の詳細 | |
メーカー | Akai Professional |
鍵盤数 | 25鍵 |
鍵盤サイズ | ミニキー |
鍵盤タッチ | ライトウェイト |
接続方式 | USB |
Keystation49 III
ボリュームの調整や録音、再生といった操作を簡単に行えるモデルです。
さらに、マウスやキーボードを使わずに、DAWソフト上のさまざまなパラメータを手元で調整できるため、音楽制作の効率を上げることができます。
また、『Ableton Live Lite』『AIR Music Tech Mini Grand』『AIR Music Tech Velve』といったソフトも付属しています。
「打ち込み用として使うならこのモデル」と高い評価を得ている一方、「ピアニストには弾きにくいかも」との声もありました。
Keystation49 IIIの詳細 | |
メーカー | M-Audio |
鍵盤数 | 49鍵 |
鍵盤サイズ | フルキー |
鍵盤タッチ | セミウェイト |
接続方式 | USB |


A-300PRO-R
電子ピアノやシンセサイザーといった多くの電子系楽器を販売している『Roland』から発売されたモデル。
さまざまなパラメータを調整するためのつまみやスライダーが豊富に搭載されており、繊細な扱いが可能です。
また、『Ableton Live』や『Digital Performer』『Logic』といった多くのDAWソフトに対応していることも特徴。
「作曲作業で役に立つ」「高機能なキーボード」といった声が多く、機能性で高い支持を得ています。
A-300PRO-Rの詳細 | |
メーカー | Roland |
鍵盤数 | 32鍵 |
鍵盤サイズ | フルキー |
鍵盤タッチ | 不明 |
接続方式 | USB |


KeyLab 61 Essential BK
『KeyLab 61 Essential BK』は、多くのつまみとスライダーを搭載しており、ドラムの打ち込みが簡単なパッドもセットになっているモデルです。
鍵盤数は61鍵あり、打ち込みだけでなく、演奏用としての使用も可能。
付属ソフトウェアのなかには、グランドピアノの音を再現した『UVI GRAND PIANO MODEL D』があります。
レビューでは、「一日中音を楽しめる」「大きさに対して重量が軽い」といった声があり、多くのユーザーから高い支持を得ています。
KeyLab 61 Essential BKの詳細 | |
メーカー | Arturia |
鍵盤数 | 61鍵 |
鍵盤サイズ | フルキー |
鍵盤タッチ | 不明 |
接続方式 | USB |


KOMPLETE KONTROL M32
32鍵とコンパクトにつくられているのに対し、つまみやスライダーの数が多いことが特徴のモデル。
音程の上げ下げなどを行えるスライダーは、タッチ式になっており、直感的な操作が可能です。
また、サステインペダルを取り付けることができるのも特徴です。
「ミニ鍵盤として充分に活躍できる」との声があり、高い機能性で満足しているユーザーが多いようです。
KOMPLETE KONTROL M32の詳細 | |
メーカー | Native Instruments |
鍵盤数 | 32鍵 |
鍵盤サイズ | ミニキー |
鍵盤タッチ | シンセアクション |
接続方式 | USB |


IMPACT GX49
49鍵と比較的多めな鍵盤数となっており、付属ソフトウェアも豊富なモデル。
USBケーブル1本でPCやiPhone、iPadなどの機器と接続できます。
また、鍵盤数に対して、サイズがコンパクトなことも特徴です。
「構造がシンプルで扱いやすい」という高い評価がある一方、「タッチ感が微妙」という声も見受けられました。
IMPACT GX49の詳細 | |
メーカー | Nektar Technology |
鍵盤数 | 49鍵 |
鍵盤サイズ | フルキー |
鍵盤タッチ | シンセアクション |
接続方式 | USB |
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