オーディオインターフェースおすすめ!プロの逸品&人気ランキング10選
「音楽を高音質で再生・録音したい」「同時にたくさんの音を録音したい」こんな人には、オーディオインターフェースがおすすめです。
オーディオインターフェースは、モデルによって音質や入力端子の種類・数が異なり、価格も異なります。
そのため、どんなモデルを購入すればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は総合楽器店『島村楽器』さんから、セレオ国分寺店:湯村健太郎(ゆのむらけんたろう)さんに、おすすめのオーディオインターフェースをお聞きしました。
IPPING編集部調べによる、アイテムの選び方や人気ランキングも紹介しますので参考にしてくださいね。。
島村楽器 のプロフィール
全国39都道府県に160店舗以上を展開する日本最大の楽器小売店。1962年にヤマハ音楽教室を開設し、日本有数の音楽教室運営会社となる。「音楽を楽しむ人を一人でも多く創る」を世界で実現するべく、2015年に中国進出を果たした。WEB『島村楽器』
この専門家の他の記事を見る1.プロおすすめのオーディオインターフェース
まずは、『島村楽器』湯村さんがおすすめするオーディオインターフェースを紹介します。
おすすめ
Rubix24 オーディオインターフェース
『Rubix24 USB オーディオインターフェース』は、出力端子が充実したモデルです。
入力端子は2個あり、コンボジャックになっているため、マイクと楽器の両方を2つまで接続することができます。
さらに、iPhoneやiPadなどによるモバイルレコーディングにも対応しています。
また、『Ableton Live Lite』というDAWソフトのライセンスが付属しているため、購入後すぐに音楽制作が楽しめます。
『島村楽器』湯村さんレビュー

例えばライブで使用する時に、メインスピーカーにつなぐ2本以外に、もう2本出力があると、カラオケなどの音源と同期演奏する「クリック出し」にも対応できます。
必要になるチャンネル数は人それぞれですが、もし入力・出力端子が足りなくなると買い直さなければいけなくなるので、入力・出力端子は少し多いくらいの方が安心です。
Rubix24 オーディオインターフェース の詳細 | |
メーカー | ローランド |
音質 | 24bit/192kHz |
接続方式 | USB2.0 |
入力端子 | コンボジャック 2個 |
対応機種 | Mac/Windows/iPad/iPhone/Android |
ファンタム電源 | あり |
おすすめ
US-2×2-SC オーディオインターフェース
業務用録音機器の老舗メーカ『TASCAM』の『US-2×2-CU』。
マイクと楽器のどちらにも対応しているコンボジャックが搭載されており、MIDI端子もあります。
専用のソフトウェア使用し、Loopback機能などインターネット配信に最適なモードへ切り替えをすることができます。
『島村楽器』湯村さんレビュー



ただ、その場合には配信に特化したオーディオインターフェースを選ぶことが大切です。
配信に特化したモデルには、接続したマイクや楽器の音に、パソコン上で再生しているCDやアプリの音をミックスして配信できる機能があり、これが配信時に重要なんです。
US-2×2-SCの詳細 | |
メーカー | TASCAM |
音質 | 24bit/96kHz |
接続方式 | USB2.0 |
入力端子 | コンボジャック 2個 |
対応機種 | Mac/Windows/iPad/iPhone |
ファンタム電源 | あり |
おすすめ
UR44 オーディオインターフェース
『UR44』は、ライブやバンドでの同時レコーディングにも対応できるモデルです。
コンボジャックが4つ搭載されているため、ギター・ベースの録音はもちろん、最大4本のマイクを使った同時録音が可能です。
さらに、MIDIの入力端子もあるため、キーボードなどの接続もできます。最大24bit/192kHzの録音に対応。
また、iPad用のDAWソフト『Cubasis LE』が付属しているため、iPadを所持していれば、すぐに使用することができます。
『島村楽器』湯村さんレビュー



複数のマイクを使った収録にも対応できるので、楽器録音はもちろんラジオ番組などの収録など様々な場面で活躍します。
UR44の詳細 | |
メーカー | Steinberg |
音質 | 24bit/192kHz |
接続方式 | USB2.0 |
入力端子 | コンボジャック4個 |
対応機種 | Mac/Windows/iPad/iPhone |
ファンタム電源 | あり |
2.オーディオインターフェースの選び方
次は、オーディオインターフェースの選び方について解説します。
入力端子から選ぶ
まず確認したいのが、入出力端子の種類や数についてです。
入力端子の種類
オーディオインターフェースには、マイクや楽器を接続するための端子があり、主に「標準ジャック」「XLR(キャノン)」「コンボジャック」の3種類を使います。
「標準ジャック」はギターやベースのシールドを接続でき、「XLR(キャノン)」は主にマイクを接続するための端子です。
「コンボジャック」は、前述の2つを両方差し込める端子で、ギター・ベース・マイクなどの機器を接続できます。
入力端子の数
画像:amazon.co.jp
オーディオインターフェースは、モデルによって入力端子の数が異なります。
楽曲制作を1人で行う場合には、マイクと楽器が1つずつ接続できれば問題ないことがほとんどのため、2つ程度の入力端子があるモデルがおすすめです。
一方、バンドなどの複数人での同時録音やマイクを複数使った録音が必要な場合は、入力端子の数が4個~8個のモデルを購入するといいでしょう。
『島村楽器』湯村さんコメント



一方、最低限の入出力で足りてしまうケースもたくさんあります。購入前に、どんな使い方をするかをあらかじめ考えておく必要があります。
性能と価格のバランスで選ぶ
オーディオインターフェースは、「音質」と「チャンネル数」で価格が変動します。
録音音質は「bit/kHz」の形で表記され、「bit」は記録する音の大小の精密さを表し、値が大きいほど音の強弱の差を正確に表現できます。
「kHz」は音を1秒間に記録する回数を示し値が大きいほど広い音域を収録できます。
ところが、たとえ同じ録音音質の設定で録音(再生)しても、オーディオインターフェースが違うと、同じ音にはなりません。わずかに差が生まれます。
これがオーディオインターフェースの「音質」の差になるのですが、これは数字やスペックで表せるものではありません。
オーディオインターフェースにおける「音質の良さ」とは、録音や再生された音が、どれだけ収録前の「実際の音により近いか」ということになります。
価格の高いモデルの方が「実際の音」との差がより少ない傾向があります。
画像:amazon.co.jp
「入力・出力端子の数」でも価格は変わります。
同等の音質のモデルでも、チャンネル数が増えると価格も上がっていきます。また、音質にこだわった高価格のモデルは入力・出力端子の数が多くなる傾向があります。
初めて購入する場合は、端子の数が少なく、1万〜3万円のモデルがおすすめです。
複数の物を同時録音する様な使用用途がある場合は、端子の数が多く、3万円〜5万円のモデルを購入しましょう。
『島村楽器』湯村さんコメント



予算が許せば、ある程度価格が高めものを選んでおくと満足度も高いです。
プロ用レベルの数10万円を超えるハイグレードなモデルは、高音質でチャンネル数も多いのが通常でしたが、最近では個人ユーザー向けに高音質はそのままにチャンネル数を減らし、よりお買い求めやすくなった5万~10万円の価格帯のものが増えているので、こだわる方にはおススメです。
PCとの接続方法で選ぶ
画像:amazon.co.jp
PCとの接続方法もモデルによって異なり、主に「USB」」「FireWire(ファイヤーワイヤー)」「Thunderbolt(サンダーボルト)」の3種類があります。
USB接続
オーディオインターフェースのなかで、もっとも一般的な接続方法です。
規格には「USB2.0」と「USB3.0」などがあり、転送速度が変わります。
転送速度が早いほど、高音質での多チャンネル同時再生・録音が可能になります。
FireWire接続
Appleが開発していた接続方法で、Macなど一部PCで利用できます。「USB2.0」より転送速度が早いことが特徴です。
規格には「9ピン」と「6ピン」があります。規格が異なる場合は、接続ができないため注意が必要です。
最近のモデルでは、ほとんど採用されなくなっています。
Thunderbolt接続
Appleとintelが開発している接続方法です。「USB3.0」より転送速度が約2倍も早く、さらに高音質で再生・録音ができます。
ただしWindowsでの接続ができず、Macのみの対応です。
使っているPCがMacで、転送速度の早いオーディオインターフェースを求める場合は、Thunderbolt接続のモデルがおすすめです。
『島村楽器』湯村さんコメント



オーディオインターフェースと一緒に使うことの多いMIDIキーボードについては『MIDIキーボードおすすめ!プロの逸品&人気ランキング10選』で詳しくご説明しています。
3.オーディオインターフェース人気ランキング10選
ここからは、『プロの逸品』がお届けするオーディオインターフェース人気ランキングをご紹介します。
UR22mkII オーディオインターフェース
24bit/192kHzと高音質な録音が可能で、コンボジャックが2つ搭載されているモデルです。
さらに、iPhoneやiPadとの接続にも対応しており、モバイルレコーディングが可能。
入力されている音とPC内で再生されている音楽をミックスできるループバック機能も搭載されているため、インターネットでの配信にもおすすめです。
レビューでは、「初心者でも安心できるモデル」「持ち運びができる」と多くのユーザーから高い評価を得ています。
UR22mkII オーディオインターフェースの詳細 | |
メーカー | Steinberg |
音質 | 24bit/192kHz |
接続方式 | USB2.0 |
入力端子 | コンボジャック 2個 |
対応機種 | Mac/Windows/iPad/iPhone |
ファンタム電源 | なし |
U-PHORIA UM2 オーディオインターフェース
『U-PHORIA UM2』は、低価格で購入できるオーディオインターフェースです。
入力端子には、コンボジャックと標準ジャックが1つずつ搭載されており、マイクと楽器の同時接続も可能です。
また、ファンタム電源が付いているため、追加で電源供給が必要なコンデンサーマイクなどを使用したい場合も対応できます。
「PS4で使用できた」「充分な機能性がある」として高い人気を得ており、ゲームをプレイしているユーザーからの高い評価もあります。
U-PHORIA UM2 オーディオインターフェースの詳細 | |
メーカー | BEHRINGER |
音質 | 16bit/48kHz |
接続方式 | USB |
入力端子 | コンボジャック 1個 標準ジャック 1個 |
対応機種 | Mac/Windows |
ファンタム電源 | あり |
UAC 2 オーディオインターフェース
USB3.0による接続が可能で、転送速度の早さが特徴の『UAC 2』。
USB2.0のモデルより、約10倍の早さでデータのやり取りを行うため、遅延がほとんどありません。
また、アップサンプリング機能が搭載されているため、普段から聴いているCD音源なども約4倍のサンプリングレートで再生されます。
レビューでは、「見た目がスマート」「低遅延で直感的な操作ができる」という声が多数あり、高い支持を得ています。
UAC 2 オーディオインターフェースの詳細 | |
メーカー | ZOOM |
音質 | 24bit/192kHz |
接続方式 | USB3.0 |
入力端子 | コンボジャック 2個 |
対応機種 | Mac/Windows/iPad/iPhone |
ファンタム電源 | あり |
RUBIX-22 オーディオインターフェース
『Rubix22』は、『Rubix24』よりも低価格で購入できるモデルです。
入力端子と出力端子がそれぞれ2つずつ搭載されており、音質も24bit/192kHzと高クオリティです。
コンデンサーマイクの接続にも対応できるファンタム電源も搭載されています。
「PCに機器を直接つなぐよりも音がいい」「ノイズが少ない」として高い人気を誇っています。
RUBIX-22 オーディオインターフェースの詳細 | |
メーカー | Roland |
音質 | 24bit/192kHz |
接続方式 | USB2.0 |
入力端子 | コンボジャック 2個 |
対応機種 | Mac/Windows/iPad/iPhone/Android |
ファンタム電源 | なし |
M-Track 22 オーディオインターフェース
『M-Track 22』は、高級感のあるデザインが特徴のモデルです。
接続端子には最新のUSB-Cを採用しており、転送速度がUSB3.0の約2倍もあります。
USB-Cで接続できるPCはまだ少ない傾向にありますが、従来のUSB端子への変換アダプタも付属しています。
「デザインが良く頑丈」「遅延によるストレスがほぼない」というレビューが多くあります。
M-Track 22 オーディオインターフェースの詳細 | |
メーカー | M-Audio |
音質 | 24bit/192kHz |
接続方式 | USB |
入力端子 | コンボジャック 1個 標準ジャック 1個 |
対応機種 | Mac/Windows |
ファンタム電源 | あり |
KOMPLETE AUDIO 6 オーディオインターフェース
入力端子の多さが特徴の『KOMPLETE AUDIO 6』。
多くのマイクや楽器を同時接続でき、ファンタム電源も搭載しています。
『THE GENTLEMAN』をはじめ、『MONARK』『CUBASE LE 9』など、付属しているソフトウェアも豊富です。
レビューでは、「どの楽器からどれだけの音が出ているか機器から確認できる」との声があり、ほかのモデルにはない機能も搭載されています。
KOMPLETE AUDIO 6 オーディオインターフェースの詳細 | |
メーカー | Native Instruments |
音質 | 24bit/96kHz |
接続方式 | USB2.0 |
入力端子 | コンボジャック 2個 標準ジャック 2個 |
対応機種 | Mac/Windows |
ファンタム電源 | なし |
Scarlett 22 G2 オーディオインターフェース
『Scarlett 22 G2』は、赤いボディとコンパクトなサイズが特徴のモデルです。
コンボジャックは2個搭載しており、レコーディングに最適なボリュームを通知するために、つまみの周りが点灯するように設計されています。
付属ソフトウェアには、レコーディングに特化した『Pro Tools | First』があります。
「持ち運びが楽」や「細かいサウンド設定ができる」として高評価を得ており、機能に満足しているユーザーも多いようです。
Scarlett 22 G2 オーディオインターフェースの詳細 | |
メーカー | FOCUSRITE |
音質 | 24bit/192kHz |
接続方式 | USB |
入力端子 | コンボジャック 2個 |
対応機種 | Mac/Windows/iPad/iPhone |
ファンタム電源 | あり |
US 1×2 CU オーディオインターフェース
『US 1×2 CU』は、機能を最小限に抑え、コストパフォーマンスの高さが自慢のモデル。
入力端子は、キャノンと標準ジャックが1つずつとなっていますが、マイクと楽器の同時接続が可能です。
低価格で購入できるのにも関わらず、24bit/96kHzと高音質で、モバイルレコーディングもできます。
レビューでは、「低価格で充分な機能」「コンパクトで場所を取らない」との声が多くある一方、『US-2×2』のほうが良いという評価もありました。
US 1×2 CU オーディオインターフェースの詳細 | |
メーカー | TASCAM |
音質 | 24bit/96kHz |
接続方式 | USB2.0 |
入力端子 | キャノン 1個 標準ジャック 1個 |
対応機種 | Mac/Windows/iPad/iPhone |
ファンタム電源 | なし |
iD14 オーディオインターフェース
コンパクトな持ち運びしやすいサイズで、多機能なことが特徴のモデルです。
接続している楽器やヘッドフォンの音量調節をすべてオーディオインターフェース側で完結できるため、直感的に操作できます。
また、付属している『iDソフトウェア』は、ミキサーとして使用でき、より細かい調節も可能です。
ほかのモデルより高音質だという声が多くあり、音をフラットにモニタリングできるとして高い人気を誇っています。
iD14 オーディオインターフェースの詳細 | |
メーカー | audient |
音質 | 24bit/96kHz |
接続方式 | USB2.0 |
入力端子 | コンボジャック 2個 |
対応機種 | Mac/Windows |
ファンタム電源 | あり |
Studio 24c オーディオインターフェース
ほとんどのノイズを削減し、スムーズな録音が可能な『Studio 24c』。
音質は、24bit/192kHzと高音質での再生・録音ができ、低遅延を実現するUSB-Cを採用しています。
付属ソフトウェアは、直感的な操作ができるDAWソフトとして高い評価を得ている『Studio One』です。
レビューには、「透明感のある音が出る」との声があり、高音質な音楽制作ができるよう設計されています。
Studio 24c オーディオインターフェースの詳細 | |
メーカー | PreSonus |
音質 | 24bit/192kHz |
接続方式 | USB |
入力端子 | コンボジャック 2個 |
対応機種 | Mac/Windows/iPad/iPhone/Android |
ファンタム電源 | あり |
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