カホンおすすめ!プロの逸品&人気ランキング10選
路上ライブなどで大活躍する、箱型の楽器・カホン。
シンプルな構造ながら、叩き方や使用されている木材で音色が変わる奥深い楽器です。
今回は、全国に店舗を構える総合楽器店『島村楽器』さんから、ららぽーと湘南平塚店の水谷 洋(みずたに ひろし)さんに、おすすめのカホンについてお話をうかがいました。
IPPING編集部調べによるカホンの種類と選び方、人気ランキング10選もあわせてご紹介します。
理想のカホン選びの参考にしてみてください。
島村楽器 のプロフィール
全国39都道府県に160店舗以上を展開する日本最大の楽器小売店。1962年にヤマハ音楽教室を開設し、日本有数の音楽教室運営会社となる。「音楽を楽しむ人を一人でも多く創る」を世界で実現するべく、2015年に中国進出を果たした。WEB『島村楽器』
この専門家の他の記事を見る1.プロおすすめのカホン
まずはじめに、『島村楽器』水谷さんおすすめのカホンを見ていきましょう。

おすすめ
Wild Cajon series
『Chaany』は、長野県に本社を構える2011年設立のカホンメーカー。
『Wild Cajon series CHW30』は、同社の中でも人気を集めるモデル『NAZCA』のアップデートモデルです。
『島村楽器』水谷さんレビュー

また、座面には滑り止め塗装が施されており、使い勝手も優れています。
響き線の調整を手で簡単に行える点も魅力的です。
Chaany Wild Cajon series CHW30 の詳細 | |
メーカー | Chaany |
材質 | フィンランドバーチ |
参考価格 | 37,584円(税込) |


おすすめ
OT-KUMA Cajon
『音音』は、「アンサンブルで音楽を楽しもう!」というコンセプトを掲げ、2010年に立ち上げられた『島村楽器』のブランド。
中でも『OT-KUMA』は、使いやすさを重視した工夫が凝らされているカホンです。
『島村楽器』水谷さんレビュー



座面にはすべり止めもあり、使い勝手は抜群です。
響き線の調整を付属のペグを回すだけで行える点も、これからカホンを始める方にやさしい設計となっています。
音音 OT-KUMA Cajon の詳細 | |
メーカー | 音音 |
材質 | シナ・ラワン合板 |
参考価格 | 37,260円(税込) |
2.カホンとは何か?
カホンは、ペルー(南米)発祥の箱型打楽器です。
跨って叩くシンプルな打楽器で、電源不要かつ演奏する際に場所をとらないので、誰でも演奏しやすい楽器と言えます。
『島村楽器』水谷さんコメント



他の打楽器に比べて、アンサンブルに溶け込みやすく、ストリートでも流行していると思います。
シンプルな構造ながらも、打面上部を叩くとハイハットシンバルのような高音が、打面中央を叩くとバスドラムのような低音が鳴り、叩き方によって多様な音色を奏でることができます。
また打面の素材や、高さ・大きさなどによっても音色が変わるので、見た目が似たものでも音色が大きく異なります。
3.カホンの選び方
次に、カホンの選び方を紹介します。各ポイントをチェックして、自分に合ったモデルを選んでくださいね。
サイズで選ぶ
『島村楽器』水谷さんコメント



しかし、低音を強調したいという方には、もう少し大きいサイズのベースカホンが良いでしょうし、お子様や女性には、座った時に踵がしっかり付く小さいサイズのカホンが良いかもしれません。
まずは、自分に合ったサイズを見つけるところから始めると良いでしょう。
基本的に、大きいサイズは低音が大きく高音が小さくなり、小さいサイズは逆に低音が小さく高音が大きく響きます。
音域の他にも、実際に演奏するときに足が届くか、叩きやすいかなども考慮して、カホンのサイズを選びましょう。
木材で選ぶ
『島村楽器』水谷さんコメント



例えば、初心者の方には堅くて傷に強い材(ビーチ材、アッシュ材など)がおすすめですが、音の違いはそれぞれなので、まずは見た目が気に入ったものから入るといいと思います。
見た目はスゴく大事です。
カホンの木材は、音色を左右する重要な要素です。主に使用されているものの特徴をそれぞれ見ていきましょう。
ビーチ材
「ビーチ材」は、「ブナ」からできている木材で、カホンの基準になる材質。
低音から高音まで、バランスよく鳴らすことができるので、さまざまな楽曲に対応することができます。
どの木材のカホンを選べば良いか迷った時には、ビーチ材を選ぶのがおすすめです。
バーチ材
「バーチ材」は、「白樺」などの「カバノキ」から作られた木材で、白っぽい色が特徴。
低音よりの音色がずっしりと太く鳴るので、バスドラムのような音が欲しい方におすすめです。
丈夫で湿度や気温の変化による木材の反りも少ないので、長く使いたい方にも適しています。
メイプル材
「メイプル材」は、カエデ科のハードメイプルやソフトメイプルから切り出された木材です。
その複雑で美しい模様から珍重される「杢(もく)」が見られるものもあり、見た目が特徴的です。
大きな音量を出しにくいですが、丸みのある柔らかい音色を好む方も多くいらっしゃいます。
マホガニー材
「マホガニー材」は、高級木材として歴史のある「マホガニー」からできた木材。
時間ともに色濃くなる赤褐色が特徴で、長く使う楽しみがある素材です。
音量が力強く、深みのある音色が魅力的で、バンドライブなどでも活躍します。
響き線で選ぶ
『島村楽器』水谷さんコメント



このスナッピーの仕様には大きく2種類あり、「ワイヤータイプ」と「スナッピータイプ」があります。
これらの響き線のタイプで音質や叩いた時の感触に違いがありますので、叩いてみて、自分にはどちらのタイプが合うかを決めると選びやすくなると思います。
メジャーな2種類について見ていきましょう。
ワイヤータイプ
「ワイヤータイプ」は、ギターに使用される弦が2~8本張られているタイプです。
低音から高音まで響き線の音が混じり、歯切れのよい響きを求める方におすすめです。
ギター同様、張り具合を調整してチューニングが可能なので、自分好みのカスタマイズが可能です。
スナッピータイプ
「スナッピータイプ」は、コイル状の金属線が張られたタイプです。
スネアドラムに使用されているように、「ジャッ」という「バズ音」が高音域に混じります。一方、打面中央を叩いた時の低音には、バズ音が混じりません。
ワイヤータイプと異なり手入れも簡単なので、初心者にもおすすめのタイプです。
4.カホン人気ランキング10選
ここからは、IPPING編集部調べによるカホンの口コミ人気ランキング10選を紹介していきます。


ブームボックスカホン
半世紀以上の歴史を持つ打楽器専門メーカー『Pearl』。
こちらは数多くのカホンを展開する同社の中でも、打面に高級家具に使用される木材「レッドマホガニー」を使用した一品。
はっきりとしたキレのあるスラップ音が特徴で、深みのある音色を奏でることができます。
レビューでは「このカホンよく鳴りますよ!」「さすがPearl!」などのコメントが寄せられています。
ブームボックスカホン PCJ-633BBの詳細 | |
メーカー | Pearl |
材質 | マホガニー |
参考価格 | 30,240円(税込) |


カホン Headliner Designer Series String Cajon
1951年設立の歴史ある『MEINL』は、世界中のパーカッショニストに愛されるドイツの打楽器メーカーです。
中でもこちらは、おしゃれな見た目で人気を集めるカホン。カラーバリエーションが豊富な点に加え、MDF材を使用したボディは保守しやすく、使いやすいカホンと言えます。
レビューでもユーザーから「見た目は良い」「デザインも気に入っています。」などの声が寄せられています。
カホン Headliner Designer Series String Cajon HCAJ2RTSの詳細 | |
メーカー | MEINL |
材質 | MDF |
参考価格 | 17,400円(税込) |


DIYキット Make Your Own Cajon
『MEINLDIYキット Make Your Own Cajon』は、カホンを自作するために必要な木材や説明書がセットになったDIYキットです。
ワックスや絵の具を使用して、自分だけのカホンを制作可能。
制作に必要な工具や細かい作業工程も説明書に記載されているので、初めて自作する方でも問題なく完成させることができます。
「カホン作りは楽しい!」「夏休みの自由研究で」など、レビューからはユーザーがカホン作りを楽しんでいる様子が伺えます。
DIYキット Make Your Own Cajon MYO-CAJの詳細 | |
メーカー | MEINL |
材質 | バーチ |
参考価格 | 5,594円(税込) |


2 in One カホン
『Schlagwerk』は、40年以上の長い歴史を持つドイツのハンドメイド打楽器メーカー。
同社の『2 in One カホン』は、響き線の着脱が可能なカホンです。
演奏のスタイルや楽曲に合わせて音色を調整できるので、他モデルより幅広いシーンで活躍してくれます。
「使いやすいカホン」「迫力ある低音」など、実際に使用しているユーザーからも高評価を得ています。
2 in One カホン SR-CP404BLKの詳細 | |
メーカー | Schlagwerk |
材質 | バーチ |
参考価格 | 39,960円(税込) |


ミニカホン
『MEINL ミニカホン』は、通常のカホンの構造はそのままで、大きくサイズダウンを施したモデル。
横幅14.5cm、奥行14.5cm、高さ22.0cmと一般的なカホンの約半分の大きさで、小さなお子様の楽器として最適なサイズ感です。
木材にはバーチを使用しているので、小さいながらも本格的な音色を楽しめます。
「生後半年の赤ちゃんのおもちゃに」「タンバリンよりずっと盛り上がるし目立てますよ」など、レビューからは幅広い用途で使われている様子が伺えます。
ミニカホン SCAJ1NT-LBの詳細 | |
メーカー | MEINL |
材質 | バーチ |
参考価格 | 3,239円(税込) |


カホン 純正ギグバッグ付き
「ツアーでカホンを使用したい」という方におすすめ。
持ち手がなく移動には少し面倒なカホンですが、こちらは運搬に便利なギグバッグが付いてくるので、頻繁にライブを行う方にぴったりです。
打面にはメイプル材、ボディにはMDF材を使用しており、丸みのある音色となっています。
レビューでは「ケース付きでこのお値段ならいい買い物」「安くて軽い。」など、コスパを評価する声も寄せられています。
カホン 純正ギグバッグ付き MCAJ100BK-MA+の詳細 | |
メーカー | MEINL |
材質 | メイプル |
参考価格 | 21,600円(税込) |


カホン ファンボックス
『Pearl カホン ファンボックス』は、通常のカホンを一回り小さくしたサイズ感が魅力のモデル。
横幅24.0cm、奥行25.5cm、高さ34.0cmの大きさで、体の小さな子供にぴったりのサイズ感となっています。
打面にはパイン材を使用、またボディにはファイバーグラスを採用することで、通常よりスラップ音が出しやすい点も魅力的です。
レビューには「年齢に関係なく楽しめます」とのコメントがあり、子供から大人まで幅広く使用されているようです。
カホン ファンボックス PFB-300の詳細 | |
メーカー | Pearl |
材質 | パイン |
参考価格 | 16,200円(税込) |


カホン Headliner Series String Cajon
『MEINL』のこちらのカホンは、打面に「アメリカンホワイトアッシュ」を使用したモデル。
硬い木材を打面に採用したことで、アタックの効いたパワフルなサウンドを楽しむことができます。
響き線の調整をフロントプレートのねじで簡単にできる点も魅力的です。
レビューでは「いい音」「使うほどに、馴染んでいい音が出ました」など、音色に関して高い評価が寄せられています。
カホン Headliner Series String Cajon HCAJ1AWAの詳細 | |
メーカー | MEINL |
材質 | MDF |
参考価格 | 23,220円(税込) |


トラベルカホン
「持ち運びが楽なカホンが欲しい」という方には、『MEINLトラベルカホン』がおすすめ。
膝上に置いて叩く形式のトラベルカホンで、サイズは横幅30.0cm、奥行30.0cm、高さ3.5cmとコンパクト。
ちょっとした出先での演奏や、音を抑えた練習に最適な仕様となっています。
レビューでは「価格も手ごろだし、デザインも良い」「シンプルで軽い」など、その携帯性が高く評価されています。
トラベルカホン TCAJ1BKの詳細 | |
メーカー | MEINL |
材質 | ラバーウッド |
参考価格 | 4,709円(税込) |


Bongo Cajon
「ちょっと変わったカホンが欲しい」という方には、『MEINL Bongo Cajon』がおすすめ。
これまで紹介してきたベルー式のモデルとは異なり、こちらはキューバ式、もしくは「ボンゴカホン」と呼ばれるタイプのモデルです。
左右の側面で異なった音が出るので初めての方は少々戸惑うかもしれませんが、通常のカホンに飽きた方にはぴったりなカホンと言えます。
「良い音を楽しく出せる!」「いつもと違った音を出せる」など、海外のユーザーにも評価が高いモデルです。
Bongo Cajon BCA2NT/EBK-Mの詳細 | |
メーカー | MEINL |
材質 | エボニー |
参考価格 | 10,800円(税込) |
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