充電池おすすめ!プロの逸品&人気ランキング10選
リモコンやおもちゃ、カメラなど、電池を利用するアイテムはたくさんあります。
機器の高性能化に伴い消費電力の激しいアイテムが増え、電池の買い換えコストが高いな、と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが「充電池」です。意外と価格もお手頃で、コスパを考えると充電池のほうが上回るケースも多々あります。
今回、PCや関連機器に詳しいPCガイドの内川功一朗さんに、おすすめの充電池と選ぶポイントについて伺いました。
あわせて、IPPING編集部調べによる充電池の選び方と、人気ランキング10選をご紹介するので参考にしてみてください。
内川功一朗 のプロフィール
PCガイド。AllAboutコンピュータ系ガイド。システムエンジニア。パソコンに限らず、プリンタやスキャナなどの周辺機器に関する情報を発信中。上級写真整理アドバイザーの顔も持つ。WEB『デジタルと現実の架け橋』
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それでは、さっそくプロおすすめの充電池をご紹介します。
おすすめ
エネループ 単3形 4本パック(スタンダードモデル)
『エネループ スタンダードモデル』は、自然放電量の少なさが魅力の充電池。充満電から1年後に約90%の容量が残るので、いつでも使える電池として持っておきたいアイテムです。
最初から充電されていますので、購入後にそのまま保管しておくこともできます。
家電量販店などでも取り扱われるメジャーな電池で、どこでも購入できるのもメリットです。
内川功一朗さんレビュー

エネループ 単3形 4本パック(スタンダードモデル)BK-3MCC/4C の詳細 | |
メーカー | パナソニック |
種類 | ニッケル水素充電池 |
電池容量 | 1,900mAh |
充電回数 | 約2,100回 |
参考価格 | 1,500円(税込) |
2.充電池の選び方
充電池として広く利用されているニッケル水素充電池を中心に、充電池を選ぶ際のポイントを詳しくご紹介します。
充電池の種類
充電池は、乾電池タイプに採用されるニッケル充電池に加え、ニカド充電池とリチウムイオン充電池の合計3種類に分けられます。
ニカド充電池
画像:amazon.co.jp
最近では見かける機会の減ったニカド電池は、ニッケルとカドミウムを原料とし、家庭用や業務用の電池として古くから利用されてきました。
大きな電流を安定して放電できる性能を持つことから、電動工具やストロボといった瞬間的に大きな電流が必要な機器の電池として使われています。
ただ、自然放電による容量低下が激しく、使い切る前に再充電すると充電池そのものが痛む「メモリー効果」などから、乾電池タイプの充電池にはあまり採用されていません。
ニッケル水素充電池
画像:amazon.co.jp
ニカド充電池の欠点を補う電池として開発されたニッケル水素充電池。
構造はニカド充電池とほぼ一緒ですが、電気を発生させる電極材料をニカドから水素吸蔵合金に変更し、自然放電量とメモリー効果を抑えることに成功しました。
コスパにも優れるため、乾電池タイプの充電池として広く採用されています。
リチウムイオン充電池
画像:amazon.co.jp
現在市販されている充電池の中で最も大きなエネルギー密度を誇るのが、リチウムイオン充電池。
電圧と充電回数に優れ、ハイブリッドカーなどの動力源やモバイルバッテリーなどで使われています。
万能な性能が魅力のリチウムイオン充電池ですが、過充電や発熱の心配とコスパの悪さから、乾電池タイプはあまり普及していません。
メーカーで選ぶ
メーカーで選ぶのも一つのポイントです。
有名ブランドの充電池であればある程度の信頼性もあり、「充電しても放電によってすぐに使えなくなる」といった悩みも少なくなるでしょう。
内川功一朗さんコメント



ただ正直なところ、最近では多くのものが放電しにくく差がなくなってきていると感じています。
機器に合わせる
家庭用の電化製品やおもちゃなど一般家庭で使う多くの機器においてはニッケル水素充電池をおすすめします。
コスパに優れていることに加え、一般的な機器ではリチウムイオン充電池の性能を十分に発揮できないので、無駄なコストとなってしまうのが理由です。
また、ニッケル水素充電池は電池容量と充電回数のバランスが良いスタンダードモデルと、充電容量が大きく充電回数が少ないハイエンドタイプに分かれます。
それぞれの使い分けについては、下記を参考にしてみてください。
ニッケル水素充電池の種類 | 使い分け | 使用する機器の例 |
スタンダードモデル | 消費電力が少ない機器向き | リモコン、目覚まし時計、マウスなど |
ハイエンドモデル | 消費電力が多い機器向き | シェーバー、電動工具、ラジコンなど |
充電池の種類に迷う場合は、使う機器に合わせて選ぶといいですよ。
電池容量
画像:amazon.co.jp
一度の充電でどれくらい持つかは、電池容量(最小容量)として記載された、○○mAhで判断できます。
ハイエンドモデルの充電池は、電圧が高く電池容量も2,500mAhほどと大きいのが特徴です。
また、電池容量と充電回数は一方を高めると片方が下がる関係となるので、充電池の用途に合わせて適当な充電池を選ぶようにしましょう。
内川功一朗さんコメント



充電回数
充電回数は、充電池が放電と充電を繰り返すことができる回数を、目安として記載したもの。
コスパを意識するなら、充電回数が2,000回以上の充電池をおすすめします。
同じ電池容量の充電池同士で悩んだ場合は、価格と充電回数からコスパを比較してみましょう。
充電器について
ニッケル水素充電池同士であれば、他メーカーの充電器でも充電することが可能です。
ただし、充電器は電池ごとに満充電を検知して充電を終えるようになっていますが、他社製の充電池では検知が動作せず過充電となってしまうことも。
過充電の状態が続くと充電池に負担がかかり、液漏れや劣化の原因となります。
充電池を安全に長く使うためには、出来るだけ専用の充電器を使用することをおすすめします。
参考サイト:panasonic.com、toshiba-lifestyle.co.jp
3.おすすめの充電池!口コミで選ぶ人気ランキング10選
ここからは、IPPING編集部が口コミをもとに調べた、おすすめの充電池人気ランキングをご紹介します。
充電式ニッケル水素電池 単3形4個パック
『Amazon』が展開するPB(プライベートブランド)である『Amazonベーシック』が手がける充電池。
充電池の製造は、『サンヨー エネループ』のOEM品として国内で造られているので、品質面も信頼できます。
電池容量に対してやや繰り返し充電回数が少ないところは気になりますが、コスパの良さを考えると十分な性能。
口コミでは、充電器は他メーカーのもので充電できるという声もあり、他社製の充電器を持っている方におすすめです。
充電式ニッケル水素電池 単3形4個パック HR-3UTG-AMZNの詳細 | |
メーカー | Amazon |
種類 | ニッケル水素充電池 |
電池容量 | 1,900mAh |
充電回数 | 約1,000回 |
参考価格 | 793円(税込) |
高容量充電式ニッケル水素電池 単3形4個パック
『Amazonベーシック』充電池の高容量タイプです。
電池容量が2,400mAhですので、カメラやストロボ、ゲームなどの出力が要求されるアイテムに向いています。
満充電から1年放置しても80%の容量をキープできますので、保管用の充電池としてもおすすめ。
国内生産モデルですので、品質面でも安心です。
高容量充電式ニッケル水素電池 単3形4個パック HR-3UTHA-AMZNの詳細 | |
メーカー | Amazon |
種類 | ニッケル水素充電池 |
電池容量 | 2,400mAh |
充電回数 | 約500回 |
参考価格 | 1,034円(税込) |
エネループ 単3形 4本パック(スタンダードモデル)
こちらのアイテムは、電池容量と繰り返し充電回数を高いレベルで両立した充電池です。
『エネループ』が展開する3つの充電池のうち中間クレードにあたり、最後まで電圧が落ちないハイエンドモデルに匹敵する安定感も魅力。
使いかけの充電池と混ぜて使用しても、機器が安定して動作し電池も傷みにくいのでおすすめです。
アイテム選びに迷ったら、まずはこちらの充電池から手に入れてみてはいかがでしょうか。
エネループ 単3形 4本パック(スタンダードモデル) BK-3MCC/4SAの詳細 | |
メーカー | パナソニック |
種類 | ニッケル水素充電池 |
電池容量 | 1,900mAh |
充電回数 | 約2,100回 |
参考価格 | 1,632円(税込) |
充電式エボルタ 単3形 4本パック(お手軽モデル)
知名度の高い『エボルタ』シリーズの充電池もおすすめ。
電池容量を抑えた分、約4,000回の繰り返し充電回数を実現した、非常にコスパが高いアイテムです。
リモコンやLED式の懐中電灯など、消費電力の低い製品に向いています。
取扱店舗も多いので、必要なときにすぐに買い足せるのもポイントです。
充電式エボルタ 単3形 4本パック(お手軽モデル) BK-3LLB/4Bの詳細 | |
メーカー | パナソニック |
種類 | ニッケル水素充電池 |
電池容量 | 1,000mAh |
充電回数 | 約4,000回 |
参考価格 | 983円(税込) |
単3形充電池 充電式ニッケル水素電池 8本入り
今回ご紹介するアイテムの中で、唯一の8本入りとなる『EBL』の充電池。
価格が4本入りの他アイテムとほぼ同じで、コスパの良さが光ります。
あまり聞き慣れないメーカーですが、公表されている性能が非常に高く、口コミでも高評価の声が多いアイテム。
4本ずつ収納できるプラスチックケースも付属しているので、予備の電池として持っておくのもおすすめです。
単3形充電池 充電式ニッケル水素電池 8本入り EB-81122の詳細 | |
メーカー | EBL |
種類 | ニッケル水素充電池 |
電池容量 | 2,800mAh |
充電回数 | 約1,200回 |
参考価格 | 1,599円(税込) |
充電式IMPULSE ニッケル水素電池単3形 4本入
安定した品質が評価されている充電池、『東芝 充電式IMPULSE』。
高容量タイプですので、電力消費の多い電化製品やゲーム機などの使用に向いています。
今回ご紹介するアイテムの中で、最もコスパの良い充電池です。
繰り返し充電回数は、一般的な高容量タイプと同等の約500回となっています。
充電式IMPULSE ニッケル水素電池単3形 4本入 TNH-3A 4Pの詳細 | |
メーカー | 東芝 |
種類 | ニッケル水素充電池 |
電池容量 | 2,400mAh |
充電回数 | 約500回 |
参考価格 | 634円(税込) |
エネループ 単3形 4本パック(ハイエンドモデル)
こちらの充電池は、『エネループ』のハイエンドモデルとなります。
一番の魅力は自然放電量の少なさです。満充電から10年でも、約70%の電池容量を残す驚きの性能。
電池切れや緊急時に備えて、常備用の充電池として用意しておくのもおすすめのアイテムです。
また、電池の性能が落ちるとされる0度を下回る低温環境において、マイナス5度まで安定した動作が可能なのも特徴です。
エネループ 単3形 4本パック(ハイエンドモデル) BK-3HCD/4の詳細 | |
メーカー | パナソニック |
種類 | ニッケル水素充電池 |
電池容量 | 2,500mAh |
充電回数 | 約500回 |
参考価格 | 1,700円(税込) |
充電式ニッケル水素 単3形 4本パック
『ソニー』の充電池は、コスパの良さと繰り返し充電回数の多さが魅力。
電池容量を1,000mAhに押さえることで、約3,000回の充電回数を達成しています。
リモコンや目覚まし時計といった、消費電力の低いアイテムに使うのがおすすめ。
2本パックと4本パックから選ぶことができます。
充電式ニッケル水素 単3形 4本パック NH-AA-4BRAの詳細 | |
メーカー | ソニー |
種類 | ニッケル水素充電池 |
電池容量 | 1,000mAh |
充電回数 | 約3,000回 |
参考価格 | 798円(税込) |
ニッケル水素電池 単3形 4個パック
フル充電で5年後70%以上の電池容量をキープできる、『富士通』の充電池です。
安定した電圧により、残量の異なる電池同士を一緒に使うことができます。
電池容量と繰り返し充電回数のバランスも良く、使いみちの多いおすすめの一品。
価格は他モデルよりやや高いものの、性能を考えれば納得の価格ではないでしょうか。
ニッケル水素電池 単3形 4個パック HR-3UTCの詳細 | |
メーカー | 富士通 |
種類 | ニッケル水素充電池 |
電池容量 | 1,900mAh |
充電回数 | 約2,100回 |
参考価格 | 1,400円(税込) |
単3 ニッケル水素充電池 4本セット
『エネボルト』が手がける充電池。他社の充電池と比較すると、ミドルクラスと同等の性能を誇りながら、コスパも優れています。
自然放電量は3年で75%ですので、保管用の充電池として使いたい方も安心です。
保管に便利な容器もセットで付属します。
単3 ニッケル水素充電池 4本セット AM004002001の詳細 | |
メーカー | エネボルト |
種類 | ニッケル水素充電池 |
電池容量 | 2,100mAh |
充電回数 | ― |
参考価格 | 890円(税込) |
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