NECの無線ルーターおすすめ!プロの逸品&ランキング8選
多くのご家庭やオフィスで人気のNECの無線ルーター『Aterm(エーターム)』シリーズ。
どれも同じような外見ですが、それぞれスペックが異なり、機能や性能に違いがあるのをご存知でしたか?
いざ自分で選ぼうとしても、たくさん種類があって価格もさまざま。どれを選べばいいのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、企業のPC導入から個人的なパソコン購入のアドバイスなどを行い、メディアでもご活躍中の内川功一朗さんに、おすすめのNECの無線ルーターをお聞きしました。
また、IPPING編集部が調査したNECの無線ルーターの選び方や、全8機種それぞれの特徴についてもご紹介しています。
ご自分のネット環境にピッタリのルーターを選ぶ参考にしてください。
内川功一朗 のプロフィール
PCガイド。AllAboutコンピュータ系ガイド。システムエンジニア。パソコンに限らず、プリンタやスキャナなどの周辺機器に関する情報を発信中。上級写真整理アドバイザーの顔も持つ。WEB『デジタルと現実の架け橋』
この専門家の他の記事を見る1.無線ルーターとは?
無線ルーターは、ケーブルを接続しないで端末をインターネットに接続する機器です。
Wi-Fiルーターとも呼ばれます。
無線ルーターに接続することで、家の中のパソコンやスマホ、プリンタなど、Wi-Fiに対応している端末は無線でインターネット通信が可能になります。
ケーブルが届かなかったところでもインターネットを利用できるようになる便利さから、現在はほとんどのご家庭やオフィスに設置されています。
さらに便利さが進化
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デジタル社会の進行が加速するなか、インターネット通信はパソコンやスマホなどのインターネット機器だけでなく、テレビをはじめとした家中の家電やスマートスピーカーなどにも繋げられるようになっています。
このモノのインターネット「IOT(Internet of Thing)」の拡大を担うのが無線ルーターです。
Wi-Fiを使用してテレビやエアコンを操作したり、離れたものを遠隔操作したりと、可能性は無限大。
無線ルーターの設置によって、インターネットがあらゆるモノのコミュニケーションツールとなる可能性を広げています。
NECの無線ルーターには、このようなスマートライフの新基準を満たす安定通信機能搭載モデルが多数ラインナップ。
ぜひ、より快適なWi-Fi通信環境を実現して、スマートライフを楽しんでください。
2.NECの無線ルーターの選び方
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無線ルーターは現代のインターネット社会に不可欠なもの。
そのなかでも、NECの『Aterm(エーターム)』は不動の人気シリーズです。
今回はNECの無線ルーターに焦点を当て、選ぶ際のポイントについてお伝えしていきます。
通信速度で選ぶ
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無線ルーターを選ぶ際の重要ポイントの一つが通信速度の速さ。NECの無線ルーターにもモデルによって通信速度に違いがあります。
それぞれの環境でストレスなく通信を行うにはどんな点に注意すればよいのか、確認してみましょう。
最大通信速度
通信の速さを表しているのが最大通信速度。一般的に「1300Mbps」のように表示されます。
環境によって実際の数値は左右されますが、理論値で表示された最大通信速度は、ルーターのスペックを測る大きな目安です。
インターネット通信の速度は、速ければ速いほど接続機器の動作もスムーズ。
最大通信速度を目安に無線ルーターを選ぶ際は、数値の大きいものを選んでおいたほうがベターです。
伝送速度とインターネット回線速度のバランスが大事
ルーターの伝送速度は、インターネット回線の速度に合わせて選ぶようにしてください。
無線ルーターはどんなにスペックの高いモデルでも、実際に接続するインターネット回線の速度までしか対応できません。
実際のインターネット環境は、建物内の配線や契約内容によって速度に限界がありますので、確認するようにしましょう。
無線LAN規格で選ぶ
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家庭用無線LANルーターで利用できる通信規格は「IEEE802.11」と表示されます。
Wi-Fiに使われる周波数には5GHz帯と2.4GHz帯があり、速い順では5GHz帯の11ac、11a、2.4GHz帯の11g、11b、両方の周波数帯で使える11nです。
これらの規格に応じて無線ルーターと機器が適合する必要がありますが、ルーターの互換性があるため、機器が11acに対応していなくても、11ac対応のルーターを選ぶことで高速通信が利用可能になります。
「IEEE 802.11ac」は最新のスマートフォンやタブレットも対応する規格。電波の干渉を受けにくい5GHzの周波数帯を利用して、接続が途切れることもありません。
このあとご紹介するNECの無線ルーター8機種は、すべて「IEEE 802.11ac」に対応しています。
無線ルーターを選ぶ際は、現在最新の通信規格である11acを選ぶことをおすすめします。
アンテナ数で選ぶ
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無線LANルーターのスペックやパッケージに記載されるストリーム数とは、搭載されているアンテナの本数のことです。
「送信アンテナ数×受信アンテナ数」で表されています。
通信時、送信受信双方の側で複数のアンテナを使うと、伝送の高速化が可能になります。さらにストリーム数を増やしていくことで、通信速度をより高速にできるのです。
NECの無線LANルーターのストリーム数は、「4×4」「3×4」「2×2」。
送信アンテナ4本と受信アンテナ4本が搭載されているモデル「4×4」が、最もハイスペックな伝送速度を持っています。
機能の違いで選ぶ
NECの無線ルーターには、他社にはない独自の機能を備えた機種があります。
非常に便利なうえ、より充実したインターネット環境を構築できる機能が多彩なので、選ぶときの目安にしてください。
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設定変更が不要「Wi-Fi設定引越し機能」
ルーターを変えると通常は、接続機器の設定もすべて変更しなければいけなくなります。
使用する端末が多ければ、結構面倒な作業。その手間を省いてくれるのが、「Wi-Fi設定引越し機能」です。
変更前のルーターが「WPS」対応のものであれば、Wi-Fi設定内容をそのまま引き継ぐことができます。
とても便利な機能で、現在製造されているNECの無線ルーター8機種にはすべて搭載されていますので、ぜひ、活用してください。
動画やゲームをスムーズ再生する「TVモード機能」
NECの無線ルーターにWi-Fi接続したテレビや、ひかりTV対応のパソコンは、安定したストリーミング映像を視聴することができます。
この機能が「TVモード機能」。
子機としてNECの無線ルーターが別途1台必要ですが、TVモード機能を搭載していれば、動画やゲームなどの大容量の映像データが難なく再生可能です。
高速で通信が安定している5GHz帯の無線規格(11ac・11n・11a)とWi-FiのQoS規格「WMM」に2基とも対応していることが条件。
途中で映像が寸断されることがないので、ストレスフリーで動画を楽しみたい方におすすめです。
「IPv6」ブリッジ機能
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枯渇するIPv4アドレスを解消するための次世代規格が「IPv6」です。
潤沢なアドレス空間を持つ「IPv6 IPoE」は、混雑の少ない高速通信を可能にする、新しいインターネット接続方式として世界中で普及が進んでいます。
そして、混雑してのろのろ回線に陥りがちだったIPv4方式から、混雑のないIPv6への移行を可能にするのがNECの「IPv6ブリッジ機能」です。
IPv6を用いたNEC独自の技術マルチキャストストリーミング通信によって、Wi-Fi接続した端末への伝送がハイスピードになります。
また、IPv4にしか対応できない機器や通信サービスでも、IPv6ネットワーク経由での通信を可能にするのが「IPv4 over IPv6機能」。
この機能を搭載しているモデルであれば、より早く快適なIPv6通信が可能です。
IPv6 High Speed機能
NEC最新の独自技術である「IPv6 High Speed」は、IPv6通信をさらに高速化させ、スピードアップを実現します。
『Aterm』シリーズでは、「WG2600HP3」以下上位モデル6機種が「IPv6 High Speed」機能を搭載。インターネット回線が込み合う時間帯でも快適な通信が可能となりました。
IPv6の開発と普及活動に長く関わり貢献してきたブランド『Aterm』だからこそ、実現した技術です。
ただし、インターネット回線がIPv6に対応していることが前提となりますので、確認してからルーターを選ぶようにしてください。
3.NECの無線ルーターランキング8選
ここでは、NECの無線ルーター8機種を上位機種からご紹介します。
プロからもコメントをいただいておりますので、それぞれのスペックの違いを知って、ご自分に合ったアイテムを見つけてください。
4ストリーム(送信4×受信4)


Aterm WG2600HP3
NECの4ストリーム(4×4)無線LANルーターの、最高級クラスのモデルです。
IEEE802.11ac仕様で1733MbpsのギガスピードWi-Fiは、上位モデル2基のみ。うち、無線LAN実効値を最大約1430Mbpsを実現できたのはこのアイテムだけです。
現在唯一の「ワイドレンジアンテナ」搭載機種。PCやスマートフォンなど端末の向きに左右されることなく、家中360°電波が届く快適な通信を実現しました。
スマートライフの新基準をクリアする安定通信機能を搭載し、有線LANポートは4つ。すべての機能が搭載され多彩な使い方が可能なハイエンドモデルです。
内川功一朗さんコメント また、単に速度が速いだけでなく、複数の同時通信ができるのもポイント。大家族で全員が同時にスマホを使う、というようなケースにおすすめです。
Aterm WG2600HP3の詳細 | |
メーカー | NEC |
アンテナ数 | 4×4(5GHz帯 & 2.4GHz帯) |
間取り | 戸建~3階建て/マンション~4LDK |
無線LAN(5GHz帯)+(2.4GHz帯) | 1733Mbps(11ac)+800Mbps(11n) |
有線LAN | 1000Mbps |
Wi-Fi接続台数 | 18台 |
参考価格 | 12,690円(税込) |


Aterm WG2600HS
もう一つの4ストリーム(4×4)仕様のハイスペックモデルです。
11acの速さの根幹となるテクノロジー「MIMO」を搭載。複数のアンテナを使って通信を高速化する多重化技術により、データの高速処理を実現しました。
上記『WG2600HP3』に比べ、ワイドレンジアンテナが非搭載という点以外はまったく同じ仕様。ハイスペックな機種であることに間違いありません。
光回線など、1Gbpsクラスの高速インターネット環境で、このハイスペック無線ルーターの性能を思う存分生かしてください。
Aterm WG2600HSの詳細 | |
メーカー | NEC |
アンテナ数 | 4×4(5GHz帯 & 2.4GHz帯) |
間取り | 戸建~3階建て/マンション~4LDK |
無線LAN(5GHz帯)+(2.4GHz帯) | 1733Mbps(11ac)+800Mbps(11n) |
有線LAN | 1000Mbps |
Wi-Fi接続台数 | 18台 |
参考価格 | 8,759円(税込) |
3ストリーム(送信3×受信4)


Aterm WG1900HP2
5GHz帯と2.4GHz帯とも3ストリーム(3×4)に対応できるプレミアムモデルです。
伝送速度は11acで最大1300Mbpsの超高速通信が可能。上記2つのハイエンドモデルには若干劣りますが、十分高速な伝送を実現するスペックです。
2.4GHz帯11n最大の600Mbpsの高速を実現する点は、後述の「WG1800HP4」に比べた優位性。スマートライフの新基準である、安定通信機能が満載のハイクラスルーターです。
Aterm WG1900HP2の詳細 | |
メーカー | NEC |
アンテナ数 | 3×4(5GHz帯 & 2.4GHz帯) |
間取り | 戸建~3階建て/マンション~4LDK |
無線LAN(5GHz帯)+(2.4GHz帯) | 1300Mbps(11ac)+600Mbps(11n) |
有線LAN | 1000Mbps |
Wi-Fi接続台数 | 18台 |
参考価格 | 7,980円(税込) |
Aterm WG1800HP4
もう1基の3ストリーム対応スタンダードモデルです。
5GHz帯11acでは最大1300Mbpsの超高速通信が可能。2.4GHz帯11nでも、安定の450Mbpsの高速通信を実現しています。
電波強度を自動で調整する、NEC独自の「ハイパワーシステム」技術により、無線LANとしての高い性能を保持しています。
本アイテムを含む上位モデル4基は、2つのコアを持つデュアルコアCPUを搭載。
無線用CPUがダブルで機能し、5GHz帯と2.4GHz帯両方の電波を同時に利用しても高速伝送を維持できます。
Aterm WG1800HP4の詳細 | |
メーカー | NEC |
アンテナ数 | 3×4(5GHz帯 & 2.4GHz帯) |
間取り | 戸建~3階建て/マンション~4LDK |
無線LAN(5GHz帯)+(2.4GHz帯) | 1300Mbps(11ac)+450Mbps(11n) |
有線LAN | 1000Mbps |
Wi-Fi接続台数 | 18台 |
参考価格 | 7,230円(税込) |
2ストリーム(送信2×受信2)


Aterm WG1200HP3
2ストリーム(2×2)に対応するモデルで、5GHz帯11acで867Mbps、2.4GHz帯11nで300Mbpsの伝送が可能です。
また、上述の2機種にはない「MIMO」を搭載し、複数のアンテナを使って通信を高速化。実装値でも最大約612Mbpsを実現しています
周囲のWi-Fiアクセスポイントで利用状況をサーチし、空いたチャネルを選んでつながりやすくする「オートチャネルセレクト」機能、周波数帯の自動セレクト機能「バンドステアリング」を搭載。
ほか、「ハイパワーシステム」も加わり、より送受信範囲を広げて快適なネット環境をかなえてくれます。
Aterm WG1200HP3の詳細 | |
メーカー | NEC |
アンテナ数 | 2×2(5GHz帯 & 2.4GHz帯) |
間取り | 戸建~3階建て/マンション~4LDK |
無線LAN(5GHz帯)+(2.4GHz帯) | 867Mbps(11ac)+300Mbps(11n) |
有線LAN | 1000Mbps |
Wi-Fi接続台数 | 15台 |
参考価格 | 6,280円(税込) |


Aterm WG1200HS3
2ストリームのスタンダードモデルです。
このアイテムまではIPv6 High Speed機能をはじめとしたIPv6に対応。通信の多重化技術MIMOやハイパワーシステムも搭載され、電波の強度をアップしています。
IPv6での高速通信を希望するのであれば、このクラスのモデルを選ぶのがおすすめです。
内川功一朗さんコメント 同じ2ストリームの「HP3」と比べて、実際に購入するときに価格差がない場合は、上位モデルを選ぶのもアリですね。 これより下位モデルになると、削られている機能もあり、性能に差が出てきます。
Aterm WG1200HS3の詳細 | |
メーカー | NEC |
アンテナ数 | 2×2(5GHz帯 & 2.4GHz帯) |
間取り | 戸建~3階建て/マンション~4LDK |
無線LAN(5GHz帯)+(2.4GHz帯) | 867Mbps(11ac)+300Mbps(11n) |
有線LAN | 1000Mbps |
Wi-Fi接続台数 | 15台 |
参考価格 | 4,838円(税込) |


Aterm WG1200CR
5GHz帯と2.4GHz帯の同時利用が可能な「2×2」ストリームモデルです。従来の11n 300Mbpsに加え11ac対応による867Mbpsを実現。安定した高速通信が行えます。
離れた部屋へ電波を飛ばすことができる「Wi-Fiデュアルバンド中継機能」を搭載。子機モードにして中継機として使えば、電波が届きにくい場所でも快適にインターネットが使えます。
ギガ(1000Mbps)対応の有線ポートを利用することで、光回線など高速通信による動画配信サービス等にも対応が可能です。
Aterm WG1200CRの詳細 | |
メーカー | NEC |
アンテナ数 | 2×2(5GHz帯 & 2.4GHz帯) |
間取り | 戸建~2階建て/マンション~4LDK |
無線LAN(5GHz帯)+(2.4GHz帯) | 867Mbps(11ac)+300Mbps(11n) |
有線LAN | 1000Mbps |
Wi-Fi接続台数 | 10台 |
参考価格 | 4,131円(税込) |


Aterm WF1200CR
2ストリームのベーシックモデル。5GHz帯11ac対応の867Mbpsと2.4GHz帯300Mbpsを実現します。
IPv6 IPoE方式には非対応ですが、「IPv6ブリッジ機能」搭載により、IPv6方式の通信が可能。ひかりTVなど、IPv6方式を利用した映像配信の視聴ができます。
また、特定の通信相手にピンポイントに電波を送る「ビームフォーミング」技術を搭載。対応端末に向けて集中的に電波を送信するので、実効速度が高まります。
Aterm WF1200CRの詳細 | |
メーカー | NEC |
アンテナ数 | 2×2(5GHz帯 & 2.4GHz帯) |
間取り | 戸建~2階建て/マンション~4LDK |
無線LAN(5GHz帯)+(2.4GHz帯) | 867Mbps(11ac)+300Mbps(11n) |
有線LAN | 1000Mbps |
Wi-Fi接続台数 | 10台 |
参考価格 | 3,350円(税込) |
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