プロが選んだ革靴のおすすめアイテム!スエード・スムースレザー・ローファーの3種類を紹介
みなさんは休日にどんな靴を履いていますか?スニーカーでラフに過ごす人も多いかもしれませんが、大人の男性を目指すなら、カジュアルに履ける革靴は、とても重要なファッションアイテムになってきます。
そうは言っても、ビジネス用ではなく普段着と革靴を合わせるとなると、なんだか選び方が難しそうですよね…。そこで今回は、人気のスタイリストで数多くのメディアに出演した経験を持つ大山旬さんに、おすすめの革靴を紹介してもらいました。
ワンランク上のおしゃれを目指す人のご参考になれば幸いです。
大山 旬(おおやま しゅん) のプロフィール
人気スタイリスト。日本最大級のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」主宰。これまでに著書は5冊出版。累計8万部を突破。読売新聞、朝日新聞、NHK、TBS、テレビ朝日、フジテレビなどメディア出演も多数。
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私服になるとスニーカーばかり履く方も多いですが、それだけでは大人っぽい着こなしは成立しません。全身のコーディネートを考えた上で、革靴を合わせたり、スニーカーを合わせたりしながら、全体のバランスを整えることが大切です。
大人の男性には、休日にもサラリと合わせられる革靴が必ず1足は必要です。ぜひサイトを参考に買い揃えてみてください。
今回は3種類の革靴にわけておすすめの商品をご紹介します。
1.スエードの革靴
2.スムースレザーの革靴
3.ローファー
それでは、さっそく大山さんがおすすめする革靴からご紹介していきます。
1.おすすめのスエード革靴
大山さんコメント

「靴に3万円は高いなぁ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここはちょっと背伸びをしてみてください。かかとを修理すれば、靴は4〜5年は使うことができます。それだけに投資する価値はあります。
どうしても予算的に難しい場合は、スーツカンパニーでの購入をおすすめします。15,000円前後でカジュアルなスエード靴が揃うはずです。
5394DBR
『SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)』はヒロカワ製靴が1978年から展開しているブランドです。名前から海外製と勘違いされることもありますが、東京の墨田にある工場で日本の熟練職人たちがこだわりを持って生産を行っています。
ビジネスシーンから休みの日まで幅広く使え、スエードの表面がとてもきれいで上品な仕上がりになっています。
メンテナンス方法はまず付属品のシューズキーパーを入れ、ブラシや柔らかい布で全体の汚れやほこりを取るようにしてください。その後、乳化性のクリームを柔らかい布にとり、全体に薄く伸ばしてください。
また、靴にも休息は必要です。1日履いたら、2〜3日休ませてください。わずかな気遣いが靴の寿命を延ばします。
SCOTCH GRAIN 5394DBR の詳細 | |
カラー | ダークブラウン |
原産国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 32,400円(税込) |
SUEDE CTTIP
『CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)』は1879年にイギリスで創業され、丁寧な手作業と高いクオリティーの製品に評判があり世界的に有名なシューズメーカーです。
スエードは値段が安いとカジュアル感が強くなってしまいますが、CROCKETT&JONESのスエードは最高級品を使用しているため、とても上品があります。シンプルなデザインのため、大人のファッションに合わせやすくなっています。
お値段は張りますが、長く履けるので、それだけの金額を出す価値がある逸品です。
CROCKETT&JONES SUEDE CTTIP の詳細 | |
カラー | ダークブラウン |
原産国 | イギリス |
メーカー希望小売価格 | 73,400円(税込) |
2.おすすめのスムースレザー革靴
大山さんのコメント

少し値段は上がりますが、おしゃれな人は『PARABOOT(パラブーツ)』(下を参照)を履いています。フランスの靴メーカーで、ぽってりとした丸みのあるシルエットが特徴です。
僕が履いているのは「シャンボード」というモデルで、紐が付いているタイプです。ロールアップしたデニムによく合います。

シャンボード (7107 CHAMBORD Uチップ)
『PARABOOT(パラブーツ)』は1908年にフランスで創業され、世界で唯一自社でラバーソールを製造する靴ブランドとして知られています。
「シャンボード」はPARABOOTの看板商品で、日本でも多くのメディアに取り上げられ、とても人気があります。人気の秘密は、おしゃれな形と上質な素材にあるでしょう。
大山さんもおっしゃっている通り、ロールアップしたデニムとよく合います。1つ1つの部位にこだわりを持っていて、100%メイドインフランスで上質な素材を使用しています。耐久性も兼ね備えているので長く履ける一足です。
PARABOOT シャンボード (7107 CHAMBORD Uチップ)の詳細 | |
カラー | ブラック |
原産国 | フランス |
メーカー希望小売価格 | 70,200円(税込) |

WILLIAM 981412 BLACK NOIR
こちらも『PARABOOT(パラブーツ)』ですが、種類の違う「WILLIAM (ウィリアム)」と呼ばれる革靴です。ウィリアムの特徴は「ダブルモンク型」ということです。フォーマルなシーンでは少し難易度が高くなりますが、おしゃれな人はオンオフで履きこなしています。
PARABOOTを履く上で押さえておきたいのが「ノルヴェイジャン製法」と呼ばれる製法です。これは、ノルウェーなどの北欧の地で寒さや雪による浸水から守るため発達した技法です。
高い防水性を持っているため、雨の日でも関係なく履ける万能な一足です。
PARABOOT WILLIAM 981412 BLACK NOIR の詳細 | |
カラー | ブラック |
原産国 | フランス |
メーカー希望小売価格 | 73,440 円(税込) |
3.おすすめのローファー
大山さんコメント

ユナイテッドアローズやバーニーズのオリジナルか、クロケット&ジョーンズのローファーがおすすめです。価格は30,000〜50,000円前後のものが良いと思います。色は焦げ茶かネイビーを選ぶと良いでしょう。
また、夏場も短パンと合わせると大人っぽくてすごくお洒落です。ステップアップの際には、検討してみてください。予算に余裕がない場合は、GUでもシンプルなローファーが手に入ります。しかも3,000円程度でかなりお手頃です。

堅弥 ローファー
『三陽山長(さんようやまちょう)』は2001年秋に創業されました。日本の熟練職人による質の高い製品を提供しており、比較的新しいブランドながら、日本発高級紳士靴として高評価を受けています。
こちらの革靴は、上品な外観に対し、スニーカーのような履き心地を感じさせる高性能のローファーに仕上がっています。ジャケパンスタイルからデニム系のカジュアルスタイルまで使用できるため、とても使い勝手がいいです。
メイドインジャパンで、作りの丁寧さと質感にこだわりを持っているので一度試してみてはいかがでしょうか。
【三陽山長】堅弥 ローファーの詳細 | |
カラー | ネイビー |
原産国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 37,800円(税込) |

限定スエードローファー
こちらはスエードの革靴でも紹介した『CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)』のローファーです。この靴を履いてたら、ワンランク上の大人になれるでしょう。
高級靴と言われる中では買いやすく、スエードのため質感がとてもいいです。
シンプルで上品なデザインなので、大人のファッションに合わせやすいです。かかとをコンパクトな形にし、細身のフォルムで作っているので足元がスッキリ見える仕上がりになっています。
CROCKETT&JONES 限定スエードローファー の詳細 | |
カラー | ダークブラウン |
原産国 | イギリス |
メーカー希望小売価格 | 73,440円(税込) |
まとめ
最後までごらんいただき、誠にありがとうございました。この記事では、大人の男性が休日に履いてほしい、カジュアルな革靴6選をご紹介しました。
カジュアルスタイルでは、ロールアップデニムに革靴を合わせたり、短パンにローファーのような、少し勇気のいるかも…という絶妙なバランスの組み合わせがおすすめです。
カジュアルな革靴は、余裕のある大人にこそ、おすすめしたいです。いつもとは違う足元で、休日の街を歩いてみてはいかがでしょうか?