外付けHDDのおすすめ12選!気になる機能と評判をチェック
たくさん撮影した写真や動画にテレビの録画データ、さらにはゲームの大切なデータまで保存しておけるHDD(ハードディスクドライブ)。
外付けHDDの購入を考えたとき、「据え置きと持ち運びできるのとどっちがいいんだろう?」「種類が多すぎて、どれにすればいいかわからない」と悩んでしまう人も多いはず。
そこで今回、ITライターとして20年のキャリアを持つ柳谷智宜さんにおすすめの外付けHDDを教えていただきました。
またIPPING編集部による、目的や用途に合わせた選び方はもちろんのこと、後半では大手ショッピングサイトを調査して作成したオリジナルランキングをご紹介しています。
外付けHDDを買い換えようかなと考えている人や、これから初めて購入を検討している人はぜひ参考にしてみてくださいね!
柳谷智宣 のプロフィール
キャリア20年目のITライター。2017年Microsoftの「Windows Insider Meetup in Japan 2」に登壇。TV出演や新聞・雑誌の取材など、様々なメディアで情報を発信中。著書『クラウドの達人はなぜChromeを使うのか』ほか多数。WEB『ITライター柳谷智宣』
この専門家の他の記事を見る1.柳谷智宣さんおすすめの外付けHDD
おすすめ
HD-LXU3Dシリーズ
冷却ファンを内蔵+エアフロー設計で効率的に冷却、最大3台まで積み重ね出来る据え置きタイプの外付けHDDです。
本体の厚みは約4cmほどしかなく、スリム設計なのでPCの横に置いても邪魔になりません。
自動暗号化モード搭載で高いレベルのセキュリティーを実現、さらに本体背面にはセキュリティスロットを搭載しました。
セキュリティグッズと併用すれば盗難防止にも効果を発揮しますし、防振設計なのでオフィス内などを持ち歩くときも安心です。
また、故障予測サービス“みまもり合図”にも対応しています。
柳谷智宣さんレビュー

保存するだけなら激安のものでもいいですが、できれば『HD-LXU3Dシリーズ』のように暗号化機能を備えたものを選びましょう。
本体温度の上昇と故障確率は比例するので、うるさくないなら冷却ファンがついているに越したことはありません。
BUFFALOなどの有名メーカーを選ぶのも大切なポイントです。
BUFFALO HD-LXU3Dシリーズの詳細 | |
メーカー | BUFFALO |
データ容量 | 1/2/3/4/6/8TB |
メーカー希望小売価格 | 16,500~44,500円(税込) |
2.外付けHDDの選び方
一口に外付けHDDといっても据え置きモデルとポータブルモデルがあり、さらにそこから用途別に分かれています。
まずは、「何に使うのか」ということを明確にしてから機種選びをすると、比較的スムーズにチョイスすることができそうです。
テレビ録画用として選ぶ
おそらく最も多い使い方として挙げられるのがテレビの録画データ用ではないでしょうか。
今使っているレコーダーだけではデータ容量が足りない、容量がいっぱいでまだ見ていないのに上書きされてしまったという経験を持つ人も少なくないでしょう。
そんなときに外付けHDDがあれば、データ残量を気にすることなくどんどん録画することが可能になります。
しかしテレビ録画用として選ぶ場合に、抑えておきたいポイントが2つありますので購入時には必ずチェックするようにしましょう。
SeeQVault対応の有無
デジタル放送というのは著作権で保護されているため、なんでもかんでも録画できてどのテレビでも映す事ができるというフリーなものではないのです。
基本的には録画したテレビでしか再生することができず、もしも故障などで買い替えた場合にはそれまで録画したデータはもう見ることができません。
そこで登場したのがソニー・パナソニック・サムスン・東芝の4社によって開発された、コンテンツ保護技術“SeeQVault(シーキューボルト)”です。
SeeQVaultに対応していれば、録画したテレビ以外でも問題なく映し出す事ができます。
今使っているテレビ以外にも接続する可能性があるならば、必ず対応しているものを選ぶようにしましょう。
24時間耐久仕様になっているか
外出中や深夜など、テレビはついていないけれど録画をしているという状況は少なくないでしょう。
そのため外付けHDDは常に電源が入っている、もしくは常に稼働していなければなりません。
『柳谷智宜』さんのご紹介にもあったとおり、本体温度の上昇と故障確率は比例していますので、安いからと行って耐久性のない製品を選んでしまうとすぐに壊れてしまう可能性があります。
そんな不測の事態を避けるためにも、24時間耐久仕様のものを選ぶようにしましょう。
PCデータのバックアップ用として選ぶ
テレビ録画の次に多い用途として挙げられるのが、PCやスマートフォンのバックアップ用としての使いみちです。
ここで気をつけなければならないポイントがいくつかありますので、一つずつご紹介していきます。
対応OSのチェック
まずは基本中の基本ですが、お使いのデバイスに搭載されているOSに対応している必要があります。
現在主に使用されているOSはWindows・MacOS・Android・iOSなどで、おそらくほとんどのモデルが対応しています。
しかし同じWindowsでもVistaやXPなど、「古いOS対応には対応していない」なんて事もありますのできちんと確認することをおすすめします。
ネットワーク共有機能(NAS)の有無
一台のHDDを複数のデバイスから使用したいという場合には、ネットワーク共有機能(NAS)がついていると便利です。
外出先からでも気軽にデータが取り出せますし、チーム内でシェアするといった使い方にも最適。
最近ではネットワークHDDを総称して『NAS(ナス)』と呼んでおり、バックアップメインのクラウドストレージと連携することでより機能的な使い方が可能です。
持ち運びできるサイズで選ぶ
外付けHDDには据え置きモデルとポータブルモデルがあるとご紹介しましたが、基本的には据え置きモデルを選びましょう。
ポータブルモデルは便利ですが、どうしても大量のデータを持ち歩かなければないといった特殊な状況のみでの使用をおすすめします。
というのもHDDというのは物理的に回転しているので、振動や衝撃で壊れてしまう可能性が大いにあります。
そのため、どうしてもポータブルサイズがいいと言う場合には、耐衝撃性を備えているものをチョイスしてくださいね。
MacBookなどApple製品に使う
Apple用の特別な外付けHDDがあるというわけではありませんが、MacBookに使うならケーブルはUSB-Cを、iPhoneやiPadにつなぐならLightningケーブルやコネクタが必要です。
そしてなんといっても本体デザインは美しいものを選びましょう。
「外付けなので何でもいいじゃん」と思うかもしれませんが、洗練されたデザインに魅力を感じてApple製品を使っているという人も少なくないはず。
また、Appleユーザーは画像や動画ファイルなどを扱う人が多いので、転送速度ができるだけ早いものを選ぶことも大切です。
3.外付けHDD人気ランキング12選
HD-AD4U3
パソコン周辺機器でお馴染みの『BAFFALO』が展開する、必要最低限+αの機能性と手を出しやすい価格が魅力のAmazon限定モデルです。
据え置きモデルですが114×33×171mm/約900gととてもコンパクトで、テレビ録画~PS4のデータ保存まで幅広く対応しています。
ファンレス設計なので静音性にこだわりたい人にもおすすめ。『BAFFALO』独自の故障予測サービス“みまもり合図”にも対応しています。
「今まで使った中で一番静か」「コストパフォーマンスが高い」とユーザー満足度はかなり高め。
もしも据え置きモデル選びで迷ったときは、これを選んでおけば間違いありません。
BUFFALO HD-AD4U3の詳細 | |
メーカー | BUFFALO |
データ容量 | 4TB |
参考価格 | 10,980円(税込) |
HD-PCFS2.0U3-BBA
とてもシンプルなポータブルHDDで、メモリースティックでは足りないというときに重宝するモデル。
バスパワー(USBホストから電源を供給する)方式なので、MacBookなどで使用する場合にはUSBハブを用意しましょう。
コンパクトですがUSB3.1に対応しているのでデータ転送速度は速く、万が一の際のデータ復旧サービスにも対応しています。
「シンプル軽量で使いやすい」といったレビューがある一方で、「バスパワー方式なので使う度に起動を待つ必要がある」といったデメリットも。
ストレスフリーでサクサク使いたい人には不向きですが、「持ち歩ければいい」と考える人にはコスパの高い製品といえそうです。
BUFFALO HD-PCFS2.0U3-BBAの詳細 | |
メーカー | BUFFALO |
データ容量 | 2TB |
参考価格 | 10,778円(税込) |
EX-HD2CZ
コンパクトサイズの据え置きモデルで、ご紹介する2TBの他に3・4・6TBといったラインナップがあります。
「テレビ録画用に1万円以下で探している」という人には最適な製品で、東芝レグザをはじめとして三菱リアルやオリオンの液晶テレビなどメジャーな10メーカーに対応。
2TBだと地デジであれば最大約240時間の録画が可能、それでも足りなくなりそうなら3TBや4TBをチョイスしましょう。
ファンレス設計ということもあって動作音は静かですし、背面LEDなので夜間に稼働していても光が気になりません。
I-O DATA EX-HD2CZの詳細 | |
メーカー | IO-DATA |
データ容量 | 2TB |
参考価格 | 8,780円(税込) |
WDBU6Y0020BBK
Windows7/8/8.1/10を搭載したPCに最適なポータブルモデルの外付けHDDです。
バスパワー方式なのでUSB接続は必須、MacBookで使うには一度接続してフォーマットすることで使用可能になります。
外装から中身まで信頼の『Western Digital』製なので、ポータブルHDDの中でも安心感を重視したい人におすすめ。
容量ラインナップは1TBから4TBまであり、1.5TBという中途半端な容量が選べるのも魅力。メーカー保証2年つきです。
Western Digital WDBU6Y0040BBKの詳細 | |
メーカー | Western Digital |
データ容量 | 2TB |
参考価格 | 10,190円(税込) |
Expansionシリーズ SGD-NZ040UBK
簡単接続・3年保証・安心サポートコール有りと、家庭でのテレビ録画用に嬉しい機能がついた据え置きモデルの外付けHDDです。
ファンレス設計で静音性が高く、縦置き・横置きどちらでも使用可能なオシャレデザインでインテリアを選びません。
ソニーのブラビア、東芝レグザ、パナソニックのビエラ、シャープのアクオスで動作確認済み。
PCで使用する場合にはWindows自動認識システムでソフトウェアのインストール設定が不要、MacOSにも対応しているので汎用性はかなり高めといえそうです。
多くのユーザーから「性能と価格のバランスがいい外付けHDD」という評価を獲得しています。
SEAGATE Expansionシリーズ SGD-NZ040UBKの詳細 | |
メーカー | SEAGATE |
データ容量 | 4TB |
参考価格 | 12,940円(税込) |
M3シリーズ TS1TSJ25M3S
「ポータブルHDDといえばコレ」と言うほど有名な製品で、耐衝撃性能を備えた『M3シリーズ』です。
リーズナブルな価格と薄さ16.1mmという超スリム設計が魅力で、あったら便利な“ワンタッチ自動バックアップボタン”を搭載。
USB3.1対応でデータ処理がとてもスピーディーですし、前モデルでは使用USBポートが2口だったのに対して1口に減るなど確実に進化を遂げています。
「ポータブルなので速度や容量よりも、本体サイズと耐衝撃性を重視する」という人におすすめ。
Transcend M3シリーズ TS1TSJ25M3Sの詳細 | |
メーカー | Transcend |
データ容量 | 1TB |
参考価格 | 6,480円(税込) |
Elements Desktop
『Western Digital』の外付けHDDは、4位にランクインした『WDBU6Y0020BBK』と同じく外装から内蔵HDDまで同社製ということで高い評価を獲得しています。
こちらの『WDBBKG0030HBK-JESN』は据え置きモデルで、やはりWindows7・8・8.1・10なら接続するだけですぐに使用できます。
本体サイズは13.5×4.8×16.5cmと省スペース設計となっており、容量は2/3/4/6/8TBから最適なものをチョイスしましょう。
「外付けHDDの購入で迷ったらコレ!」というくらいおすすめしているユーザーが多く、『Western Digital』製の高品質ぶりがよくわかります。
Western Digital Elements Desktop WDBBKG0030HBK-JESNの詳細 | |
メーカー | Western Digital |
データ容量 | 3TB |
参考価格 | 22,800円(税込) |
HD-LC4.0U3/N
テレビ録画やPC、ゲームまでオールマイティに使いたい、そしてできれば使いやすいものがいいという要望に応えられるのがこの『 HD-LC4.0U3/N』です。
テレビやパソコンの電源ON/OFFに連動して、自動でスタンバイモードになるテレビ&パソコン電源連動機能を搭載。
ファンレス設計なので熱暴走のリスクが懸念されますが、『BAFFALO』正規のデータ復旧サービスに対応しており、保証期間外でも固定料金で復旧できます。
もちろん無料ソフトウェア“みまもり合図”にも対応。
Amazonではレビュー件数が2,000件超えと圧倒的ですし、背面ステッカーの“Made in Japan”が安心感をプラスしてくれます。
BUFFALO HD-LC4.0U3/Nの詳細 | |
メーカー | BUFFALO |
データ容量 | 4TB |
参考価格 | 26,784円(税込) |
EC-PHU3W1
約75×112×14mmととにかくコンパクトなポータブルHDDをお探しならこちらがおすすめ。
モバイルバッテリーのようなシンプルでオシャレな外装が特徴的で、重量もわずか160gほどしかありません。
USB3.0対応なので転送速度は十分ですし、安心の日本製で保証も1年間付属します。
「携帯性を重視」する人にはおすすめですが、「大切なデータは絶対に保管できない」といったレビューも見受けられましたので用途を選ぶ必要がありそうです。
I-O DATA EC-PHU3W1の詳細 | |
メーカー | IO DATA |
データ容量 | 1TB |
参考価格 | 14,256円(税込) |
Game Drive for PS4
PS4に特化したポータブルHDDで、お気に入りのゲームデータをまとめてコレ一台に保存可能です。
「新しいゲームを入れるためにどれを消すか」という苦渋の決断を迫られることはもうありません。
容量自体は500GBから4TBまで選べますが、2TBあれば約50本ほどのゲームタイトルを楽々保存しておくことができます。
「内臓HDDより若干速い」「ゲーム用で使うならコスパ高め」と満足度も高めなので、PS4を持っているなら一つは持っておくといいかもしれません。
SEAGATE Game Drive for PS4 STGD2000400の詳細 | |
メーカー | SEAGATE |
データ容量 | 2TB |
参考価格 | 10,480円(税込) |
Armor A60
振動と衝撃に弱いHDDなのに、過酷な環境化での使用を想定して開発されたポータブルHDDです。
122cmからの落下試験をクリアする耐衝撃性に加え、コーヒーやお茶をこぼしてしまっても安心のIPX4相当の防水機能を搭載。
傷がつきにくい格子状の表面加工と、外装にケーブルを挟んで収納できるという機能的なデザインも人気につながっているようです。
「転送速度は普通に使えるレベル」、「トラブルこそあるものの継続使用中」という人が多く見受けられました。
SILICON POWER Armor A60 SP010TBPHDA60S3Kの詳細 | |
メーカー | SILICON POWER |
データ容量 | 1TB |
参考価格 | 7,581円(税込) |
ポータブルHDD
Amazonで価格を見る現在、在庫がありません
今回ご紹介する中では唯一のマイナーメーカーですが、「容量は1TBも必要ないんだけど…」という人に最適なモデルです。
容量は80GBから細かく選べますが、120GBぐらいまでならUSBメモリのほうが使い勝手はよさそうです。
とはいってもデザインはシンプルでオシャレですし、120GBを超えるとUSBメモリよりもリーズナブルなので「ちょうどいい」と感じる人も多いのではないでしょうか。
「日本ではあまり知られていないが米Amazonでは評価が良い」ということもあり、隠れた逸品として今後注目を集めるかもしれません。
KESU ポータブルHDDの詳細 | |
メーカー | KESU |
データ容量 | 1TB |
参考価格 | 7,400円(税込) |
4.おすすめの外付けHDD比較表
今回紹介したおすすめの外付けHDDを一覧にまとめました。
中でも柳谷智宣さんさんのおすすめする「HD-LXU3Dシリーズ」は、セキュリティもばっちりなので安心して使い続けられます。
自宅やオフィスに外付けHDDを導入して、容量の悩みから解放されてみては?
順位 | プロおすすめ | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 |
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ||||||||||
商品名 | HD-LXU3Dシリーズ | HD-AD4U3 | HD-PCFS2.0U3-BBA | EX-HD2CZ | WDBU6Y0020BBK | Expansionシリーズ SGD-NZ040UBK | M3シリーズ TS1TSJ25M3S | Elements Desktop | HD-LC4.0U3/N | EC-PHU3W1 | Game Drive for PS4 | Armor A60 | ポータブルHDD |
価格 | 16,500~44,500円(税込) | 10,980円(税込) | 10,778円(税込) | 8,780円(税込) | 10,190円(税込) | 12,940円(税込) | 6,480円(税込) | 22,800円(税込) | 26,784円(税込) | 14,256円(税込) | 10,480円(税込) | 7,581円(税込) | 7,400円(税込) |
メーカー | BUFFALO | BUFFALO | BUFFALO | IO-DATA | Western Digital | SEAGATE | Transcend | Western Digital | BUFFALO | IO DATA | SEAGATE | SILICON POWER | KESU |
データ容量 | 1/2/3/4/6/8TB | 4TB | 2TB | 2TB | 2TB | 4TB | 1TB | 3TB | 4TB | 1TB | 2TB | 1TB | 1TB |
商品リンク | Amazon 楽天 | Amazon | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon | Amazon | Amazon 楽天 | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |