保冷剤のおすすめランキング10選!ハードタイプとソフトタイプの使い分け方
飲料水を冷やし、生鮮品の鮮度を保ってくれるのが保冷剤です。夏場の暑い時期にはお弁当バッグに入れたり、キャンプやバーベキュー時のクーラーボックス内を冷やしたりと、大活躍します。
でも、とても種類が多く、どんな違いがあってどれがよく冷やせるのか、わかりづらいですよね?
そこで今回は、TVの料理番組やレシピ監修で活躍中のお料理ユニット『ちゃあみー』の栄養管理士 峰 奈津季さんに、おすすめの保冷剤を教えていただきました。
また、IPPING編集部調べによる保冷剤の選び方やレビューでの人気ランキング10選もご紹介します。用途に合った保冷剤選びの参考にしてください。
ちゃあみー (倉田 沙也加、峰 奈津季) のプロフィール
お料理ユニット
TV番組のレギュラー出演やレシピ監修で人気。フードコーディネーターと栄養管理士のお料理ユニット。WEB『ちゃあみー(HITOOMOI)公式サイト』
この専門家の他の記事を見る1.プロおすすめの保冷剤
まず初めに、『ちゃあみー』の栄養管理士である、峰 奈津季さんがおすすめする保冷剤をご紹介します。
おすすめ
保冷剤ハード CKB-800
スタンダードタイプの保冷剤ですが、凍るまでの時間が約10時間と比較的短めなのが特徴。スポーツやアウトドアレジャー時に、食料品を鮮度保持するのに最適です。
0℃タイプながら、保冷力や持続力ともに申し分のないパフォーマンスを発揮します。もちろん、繰り返し冷凍庫で凍結させて使用することができます。
ちゃあみー(峰 奈津季)さんレビュー

お値段もお手頃なので、クーラーボックスを持っている方であればいくつか持っておくといいかもしれません。食品や飲料の保持であれば、0度前後まで冷えるもので十分です。
保冷剤ハード CKB-800の詳細 | |
メーカー | アイリスオーヤマ |
サイズ展開 | 350g・500g・800g |
タイプ | 0℃タイプ |
再凍結時間 | 10時間 |
参考価格 | 397円(税込) |
2.保冷剤の選び方
ここでは、保冷剤を選ぶときのポイントについてご説明します。
保冷剤とは
画像:logos.ne.jp
保冷剤は一部特殊なものを除いて、ほとんどの製品が90%以上水とゲル化剤で出来ています。
0℃以下に凍らせてクーラーバックや密閉した箱の中に入れると、中の温度を短時間で一気に5℃~10℃まで冷却することが可能です。一定時間冷却効果が持続するので、食料品を冷却保存するための蓄冷剤として活躍します。
保冷剤は中身を入れ替える必要もなく、何度でも繰り返し冷凍庫で凍らせて使用できるので、経済的、かつ便利です。ドライアイスのように炭酸ガスを発生させることもなく、食品と一緒に使う上での安全性にも優れています。
何を冷やすかによって種類を選ぶ
画像:amazon.co.jp
ちゃあみー(峰 奈津季)さんコメント

野菜や飲料を冷やす目的であれば、0℃前後のもので大丈夫です。冷凍食品や氷などの保存には、より強力な-18℃のタイプを選びましょう。
0℃タイプと氷点下タイプ
通常、食品の鮮度を保ち、飲み物の冷たさを保持するために保冷剤を使用する際は、0℃前後で冷たさを保つタイプで十分でしょう。
一方、氷点下で冷やす性能を持つ保冷剤には、マイナス18℃程度まで冷やすことができる製品があります。冷凍食品やアイス菓子の保存、急激に冷やす必要があるときなどには、保冷力の高い氷点下タイプを選んでください。
温度表示のないものは、ほとんどが0℃タイプです。対象物を凍らせないのがメリットですが、より保冷力をアップさせ、持続時間を延ばすには、氷点下タイプと一緒に使うことをおすすめします。
保冷力の差に注意!
常温のものを冷たく冷やし、冷たいものを冷たいまま保持する力が保冷力です。保冷剤の能力を測るうえで、保冷力は最重要ポイントです。
たとえば、同じサイズの-16℃タイプでも、保冷力には差があります。その理由は主成分。主成分が植物性天然高分子の保冷剤の比べ、植物性高分子化合物や無機物などの方が保冷力は高いと言えます。
また、保冷力と同じくらい重要なのが、冷却の持続時間でしょう。一気にボックス内の温度を下げたとしても、冷蔵庫と同じように長時間その温度を保つためには、相当の保冷力が必要です。
冷却の持続時間はある程度保冷剤の大きさ、つまり重さと比例しますが、ある一定の重さを超えると、持続力は変わらないことがわかっています。
ですから、冷やす力とそれを持続する力のバランスがよいものが、保冷剤として使い勝手がいいと言えるのです。
再凍結時間を要チェック
画像:amazon.co.jp
再び凍結するまでに要する時間が再凍結時間です。製品に表示されていることもありますので、きちんとチェックしましょう。
家庭用冷蔵庫の冷凍室に入れて再凍結するまでの平均的時間は、およそ24時間です。なかには、10時間程度の比較的短いものや、逆に48時間かけないと凍結しないものもあります。
使うシーンに合った性能のものを選ぶと同時に、使用頻度も考慮して複数個用意するのもおすすめです。
保冷剤を使う場所は?
ちゃあみー(峰 奈津季)さんコメント

多くの保冷材は、サイズが複数展開されています。小さいものでは50gくらいのもの、大きいと1kg以上のものもあります。
まずは、入れるバッグやボックスのサイズに合った保冷剤を選ぶようにしましょう。また、何をどのように冷やすかによっても、必要となる保冷材は違ってきます。
底に敷くのか、バッグの側面に入れるのか、食料品の間に入れるのかなど、庫内の大きさや用途に合わせて保冷剤のサイズや個数を決めることが大切です。
ソフトタイプかハードタイプか
保冷材の外装は、フィルム軟包装パックしたソフトタイプと、ブロー容器に充填したハードタイプがあります。
ちゃあみー(峰 奈津季)さんコメント

短時間冷やしたい場合であればソフトタイプでよいでしょう。ただ、外からの影響を受けやすいので劣化しやすく、損傷にも弱いのが弱点です。アウトドアなどであればハードタイプがよいでしょう。
ソフトタイプはデザインが豊富
画像:moomin.co.jp
コスト面だけを考えると、薄手のフィルムのソフトタイプがおすすめです。ただ、フィルムが破れて内容物が漏れ出るリスクがありますから、同じソフトタイプでも厚手のフィルムのものを選びましょう。
ハードタイプに比べると溶けやすいですが、冷却効果は高く、小さめのサイズがバリエーション豊かに展開されています。好みのデザインを見つけられるのも、うれしいメリットです。
しっかり保冷するならハードタイプを
ハードタイプは外装が丈夫で、耐久性に優れています。また、大型で保冷時間の長いものが多いので、大量のものを冷やしたいときに便利です。
クーラーバッグの底や側面に置くことで、効率よく中のものを冷却できます。また、停電や災害のときに、冷凍庫内の温度を保つこともできるので、氷点下タイプを常備するのもおすすめです。
3.保冷剤人気ランキング10選
ここからはレビューに基づいた人気の保冷剤を、ハードとソフトに分けて各5選ご紹介します。
ハードタイプ
倍速凍結・氷点下パック M
-16℃の表面温度を長時間持続する従来品『氷点下パック』の、約半分の時間で凍結が完了するアップグレード版です。冷凍食品やアイスクリームの保存が可能で、再凍結時間は18~24時間。
一般的な保冷剤の約8倍の保冷力が特徴で、安全性に配慮された植物性天然高分子が使用されています。
「停電時に冷凍庫の保冷を持続させ、活躍した」というユーザーが多く、「保冷力の強さ」に関するコメントが多いのも納得の一品です。
倍速凍結・氷点下パック Mの詳細 | |
メーカー | LOGOS |
サイズ展開 | S:600g・M:900g・L:1200g |
タイプ | 氷点下タイプ |
再凍結時間 | 18~24時間 |
参考価格 | 1,058円(税込) |
氷点下パックGT-16℃・ハード1200g
釣ったばかりの魚をその場で凍らせることができる保冷能力が特徴です。再凍結に必要な時間は、家庭用冷凍庫で36~48時間。
-16℃の表面温度を16時間持続させることが可能です。冷凍品を保持するだけでなく、ペットボトルの飲料やおしぼりを凍らせることもできて、暑い時期に活躍すること間違いなしです。
「しっかりと完全に凍らせることで、高い能力を発揮する」というのが、多くのユーザーの意見です。
氷点下パックGT-16℃・ハード1200gの詳細 | |
メーカー | LOGOS |
サイズ展開 | 600g・900g・1200g |
タイプ | 氷点下タイプ |
再凍結時間 | 36~48時間 |
参考価格 | 1,166円(税込) |
アイススタックパック210
保管時に重ねて収納できる0℃タイプのスタックパックです。氷点下タイプほど急激に冷やさないので、野菜や果物など、凍らせずに保冷したいものの保管に適しています。
ハードタイプなのに、10時間で再凍結するのも特徴の一つ。毎日のように使用するときは、夜に冷凍庫に入れておけば翌朝使える、とても便利な一品です。
レビューでも、「210gの小ささでも保冷力は強い」「13時間くらい保冷効果があった」と、0℃タイプとしての性能は高く評価されています。
アイススタックパック210の詳細 | |
メーカー | LOGOS |
サイズ展開 | 210g・530g・847g |
タイプ | 0℃タイプ |
再凍結時間 | 10時間 |
参考価格 | 360円(税込) |
保冷剤 ハード CKB-500
0℃タイプのなかで、冷却力と持続力が高いのが特徴です。キャンプや釣り、スポーツの際の生鮮品や食料品の保冷には最適なパフォーマンスを発揮します。
再凍結時間が約10時間で、価格が手頃なのも、レビューでの評価につながっているようです。
「コストと性能で選んだ」というユーザーは、「激安クーラーボックスで7時間経っても氷は残っていた」とコメントを寄せています。「ペットのひんやりマットにする」という活用術もあるようです。
保冷剤 ハード CKB-500の詳細 | |
メーカー | アイリスオーヤマ |
サイズ展開 | 350g・500g・800g |
タイプ | 0℃タイプ |
再凍結時間 | 10時間 |
参考価格 | 214円(税込) |
氷点下パックGT-16℃・コンパクト(2pcs)
強力保冷剤『氷点下パック』のミニ版です。直径約6.3cmの円柱形ハードタイプ。とてもコンパクトなので、クーラーボックスの隙間を埋めるように利用できます。
保冷能力が高く、冷却速度が速いのが特徴。缶入りドリンクやペットボトルなどの間に入れてまんべんなく保冷することができる、優れものです。
別売の『氷点下キープシリンダー』に5個冷凍保管して、実際に活用しているユーザーは、「釣行時の携行クーラーに入れて魚を冷やし、新鮮さを保つのに最高!」とコメントしています。
氷点下パックGT-16℃・コンパクト(2pcs)の詳細 | |
メーカー | LOGOS |
内容量 | 80g ×2pcs |
サイズ | 6.3×6.2×3cm |
タイプ | 氷点下タイプ |
参考価格 | 972円(税込) |
ソフトタイプ
氷点下パックGT-16℃・ソフト550g
『氷点下パック』シリーズのソフトタイプです。-16℃の高い保冷力を長時間持続しますので、生鮮物の鮮度を落とさずに持ち運びできます。
再冷凍に36〜48時間必要ですから、3~4日前から冷凍庫に入れておきましょう。通常の保冷剤と併用すると、庫内の保冷効果がアップするのでおすすめです。
レビューでも、「保冷能力が高いのに、かさばらないのがいい」と、ソフトタイプの保冷剤としてとても評価が高いようです。
「冷える温度と持続時間が、ほかのソフトタイプとは比べものにならない」というコメントも寄せられています。
氷点下パックGT-16℃・ソフト550gの詳細 | |
メーカー | LOGOS |
サイズ展開 | 550g・900g |
タイプ | 氷点下タイプ |
再凍結時間 | 36〜48時間 |
参考価格 | 745円(税込) |
アイスポケット1000
外装が丈夫なソフトタイプの0℃型パックです。凍結すると徐々に硬くなるので、触ったときの硬さで冷却の程度がわかります。
サイズ展開が豊富で、お弁当バッグに入れられるものからクーラーバッグサイズまで揃っています。
レビューでは、「溶けにくくてすごくいい」というコメントがとても多いようです。ユーザーのなかには、部活やスポーツの試合、遠足のお弁当などでとても活躍しているというコメントを寄せる方がたくさんいます。
アイスポケット1000の詳細 | |
メーカー | LOGOS |
サイズ展開 | 200g・300g・500g・800g・1000g |
タイプ | 0℃タイプ |
参考価格 | 550円(税込) |
抗菌 クールタイム〈M〉300g
高吸水性ポリマーを採用し、約8~10時間保冷力が持続。パック外装は無機系抗菌剤を使用したポリエチレン合成フィルムを採用。直接食材が触れても安心です。
「凍ってもカチカチに固まらないので、保冷バッグに入れたときの凸凹感が無くていい」と、使い勝手のよさがコメントで評価されています。
「朝から持ち歩いて夕方でもまだしっかり冷たい」というユーザーは、熱中症対策のアイシングとしても、活用しているようです。
抗菌 クールタイム〈M〉300gの詳細 | |
メーカー | CAPTAIN STAG |
サイズ展開 | 150g・300g・500g |
タイプ | 0℃タイプ |
参考価格 | 238円(税込) |

抗菌 クールタイム〈お弁当用〉100g
お弁当の保冷に最適なサイズ。高吸水性ポリマーを採用し、ゆっくり時間をかけて溶けていくので、長時間持ち歩いても安心です。
お弁当用にピッタリなサイズとして、50g~150gまでそろっているので、バッグの大きさや人数に合わせて使い分けもできます。ナイロン製の外装ですから、汚れてもサッと洗って汚れを落とせるところも魅力のひとつ。また、何度も使えるので経済的です。
レビューのコメントを見ても、「夏場の弁当の食中毒対策」に活用しているユーザーが一番多いようです。
抗菌 クールタイム〈お弁当用〉100gの詳細 | |
メーカー | CAPTAIN STAG |
サイズ展開 | 50g・100g・150g |
タイプ | 0℃タイプ |
参考価格 | 130円(税込) |

スーパークールタイム〈M〉300g
表面温度がマイナス16℃になる、ソフトタイプの保冷剤です。一般的な保冷剤や氷と一緒に使用すれば、さらに保冷効果をアップさせます。
メーカー試験結果によると、48時間凍らせた後に、約30℃の環境で表面温度が-20℃~-5℃になるまでの時間は140分。キャンプやバーベキューなどのアウトドアでも、十分に活躍します。
「普通の保冷剤と保冷効果が違うのは使っていて一目瞭然」とユーザーがコメントするくらい、優れた冷却能力を持つ一品です。
スーパークールタイム〈M〉300gの詳細 | |
メーカー | CAPTAIN STAG |
サイズ展開 | 150g・300g・500g |
タイプ | 0℃タイプ |
参考価格 | 972円(税込) |
4.おすすめの保冷剤比較表
今回紹介したおすすめの保冷剤を一覧にまとめました。
ソフトタイプとハードタイプの両方をそろえておけば、どんなシーンにも応用できてとても便利。
凍らせる時の冷凍庫のスペースにも気を付けながら、使いやすいものを選んでくださいね。
ハードタイプ
順位 | プロおすすめ | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
商品画像 | ![]() | |||||
商品名 | 保冷剤ハード CKB-800 | 倍速凍結・氷点下パック M | 氷点下パックGT-16℃・ハード1200g | アイススタックパック210 | 保冷剤 ハード CKB-500 | 氷点下パックGT-16℃・コンパクト(2pcs) |
価格 | 397円(税込) | 1,058円(税込) | 1,166円(税込) | 360円(税込) | 214円(税込) | 972円(税込) |
メーカー | アイリスオーヤマ | LOGOS | LOGOS | LOGOS | アイリスオーヤマ | LOGOS |
サイズ | 350g・500g・800g | S:600g・M:900g・L:1200g | 600g・900g・1200g | 210g・530g・847g | 350g・500g・800g | 80g ×2pcs |
タイプ | 0℃タイプ | 氷点下タイプ | 氷点下タイプ | 0℃タイプ | 0℃タイプ | 氷点下タイプ |
商品リンク | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 |
ソフトタイプ
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ||
商品名 | 氷点下パックGT-16℃・ソフト550g | アイスポケット1000 | 抗菌 クールタイム〈M〉300g | 抗菌 クールタイム〈お弁当用〉100g | スーパークールタイム〈M〉300g |
価格 | 745円(税込) | 550円(税込) | 238円(税込) | 130円(税込) | 972円(税込) |
メーカー | LOGOS | LOGOS | CAPTAIN STAG | CAPTAIN STAG | CAPTAIN STAG |
サイズ | 550g・900g | 200g・300g・500g・800g・1000g | 150g・300g・500g | 50g・100g・150g | 150g・300g・500g |
タイプ | 氷点下タイプ | 0℃タイプ | 0℃タイプ | 0℃タイプ | 0℃タイプ |
商品リンク | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon | Amazon 楽天 |