全てのアマチュアゴルファーへ!プロ絶賛おすすめユーティリティ
ユーティリティを持っているアマチュアゴルファーの方は多いと思います。ユーティリティはミートしやすく、目標にボールが届きやすい便利なクラブといわれています。
でも、本当に思い描いたとおりにショットを打つことはそう簡単ではありませんよね。ユーティリティを使いこなせれば、スコアも大きく飛躍して、さらに楽しいラウンドにすることができるでしょう。
今回はゴルフ初心者でも楽しめるようなおすすめのユーティリティについて、赤坂でゴルフアカデミーを経営する傍ら、ドラコンでも数々の実績を持つ浦大輔さんにお聞きしました。ぜひご参考にしてください。
ヘッダー画像:golf-jalan.net
浦 大輔 のプロフィール
ジュニア時代に平成13年度第26回関西ジュニアゴルフ選手権 優勝など、輝かしいタイトル多数獲得し、2001年ゴルフ特待生として名門明徳義塾高校、そして、東北福祉大学に入学。在学中交通事故、家庭の事情により大学を2年で中退。 その後サラリーマンをしな...
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ユーティリティについてご紹介する前に、まずはゴルフクラブの基礎知識について見ていくことにしましょう。ゴルフ初心者の方は、まずここから読んでください!
基本のゴルフクラブ5種類
ゴルフクラブの基本は、ドライバー・フェアウェイウッド・アイアン・パター、そして「ユーティリティ」の5種類に分けることができます。基本的な違いは、飛距離や扱いやすさです。
ドライバー:1打目に使うクラブです。1番飛距離がある半面、シャフト(クラブの柄の部分)も長いので、扱うことも簡単ではありません。
フェアウェイウッド:長い距離をある程度狙って打ちたいときに使うものです。ユーティリティと比べ、飛距離が出せます。フェアウェイウッドの数字が、小さければ小さいほど距離を出しやすく、大きければボールは上がりやすくなります。
アイアン:100ヤード~200ヤード前後の狙った場所に飛ばすためのクラブです。アイアンの中で番号が振られており、数字が小さい順に距離が出やすく、数字が大きい順にボールを浮きやすくする特性があります。
パター:ボールをカップの中に入れるときに使います。近年、プロの世界では長尺パターや中尺パターなどシャフトが長いものが使われています。ただし、初心者は普通の長さから慣れていくことが先決です。
※以下、参考記事
「ゴルフドライバー打ち方 常識を覆す!飛距離を伸ばす5つのポイント」
「ウェッジ1つでアプローチが変わる!プロ直伝おすすめウェッジ【選び方】」
「パターの読み方が上達するたった2つのことをプロに聞いてみた!【パターおすすめ】」
ユーティリティとは?
画像:golf-plus.jp
ユーティリティは約30年前に、ロングアイロンに代わるクラブとして開発された、比較的新しいジャンルのクラブです。
これより以前は、フェアウェイウッドよりも短い距離を打つときには、打つのが難しい3番・4番アイアンを使うしかありませんでした。
そこで、ロングアイアンと同じ距離をもっと優しく打てるように作り出されたのが、ユーティリティです。ウッドとアイアンの中間の形として作られたイメージです。
男子プロでは目にすることはありませんが、女子プロでは多くの選手がこのタイプの物を使っています。
ユーティリティの役割
ユーティリティは、フェアウェイウッドとアイアンの間の飛距離差を埋めるためのクラブです。
最近では、アイアンが5番からのセットになっているので、3番アイアンや4番アイアン相当の距離を打つためのクラブとして、ユーティリティを使用するゴルファーが多くなっています。
名前の由来は使用者を助けるため?
英語に「utility」という単語があります。万能・役に立つ・実用的と言った意味があります。ユーティリティが、お助けアイテムとして開発された経緯から、このように呼ばれているそうです。
ただし、この呼び方は日本限定のものです。ヘッドの形状やシャフトの長さが、フェアウェイウッドとアイアンの中間にあたることから、海外では「hybrid」(ハイブリッド:混成物)と呼ばれています。
ちなみに…「ユーティリティ=UT」「フェアウェイウッド=FW」「アイアン=I」と省略して表現することもあります。
ユーティリティの種類は2つ
ユーティリティは、ヘッドの形状によって「アイアン型」と「ウッド型」の2種類に分けられます。アイアン型は、操作性や強い弾道を求めるゴルファーに好まれていますが、現代ではプロの間でもウッド型を使う選手が多くなり、アイアン型ユーティリティのモデル自体が少なくなっています。
多くのユーティリティには、「#3(20℃)」という風に、「番手(ロフト角)」の両方が表記されています。
ロフトとは、ゴルフクラブの長さとともに飛距離を決定する数値の1つです。一般的にロフト角の数値が小さければ、ボールを遠くに飛ばすことができます。
番手とロフトの種類はモデルやメーカーによって実に様々ですが、ユーティリティ選びで重視したいのはロフトの方です。
例えば、今使っているフェアウェイウッドの5番のロフトが18度、5番アイアンのロフトが25度であれば、ユーティリティの20度と23度の2本を追加すると距離を打ち分けやすくなります。
ユーティリティのロフト選びの目安は、アイアンよりもロフトが2~4度少なくフェアウェイウッドよりもロフトが2~4度大きいものになります。複数のユーティリティを使う場合、ロフト差は3~4度にしておくといいです。
浦大輔さんおすすめのユーティリティ『kasco』
浦大輔さんレビュー

シャフト・先端が太く作られているので、トルクが抑えることができます。また、ねじれを抑えているので、ヘッドのブレが少ないので曲がりづらいことが特徴です。その上、後ろ部分がブレードのように立ち上がっていることから、重心がこの位置で下がるため球が上がりやすいです。
1番の目玉は、鍛造スーパーハイテンです。これは、スペースシャトルなどに使用される航空宇宙用の高抗張力鋼をベースにした素材のことです。強く・硬く・適度な靭性(粘り強さ)を持っているので、ヘッド設計の自由度がアップしています。
この素材を使用することで、球離れが速く優れた反発性能を発揮し、大きな飛びを生み出すことを可能としているのです。
『kasco』パワートルネード ユーティリティウェッジ
『kasco(キャスコ)』は1959年香川県で創業された会社です。「楽しいゴルフ」宣言を基本方針として、楽しいゴルフの創造を通じて人々に喜びと感動を提供することで、社会貢献をしている素敵な会社です!
他社にはない、高品質・高機能商品を生み出すために自社で一貫生産をしているのも特徴です。一つ一つ丹精込めて製造されており、限界まで高品質を追い求めています。
こちらのユーティリティは、ゴルファーが最も苦手な「フェアウェイウッド」「ロングアイアン」を扱いやすくしたものです。どんな距離・状況でも確実に狙える、攻められるという優しい逸品です。
これには、「安定性」「打ちやすさ」「抜けの良さ」の三拍子揃っており、初心者でもゴルフが楽しめるようになっています。
kasco|パワートルネード ユーティリティウェッジ の詳細 | |
フレックス | S・R |
クラブNO | U2~U9 |
メーカー希望小売価格 | 各1本 37,800円(税込) |
パワートルネード ユーティリティウェッジ(レディース)
kasco|パワートルネード9 for LADIES の詳細 | |
フレックス | L |
クラブNO | #33・#44・#55・#77・#99 |
メーカー希望小売価格 | 各1本 37,800円(税込) |
【動画】1分43秒で分かる Power Tornado Ut-WEDGE
ご覧いただくと、ヘッドの形状などを確認することができます。
ユーティリティの売れ筋ランキングはこちら
ご参考までに、ユーティリティのAmazonと楽天での売れ筋ランキングは、それぞれのサイトの以下のページからご確認ください。
まとめ
今回は、ゴルフのユーティリティについてご紹介いたしました。ゴルフクラブの中でもまだまだ歴史が浅く、市場に出回ったのは2000年代に入ってからですが、使いこなせればスコアUPにつながるたいへん優秀なクラブです。
ユーティリティは、ロングアイアンを打ちやすくしたような特徴があります。力加減に苦手意識のある方は、ぜひこれを自分のものにして、良いスコアを叩き出してください。
浦大輔さんのおすすめは「キャスコのパワートルネード ユーティリティウェッジ」です。まるでアイアンのような飛距離が出ますので、一度お店で試してみてはいかがでしょうか?