レトルトカレーおすすめ!料理研究家の逸品&人気ランキング10選
カレーは、ラーメンと並ぶ“国民食”ともいうべき人気料理。
そしてそんなカレーを手軽に楽しめる便利なアイテムが、レトルトカレーです。
少し前までは、「料理をしない、できない人が食べるもの」というイメージがありましたが、最近では単なるインスタント食品の域を超えて、味も風味も驚くほど進化。
各地の名産品を取り入れたご当地カレーや、世界各国の伝統カレーなど、バリエーションも豊富になっています。
そんな“こだわりレトルトカレー”なら、もうそれだけでちょっとしたご馳走に。上手に活用して、食卓をより豊かなものにしたいですね。
そこで、TVの料理番組などでもご活躍のフードコーディネーター、倉田沙也加さんに、おすすめの“こだわりレトルトカレー”をご紹介いただきました。
あわせて“こだわりレトルトカレー”の選び方、さらには人気ランキング10選もお届けしますので、ぜひご参考になさってください。
ちゃあみー (倉田 沙也加、峰 奈津季) のプロフィール
お料理ユニット
TV番組のレギュラー出演やレシピ監修で人気。フードコーディネーターと栄養管理士のお料理ユニット。WEB『ちゃあみー(HITOOMOI)公式サイト』
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ではさっそく、倉田沙也加さんおすすめの“こだわりレトルトカレー”をご紹介しましょう。

おすすめ
無印良品
素材を生かしたカレー グリーン
こちらは、「おいしい!」と評判の無印良品のレトルトカレーシリーズの中でも、特に人気の高いアイテム。なんだか、この具だくさんのパッケージ写真を見ただけで食欲がそそられますね。

このグリーンカレーは、ココナッツミルクを使った本格的な味わいで、タイレストランのおいしさが手軽に楽しめるのでおすすめ。
レトルト食品というとお料理をサボっているようで、イメージが悪く思われがちですが、時間がないときや誰かと一緒にゆったり過ごしたい時などには、上手に利用して料理の時間を短縮するのも賢い考え方だと思いますよ。
『素材を生かしたカレー グリーン』は、青唐辛子の辛さとレモングラスの爽やかな風味が特長で、ココナッツのコクと、辛さの中の旨みが本格的。
公式サイトの口コミでも、グリーンカレー好きはもちろん、これまで苦手だった人からもかなりの高評価を得ています。
倉田沙也加さんもおっしゃるように、普段ちゃんとお料理をしている人ほどレトルト食品には抵抗があるかもしれませんが、こういうおいしいものがあるなら、“時短”の一環として使わない手はありませんね。
ちなみに、無印良品のレトルトカレーにはこの他にも数十種類のバリエーションがあり、いずれも下記の3つをコンセプトにしてつくられているようです。
1.化学調味料・合成着色料・香料不使用
2.素材を生かす
3.現地に学ぶ
より詳しく知りたい方は、下記の動画もぜひご参照ください。
素材を生かしたカレー グリーンの詳細 | |
メーカー | 無印良品 |
内容量 | 180g |
メーカー希望小売価格 | 350円(税込) |
1mlあたりの値段 | 3円 |
2.“こだわりレトルトカレー”の選び方
カレーのルーツはインドを中心とした熱帯・亜熱帯地方で、17世紀にインドを統治していたイギリスに渡り、やがて日本に伝えられました。
その後広く普及し、もはや「日本食」といってもいいほど日本人に愛され続けた結果でしょうか、温めるだけで手軽に食べられるレトルトカレーは、なんと日本生まれです。
今では種類も豊富で選ぶのにも一苦労ですが、せっかくなら自分の好みに合ったこだわりの逸品をみつけたいものですね。
ここからは、そんな“こだわりカレー”探しのためのポイントをご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。
“○○風”にこだわって選ぶ
まずは“○○風”というカレーのタイプから見ていきましょう。
カレーの種類を大別すると、「欧風」「インド風」「東南アジア風」「和風」といったところだと思いますが、「カレー」とひと括りにしてしまうのははばかられるほど、それぞれに豊かな個性があります。
以下に各特長を簡単にまとめてみましたので、もし「未体験の味」があったらレトルトで手軽に試してみるといいかもしれませんね。
カレーの種類 | 特長 |
欧風 | 実際に「ヨーロッパで食べられているカレー」ということではなく、あくまでも「ヨーロッパ風」という意味。のちにカレーの有名店となった東京の専門店の創業者が、デミグラスソースを取り入れてつくったカレーをそう名付けたとかで、「欧風カレー=日本風カレー」ということのよう。つまり、じゃがいも、にんじん、タマネギと肉がごろごろ入り、小麦粉でとろみをつけた一般的なカレーのことです。 |
インド風 | 宗教や身分制度などによる食べ物の制限が多岐にわたるインドでは、カレーの種類も多彩です。そんな中で特に多いのは豆や野菜を使ったもの。基本的に小麦粉は使わずさらっとしたものが多く、様々なスパイスが織りなす複雑なハーモニーが特長。インドのパン、ナンやチャパティーなどとよく合います。 |
東南アジア風 | 厳密にいえば各国それぞれに特長がありますが、レトルトになっているものはレッド、イエロー、グリーンカレーが主流のようです。ココナッツミルクや魚醤、そして様々な香辛料を使った独特の風味で、一般には総称して「エスニックカレー」と呼ばれています。 |
和風 | 「日本のカレー」という意味ではなく、鰹だしを使ったものをこう呼ぶことが多いようです。レトルトには、普通にご飯にかけて食べるタイプの他、カレーうどん用にだし汁と合わせたものもあります。 |
具の種類や量にこだわって選ぶ
次は具材です。
定番のじゃがいもやにんじんだけでなく、最近のレトルトカレーには驚くほど高価な具材が使われているものがあります。
たとえば、松阪牛やイベリコ豚、地鶏などのブランド肉、伊勢海老やあわび、牛すじなどの高級食材をつかったカレーは、とてもレトルトとは思えないほどの贅沢さ。
また、具の多さがウリのカレーもレビューで高評価を獲得しています。
さすがに価格はそれなりですが、いずれも一度は食べてみたいと思わせる魅力がありますので、究極の“こだわりカレー”として、ぜひチェックしてみてくださいね。
画像左:item.rakuten.co.jp・画像右:item.rakuten.co.jp
「名店の味」にこだわって選ぶ
画像:yahoo.co.jp
レトルトカレーには、有名レストランの味をパッケージ化したものもいろいろあります。
ホテルオークラ、富士屋ホテルなどの高級ホテル、浅草今半、函館の五島軒などの老舗レストランの「名店の味」が、ご家庭で手軽に味わえるのが魅力ですね。
時にはちょっと贅沢に、“お取り寄せカレー”でディナーを楽しんでみてはいかがでしょう。
また、ギフト用のセットも各種販売されていますので、舌の肥えたお知り合いへの贈り物にしてもいいですね。
ヘルシーさにこだわって選ぶ
カレーはもともと高カロリーな食べ物ですから、日頃健康管理に気をつかっている人、またダイエット中の人には抵抗があるかもしれません。
また食品ですから、使われている食材の品質や添加物、アレルギー物質の有無なども気になるところ。
特に安価なレトルトカレーの中には様々な食品添加物が含まれていることが少なくありませんから、購入前には成分やカロリーの表示をしっかりチェックするようにしましょう。
一方、オーガニックな食材を使い、食品添加物は無添加、さらには小麦粉などのアレルギー物質不使用のレトルトカレーもあります。
さらには、低カロリーのものや糖質ゼロのものなど、ヘルシー志向の人にうれしいアイテムもいろいろ。
ちなみに、無添加レトルトカレーの変わりダネとしては、下記の『レモンクリームチキンカレー』が気になります。柔らかなチキンとクリームソース、そしてレモンの風味の相性がバツグンな、辛みの少ないカレーのようです。
辛さにこだわって選ぶ
画像:yahoo.co.jp
ネット通販でのレトルトカレーの売れ筋を見ると、「中辛」がかなり目立ちます。
「カレーだから多少は辛くないと…」という志向と、「でもあまり辛すぎると食べられないし…」という警戒心の兼ね合いでしょうか。
でも、カレー好きの人の中には辛いもの好きの人も多くいるようで、「辛さ最優先」のアイテムもなかなかの人気です。
「地獄」「悪魔」「ファイヤー」などというホットな言葉を冠した激辛カレーには、ハバネロや一味唐辛子などの香辛料がたっぷり効いているようですが、当然ながら、ただ辛いだけでなくコクや旨みもしっかりしているものが高評価。
選ぶ際には「×○倍」という数値だけでなく、実際に食べた人たちの口コミレビューもぜひご参考に。
参考:curry.or.jp
3.“こだわりレトルトカレー”人気ランキング10選
ここからは、レビュー評価の高い“こだわりカレー”をご紹介しましょう。
通販サイトにおける売れ筋では、やはりコスパのいいものやまとめ買いできるセットものが上位を占めていますが、そんな中から「自宅でこのクオリティを出すのはなかなか大変」と思われる“こだわりカレー”をピックアップ。口コミ人気の高い10アイテムでランキングを作成してみました。
近所のスーパーやコンビニなどではあまり見かけないものも多いので、気になるカレーがあったらネットでチェックしてみましょう。
銀座カリー 中辛
1位の『銀座カリー 中辛』は、「古き良き銀座の華やぎ」をイメージさせる本格派カレー。
特筆すべきポイントは、一晩かけて炊き出した「特製二段仕込みブイヨン」、ソテーオニオンの自然な甘み、絶妙なブレンドのすっきりキレのあるスパイス。
雑味のない芳醇でなめらかな味わいは炊きたてのご飯によく合い、「これぞ古き良き日本のカレー」といったところでしょうか。
レビュー評価が高いだけにリピーターが多く、「レトルトカレーなんて、と思って食べたら…予想外においしかった」「このカレーを食べてから、家庭でつくらなくなった」などという人も。
『銀座カリー』シリーズには、他にも『銀座カリー 辛口』『銀座ハヤシ』『銀座キーマカリー』『銀座キーマカリー』『銀座チキンカリー』『銀座チーズカリー』などがあります。
明治 銀座カリー 中辛の詳細 | |
メーカー | 明治 |
内容量 | 180g |
メーカー希望小売価格 | 280円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.6円 |
タイカレー グリーン
倉田沙也加さんもおっしゃっていたように、グリーンカレーを家庭でつくるのはなかなか大変ですが、一方でファンが多いのもまた事実。
そんな理由からから、2位の『タイカレー グリーン』も、レビュー評価の非常に高いレトルトカレーです。
新鮮なグリーン唐辛子をベースに、ココナッツミルクをたっぷり使ったチキンカレーで、スイートバジル、こぶみかんの葉、パクチー、レモングラスなどの豊かな香りが特長。
辛い中にも甘みの感じられる、奥深い味わいの本格タイカレーです。
『こんなカレーはお店でもなかなか食べられないかも』『タイレストランで出されても、お店の手づくりだと思うほどのでき栄え』と、口コミでも大絶賛。
グリーンカレー好きなら、一度は試してみたいものですね。
ヤマモリ タイカレー グリーンの詳細 | |
メーカー | ヤマモリ |
内容量 | 180g |
メーカー希望小売価格 | 356円(税込) |
1mlあたりの値段 | 2円 |
ゴーゴーカレー
『ゴーゴーカレー』は、金沢でブームを起こしたカレー専門店。その後日本各地に店舗を広げ、根強いファンも多い“ガッツリ系”の濃厚カレーです。
55もの工程で5時間かけて煮込んだ特製ルーを、55時間寝かせて熟成させており、それがクセになる味の秘密。
その味を家庭で手軽に食べられるこちらのレトルトは、ネット通販でもなかなかの人気です。
お店ではロースカツカレーが人気ナンバーワンだそうですが、レトルトにはカツは付いていませんので、できれば別途用意してぜひカツカレーに。
口コミにも、「カツは必需品。一緒に食べるのがイチバン」という意見がありました。
ゴーゴーカレーの詳細 | |
メーカー | ゴーゴーカレー |
内容量 | 310g |
参考価格 | 570円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.8円 |
マイサイズ 欧風カレー 中辛
4位の『マイサイズ 欧風カレー 中辛』は、生活習慣病が気になる方やダイエット中の方にうれしいヘルシーカレーです。
1人前(150g)99kcalと、カレーとしては非常にローカロリー。さすがに具は少なめですが、カレー好きも納得のしっかりした味わいが魅力。
「我慢しないダイエットの助けになる」「この味、このカロリーでこの価格とは、脱帽!」と、リピーターの心をがっちりつかんでいるようです。
また、箱ごとレンジ調理ができて、わずか1分30秒でおいしく食べられる点も評価されています。
大塚食品 マイサイズ 欧風カレー 中辛の詳細 | |
メーカー | 大塚食品 |
内容量 | 150g |
参考価格 | 105円(税込) |
1mlあたりの値段 | 0.7円 |
ドライキーマカレー 中辛
『ドライキーマカレー 中辛』は、牛挽肉とドライトマトをぎゅっと煮込んだ、食感が楽しい濃厚キーマカレー。
ドライなソース、カレー粉とじっくりと炒めあげた牛挽肉、ソテー・ド・オニオン、さらには旨みがぎっしり凝縮されたドライトマトが、おいしさの秘密です。
また、コリコリとした食感と香ばしい香りがうれしい、トッピング用のクラッシュナッツ付き。
レビューの口コミでも「家庭では作れないおいしさ」「実にうまい。それ以外の言葉がない」と評判で、「スパゲティにかけてもおいしい」「五穀米や六穀米との相性もいい」「チャーハンに混ぜてカレーチャーハンに」など、いろいろとアレンジが効くのも人気の理由かもしれません。
S&B食品 ドライキーマカレー 中辛の詳細 | |
メーカー | S&B食品 |
内容量 | 157g |
メーカー希望小売価格 | 270円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.7円 |
エー・ラベル あたためなくてもおいしいカレー 甘口
6位にランクインしたのは、非常食として最適なレトルトカレー。
卵・乳・小麦・そば・落花生・大豆などのアレルギーの原因となる素材、香料、着色料、化学調味料が無添加で、辛さも甘口。「いざ」という時、どなたでも食べられるのがいいですね。
またその名の通り、温めずそのままご飯にかけてもおいしく食べられるのがポイント。災害などでライフラインが止まってしまった際にも便利です。
賞味期間も5年以上ありますので、防災グッズの一環として常備しておくといいかもしれません。
レビューの口コミを見ると、「非常食として購入したのに、おいしいから普通に食べてしまった」という人も。
永谷園 エー・ラベル あたためなくてもおいしいカレー 甘口の詳細 | |
メーカー | 永谷園 |
内容量 | 210g |
メーカー希望小売価格 | 194円(税込) |
1mlあたりの値段 | 0.9円 |
特選ビーフカレー 中辛
裏ごし炒め玉ねぎの風味豊かなカレーソースで、じっくりと煮込んだひとクラス上のビーフカレー。
旨みを逃がさないよう、丁寧に焼き上げた牛肉も贅沢です。
容量は210gと、他のレトルトカレーに比べて少し多め。このちょっとした差が、より一層の満足感を与えてくれます。
「肉の量が多くて噛み応えがある」「予想以上に肉が大きかった」「大きな肉が2、3個ゴロッと出てくるので嬉しい」と、口コミでは牛肉の大きさと量、歯ごたえに関する感想が目立ちます。
ハインツ 特選ビーフカレー 中辛の詳細 | |
メーカー | ハインツ |
内容量 | 210g |
参考価格 | 248円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.2円 |
ビーフカレーLEE辛さ×20倍
「とにかく辛いカレーが食べたい」という時は、こちら。辛さ20倍のカレーです。
20倍の基準は何かというと、『LEE』の発売当時「辛さ×1倍」というのがあり、それに対して唐辛子やコショウなどの辛味成分が20倍ということ。
しかも、ただ辛いだけでなく、40数種のスパイスとビーフの旨みが溶け込んだ本格的なビーフカレーですから、上級者も納得の味わいです。
レビューの口コミを見ると…
「キリッと辛いカレーを水と一緒に少なめのご飯でいただくと、ドカ食いを防げる」「体調的に厳しい時は、半熟卵と混ぜて食べる」「自分でカレーを作る際に、辛さとおいしさを増すために加える」など、ユニークなアイデアが。
ちなみに「辛さ×10倍」もありますので、ちょっと不安を感じる方はまずはそちらから試してみるといいかもしれません。
江崎グリコ ビーフカレーLEE辛さ×20倍の詳細 | |
メーカー | 江崎グリコ |
内容量 | 180g |
参考価格 | 267円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.5円 |
スパイスリゾート 北インド風ほうれん草カレー チーズ入り 中辛
9位は、ほうれん草とチーズが入った北インド風カレー。
角切りチーズを具材に、すりおろしたほうれん草、クミン、カルダモンなどの厳選されたスパイスとバター、生クリームなどの乳製品が濃厚にからみ合い、奥深く満足度の高い仕上がりに。
レビューの口コミを見ても、その本格的な味わいに人気が集まっているようで、「これがレトルトで簡単に食べられるのは幸せ」「味は本格的でエスニック感が楽しめる」「インドで食べたのと同じくらいでマイルドで食べやすい」などの声が目立ちます。
S&B食品 スパイスリゾート 北インド風ほうれん草カレー チーズ入り 中辛の詳細 | |
メーカー | S&B食品 |
内容量 | 180g |
メーカー希望小売価格 | 297円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.7円 |
よこすか海軍カレー ネイビーブルー 中辛
『よこすか海軍カレー ネイビーブルー』は、海軍割烹術参考書「カレイライス」のレシピを現代風にアレンジしてつくられた、レトルトビーフカレー。
士官(少尉以上の階級)食のカレーをイメージし、高級レストラン風に仕上げられています。
溶けるまで煮込まれた野菜のうまみ、大きめサイコロビーフや秘伝のスパイスとのハーモニーが、一度食べたらやみつきなるおいしさに。
レビューの口コミでも、「クセになりそうなカレー」「満足感あり」「うわさ通りのおいしさ」と、評判は上々です。
調味商事 よこすか海軍カレー ネイビーブルー 中辛の詳細 | |
メーカー | 調味商事 |
内容量 | 180g |
メーカー希望小売価格 | 540円(税込) |
1mlあたりの値段 | 3円 |