バイク用のプロテクターはどれがおすすめ?プロが教える選び方&人気ランキング10選
バイクに乗っている方の中には、免許を取得するときに「バイクは危ないからやめておきなさい」とご両親に言われた方もいるでしょう。
確かにバイクという乗り物は二輪で不安定な上に、車と違って身体が剥き出しのため、事故に遭遇したときのダメージというのは想像を絶するものがあります。
そのため、バイクに乗る際は万が一に備えた安全装備が必須であり、グローブやブーツと同様に準備しておきたいのがバイク用プロテクターです。
そこで今回は、二輪ジャーナリストとしてご活躍中の川崎由美子さんに、おすすめのバイク用プロテクターについてお話を伺いました。
後半では、バイク用プロテクターの選び方と編集部調べによる人気ランキングもあわせてご紹介します。
川崎由美子 のプロフィール
世界で最も過酷な不眠不休レース「SCORE BAJA1000」日本人女性初完走者。二輪ジャーナリスト。執筆、TV、ラジオ等のメディアで情報を発信中。WEB『二輪ジャーナリスト川崎由美子のラングザムに!』
この専門家の他の記事を見る1.プロおすすめのバイク用プロテクター
まずは、二輪ジャーナリストの川崎由美子さんがおすすめするバイク用プロテクターをご紹介します。
おすすめ
TECCELL SEPARATE CHEST PROTECTOR
特殊成形技術によってポリプロピレン樹脂を成形した、ハニカムコア材「TECCELL」を採用しているプロテクター。
重量はわずか250g、厚さは17mmと薄いため、ジャケットの下に着用しても邪魔になりません。
セパレートタイプでは世界最高クラスの剛性を実現しているだけでなく、付属のベルトによるフィッティングの良さも特徴です。
胸部プロテクターに必要な衝撃吸収性と剛性、そして着脱のしやすさを兼ね備えた唯一のバイク用プロテクターといえます。
川崎由美子さんレビュー

プロテクターは硬めにできているので、男性と同じ形状だとどうしても女性ライダーにとっては胸部の圧迫感を強く感じてしまうのですが、こちらの女性用はほんのりと胸部の形が丸びを帯びているため装着しやすくなっています。
ベルトの着脱によりジャケット本体へ直接装着できるので、ベルトによる締め付けが苦手なライダーにも使いやすく安全に装着できるのがポイント。
また、選ぶときのポイントとして、安全規格のCE規格を取得しているかも重要です。
TECCELL SEPARATE CHEST PROTECTOR TRV068の詳細 | |
メーカー | RSタイチ |
ガード部位 | 胸部 |
参考価格 | 16,524円(税込) |

おすすめ
CEチェストプロテクター(ハーネスベルト付き)
メイン素材にポリプロピレンを採用し、胸部へのダメージを軽減してくれる一体型のプロテクターです。
ハーネスベルトがついているのでプロテクター単体で着用が可能。ハニカム構造のパッドは軽くて比較的柔らかいため優れたフィット感を提供してくれます。
ベース部分にはエアホールが設けられており、プロテクター着用による不快なムレを軽減してくれるのもポイント。
CE規格レベル1を取得しており、安全かつ快適なライディングを楽しみたい方におすすめです。
川崎由美子さんレビュー

また、プロテクター部分は、女性でもさほど圧迫感を感じないということが、このプロテクターをおすすめするポイントです。
ベース部分にはエアーホールが設けられているため、夏など汗でムレることがなく快適に着用できます。
ベルトがついていることで、ライディング時にずれが生じることもなく安全に身を守ってくれることは、CE規格を取得していることからもうかがえるおすすめアイテムです。
CEチェストプロテクター(ハーネスベルト付き) GSM28803の詳細 | |
メーカー | GOLDWIN |
ガード部位 | 胸部 |
参考価格 | 7,992円(税込) |
2.バイク用プロテクターの選び方
一口にバイク用プロテクターといっても、守るべき部位に合わせてそれぞれ用意する必要があるということはご存知でしょうか。
川崎由美子さんのコメント

警視庁でも2015年ころから胸部プロテクターの装着を呼びかけ続けており、ここ数年でその種類も急激に増え始めました。
二輪車講習会では胸部や肘、膝などのプロテクターも義務付けていることから、ユーザーのプロテクターへの関心は高まり、現在では多くのライダーが何かしらのプロテクター装着をしています。
プロテクターといっても、大きく分けて各部位単体のものと、ジャケットに胸、肘、脊椎などのプロテクターが装備されているものがあるのですが、どちらを選択するかは用途や目的によって異なります。
形状や素材によって安全性は大きく変わりますので、選び方をしっかりと押さえて最適なバイク用プロテクターを選びましょう。
胸部の保護は必須!できれば脊椎も
バイクを乗る上で保護する優先順位は、胸部・腹部→背中(脊椎)・腰→肩・肘・膝となっています。
二輪事故で最も多いのが胸部打撃ですので、まずは胸部がしっかりと守れるものを選びましょう。
また、損傷すると下半身麻痺など重度の後遺症が残る可能性が高い背中(脊椎)も、合わせてガードできればなお良しといえます。
可能であれば肩や膝用のプロテクターも揃えるのが理想ですが、あまりゴテゴテしたくないという方は、ジャケットやパンツ一体型のプロテクターがおすすめです。
単体か、一体型かで選ぶ
プロテクターには単品で装着ができるタイプと、ジャケットやパンツに予め内蔵されている一体型のタイプがあります。
手軽でスタイリッシュなのは一体型ですが、安全性能から見れば、やはり単体タイプに軍配があがります。
また、単体タイプは、手持ちのジャケットやパンツと合わせることができるというのもメリットの一つです。
ただし、ものによっては中に装備できないものもあるので、事前にしっかりと確認するようにしましょう。
川崎由美子さんのコメント

ただし、この場合はジャケットを脱いだりするとプロテクターが丸見えになります。
一方で、ジャケットに内蔵されているものは、そのままジャケットを脱いでもプロテクターが丸出しになることがありません。
どちらを選択するかは、外出先での過ごし方にもよると思います。
素材のタイプで選ぶ
バイク用プロテクターには、固くて安全性重視のハードタイプと、柔らかくてフィット感重視のソフトタイプがあります。
プロテクターを初めて着ける、もしくはプロテクターが苦手という方は、フィット感に優れるソフトタイプがおすすめです。
最近ではハードタイプとソフトタイプのいい所取りをした製品が登場していますが、まだまだバリエーションが少ないため、好みのモデルが見つかるとは限りません。
用途やスタイルに合わせて、最適な素材のプロテクターをチョイスしましょう。
CE規格は一つの基準として
プロテクターというからには、「安全面の基準が欲しい」と考える方も少なくないはず。
そんなとき、一つの基準になるのがCE規格ですが、これはヨーロッパ地域で販売されている製品、もしくは販売を目指している製品に限られます。
ヨーロッパでの展開をそもそも視野に入れていない場合は、CE規格がないこともあるので覚えておきましょう。
ただし、自分では良し悪しの判断ができないという場合には、CE規格は良い目印となってくれそうです。
3.バイク用プロテクター人気ランキング10選
ここからは、『プロの逸品』がお届けするバイク用プロテクター人気ランキングをご紹介します。

SK-688 Supreme Body Protector
胸部だけでなく、背中から腰までをしっかりとガードしてくれるデザインのバイク用プロテクター。
背中側にはプラスチックシェルが甲羅のように並んでおり、身体の動きにしっかりと追従してくれる設計になっています
男性用と女性用のサイズ設定がありますが、男性用のみ胸部がCE規格となっていますので注意しましょう。
パッドの内側はメッシュになっているため、ムレが気になる方にもおすすめです。
SK-688 Supreme Body Protector 04-688の詳細 | |
メーカー | KOMINE |
ガード部位 | 胸部、脊椎 |
参考価格 | 6,480円(税込) |

SK-693 CE Armored Top Innerwear
インナーウェアの各所にプロテクターが内蔵された一体型タイプで、ハードプロテクターをフル装備しています。
胸部にはプロテクター『SK-689』を採用。肩・肘・背中のプロテクターはCE規格となっており、サーキットで走行する方にもおすすめです。
伸縮素材のおかげで着心地は抜群ですので、プロテクターがゴワゴワして苦手という方も一度試してみると良いでしょう。
SK-693 CE Armored Top Innerwear 04-693の詳細 | |
メーカー | KOMINE |
ガード部位 | 胸部、脊椎、肩、肘 |
参考価格 | 12,677円(税込) |

SK-629 Chest Armor
ジャケットの種類を選ばず着用できる、胸部のみのシンプルなバイク用プロテクター。
あらゆる体型の方に装着できよう設計されており、サイズ調節から本体の着脱まで簡単に行えるのが特徴です。
素材には合成プラスチックを採用。ただしCE規格ではありません。
フリーサイズで価格設定がリーズナブルなため、「近くに店舗がない」などの理由で試着ができない場合でも安心して購入することができるでしょう。
SK-629 Chest Armor 04-629の詳細 | |
メーカー | KOMINE |
ガード部位 | 胸部 |
参考価格 | 4,212円(税込) |

ボディープロテクターベスト
ベストの中にプロテクターを内蔵した一体型で、胸部・背中・脇腹をしっかりとガードしてくれます。
肩や肘、脊椎にプロテクターが入ったジャケットと併用すれば、上半身を隈なくカバーできるため安全性は抜群。
シンプルなデザインのおかげでアウターとしても着用が可能。ジャケットを着込むのが暑苦しい夏場などは、シャツの上に気軽に羽織れるのも魅力です。
ボディープロテクターベスト RR10061の詳細 | |
メーカー | ROUGH&ROAD |
ガード部位 | 胸部、腹部、脊椎 |
参考価格 | 11,430円(税込) |

SK-625 Armored Top Inner Wear
「ライディングジャケットのあからさまな見た目がちょっと…」という方におすすめの、プロテクター一体型のインナージャケット。
メイン素材には伸縮性と吸汗性に優れたクールマックスを採用し、胸部・脊椎・肩・肘とフルガードしながらも、良好な着心地を提供してくれます。
普通のジャケットや、少し大きめのシャツの下にも着用できるため、最低限のコストで安全性を高めたい方におすすめです。
SK-625 Armored Top Inner Wear 04-625の詳細 | |
メーカー | KOMINE |
ガード部位 | 胸部、脊椎、肩、肘 |
参考価格 | 15,120円(税込) |

SK-694 CE Body Protection Liner Vest
『SK-673』というプロテクターの上位モデルで、胸部と脊椎パッドが標準装備のものからアップグレードされています。
胸部には優れたフィット感を実現した新型ハードプロテクターを装備し、さらなる安心感を求める方におすすめ。
ベスト型のため着用しやすく、季節を問わないのも魅力であり、単品で着てもあからさまではないのが人気につながっているようです。
SK-694 CE Body Protection Liner Vest 04-694の詳細 | |
メーカー | KOMINE |
ガード部位 | 胸部、脊椎 |
参考価格 | 11,340円(税込) |

TECCELL CHEST PROTECTOR(WITH BELT)
CE Level-2をクリアした中では世界最軽量のバイク用プロテクターであり、わずか17mmという薄さながら高い衝撃吸収性能を誇ります。
付属のフィッティングベルトにより着脱が容易なだけでなく、身体にダイレクトに着用できるためジャケットを選びません。
フィッティングベルトを外せば、同ブランドのCPS(チェストプロテクターシステム)対応のジャケットに装着することも可能です。
TECCELL CHEST PROTECTOR(WITH BELT) TRV064の詳細 | |
メーカー | RSタイチ |
ガード部位 | 胸部 |
参考価格 | 14,580円(税込) |

SK-600 Chest Guard
教習所で着用した方がいるかもしれませんが、こちらは教習所用に開発された安全性抜群のチェストガードです。
二輪事故で最も多い死因が胸部打撃であるため、胸部保護の重要性について教習レベルで伝えることを目的とされています。
安全性が高いためモトクロス用としても人気があり、ちょっと転倒したくらいではビクともしないタフさが人気の秘密です。
SK-600 Chest Guard 04-600の詳細 | |
メーカー | KOMINE |
ガード部位 | 胸部、肩 |
参考価格 | 9,720円(税込) |

胸部プロテクター
プロテクター素材にプラスチックシェルを使用した、胸部と背中を保護してくれるバイク用プロテクター。
軽い・薄い・リーズナブルと3拍子揃っていますが、CE規格ではないということを覚えておきましょう。
背中側は椎骨までカバーする縦長仕様で、ジャケットによっては下から飛び出してしまうかもしれません。
ファブリックとの組み合わせで通気性は抜群ですし、ムレが気になる方も快適に着用できます。
胸部プロテクター の詳細 | |
メーカー | QIHANG |
ガード部位 | 胸部、脊椎 |
参考価格 | 3,655円(税込) |

上半身プロテクター
上半身を隈なくガードしてくれるプロテクターで、衝撃をバネのように吸収する“3層の耐衝撃構造”が採用されています。
これだけのプロテクターがついていても、伸縮性に優れたメッシュウェアによりトップクラスのムレにくさを実現。
サイズ展開が豊富なだけでなく、“しなやか設計”で自由な動きを妨げないのも特徴です。
ハンドゲーター付きのため、防具の位置ずれや風の侵入も気になりません。
上半身プロテクター UM-PRO-02の詳細 | |
メーカー | Umineko |
ガード部位 | 胸部、脊椎、腰、肩、肘、腕 |
参考価格 | 4,430円(税込) |
4.おすすめのバイク用プロテクター比較表
今回紹介したおすすめのバイク用プロテクターを一覧にまとめました。
バイク初心者のうちは、ヘルメットとプロテクターをしっかり身に着けておけばいざというときに安心。
守りたい部位やデザインなどに注目しながら、自分に合ったアイテムを見つけてみては?
順位 | プロおすすめ | プロおすすめ | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
商品名 | TECCELL SEPARATE CHEST PROTECTOR | CEチェストプロテクター(ハーネスベルト付き) | SK-688 Supreme Body Protector | SK-693 CE Armored Top Innerwear | SK-629 Chest Armor | ボディープロテクターベスト | SK-625 Armored Top Inner Wear | SK-694 CE Body Protection Liner Vest | TECCELL CHEST PROTECTOR(WITH BELT) | SK-600 Chest Guard | 胸部プロテクター | 上半身プロテクター |
価格 | 16,524円(税込) | 7,992円(税込) | 6,480円(税込) | 12,677円(税込) | 4,212円(税込) | 11,430円(税込) | 15,120円(税込) | 11,340円(税込) | 14,580円(税込) | 9,720円(税込) | 3,655円(税込) | 4,430円(税込) |
メーカー | RSタイチ | GOLDWIN | KOMINE | KOMINE | KOMINE | ROUGH&ROAD | KOMINE | KOMINE | RSタイチ | KOMINE | QIHANG | Umineko |
ガード部位 | 胸部 | 胸部 | 胸部、脊椎 | 胸部、脊椎、肩、肘 | 胸部 | 胸部、腹部、脊椎 | 胸部、脊椎、肩、肘 | 胸部、脊椎 | 胸部 | 胸部、肩 | 胸部、脊椎 | 胸部、脊椎、腰、肩、肘、腕 |
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