はんだごてのおすすめランキング10選|プロの一押しメーカーを紹介!
電子基板を修理したり、焼きごてとして使うなど、DIY用品として幅広く活躍するはんだごて。1本あると、いろいろなシーンで役に立ちます。
100円ショップで購入できるものもあれば、1万円を超えるようなものまで、種類はさまざまです。あまり身近では使わないものなので、どれを選ぶべきかわかりにくいですよね。
そんな方のために、今回はDIYerに向けて多くの工具などを販売し、DIYレッスンも行っている『DIY FACTORY 二子玉川店』さんにおすすめのはんだごてをお聞きしました。
記事の後半では、はんだごての選び方や編集部おすすめのはんだごて10選も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
DIY FACTORYFUTAKOTAMAGAWA のプロフィール
DIYを体験できる体験型店舗として2015年4月オープン。一般家庭で利用しやすいDIYアイテムを厳選し販売。店内にはメーカーのSHOWROOMスペースを展開しており、工具を試してから購入することが可能。またDIYを学べるDIYレッスンを2016年9月からほぼ毎日開催。初心者でも気軽に参加できるレッスンが好評を呼び、延べ1,600名以上がレッスンを受講。
この専門家の他の記事を見る1.DIY専門店おすすめのはんだごて
まずは、『DIY FACTORY 二子玉川店』さんおすすめのはんだごてを紹介します。
おすすめ
はんだごて FX-600
はんだに関する大手メーカー『白光』の定番モデル。コンパクトながらハイパワーなパフォーマンスを発揮します。
魅力はダイヤルを回すだけで簡単に温度調節ができる点です。常に適温で作業できる上に、使うタイミングで簡単に温度を選べて非常に快適。他のはんだごてではなかなか見られない機能性です。
『DIY FACTORY 二子玉川店』さんレビュー

こての長さも短く、鉛筆を持つ感覚ではんだづけができます。日本一のはんだごてメーカー『白光』の大人気商品で、プロにもDIYerにもおすすめの1本。
はんだごて FX-600 の詳細 | |
メーカー | HAKKO |
温度 | 200~500℃ |
参考価格 | 7,128円(税込) |
おすすめ
コテライザーコードレスハンダコテ・はんだこて SKB-60
こちらのはんだごては、ガス式なので使用に電源が必要ありません。屋外でのDIYや、ちょっと電源から遠い場所での作業に最適です。
スイッチを入れてすぐに使用できるセラミックヒーター方式で、最大温度は450度と高め。
マグネット吸着や吊り下げもできるはんだごてスタンドも付属しており、ちょっとだけ使いたいという時にも便利です。
こて先も7種類から変更可能で、利便性に優れています。
『DIY FACTORY 二子玉川店』さんレビュー

また、温度調節機能もついているので、小手先温度の過度な上昇を防ぐことができます。
コテライザーコードレスハンダコテ・はんだこて SKB-60 の詳細 | |
メーカー | エンジニア |
温度 | 450℃ |
参考価格 | 10,573円(税込) |
2.はんだごての選び方
ここからは、はんだごてを選ぶ時のポイントについてプロの意見を含めてお伝えしていきます。
はんだごての購入目的を確認する
はんだごての本来の目的は、鉛とスズの合金である「はんだ」を溶かして、電子部品を接合することです。
DIY用品として考えると、これ以外にもいくつかの使い道があります。
使い方によって最適な温度が変わりますので、まずははんだごてをどのように使うのかを確認しましょう。
「はんだ付け」を行いたい
「はんだ」にはさまざまな種類があるのですが、ほとんどが200度前後、高くても300度程度あれば溶かすことが可能です。
ですから、はんだ付けをする場合は200~300度の温度設定ができるアイテムを選びましょう。
実際には、多くのはんだごては基本的にこの温度まで出すことができます。
そのため、はんだ付けを目的とするのであれば最大温度はあまり気にしなくても良いでしょう。
ただし、温度が高すぎないかどうかには注意が必要です!
中には最高500度を超えるアイテムもあり、そのような温度で作業を行うと異物を取り込んでしまったり、はんだ付けを難しくしたりしてしまいます。
ちなみに…「鉛フリーはんだ」と呼ばれる、鉛を使われていない製品は融点が高いです。最大温度の低いはんだごてを使う場合は、鉛フリーはんだは避けるようにしましょう。
「ウッドバーニング、レザーバーニング」に使いたい
DIYとして人気のウッドバーニング。
焼き付け、焼きごてなどとも言われ、木製製品にはんだごてなどで焼き色を入れる加工方法のことで、可愛いデザインを楽しめます。
革製製品を使ったレザーバーニングなどもあり、いろいろな使い方が可能です。
ウッドバーニングやレザーバーニングに使う場合、200度から400度ほどのはんだごてであれば十分です。ただし、焼き入れる製品の材質によって変わるだけではなく、焼き入れたい色などによっても必要な温度が変わります。
そのため、なるべく温度を変更できるものを選ぶと良いでしょう。ただ、そのような機能を持ったはんだごては高額ですので、予算と相談してみてください。
水を含んだ布やスポンジで温度を調節する方法もありますので、安価なはんだごてでも自身で調節することは可能です。
また、細かなデザインを描きたい場合も多いでしょう。
そんな時は、こて先を交換することができるはんだごてを選ぶのがおすすめです。
太いもので大胆な文字を書いたり、細いもので繊細な絵を描いたり、こて先が増えれば考えられるデザインが増えますよ。
コードの有無で選ぶ
画像:amazon.co.jp
はんだごてには、有線タイプとコードレスタイプがあります。
有線タイプは、ACアダプタから給電して加熱する一般的なはんだごて。あらゆる用途に使用できますので、基本的には有線タイプを選んでおけば問題ないでしょう。
一方、コードレスタイプは基本的に電池で稼働します。
このタイプは「モバイルはんだごて」と呼ばれ、持ち運びが可能で小さく取り回しが良いため、ちょっとしたはんだづけに最適です。
ただし、有線タイプより最大温度が低い機種や小手先が細い機種が多い傾向にあります。
基本的に熱容量が少ないので、金属板の加工や接合をする場合は有線タイプがおすすめ。
USBで給電するはんだごてもあり、これは基本的な特性は電池のコードレスタイプと変わりません。
また、コードレスのはんだごてにはガス充填式のものもあります。こちらは、コードレスであるにも関わらず、電池稼働のものと異なり非常にパワフル!
小手先の交換により、ホットナイフやホットガンとして使えるのもメリットですね。
ただしガスを充填しなければ使えないため、専用ガスが必要になります。
『DIY FACTORY二子玉川店』さんコメント

温度調整機能がついているものがおすすめ
はんだごての温度は、何もしていなければぐんぐん上がっていきます。はんだを溶かしたり、焼き入れをしたりすると、そのたびにこて先の温度が下がってしまうからです。
放置していても空気中に熱が逃げてしまうので、常に加熱する構造になっており、気が付かないうちに使いたい温度よりも高くなってしまうこともあります。
そのような場合には水を含んだスポンジや布で適温に調節しなければなりませんが、温度調節機能を持ったはんだごてならそんな心配は要りません。
あらかじめ設定された温度に保ってくれるので、常に適温で快適に作業できるのです。
『DIY FACTORY二子玉川店』さんコメント

温度調節機能を持つはんだごての中には、自分で温度を好きなように設定できるものも。ウッドバーニングのように細かく温度を調節したい時にも非常に役に立つでしょう。
はんだごての加熱方式
はんだごては加熱方式によって2種類に分けられます。
『DIY FACTORY二子玉川店』さんコメント

セラミックヒーター方式
画像:monotaro.com
主流の加熱方式。タングステン製のヒーターをセラミックで包み、その上に小手を被せて内側から加熱します。
はんだごては電源を入れてすぐに使えるようになるわけではなく、温度が高くなるまで待たなければいけません。セラミックヒーター方式のはんだごての利点は、温度が上がるのが早く、素早く作業することができること。また、温度調整機能が付いているものもあります。
小手が短いことも特徴で、ペンのように持って扱うことが可能です。
はんだ付けやウッドバーニングなど、オールマイティに使えるため、基本的にはセラミックヒーター方式のはんだごてを購入しておくと良いでしょう。
ニクロムヒーター方式
画像:monotaro.com
小手にニクロム線を巻き、逃げていく熱を集めて外側から加熱するタイプ。昔のはんだごては多くがこのタイプでした。
セラミックヒーター方式と比べると、価格が安いことが特徴です。
欠点として、温度が上がるまで待つ時間が長い、小手が長いのでペンのように作業しにくい、などが挙げられます。
ただし、小手が長くなってしまうことを利用した大型のはんだごても存在します。大きな金属板や、大量の熱が必要なブリキやトタンの加工に向いているのはニクロムヒーター方式のはんだごてです。
こて先を交換できるかチェック
はんだごては、こて先が固定されてしまっており、交換できないものも多いです。DIYにおいてさまざまな用途に使えるので、なるべくこて先を交換できるものを選んだほうが良いでしょう。
交換するこて先も、モデルによって種類が異なります。
はんだごてのこて先には共通の規格がないため、モデルごとに個別のこて先が用意されているのです。
自分が使いたいこて先があるかどうか、購入前にチェックしておくと良いでしょう。
3.はんだごて人気ランキング10選
ここからは、『プロの逸品』がお届けするはんだごて人気ランキングをご紹介します。
はんだごて FX-600
プロおすすめのアイテムでも紹介した、『白光』のベストセラーモデルです。
最大の特徴は、プロおすすめアイテムでお話しした通り自由に温度を設定でき、その温度に自動調節してくれる点。
ダイヤルのすぐそばにあるLEDランプの点灯具合を見れば、設定温度に到達したかどうかがすぐにわかります。
しかし、魅力はそれだけではありません。実は交換できるこて先も30種類以上用意されています。
電子基板からオーディオ機器、ラジコンや模型など、あらゆる用途に対応できる優秀なはんだごてです。
はんだごて FX-600の詳細 | |
メーカー | HAKKO |
温度 | 200~500℃ |
参考価格 | 7,128円(税込) |
電子工作用はんだごてセット
はんだごてや調節用の工具、はんだなどがセットになったアイテム。
ちょっとした電子製品の修理や改造から本格的なDIYまで、これひとつでさまざまな電子工作を試すことができます。
価格も約1,400円と、入門用として手を出しやすいのではないでしょうか。
電子工作用はんだごてセットの詳細 | |
メーカー | 太洋電機産業 |
温度 | 480℃ |
参考価格 | 1,404円(税込) |
はんだごてセット
約2,200円という価格でダイヤル式の温度調節機能を備えたモデル。200度から450度から自由に設定することができます。
はんだごて、こてスタンド、はんだ吸い取り器、交換用のこて先5種類、はんだ、静電気防止ピン、収納ケースというセットとなっており、非常にコストパフォーマンスが高いです。
セラミックヒーターによって加熱時間も短く、すぐに使用することができます。
はんだごてセットの詳細 | |
メーカー | Manelord |
温度 | 200~450℃ |
参考価格 | 2,299円(税込) |
ガス式はんだごてセット
ガス燃焼による加熱方式のため、電源不要で持ち運びしやすいはんだごてセットです。
3分のガス充填で45分の使用が可能、温度調節機能を実装、使いやすくてスタイリッシュな専用コンパクトケース付属と、機能性に優れています。
こて先も2種類あり、屋外での使用に適しています。
ガス式はんだごてセットの詳細 | |
メーカー | 太洋電機産業 |
温度 | 580℃ |
参考価格 | 10,044円(税込) |
電子はんだごてセット
温度調節機能付きのはんだごてセット。200度から450度の中から設定できます。
ウッドバーニングやレザーバーニングにぴったりの製品です。温度を調節できるので焼き色を自在に変更でき、交換用の5種類のこて先のおかげでデザインの幅が広がります。
はんだも付属する他、失敗したはんだを除去するはんだ除去ポンプも付属。電子部品の修理にも強いモデルです。
電子はんだごてセットの詳細 | |
メーカー | Zacro |
温度 | 200~450℃ |
参考価格 | 1,639円(税込) |
温調はんだこて
温度調節機能を持ち、セラミックヒーターには温度を感知するセンサーがついています。これによりこて先の温度を正確に制御できるため、長時間作業をしても安定したパフォーマンスを発揮します。
キャップは耐熱性なので、使用後すぐに収納可能。
また、セラミックヒーターは比較的熱を溜めにくい性質を持ちますが、こちらのはんだごては蓄熱効果を高めるためにボリュームのあるこて先を採用しています。
溶けにくい鉛フリーのはんだや、金属板のように熱量の必要な素材も加工できるモデルです。
温調はんだこての詳細 | |
メーカー | 太洋電機産業 |
温度 | 250~450℃ |
参考価格 | 6,048円(税込) |
電気はんだごて
多数のこて先や工具がセットになったアイテム。
はんだごて本体のほかに、はんだ吸い取り器、はんだ、ピンセット2種類、こて先10本、こてスタンド、スポンジ、溶接補助工具が付属します。
充実したセット内容なので、これひとつあれば困ることはないでしょう。
温度調節機能がついているのもメリットです、
電気はんだごての詳細 | |
メーカー | YISSVIC |
温度 | 200~480℃ |
参考価格 | 2,799円(税込) |
1台3投 ガス式半田ごて
「1台3投」の通り、はんだごて、ヒートガン、バーナーの3種類の使い方が可能です。
はんだ付けの役目はもちろん、ヒートガンの加熱で部品を変形させたり、バーナーで溶接や焼き切りをしたり、さまざまな使用方法が考えられます。
特に3種類の機能を全て使う、電子部品や電子製品などの修理で活躍します。
1台3投 ガス式半田ごての詳細 | |
メーカー | Raul trading |
温度 | 450℃ |
参考価格 | 3,880円(税込) |
ハンダゴテ
温度調節機能付きで、はんだ吸い取り器やスタンド、はんだがセットになったアイテムです。
こて先に4つの放熱穴を開けることで、放熱効果を高め、寿命が長くなるよう設定しています。
コストパフォーマンスの良いはんだごてセットが欲しい人におすすめです。
ハンダゴテの詳細 | |
メーカー | Astarye |
温度 | 200~450℃ |
参考価格 | 1,788円(税込) |
実装基板・プリント基板用はんだこて
作業性を重視した小型モデルです。
480度もの温度を出すことができ、小さくともパワフル。溶かしにくい鉛フリーはんだも簡単に溶かせるほどのパワーを発揮してくれます。
別売りですが、21種類の交換用こて先が用意されているのも魅力ですね。
実装基板・プリント基板用はんだこての詳細 | |
メーカー | 太洋電機産業 |
温度 | 480℃ |
参考価格 | 3,240円(税込) |
4.おすすめのはんだごて一覧表
今回紹介したおすすめのはんだごてを一覧表にまとめました。
はんだごては種類が豊富なので、どれにしようか迷うと思います。
一覧表で比較しながら、自分に合った商品を選んでみてください。
中でも、DIY専門店も勧めている「はんだごて FX-600」と「コテライザーコードレスハンダコテ・はんだこて SKB-60」の2つが特にイチオシですよ。
順位 | プロおすすめ | プロおすすめ | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
商品画像 | ![]() | |||||||||||
商品名 | はんだごて FX-600 | コテライザーコードレスハンダコテ・はんだこて SKB-60 | はんだごて FX-600 | 電子工作用はんだごてセット | Manelord | ガス式はんだごてセット | 電子はんだごてセット | 温調はんだこて | 電気はんだごて | 1台3投 ガス式半田ごて | ハンダゴテ | 実装基板・プリント基板用はんだこて |
価格 | 7,128円(税込) | 10,573円(税込) | 7,128円(税込) | 1,404円(税込) | 2,299円(税込) | 10,044円(税込) | 1,639円(税込) | 6,048円(税込) | 2,799円(税込) | 3,880円(税込) | 1,788円(税込) | 3,240円(税込) |
メーカー | HAKKO | エンジニア | HAKKO | 太洋電機産業 | Manelord | 太洋電機産業 | Zacro | 太洋電機産業 | YISSVIC | Raul trading | Astarye | 太洋電機産業 |
温度 | 200~500℃ | 450℃ | 200~500℃ | 480℃ | 200~450℃ | 580℃ | 200~450℃ | 250~450℃ | 200~480℃ | 450℃ | 200~450℃ | 480℃ |
商品リンク | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon | Amazon 楽天 | Amazon | Amazon 楽天 | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon 楽天 |