針なしホッチキスおすすめ10選!穴を開けない圧着タイプも
鉄針を使用しないことで、安全かつ利便性の高い針なしホッチキス。
たくさんのメーカーから色々なモデルが販売されていますが、その中から自分にあったものを見つけるのは正直なかなか大変ですよね…!
そこで今回は、5,000点を越える文房具コレクションを保有し、文房具についての著書もあるプロ文房具ライター・きだてたくさんにおすすめの針なしホッチキスやその選び方についてお話をうかがいました。
針なしホッチキスについての理解を深めて、自分にあったモデルを見つけましょう!
1.文房具ライターおすすめの針なしホッチキス
まずは文房具ライター・きだてたくさんおすすめの針なしホッチキスについて見ていきましょう。
おすすめ
ハリナックスプレス
『Campus(キャンパス)ノート』で知られる大手文房具メーカー『コクヨ』の『ハリナックスプレス』は、用紙に穴を開けずに綴じることができる針なしホッチキスです。
用紙を圧着させて綴じる“プレスロック式”を採用したことで穴を開けずに用紙を綴じられる上、ペンのキャップなど固い物で綴じ部をこするだけで綴じた紙を簡単に外すことができます。
きだてたくさんレビュー

穴を開けて切り込みを入れるタイプだと通常書類を元に戻せませんが、こちらは綴じ部をこするだけで元に戻せる優れもの。
綴じ枚数はコピー用紙5枚程度と少ないですが、書類に穴を開けずに綴じることができるのは現行品で唯一『ハリナックスプレス』だけです。
手持ちでも卓上でも使える便利な設計も魅力的です。レビューには「感動もの」「超便利」と高評価のコメントが寄せられていますよ。
手のひらに収まるコンパクトなサイズ感も、使いやすくありがたいですね。
コクヨ ハリナックスプレス の詳細 | |
メーカー | コクヨ |
タイプ | ハンディ/据え置き型 |
メーカー希望小売価格 | 1,188円(税込) |
2.針なしホッチキスの選び方
針なしホッチキスは、同じような見た目でも綴じ方や綴じ枚数などモデルによって特徴が異なります。
こちらでは誤った購入を防ぐためにも、針なしホッチキスの選び方を分かりやすく解説していきます
(1)綴じ方
針なしホッチキスの綴じ方には、大きく分けて穴を開ける方式と穴を開けない方式の2種類があります。
穴を開ける方式は、いわゆる針なしホッチキス第一世代と言われるもので、用紙の一部に穴を開けてその部分を折り返すことで用紙を綴じる方法です。
用紙に穴が空いてしまいますが、紙が折り返されることでそれなりに強力に綴じることが可能です。ですが、うまく綴じることができないと見た目が悪くなりがちです。また一度綴じてしまうと外すのが難しいことがデメリットといえます。
一方、先にご紹介したプレスロック式など、紙を圧着して用紙を綴じるような穴を開けない方式は、穴をあけず見た目も美しく用紙を綴じることができます。
ですが、綴じられる枚数が少なかったり、穴を開ける方式と比べて綴じる力が弱くなりがちといった弱点もあります。
画像:amazon.co.jp
(2)タイプ
針なしホッチキスは使い方でも2種類のタイプに分けることができます。
その1.ハンディタイプ
針なしホッチキス本体を手に持って紙を綴じるハンディタイプは、比較的小さいサイズで持ち運びがしやすいものが多いです。
一方、綴じられる枚数が少なくなりがちで、十数枚など大量の用紙を綴じる場合には向いていません。
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その2.据え置き型
机などに置いて針なしホッチキスを上から押して用紙を綴じる据え置き型は、ハンディタイプより多くの用紙を一度に綴じることができます。
その分サイズも大きくなりがちで、持ち運ぶのには向いていないものが多いです。
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(3)綴じ枚数
一度に綴じることができる枚数は、使用できるシーンを左右する重要な要素です。
数枚の企画書をまとめる程度あればハンディタイプで十分ですが、十数枚あるような資料を綴じるには据え置き型でないと難しいでしょう。
利用するシーンをあらかじめ思い浮かべて、対応する綴じ枚数のモデルを選びましょう。
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3.コクヨ・シリーズの針なしホッチキス4選
きだてたく さんがおすすめした『コクヨ』のハリナックス・シリーズの他モデルを見ていきましょう。
ハンディ10枚
『ハンディ10枚』は、手に持って使うタイプの針なしホッチキスです。手持ちタイプでは4〜5枚しか綴じることができないものが多いですが、こちらは10枚も綴じることができ使い勝手が良いですね。
綴じた部分は突起が書類に引っかかるハリナックス独自のしくみとなっており、強度が高く外れにくいですよ。
レビューでも「ホッチキスより弱い力で綴じられる」「ホッチキスいらず」と高評価のコメントが寄せられています。
ストラップを取り付ける穴もあるので、持ち運びも簡単です。
ハンディ10枚の詳細 | |
メーカー | コクヨ |
綴じ枚数 | 10枚 |
メーカー希望小売価格 | 1,134円(税込) |
コンパクトアルファ
2012年の発売以降、エントリーモデルとしてカテゴリーシェア1位を独走してきた『コンパクト』の後継モデル『コンパクトアルファ』。
こちらは、ユーザーの意見を元にパワーアップして、さらに使いやすい針なしホッチキスに仕上がっています。
「紙くずが取り除けない」というユーザーの声を受けてとじ穴位置確認窓が開閉式になったことで、紙粉の取り出しが可能になりました。
また握りやすいレバー形状と新設計の刃を採用することで、以前より20%軽い力で綴じられるようになっています。
手のひらにおさまるコンパクトサイズはそのままで、携帯性も相変わらず高いですよ。
「文房具でここまで感動したのは初めて」「ラク!楽しい!かわいい!」などのレビューがあり、ユーザーもパワーアップを実感しているようです。
コンパクトアルファの詳細 | |
メーカー | コクヨ |
綴じ枚数 | 5枚 |
メーカー希望小売価格 | 648円(税込) |
卓上タイプ12枚
ここまで手持ちタイプのモデルを紹介しましたが、以下2つは卓上タイプです。
『卓上タイプ12枚』は、12枚も綴じることができるパワフルなモデル。書類の角の斜め綴じも、フラットファイルのパンチ穴に対応できる横綴じも可能なので、用途に合わせて使い分けることができます。
会議の資料を綴じる際など、ビジネスシーンでも十分に活躍が期待できますね。
ハンドルを下ろした状態で保管できる点も、利便性が高くおすすめですよ。
レビューをのぞくと「オフィスの必需品」「会社で使って好評」とビジネスで活用しているユーザーが多いことがわかります。
卓上タイプ12枚の詳細 | |
メーカー | コクヨ |
綴じ枚数 | 12枚 |
メーカー希望小売価格 | 3,564円(税込) |
2穴タイプ
『2穴タイプ』は書類を横綴じする際に活躍する針なしホッチキスです。ワンアクションで2穴を同時に綴じることができるので、パワーポイントなどのプレゼン資料をまとめる際に活躍が期待されます。
画像:amazon.co.jp
綴じ穴の奥行きを2段階調整できたり、思ったところに穴をあけやすい綴じ位置確認ゲージがあったりと、使いやすい工夫がこなされているのも嬉しいポイントです。
「サクッとした感触が良い」「素晴らしい」とレビューでも好評ですよ。
2穴タイプの詳細 | |
メーカー | コクヨ |
綴じ枚数 | 10枚 |
メーカー希望小売価格 | 5,940円(税込) |
4.針なしホッチキスの人気ランキング6選
ここからは、IPPING編集部調べによる、レビュー高評価の針なしホッチキスをご紹介していきます。
ペーパークリンチ
『プラス ペーパークリンチ』は、コンパクトボディながら6枚綴じることができる優れた手持ち針なしホッチキス。
80gの軽量で引き出しに収まる小さなサイズながら、普通の手持ちモデルよりも綴じられる枚数が6枚と少し多いのが魅力的です。
画像:amazon.co.jp
また書類整理に役立つホールクリップが付いてくる点も嬉しいポイントです。クリップ1個で6枚綴じを最大2束固定することができるので、「6枚しか綴じられないのは物足りない」と思っている方にもおすすめですよ。
レビューでも「クリップも使いやすい」とのコメントが寄せられていますね。
プラス ペーパークリンチの詳細 | |
メーカー | プラス |
綴じ枚数 | 6枚 |
メーカー希望小売価格 | 680円(税込) |
ペーパークリンチ 卓上型
オフィス用品大手メーカー『プラス』の『ペーパークリンチ 卓上型』は、12枚綴じることができるパワフルな針なしホッチキスです。
卓上型の中でも特徴的なのは、「見えとじスコープ」という仕様。書類を綴じる際に綴じ位置を上から直接目で確認できるので、他のモデルと異なり思った位置に穴を開けやすくなっています。
画像:amazon.co.jp
卓上型としては軽量の343gで移動がしやすい点も魅力的ですね。
「事務職として、便利だと思います」とのレビューもあり、ビジネスの現場でも活躍しているようですね。
プラス ペーパークリンチ 卓上型の詳細 | |
メーカー | プラス |
綴じ枚数 | 12枚 |
メーカー希望小売価格 | 2,376円(税込) |
マックス P-KISS20
1942年創業の機械メーカー『マックス』の『P-KISS20』は、紙針を使用した綴じ枚数の多さが魅力的なモデル。このランキング中最多となる、20枚を綴じることができます。
鉄針のある普通の手持ちホッチキスでも綴じ枚数は20枚程度なので、ビジネスシーンを含めさまざまな目的で十分に活躍してくれますよ。
紙針なので、綴じたままシュレッダーにかけても問題ありません。「思った以上に便利」とのレビューも寄せられ、ユーザーからも使いやすさを高く評価されています。
900本連綴じが可能な大容量のボディも嬉しいですね。
マックス P-KISS20の詳細 | |
メーカー | マックス |
綴じ枚数 | 20枚 |
メーカー希望小売価格 | 20,304円(税込) |
マックス P-KISS10
『マックス P-KISS10』は上記で紹介した『P-KISS20』と同じシリーズの別モデルです。鉄針ではなく紙針を使用している点は同じですが、こちらは綴じ枚数が10枚となっています。
『P-KISS20』は2万円を超える価格に尻込みする方も多いですが、こちらは7,000円強と比較的安価な点が魅力的。「20枚も綴じられる必要はないけれど、紙針のものが欲しい」という方におすすめのモデルです。
画像:amazon.co.jp
女性でも片手で簡単に綴じられる設計も大きな魅力のひとつですね。
「ハリナックスから移行」とのレビューも寄せられ、実際に購入したユーザーからも高く評価されていますよ。
マックス P-KISS10の詳細 | |
メーカー | マックス |
綴じ枚数 | 10枚 |
メーカー希望小売価格 | 7,344円(税込) |
ホチキス クリップレス
1948年に創業した大阪に本社を置く事務用品メーカー『リヒトラブ』の針なしホッチキスは、卓上タイプながら穴を開けることなく書類を綴じることができるモデルです。
きだてたくさんのおすすめとして紹介した『コクヨ ハリナックスプレス』と同じように、凹凸をつけるだけで書類をまとめることができ、見た目も美しく綴じることができます。
画像:amazon.co.jp
また爪などで綴じ部をこすれば、簡単に書類を外すことが可能。利便性が高くおすすめですよ。
レビューでも「ホッチキスはもういらない」と高い評価を受けています。
リヒトラブ ホチキス クリップレスの詳細 | |
メーカー | リヒトラブ |
綴じ枚数 | 4枚 |
メーカー希望小売価格 | 5,278円(税込) |
サクリステッチャー
『マックス サクリステッチャー』はわずかな力で書類を綴じることができる針なしホッチキス。
名前の通り「サクリ」という気持ち良い感触を味わいながら簡単に書類を綴じることが可能で、「力がほとんどいらない」と実際に購入したユーザーもその簡単さに驚いていますよ。
60gという、このランキング中最軽量のボディも携帯性が高く魅力的ですね。
力のいらない綴じ方を評価するもの以外にも、「オフィスで使用」とのレビューも寄せられており、実際にビジネスの現場で活躍しているようすがうかがえます。
マックス サクリステッチャーの詳細 | |
メーカー | マックス |
綴じ枚数 | 5枚 |
メーカー希望小売価格 | 584円(税込) |
5.おすすめの針なしホッチキス比較表
今回紹介したおすすめの針なしホッチキスを「コクヨ・シリーズ」「レビュー高評価の針なしホッチキス」に分けて一覧にまとめました。
特に文房具ライター・きだてたくさんが紹介してくれた『コクヨ ハリナックスプレス』はペンなどの固いもので綴じ部をこするだけで綴じた紙を簡単に外すことができてしまう画期的なホッチキスです。
迷っている方は、ぜひ最初にチェックしてみてはいかがでしょうか。