ビアンキ・クロスバイクおすすめ!プロの逸品&人気ランキング10選
チェレステブルーが象徴である『ビアンキ』のクロスバイク。オシャレなデザインから、『ビアンキ』に乗ってみたいという人も多いと思います。
でも実際にどんなシリーズがあるのか、何を基準に選べばいいのか、悩みどころでしょう。クロスバイクは10万円前後するものも多いので、選択には失敗したくないですよね。
そこでこの記事では、自転車について語るラジオ番組である「ミラクル・サイクル・ライフ」のパーソナリティを務める疋田 智さんにお話しを伺いました。
疋田 智さんがおすすめする『ビアンキ』のクロスバイクのほか、IPPING編集部がおすすめする『ビアンキ』クロスバイクの選び方、そしてレビュー評価の高い『ビアンキ』クロスバイク10選をご紹介していきます。
最新の2019年モデルについても触れていますので、『ビアンキ』の最新情報が知りたい方、是非ご覧ください。
1.疋田 智さんおすすめのビアンキ クロスバイク
まずはじめに、プロがおすすめするビアンキのクロスバイクをご紹介していきます。
おすすめ
Via Brera
疋田 智さんレビュー

一目見ただけで『ビアンキ』だと分かるカラーとデザインは女性ユーザーも多く、男女ともに人気があります。
『Via Brera』は素材にスチールを使用しており、細身のフレームが印象的です。昔ながらの『ビアンキ』を思わせるクラシカルなデザインが好きな方におすすめ!
スチールは道路の衝撃を吸収してくれるので、乗り心地良く走れます。
Via Breraの詳細 | |
メーカー | ビアンキ |
重量 | 11.2kg |
メーカー希望小売価格 | 97,200円(税込) |
2.ビアンキ クロスバイクの選び方
それでは実際にビアンキのクロスバイクを選ぶ上で、何を重視すれば良いのか、ポイントをご紹介していきます。
ビアンキ製のおすすめポイント
デザインがオシャレ
画像:Amazon
疋田 智さんも挙げていたように、『ビアンキ』の象徴カラーであるチェレステブルーが有名です。
イタリア語で「青空」と意味し、一目見ただけで『ビアンキ』と分かることからもチェレステブルーであることに意味を持ちます。
スポーツ自転車には珍しく女性から人気が高いブランドで、「とにかくデザインを重視したい!」という方に『ビアンキ』がおすすめです。
性能面も優れている
『ビアンキ』はオシャレなだけではありません。フランスのメジャースポーツ「ツール・ド・フランス」の常連であり、走行性能にも定評があります。
人気の『ROMA』シリーズはロードバイク寄りにつくられていますが、その割に走り心地が良いと評判です。
こうした走行性能がすぐれたシリーズがある一方で、疋田 智さんがご紹介していた『Via Brera』のように、街乗りに特化したシリーズも展開しており、ライフスタイルに合わせて選べるのが『ビアンキ』の強みです。
ROMAシリーズ
画像:Bianchi
『ビアンキ』の定番モデル『ROMA』シリーズは、クロスバイクの中でもスポーツ仕様に仕上がっています。
『ROMA』シリーズは1〜4まで展開しており、1が最も高級グレードでよりスポーツ仕様になっており、数字が大きくなるほど安価な街乗り仕様に近づきます。
シリーズの中でも『ROMA1』、『ROMA2』、『ROMA3』はディスクブレーキを採用しており、制動力が高いことから雨の日でも安定して走れます。
一方で『ROMA4』はディスクブレーキを搭載せず、Vブレーキを採用しています。そのためシリーズの中では最もリーズナブルに購入ができます。
悪天候の日は自転車を使用しない方や、街乗り用として使用する人には『ROMA4』がおすすめです。
天候に関係なく通勤や通学用に使用したい方は1〜3の中から選ぶと良いでしょう。
初心者におすすめの選び方
初めてクロスバイクの購入を検討している方におすすめの選び方を解説していきます。
重量
重量はクロスバイクの恩恵を享受するためにも、できるだけ軽いものを選択しましょう。
ただし、重量が軽くなるほど、価格が高くなる傾向があります。
最初に購入するクロスバイクは、10kg前後のものがおすすめです。
タイヤの幅
初心者におすすめのタイヤ幅は28mm程度です。太いほうがタイヤに空気が多く入る分、乗り心地が良くなります。
街乗りとして走行するなら25〜32mmを選ぶと良いでしょう。
慣れてきたら好みに合わせてタイヤ幅を細めてみましょう。タイヤ幅が細いとスピードが出やすくなります。
ただしタイヤの空気が少ない分、クッション性がイマイチな点もあります。
ホイールサイズ
ホイールサイズは 700c がおすすめです。最も一般的な大きさなので、まずこのサイズがお店で見当たらないということはないでしょう。
ホイールサイズは、直径が大きいものであるほど「動かすのに力が要りますが、一度動き出したら、停まらずにずっと動いている」という性質を持っています。ホイール径が小さいものはその逆になります。
安定して長距離を走りたい方はホイール径が大きいものが用途にあっていて、ちょこまかと小回りがきくことを重視するなら、小径のものがあっています。そこは好みで選ぶといいでしょう。
3.レビュー評価の高いビアンキ クロスバイク7選
実際にビアンキのクロスバイク購入者から評価の高いモデル7選をご紹介していきます。
ROMA2 2018年モデル
1位に輝いたのは『ROMA2』です。人気の『ROMA』シリーズの中でも2番目のグレードを誇り、根強い人気を持ちます。
ロードバイクでも使われている初心者向きレース仕様の『シマノSORA』を採用しているので、ちょっぴりロード気分も味わえるでしょう。
クロスバイク初心者にも使い勝手の良い9段変速が可能で、シフトチェンジのタイミングを覚えれば、よりクロスバイクを楽しめるでしょう。
またディスクブレーキを搭載しているので、雨の日でも制動力を損なうことなく走行できます。
ロードバイク寄りにつくられていることもあり、「走る」ことを楽しみたい方におすすめ。
通勤・通学用以外にも、サイクリングや毎日走りたい、という方は『ROMA2』を検討してみてはいかがでしょうか。
ROMA2 2018年モデルの詳細 | |
メーカー | ビアンキ |
重量 | 10.9kg |
メーカー希望小売価格 | 122,040円(税込) |
ROMA3 2018年モデル
「クロスバイクを買うのが初めてだけど、毎日乗るから良いものを買いたい」という方におすすめしたいのが、こちら『ROMA3』です。
『ROMA2』との違いはコンポの種類です。こちらは『シマノClaris』を採用しており、性能はやや落ちますが、そこまで大きな違いはありません。
大抵のアップダウンは乗り越えられるので街乗り用として使う分には十分な効果を発揮します。走り出しも快適で、そこまで踏み込まなくても滑らかに走行できるでしょう。
またカラーバリエーションも豊富で4色から選べます。『ROMA3』にもディスクブレーキが搭載されているので、日々の通勤用以外にも、サイクリングを趣味としたい方にもおすすめできます。
ROMA3 2018年モデルの詳細 | |
メーカー | ビアンキ |
重量 | 記載なし |
メーカー希望小売価格 | 105,840円(税込) |
ROMA4 2018年モデル
『ROMA』シリーズの中でも最も低価格で購入できるのが、こちら『ROMA4』です。
『ROMA4』にはディスクブレーキが搭載されておらず、リムブレーキが使われているのでその分コスト面が削減されています。
ディスクブレーキはスピードの調整や、雨天時の制動力において優れていますが、絶対的な制動力においては『ROMA4』のVブレーキ(リムブレーキの一種)もひけをとりません。
『ROMA4』は前カゴ、キャリア、フェンダーも装着可能です。
さらに『ROMA4』はシリーズの中でも最もカラーバリエーションが豊富で6種類から展開していますので、好きなカラーを選ぶ楽しみもありますね。
ROMA4 2018年モデルの詳細 | |
メーカー | ビアンキ |
重量 | 11.12kg |
メーカー希望小売価格 | 81,000円(税込) |
C・Sport1 2019年モデル
人気シリーズ『カメレオンテ 』がフルモデルチェンジして新しくなりました。2019年からはカメレオンテ の頭文字Cを用いた『C・Sport』という新ネームで登場です。
こちらの製品の最も素晴らしいところは価格です。『ビアンキ』のクロスバイクでは最も低価格で購入できます。
従来の『カメレオンテ 』と同様に、長距離には不向きですが、通勤・通学のような街乗り自転車として使用するのであれば、『ROMA』よりも安い分、おすすめかもしれません。
また、ワイヤーがフレーム内蔵式に変更となったので、かなりスッキリして見えます。元々デザイン性が高い『ビアンキ』ですが、さらにオシャレになりました。
さらに、センタースタンドが取り付けられるよう仕様変更していますので、後からカスタマイズするときに楽ですよ。
C・Sport1 2019年モデルの詳細 | |
メーカー | ビアンキ |
重量 | 11.61kg |
メーカー希望小売価格 | 64,584円(税込) |
Via Brera
疋田 智さんおすすめの『Via Brera』がランクインしました。
『ROMA』のようにスポーツ寄りではないため、街乗り用として使うのであれば、こちらの街に溶け込むデザインもよいのではないでしょうか。
素材は鉄を使用しており、細身でクラシカルな見た目と乗り心地に重点を置いています。地面の凹凸を緩和させてくれるよう設計されているので、快適に走行できるでしょう。
『ROMA4』と変わらず『カメレオンテ 』より軽いのですが、ブレーキにはロードバイクと同じくキャリパーブレーキを搭載しています。コントロールがしやすいので扱いやすくできています。
Via Breraの詳細 | |
メーカー | ビアンキ |
重量 | 11.2kg |
メーカー希望小売価格 | 97,200円(税込) |

ROMA1
6位にランクインしたのは、『ROMA』シリーズの中でも最も高いグレードを持つ『ROMA1』です。
『ROMA1』は、なんといってもリアスプロケットが10速あり、スピードの変化が付けやすいところが魅力です。
またディスクブレーキが搭載されているので、天候に左右されず、しっかりとした制動力を発揮してくれます。安全面を考慮するならディスクブレーキはあったほうがよいでしょう。
クロスバイクでありながら、かなりロードバイク寄りにつくられているので、初心者モデルからの買い替えを検討されている方にもおすすめのモデルです。
ROMA1の詳細 | |
メーカー | ビアンキ |
重量 | 10.7kg |
メーカー希望小売価格 | 132,840円(税込) |

Primavera 26 2019年モデル
もともと女性ユーザーが多い『ビアンキ』ですが、なかでも『Primavera26』は女性用につくられた製品です。
クロスバイクと感じさせない丸みを帯びたデザインは、ママチャリ寄りに意識してつくられています。
前年モデルだった『Primavera-L』がモデルチェンジし、見た目はそこまで大きな変化はありませんが、使用しているフレームがクロモリに変更となりました。
ハイテンフレームを用いることで、フレームが細くなりスッキリとして見せてくれます。
また、フロントバスケットを後から取り付け可能なので、普段用として使いたい方にピッタリです。
Primavera 26 2019年モデルの詳細 | |
メーカー | ビアンキ |
重量 | – |
メーカー希望小売価格 | 86,400円(税込) |
レビュー評価の高いビアンキ ミニベロ人気ランキング
ビアンキはミニベロ(小径車)も人気です。ミニベロのレビュー上位もご紹介します。

Lecco 2019年モデル
ミニベロシリーズの1つである『Lecco』2019年モデルです。
タイヤが小さい分、漕ぎ出しが軽く、小回りが効くので初心者にも扱いやすい特長があります。
また、カラー展開は4種類ありますが、『ビアンキ』製で唯一のロゴがレインボーカラーとなっているBlack/Rainbowがオシャレでおすすめです。
素材にはアルミフレームを採用しているので、とにかくコスパが良いのが特徴的。この『Lecco』も『ビアンキ』の中では低価格で購入できます。
ほかにもアルミは、カッチリしたダイレクト感が魅力といったメリットも持ちます。
Lecco 2019年モデルの詳細 | |
メーカー | ビアンキ |
重量 | – |
メーカー希望小売価格 | 74,520円(税込) |

Minivelo-10
ミニベロシリーズはドロップハンドルというイメージがありましたが、2019年モデルからは一味違います。
ハンドルはフラット仕様に変更となり、見た目もかなりクラシカルなデザインが採用されています。
レトロな雰囲気が強く出ているので、性別関係なくユニセックスにお使いいただけるでしょう。
リアが10速仕様となっているにもかかわらず、価格はかなりリーズナブル。クロスバイク上級者にもおすすめできる街乗り用自転車です。
Minivelo-10の詳細 | |
メーカー | ビアンキ |
重量 | – |
メーカー希望小売価格 | 102,600円(税込) |

Minivelo-7 Lady
『Minivelo-7 Lady』は、名前のとおり、女性ユーザーのためのミニベロです。
スカートを履いたままでも乗れるという乗り降りのしやすさが魅力的。
レトロなデザインが特徴で、定番のチェレステブルーのほかにも、くすみピンクが可愛いLight-Russet、Olive、Ivoryの4種類でカラー展開されています。
さらに、泥除けも付いているので、服を汚したくない女性ユーザーの要望も叶えたクロスバイクになっています。
Minivelo-7 Ladyの詳細 | |
メーカー | ビアンキ |
重量 | – |
メーカー希望小売価格 | 78,840円(税込) |
疋田智 のプロフィール
「自転車ツーキニスト」の名付け親。NPO法人自転車活用推進研究会理事。TBSラジオ「ミラクル・サイクル・ライフ」パーソナリティ。著書『ものぐさ自転車の悦楽』など。WEB『疋田智の週刊自転車ツーキニスト』
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