【メンズ】革靴おすすめ!定番のブラック~カジュアルまで
「オシャレは足元から」とはよく言いますよね。人の目線は、人間の先端に集中するといわれ、特に足元は頭の次に目線が集中します。良い靴を履いている人や、靴がピカピカに磨かれている人は清潔感があり、とても好印象です。
靴の中でも、革靴はサラリーマンの多くが毎日のよにうに履いているアイテムになります。革靴には様々なスタイルや特徴を持ったものがあり、どんなシーンでどんな革靴が最適なのかは、実なよく知らない方の方が多いのではないでしょうか?
今回は、人気スタイリストの大山旬さんにアドバイスをいただきながら、革靴の種類とシーン別のおすすめ商品をご紹介させていただきます。
大山 旬(おおやま しゅん) のプロフィール
人気スタイリスト。日本最大級のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」主宰。これまでに著書は5冊出版。累計8万部を突破。読売新聞、朝日新聞、NHK、TBS、テレビ朝日、フジテレビなどメディア出演も多数。
この専門家の他の記事を見る革靴の基本種類
革靴の基本スタイルは、「外羽根式」と「内羽根式」の2種類があります。また、スタイルをベースに様々なデザインがあり、多彩な種類が誕生しました。
はじめに、革靴の種類について確認していきましょう。
外羽根式と内羽根式
外羽根 | 甲の部分の革が独立している。カジュアルでスポーティーな印象を与える。 |
内羽根 | 甲の部分が革と一体になっている。クラシックな印象を与える。 |
ざっくり言えば、外羽根式は可動域が広いため、外回りが多い方におすすめです。 冠婚葬祭はフォーマルさを求めるので、内羽根式がおすすめです。
デザイン
画像:customlife-media.jp,amazon.co.jp
種類別の早見表
プレーントゥ | つま先に飾りがない「靴の基本形」といわれるデザインです。 |
ストレートチップ | つま先の切り替えしに使う革片が「一文字飾り」になっており、英国調のクラシックなデザインです。 |
ウィングチップ | つま先の切り返しに使う革片が「翼のような形」をしているのが特徴で、足元をクラシックに演出してくれます。 |
Uチップ/Vチップ | 甲の切り替えに「U字形の革片」を用いたデザイン。V字形デザインはU字よりもドレッシーな印象です。 |
モンクストラップ | 大きめのバックルをあしらった短靴のこと、英国伝統デザインながら近年はスーツに合わることも。 |
ローファー | カジュアル代表の革靴、あらゆるシーンで履かれるポピュラーな一足です。 |
プレーントゥ
つま先に飾りのないプレーンなデザインです。靴の基本形といういわれるデザインで、シンプルなデザインのため価格帯によって差が目立ちます。
トレートチップ
つま先の革の切り替えが、ストレートになったデザインです。切り替え部分にはメダリオン(穴飾り)があるものとないものがあります。このメダリオンがない方が、冠婚葬祭に最適です。
ウィングチップ
つま先の革の切り替えに革片(チップ)が使われて、翼(ウィング)のような形をしているデザインです。足元をクラシックな雰囲気に演出してくれるデザインです。
Uチップ
甲の切り替えにU字形の革片(チップ)を用いたデザインです。これは近年人気なデザインです。コーディネートの幅広さがあります。
モンクストラップ
モンクとは修道僧のこと指し、彼らの履く靴の影響を受けたデザインで、大きめのバックルが特徴です。伝統的なデザインですが、近年はスタイリッシュなデザインが増え、モード系にも合わせることが可能です。
ローファー
アメリカンカジュアルの代表です。名前の由来はスリッパのように履けることからきています。現在では、あらゆるシーンで履くポピュラーなデザインです。
シーン別で見るおすすめ革靴
【カジュアル編】休日用はスエードがおすすめ
平日のビジネスシーンで多く見られるのは、革靴の表面が『表革(スムースレザー)』と呼ばれているものです。「表があれば裏もある?」と想像を膨らませたあなたは大正解です。
『裏革はスエード』と呼ばれています。画像で見比べてみましょう。
右:裏革(スエード) 左:表革(スムースレザー)
裏革(スエード)は、表革(スムースレザー)と違い、暖かみがありリラックス感を漂わせることができます。カジュアルさを求める休日には、裏革(スエード)靴を活用しましょう!
【スエード】SCOTCH GRAIN
5394DBR
『SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)』はヒロカワ製靴が1978年から展開しているブランドです。名前から海外製と勘違いされることもありますが、東京の墨田にある工場で日本の熟練職人たちがこだわりを持って生産を行っています。
ビジネスシーンから休みの日まで幅広く使え、スエードの表面がとてもきれいで上品な仕上がりになっています。おすすめの逸品です。
以下は、ヒロカワ製靴の企業魂にせまったドキュメンタリー動画です。丁寧な製品作りの工程を知ることができる内容になっています。
SCOTCH GRAIN 5394DBR の詳細 | |
デザイン | プレーントゥ |
メーカー希望小売価格 | 32,400円(税込) |
休日におすすめの革靴については「革靴おすすめ│カジュアルシーンで履きたい6選」もご覧ください。
【スーツ編】基本は黒のストレートチップ
スーツに合わせる革靴で、最初に揃えるべきなのは、黒のシンプルなストレートチップです。基本中の基本で、これさえ持っていれば、ビジネス以外に冠婚葬祭でも活用することができます。英国調でクラシックなデザインのため、ウィングチップよりも上品なデザインです。
【ストレートチップ】SCOTCH GRAIN
シャイン オア レイン ストレートチップ
『SCOTCH GRAIN|シャイン オア レイン ストレートチップ』は、その名のとおり、雨の日も活躍する優れもののビジネスシューズです。防滑機能の付いたソールと、撥水加工の施された本革が使用されています。定番のデザインの中に、職人の巧みのワザが光る逸品です。
大山旬さんコメント

SCOTCH GRAIN|シャイン オア レイン ストレートチップ の詳細 | |
デザイン | ストレートチップ |
メーカー希望小売価格 | 30,240円(税込) |
スーツに合わせる革靴については「おすすめビジネスシューズ(メンズ)|3万円からの失敗しないビジネスシューズ選び」もご覧ください。
【ビジカジ編】フィットした履き心地をもたらすローファー
ビジネスカジュアル用のおすすめを紹介していきます。スーツ用とは別に用意することをおすすめしています。
【こげ茶の表革ローファー】42ND ROYAL HIGHLAND

CH4001-11 / D.Brown
『42ND ROYAL HIGHLAND』は、1983年に創業した紳士服専門店です。同ブランドのローファーは、ツヤのある見た目が特徴で、 足にフィットする最高の履き心地を届けてくれる逸品です。黒を選んでしまうと、どうしても学生感が漂うので、焦げ茶(ダークブラウン)がおすすめになります。
大山旬さんコメント

42ND ROYAL HIGHLAND|CH4001-11 / D.Brown の詳細 | |
デザイン | ローファー |
メーカー希望小売価格 | 31,860円(税込) |
ビジカジでおすすめの革靴については「ジャケパンに合わせる靴選び|ビジカジ&休日シーンのスタイリング事例付き」も合わせてご覧ください。
まとめ
この記事では、革靴の種類と、休日・ビジネス・ビジネスカジュアルのシーン別に最適な革靴をご紹介してまいりました。
大人の男性であれば、各シーンごとに革靴を揃えておくことが大切です。黒のストレートチップ
のように、一足持っておくだけでビジネスから冠婚葬祭まで活用できるデザインもあります。
あまり安いものではなく、一定の投資をしてみてください。こまめにお手入れをすれば、革靴は長く履けるものですし、常に綺麗にしておくことで運気も気分も上昇するはずです。「オシャレは足元から!」を意識して、足元を彩る逸品を揃えて使いこなしましょう!