カラー別ジーンズのおすすめ着こなし術【シルエットの種類】
ジーンズは誰でも必ず1本は持っていると言えるくらい、広く親しまれているアイテムですよね。キレイめからカジュアルまで、職場によってはビジネスでもOKで、ホワイトジーンズなど色を変えて楽しむこともできる万能選手です!
しかし、見慣れているアイテムだからこそ、基本をしっかり押さえているかどうかが、カッコよく着こなせる重要なポイントになります。
今回はジーンズについて、テレビ出演など多くのメディアに出演した経験を持つスタイリスト大山旬さんに、カラー別のおすすめのコーディネートやおすすめブランドについてお聞きしました。ご参考にしていただければ幸いです。
ヘッダー画像:belluna.jp
大山 旬(おおやま しゅん) のプロフィール
人気スタイリスト。日本最大級のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」主宰。これまでに著書は5冊出版。累計8万部を突破。読売新聞、朝日新聞、NHK、TBS、テレビ朝日、フジテレビなどメディア出演も多数。
この専門家の他の記事を見る1.ジーンズの種類
ジーンズには数種類の型があります。店頭でジーンズを見てみると「スキニー」や「テーパード」「ストレート」など様々な名称の型があることに気づくでしょう。まずはこれらの種類について、見ていきたいと思います。
ストレート
その名の通り、シルエットが一直線になっているのが特徴です。ストレートの中でも、太さなどの違いによって「レギュラーストレート」「テーパードストレート」などさらに細分化されます。
なかでも「レギュラーストレート」は、太ももから裾にかけて一直線になっているシルエットが特徴で、男女問わず定番の種類になります。
テーパード
「テーパード」とは英語の “taper” のことで、「先細になる」という意味があります。なので裾に向かって徐々に細くなっていくシルエットをしています。「テーパードストレート」とも呼ばれ、ストレートジーンズの一種になります。
後程ご紹介する「スキニー」などのように、全体的に細くピタッとしているわけではなく、腰から太もも部分まではゆとりがありますので、「シルエットは細く見せたいけどピタピタしてるのは苦手…」という方におすすめのジーンズです。
ルーズストレート
腰から裾にかけて、全体的にゆとりのあるシルエットが特徴のジーンズです。こちらもストレートの一種ですが、もっともカジュアルなスタイルといえる形でしょう。ゆとりから生まれる独特のシワ感も特徴的です。
タイトストレート
ルーズとは一転し、かなり細身にできたストレートジーンズです。太ももから膝にかけてかなりフィット感がありますが、ストレートなので裾周りは少しゆったりしているのが特徴です。このストレートならではの型が、スキニーやスリムなどと大きく異なるポイントです。
スリムストレート
こちらはテーパードストレートの方に近い「スリム」ですが、膝から裾にかけてのシェイプはテーパードよりもきつく、細くなっているのが特徴です。スキニーよりもスリムのほうがゆったり感があります。
スキニー
スキニー “skinny”とは、「骨と皮ばかり」という意味で、かなり痩せていることを表現する時などに使います。スリムよりさらにフィット感のあるデザインで、着脱は少し大変になります。ストレッチ素材のものがおすすめです。
2.ブルージーンズ
画像:www.sbu.it
大山旬さんコメント

しかし、それは誤解です。
最近のジーンズは進化しています。シルエットは細身でキレイですし、ストレッチ素材もよく使われているので柔軟性があり、とても履きやすいです。1本は持っておいたほうがいいでしょう。コーディネート次第で、大人かっこいいスタイルを作ることも十分できますよ。
選び方
まずはご自身の体系に合わせた選び方です。普通体系もしくはぽっちゃり体系の方は「スリムストレート」、やせ形の人は「スキニー」を選ぶことをおすすめします。ポイントはピタピタになりすぎない程度に少し細めのシルエットを選ぶ、ということです。
つづいて色についてです。「色の濃さ」をしっかり見ることをおすすめします。
特に男性におすすめなのは、ほとんど色落ち加工がされていないジーンズ(ワンウォッシュ。写真左)か、ももの部分が少し色落ちしているジーンズ(写真右)です。最近、薄めの色合いのジーンズが流行していますが、どちらかといえば女性のほうが似合うと思います。
ジャケパンなどキレイめスタイルにはワンウォッシュを、すこしカジュアル感を出したい時などには色落ちのものを選ぶといいでしょう。
コーディネートポイント
大山旬さんコメント


画像:wear.jp
こちらの写真ではグレーのジャケット、Yシャツと合わせています。上半身がキレイめのスタイリングをしているので、ジーンズのカジュアルさとのバランスが取れています。
こちらはネイビージャケットにYシャツというコーディネートです。ジャケットがかなりキレイめな印象をつくるため、シャツ出しスタイルでもそれなりにきれいに見えます。大人カッコいい雰囲気を作りたいと考えている方は、このジャケット×ジーンズの組み合わせは積極的に試してみてください。
3.ホワイトジーンズ
画像:wear.jp
ホワイトジーンズに抵抗のある方は多いと思います。苦手意識を持たれがちなホワイトジーンズですが、実は思っている以上にコーディネートがしやすいアイテムです。
コーディネートポイント
デニムシャツやネイビージャケットなど、基本的にはどんなアイテムとも合う着回しのきく便利なアイテムです。ただし、白シャツだけは合いません。
大山旬さんコメント

ファッションは人と違いがあるからこそオシャレに感じるものですが、そういった意味でホワイトジーンズはもってこいのアイテムです。最初は見慣れないかもしれませんが、着続けるとその利便性がわかり、手放せなくなると思います。
4.ブラックジーンズ
近年、トレンドアイテムとなっているのがブラックジーンズです。ジーンズといえばカジュアルなブルージーンズが定番ですが、ブラックジーンズはすっきりとした見た目で、キレイめな印象を与えます。1本はもっておくと非常に便利です。
コーディネートポイント
大山旬さんコメント

ユニクロでは、コスパが高くきれいなシルエットのものが買えますので、これから挑戦してみたい方は試してみてください。
上の写真のような、デニムシャツはおすすめです。カジュアル感の強いアイテムですが、ブラックジーンズが引き締めてくれます。先ほどお伝えしたように、ブラックジーンズは、ボトムスの中でもキレイめアイテムに入ります。ですので、他のアイテムはカジュアル寄りでも問題ありません。そのほうが、全体的にはバランスがとりやすくなります。
※参考「デニムシャツおすすめ(メンズ)|鉄板のコーディネートとおすすめブランド4選」
ブラックジーンズと意外と相性がいいのがネイビーです。上の写真のように、ネイビージャケット×ブラックジーンズといったジャケパンスタイルはとても大人っぽく、おすすめです。ジャケットの下は、Yシャツ以外にも、ボーダーのTシャツや、シンプルなプリントTシャツがよく似合います。
大山旬さんコメント

また、靴に関してですが、革靴よりもスニーカーがいいです。これも気障っぽさを緩和するためです。具体的には、白のスタンスミスがいいと思います。
スタンスミス
アディダス オリジナルス [STAN SMITH] Q4651 の詳細 | |
メーカー | アディダス |
メイン素材 | 天然皮革 |
メーカー希望小売価格 | 15,120円(税込) |
5.ジーンズはどこで買う?
ジーンズでもっともコスパがいいのは、言わずもがな『UNIQLO(ユニクロ)』です。パッと見ても、4,000円のジーンズと3万円のジーンズとの違いはそこまでわかりません。ただし、3年くらい前のものになると時代遅れかもしれません。流行は緩やかにですが、常に変わっていますので、形も少しづつ変わっています。
~5,000円 | UNIQLO(ユニクロ) |
2~2.5万円 | RED CARD(レッドカード) |
3~4万円 | AG(エージー) |
4~5万円 | JACOB COHEN(ヤコブコーエン) |
大山旬さんコメント

詳しくは「誰でも似合うユニクロジーンズの魅力と選ぶ時の注意点&おすすめ商品」と「【メンズデニム】プロおすすめブランド3選を徹底解説!」をご覧ください。
6.まとめ
ジーンズの着こなしについて詳しく知ると、ビジネスでもデートや休日でも、幅広いシーンで大人カッコいい着こなしができるようになります。カラーバリエーションも、挑戦したことのない色があれば、これを機にぜひ挑戦してみてください。
ここでご紹介したコーディネートを真似してみれば、きっと今まで見たことのない自分に出会えるかもしれません。あなたのジーンズ選びの参考になれば幸いです。