出刃包丁おすすめ!プロの逸品&人気ランキング10選
出刃包丁は魚をさばくときや、骨つきの肉など切りにくいものを切るときにとても役に立つ包丁です。
しかし、包丁の中では必須アイテムというものではありません。
そのため「どんなものを選んだら良いのかわかりにくい」アイテムでもあります。
そこで、人気料理誌やイベントなどで活躍する料理研究家ユニット『ちゃあみー』さんの「おすすめ出刃包丁」とレビュー評価をもとに作成した「人気ランキング」をご紹介します。
さらに意外と奥深い「出刃包丁の選び方」についても詳しく解説していきます。
ちゃあみー (倉田 沙也加、峰 奈津季) のプロフィール
お料理ユニット
TV番組のレギュラー出演やレシピ監修で人気。フードコーディネーターと栄養管理士のお料理ユニット。WEB『ちゃあみー(HITOOMOI)公式サイト』
この専門家の他の記事を見る1.料理研究家おすすめの出刃包丁
おすすめ
440 牛刀
プロの料理人からの支持率が高い『ミソノ』が贈るこの包丁は、一般的な包丁に使用されている13クロムステンレスではなく、16クロムステンレスを使用しています。
16クロムステンレスは、とにかく錆びにくく丈夫なのが特徴で、この包丁も一度購入してしまえば長くお使いいただけるでしょう。一般的な牛刀よりもやや細身なので、女性でも扱いやすいです。
レビューではその錆びにくさは好評で、加えて切れ味も称賛されています。安価な包丁から買い換えた方からは、「切りやすくて驚いた」という声もあります。
ちゃあみー(峰奈津季)さんレビュー

私が大学時代に学校の指定で購入したものです。かれこれ8年程度使っていますが今でも現役で、これまで2回しか研ぎに出していません。切れ味がとても長持ちして、とにかく錆びないですね。
鶏肉とか切れにくい食材でもすっと刃が入るので、下ごしらえのストレスが減ってとても便利です。
ミソノの包丁はプロの方が使うことの多い包丁ですが、こちらはその中でもまだ家庭向きなので、家庭料理にちょうど良い大きさです。
440 牛刀 の詳細 | |
メーカー | ミソノ |
重量 | 286g |
メーカー希望小売価格 | 15,228円(税込) |
2.出刃包丁の選び方
それでは出刃包丁の選び方についてご紹介していきます。「出刃包丁の用途」「種類」「選び方のポイント」を順を追って解説していきます。
出刃包丁の用途
出刃包丁は「魚をさばくこと」に特化した包丁です。切っ先の尖った厚みのある刃が特徴で、筋や骨などの断ちにくい部分を叩き斬るのに適した形状をしています。
魚の他にも肉の塊など、普通の包丁では扱いにくいような食材を切るのに便利です。そのため、本格的な料理をされるような方なら1本あると便利です。
出刃包丁の種類
出刃包丁には以下のような種類があります。
種類 | 備考 |
本出刃 | 最もスタンダードなタイプで、刃に厚みがあり重量感があります。 |
中出刃 | 本出刃よりも刃が薄く、軽いので扱いやすいです。 |
小出刃 | 本出刃をそのまま小型にしたタイプです。小さな魚をさばくのに向いています。 |
主に上記の3種類で、上のものの方が重量があるぶん大型の魚をさばくことができます。下にいくほど、小型なので女性でも扱いやすくなりますが、そのぶんさばける魚は限定されます。
次に、出刃包丁の代替となる包丁をご紹介します。以下の表をご覧ください。
種類 | 備考 |
刺身包丁 | その名の通り、刺身を切るのに特化した包丁で、薄く長い刃渡りが特徴です |
牛刀 | 一般的な包丁よりも、刃渡りが長いのが特徴で、用途が広いです。 |
上記の刺身包丁は、切り身の魚を刺身に下ろすのに適した包丁ですが、魚をさばくのにも使えます。
牛刀も大きさがあるので、魚をさばくことができます。魚をさばくという点のみで言えば、どちらも出刃包丁ほどの機能性はありません。
しかし、そのぶん出刃包丁よりも用途が広いので、そこまで頻繁に魚をさばくことがないのなら、むしろ上記の2点の方がおすすめです。
出刃包丁の選び方のポイント
出刃包丁の種類を決めたら、次は以下の点に注目しましょう。
素材
出刃包丁の素材は大きく分けて「ステンレススチール」と「鋼」の2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるので以下の表を参考にしてください。
素材 | メリット | デメリット |
ステンレススチール | 頻繁なお手入れが必要なく、軽くて扱いやすいです。 | 鋼よりも強度が低く、刃こぼれしてしまうと修復が困難です。 |
鋼 | 切れ味がとにかく良く、長持ちします。 | 頻繁に研がないと切れ味を保ちにくく、錆びやすいです。 |
普通の包丁なら、一般家庭においてはステンレススチールの方がおすすめですが、出刃包丁においては一概にそうとは言えません。
出刃包丁は、骨など硬いものを切る用途に使われやすいので、普通の包丁よりも刃の負担が大きいです。頻繁に魚をさばく方なら、丈夫な鋼性の方が良いかもしれません。
刃渡りの長さ
出刃包丁の刃渡りは10cm〜50cm程度と長さの幅が広いです。当然ながら大きいものの方が、大きな魚や硬い魚といったいったように、さばける魚の種類が多いです。
しかしそのぶん扱いが難しくなるので、初心者や鯵やサヨリなどの小型の魚しかさばかないなら、小型の出刃包丁が良いでしょう。
柄
包丁の柄も実は重要なポイントです。包丁の柄は「木製」と「ステンレススチール製」の2種類があります。
素材 | 特徴 |
木製 | 自然素材なので手に馴染みやすく、軽いので手首の負担が少ないです。 |
ステンレススチール製 | 刃と一体型となっているので、隙間がないため雑菌の繁殖を防ぎ、衛生的です。 |
見た目で言うなら、木製の方が本格仕様な雰囲気です。ステンレススチール製は西洋チックな印象になります。
3.レビュー評価の高い出刃包丁人気ランキングTOP10
それでは、レビュー評価をもとに作成した出刃包丁の人気ランキングをご紹介していきます。
ネオヴェルダン 出刃包丁
出刃包丁は和包丁に分類されるので和風なデザインのものが多いですが、こちらは西洋の雰囲気のあるデザインが特徴的です。
刃も柄もステンレス製の一体型なので洗いやすく、衛生面は抜群です。さらに包丁には珍しい「食器洗い機対応」というのも嬉しいポイントです。さらに、錆びにくく切れ味長持ちな「モリブデン鋼」を使用しているので利便性も申し分ありません。
レビューでも切れ味の良さを称賛する声が多く、「この値段でこの切れ味はすごい」という声もあるほどです。コストパフォーマンスの良い一品と言えるでしょう。
下村工業 ネオヴェルダン 出刃包丁 NVD-06の詳細 | |
メーカー | 下村工業 |
重量 | 150g |
メーカー希望小売価格 | 3,240円(税込) |
関孫六 匠創 相出刃包丁
やや細身の刀身が特徴的なこの出刃包丁は、世界有数の刃物産地の岐阜県関市の包丁であることの証として「関孫六」が銘打たれています。
その銘に違わず、新技術を用いた「本格刃付け」により軽い力でも硬いものを切ることができるようになります。さらに、刀身を柄の内部まで通した特殊な設計で柄と刀身の絶妙なバランスを実現して、切りやすさを追求しています。
この包丁なら女性でも簡単に魚をさばけるでしょう。この手の本格派包丁は木製の柄であることが多いのですが。こちらはステンレス製の一体型なのでお手入れも簡単です。
貝印 関孫六 匠創 相出刃包丁 AB-5140の詳細 | |
メーカー | 貝印 |
重量 | 259g |
メーカー希望小売価格 | 5,400円(税込) |
刺身包丁
オーソドックスなデザインのこの包丁は、分類的には「刺身包丁」となるので刀身が長く、刃先が尖っているのが特徴です。
魚をさばくという作業においては本家の出刃包丁ほどではありませんが、そのぶんお肉や野菜などを切るのにも不都合がなく、幅広い用途で使えるのが魅力です。
さらに、ドイツの刃物によく使われている「4116ステンレス刃物鋼」という素材でできており、錆に強く耐摩耗性に優れています。レビューでは、普段使いとして使用されている方もいれば、魚をさばく用に使われいる方もいて、用途の広さが伺えます。
AUGYMER 刺身包丁の詳細 | |
メーカー | AUGYMER |
重量 | 485g |
メーカー希望小売価格 | 2,780円(税込) |
牛刀
霞流しと呼ばれる美しい模様が印象的なこの包丁は、見るからに高級そうですが、お値段は3000円以下とリーズナブルです。
見た目だけでなく、堅牢性、硬度、耐摩耗性を兼ね備えた高級ステンレスを使用しているので切れ味・耐久性共に申し分ありません。さらに刀身と柄がよく見ると一体化しているのがわかります。お手入れも楽で非常に衛生的です。
レビューによると、見た目に惹かれて購入される方が多いようですが、「実際に使って見るとその切れ味に驚いた」という声が多数挙がっています。
AUGYMER 牛刀の詳細 | |
メーカー | AUGYMER |
重量 | 213g |
メーカー希望小売価格 | 2,998円(税込) |
関孫六 ステンレス 和包丁
「関孫六 」のこの包丁は、刃渡りの長さといい刃の厚みといい、魚をさばくことに特化したオーソドックスな出刃包丁です。ご家庭でも大型の魚をさばくことができるでしょう。
モリブデン鋼よりも高い耐久性と切れ味を実現する「モリブデンバナジウム鋼」を使用しているので包丁としての機能性は抜群です。さらに、刃素の部分の角を落としててあたりをよくしたり、天然木に耐水加工を施した柄など細かな所にもこだわって設計されています、
レビューによると、出刃包丁にしてはとても軽いようで、女性でも扱いやすいことがわかります。
貝印 関孫六 ステンレス 和包丁 AK-1101の詳細 | |
メーカー | 貝印 |
重量 | 240g |
メーカー希望小売価格 | 5,400円(税込) |
ヴェルダン 出刃庖丁
衛生的なステンレス製の柄一体型のこの包丁は、出刃包丁としてはやや大型の150mmで、魚をさばくときはもちろん、かぼちゃなどの硬い野菜や骨つき鶏肉などの素材を調理するのにも使いやすいです。
ステンレス製は木製と比べると手に馴染みにくい傾向にありますが、こちらはその点も考慮し、流線型の握りやすさを追求した設計となっています。食器洗い機にも対応しているのでお手入れもしやすいです。
レビューでは、「魚をさばくのは初めてだけどこの包丁なら簡単にできた」といったような初心者の方からの評価が非常に高く、出刃包丁デビューにおすすめです。
下村工業 ヴェルダン 出刃庖丁 OVD-15の詳細 | |
メーカー | 下村工業 |
重量 | 259g |
メーカー希望小売価格 | 3,780円(税込) |
牛刀
こちらの包丁は牛刀に分類されるので、これ一本で魚のさばきから野菜の千切りまでできる万能さが魅力です。
刀身の模様はお洒落というだけでなく、食材をくっつきにくくして、錆びにくくするという効果もあります。さらに「超スマグリ刀」という構造で、通常よりもシャープな切り口を実現させます。
タブノキという錆びにくい素材を使用した柄は握りやすさを追求して設計されていて、レビューでもその持ちやすさを称賛する声が多いです。
BOBEELYER 牛刀の詳細 | |
メーカー | BOBEELYER |
重量 | 190g |
メーカー希望小売価格 | 2,490円(税込) |
匠 -takumi-
見るからに高級感のあるこの出刃包丁は、見た目に違わずお値段もややお高めですが、そのぶん機能性は折り紙付きです。
この包丁の刃は、江戸時代から刃物製造の名産地として知られる「界」の包丁職人が一本一本丁寧に仕上げた本格仕様で、その切れ味は「格別」の一言です。
市販の包丁には珍しい「鋼性」の包丁なので、ややお手入れに手間はかかりますが、一生モノとして長くお使いいただけるでしょう。さらに「購入から1年以内なら無料でメンテナンス」というアフターケアサービスまであります。
恵比寿刃 匠 -takumi-の詳細 | |
メーカー | 恵比寿刃 |
重量 | 299g |
メーカー希望小売価格 | 17,800円(税込) |
関孫六 和包丁
見るからに本格仕様なこの出刃包丁は、刃物の名門であることの証の「関孫六」が銘打たれ、その他にも様々なこだわりが詰まった一品です。
まず刀身は鋼と軟鉄を混ぜ合わせた「鋳造和作り」という独自製法で作られ、切れ味と機能性を追求した仕上がりとなりました。さらに刃付けも職人が手作業で一本一本丁寧に仕上げ、さらなる切れ味と耐久性を実現します。
そのようなこだわりが詰まった一品でありながら、5000円以下という価格は非常にお買い得です。レビューでもその切れ味を称賛する声が多数挙がっています。
貝印 関孫六 和包丁 AK-5200の詳細 | |
メーカー | 貝印 |
重量 | 195g |
メーカー希望小売価格 | 4,320円(税込) |
土佐刃物 おばあちゃんの黒打 出刃包丁
昔ながらの出刃包丁といったデザインですが、見た目だけでなく製造も昔ながらの手法で作られています。
鋼を加熱して打ち鍛えるという伝統的な「土佐手打ち鍛造」で生み出されたこの包丁は、確かな切れ味と一生モノとも言える耐久性がある一品です。刃は厚みがあり、ずっしりとした重量感があるので「魚をさばく」という作業に最適な作りとなっています。
レビューでも、釣りを趣味にされている方が、釣った魚を自分で調理するために購入された方が多く、使用感は大変好評です。
土佐刃物 おばあちゃんの黒打 出刃包丁の詳細 | |
メーカー | 穂岐山刃物 |
重量 | 431g |
メーカー希望小売価格 | 5,724円(税込) |