カッターナイフおすすめ!プロの逸品&人気ランキング10選
紙や段ボールなどを切るカッターは、家庭でも頻繁に使うものです。カッターは切れ味が良く、切れにくくなっても刃を折れば、切れ味が元通りになる優れモノです。
そんなカッターには、多くの種類があります。
紙や段ボールなどを切る文房具的なものから、ベニヤ板、フロアシート材など比較的硬いものを切る工具的な使い方のものもあります。
切る対象物や使い方の違いなどによって、カッター選び方も変わってくるわけです。
そこで今回は文房具的な使い方をするカッターについて、文房具ライターである『きだてたく』さんに、おすすめのカッターについてお聞きしました。
合わせて、IPPING編集部調べによるレビュー評価の高いカッターの人気ランキングもご紹介させていただきます。
きっと使い勝手の良いカッターが見つかるでしょう。
目次
1.文房具ライターおすすめのカッター
文房具ライター『きだてたく』さんおすすめのカッターは、刃の処理を考えなくても、切れ味を保つためにどこでも刃を折ることができる逸品です。
おすすめ
オルファ
DA-1
『オルファ DA-1』は、本体に刃折り器が一体化されたカッターです。
従来は、折った刃はその場で処理しなければなりませんでした。このカッターの刃折り器には、約2枚分の刃を収納できるのが特徴です。
刃折り器の形状も本体にしっかりフィットするよう作られており、ワンタッチで取り外しや取り付けもできます。
画像:amazon.co.jp
2011年グッドデザイン賞を受賞した、デザインと機能の両立した使い勝手の良いカッターです。
『きだて たく』さんレビュー

刃先が尖っているために、どこでも処理できるわけではありません。
かといって、切れ味の鈍った刃を使い続けるのも困りものです。
このカッターは刃折り器に折った刃をためておけるので、どこでも刃を折って、常に切れ味の良い状態で使えます。
しかもカッターと刃折り器が一体化しているので、場所を選ばず気軽に使えますね。
オルファ DA-1 の詳細 | |
メーカー | オルファ |
メーカー希望小売価格 | 495円(税込) |
2.切る対象物に合わせてカッターを選ぶ
カッターには色々な大きさのものがあり、切る対象物などに合わせてカッターを選ぶと使い勝手が良くなります。
紙などを切る小型カッター
事務作業などに多い、紙などの薄いものを切るのに向いているのは、カッターの中でも小型のものです。
刃の幅が9㎜のものを使用しているため刃の厚みも薄いため、切る時に強い力が必要な厚いものの切断には適していません。
薄い段ボール程度までなら切ることができる、事務用品として一般的なカッターです。
厚めの段ボールなどを切る中型カッター
厚めの段ボールや厚紙、薄いプラスチック板などを切る際に使いやすいのが中型サイズのカッターです。
刃の幅は12.5㎜から18㎜のものがほとんどで、刃の厚みも9㎜幅のものより厚く作られています。
そのため切る際に強く力をかけることができるので、硬いものや厚いものでも切ることができます。
中型サイズよりも大きい刃幅が25㎜の大型カッターもありますが、ベニヤ板などを切る際に使われる工具的位置付けとなります。
3.刃のロック方式でカッターを選ぶ
カッターの刃をロックする方法には2種類あり、そのどちらにもメリット・デメリットがあります。
それらを理解してカッターを選ぶようにしましょう。
ねじによるロック方式
画像:amazon.co.jp
ネジで刃を固定しているタイプのカッターです。
自分でネジを緩めたり、締めたりする動作が必要になりますが、刃をしっかりと固定することができます。
力をかけて切る時でも刃がズレないため、硬いものや厚みのあるものなどを切る際にも刃が引っ張り出されてしまうことがありません。
自動でロックされるオートロック方式
画像:amazon.co.jp
刃を出したり、戻したりする際に自分でロックしなくても、板バネなどによって自動でロックされる方式です。
素早く刃を動かすことができますが、硬いものや厚いものを切るために強く力をかけると刃がズレてしまうことがあります。
ロックされる位置はあらかじめ決まっているため、細かなロック位置の調整ができず、刃の出す量を好みの位置に固定できません。
またロックされていても刃が多少ガタつくことがありますが、一般的な事務作業などで紙を切る程度であれば問題ありません。
4.カッターの刃色の違い
カッターに使用される刃には白っぽく見える白刃と、黒っぽく見える黒刃の二種類があり、それぞれ特徴が異なります。
白刃
画像:amazon.co.jp
カッターに良く使われている一般的な刃です。
切れ味は黒刃に比べると劣りますが、紙や段ボールなどを切る程度であれば十分な切れ味です。
一方、耐久性は黒刃より高く、切れ味が長く持続します。
黒刃
画像:amazon.co.jp
白刃に比べて刃の先端の角度が鋭く、高い切れ味があります。
そのため、厚いものなどを切るのに適しており、DIYなどで使う機会が多い工具的カッターに多く使用されています。
一方、耐久性は刃先が鋭いために白刃より劣り、頻繁に刃先を折って使うのが一般的です。
5.左利きの人のカッター選び
カッターの多くは左右が対称に作られているものが少なく、右利きの人が使いやすいよう、刃を動かすスライダーが親指側に来るようなデザインになっています。
左利きの人が使うとスライダーが親指とは反対側に向いてしまい、親指で動かすことができず、非常に使いづらくなります。
左利きの人は左右両方で使えるものか、左利き用を選ぶようにしましょう。
6.【動画】カッターの刃の折り方アレコレ
カッターには刃を折るための刃折り器が付いているものがほとんどですが、刃折り器を紛失してしまう場合もあります。
刃が折れないとカッターとして使えないので、買い替えるしかないと考えてしまう方も多いでしょう。
カッターの刃は、刃折り器を使うのが一番安全な折り方ですが、刃折り器がなくても安全に折る方法があります。
この動画では、刃折り器を使わずに安全に刃を折る方法を紹介しています。
カッターを使う際に知っておきたい知識です。
7.カッター人気ランキング10選
ここからは、『プロの逸品』がお届けするカッター・人気ランキングをご紹介します。
チタンコートカッターPRO S型
刃にチタンコーティングを施して耐久性を高め、握りやすい形状に作られたプロ仕様ともいえるカッターです。
一般的な刃の角度は25度ですが、このカッターに装着されるチタンコート刃は18度なので、軽い力で切ることができます。
チタンコーティングのおかげで、切れ味も2倍長持ちするようになりました。
ボディは握りやすい形状に設計されただけでなく、ソリッド形状ラバーを使用しており、滑りにくくなっています。
家庭やオフィスでの荷解きの際などに活躍してくれる、長く愛用できるカッターです。
チタンコートカッターPRO S型の詳細 | |
メーカー | 3M |
参考価格 | 474円(税込) |
プレシジョンカッター
刃の先端角度を30度と細く仕上げた、繊細な作業ができるカッターです。
一般的なカッターの刃の先端はおよそ60度ですが、このカッターの刃はその半分の角度に尖っているため、細かな細工がしやすくなっています。
ボディは人間工学に基づいて設計された逆三角形で、刃を出し入れするスライダーはボディ上部に設けられています。
これによって握りやすいだけでなく、右利き、左利きを問わず使えます。
また家庭でカッターを使うことの多い、糸や紐を切りたい場面では、刃を出さなくても切ることができるスリットが設けられています。
使い勝手を追求した、利便性の高いカッターです。
プレシジョンカッターの詳細 | |
メーカー | 日本クリノス |
メーカー希望小売価格 | 648円(税込) |
キリヌーク
雑誌や新聞などを切り抜きたい時、下のページまで切らずに、欲しいページだけを切り取ることができる「切り抜き専用」のカッターです。
刃が大きく出ることなく、しかもバネによって刃の圧力を一定に保つので、力の入れ具合に左右されずに上のページだけを切り取ることができます。
バネの圧力も調整可能なため、厚めの紙から薄い紙まで切ることができるなど、紙の種類に応じて幅広い対応ができます。
新聞や雑誌などからの情報収集に欠かすことができないカッターです。
キリヌークの詳細 | |
メーカー | オルファ |
参考価格 | 682円(税込) |
オランテ
切れ味が長持ちする刃を装着したことで、刃を折らなくても長い間快適に使えるようになった新しいタイプのカッターです。
刃は錆びに強いステンレス製で、大型カッター用の刃と同じ0.5㎜厚になっています。
またフッ素コーティングも施されており、粘着テープを切っても粘着剤が付きにくくなっています。
厚みのある刃は、一般的なカッターが苦手な段ボールでも快適に切ることができます。
替刃はホルダーに入った構造になっているため、刃に直接触れることなく交換や廃棄ができるのも特徴です。
小型のカッターでありながらも大型カッターに近い切れ味を持つ、秀逸のカッターといえるでしょう。
オランテの詳細 | |
メーカー | プラス |
メーカー希望小売価格 | 486円(税込) |
プロ繊細30°カッター
刃の先端角度が30度の細い刃を標準装備したことで細かい作業に適した、左右対称形状のカッターです。
先端角度が60度の一般的な刃も装着できるので、細かい作業だけでなく、日常的なカッターとしても使うことができます。
ボディはステンレス製なので耐久性があり、長く使うことができます。
スライダーのロックはオートロック方式ですが、ロックのピッチが細かく設定されているので、刃の出し具合を好みに合わせられることが高く評価されています。
細かな使い心地にまでこだわった、繊細なカッターです。
プロ繊細30°カッターの詳細 | |
メーカー | エヌティー |
メーカー希望小売価格 | 648円(税込) |
リミテッド FA
ボディの塗装だけでなく、刃のホルダーの研磨方法にまでこだわった、高級感のあるカッターです。
大きな特徴は、作業中は刃がロックされますが、刃が出た状態で落とした時には飛び出した刃が収納されやすい構造になっている点です。
これによって衝撃で刃先が折れて飛んでしまったり、ケガなどにもつながりにくくなっています。
ボディの塗装はデジカメなどと同様の手触りの良いシルバー塗装が施されています。
また刃が収納されるホルダー部分は、職人が手作業で一本づつ研磨するこだわりよう!
一度手にすると、他のカッターには戻れない上質な感触のカッターです。
リミテッド FAの詳細 | |
メーカー | オルファ |
参考価格 | 400円(税込) |
チタンコートカッター L型
一般的なカッターの刃と比べて刃先の角度をより鋭くし、なおかつチタンコーティングしたことで切れ味と耐久性を高めたカッターです。
刃の角度は18度で、通常の刃の25度より鋭角にしたため、段ボールやプラスチック板なども軽い力で切ることができます。
またチタンコーティングによって切れ味が通常の2倍長持ちします。
ボディはしっかり握れる3D形状にデザインされ、上下にラバーが取り付けられているため滑りにくくなっています。
L型は刃渡り100㎜、刃幅18㎜の大型刃をセットしているので力が入れやすく、硬く厚いものでも切りやすくなっています。
家庭での荷造りや荷解き用として、その切れ味に満足しているコメントが多いカッターです。
チタンコートカッター L型の詳細 | |
メーカー | 3M |
参考価格 | 594円(税込) |
デザイナーズナイフ イエロー
薄いものや小さなものを切ったり、細かな作業が必要な時に重宝する、ペンタイプのカッターです。
刃の先端角度は30度に仕上げられ、ペンのようなボディ形状とあいまって細かな作業がしやすくなっています。
またカッターにありがちな刃のガタつきは一切なく、口金でしっかりと固定されています。
ボディの後部はへら状になっているため、糊を付けたり、パテを成型するのに便利な形状になっています。
一般的な用途のカッターではありませんが、プラモデル造りや切り絵細工など趣味の分野で愛用者が多く、使いやすいと評価されている一品です。
デザイナーズナイフ イエローの詳細 | |
メーカー | オルファ |
参考価格 | 286円(税込) |
カッター付ハサミ
カッターにハサミを収納できるようにした、ユニークなアイテム。カッターはハサミを収納した状態でも使用でき、安全ロック機構も装備されています。
ハサミを使っていてカッターが欲しい時、カッターを使っていてハサミが使いたい時などにも効率的で、両方を一緒に収納することのメリットは多くあります。
また外出先に持っていく時でもハサミの先端をカッターがカバーしているので、カバンの中を傷つけることがないとの評価もあります。
切るための2つの道具を一緒にした、非常に便利なカッターです。
カッター付ハサミの詳細 | |
メーカー | サンスター文具 |
メーカー希望小売価格 | 540円(税込) |
ペーパーカッター
雑誌や包装紙、袋などをスリットに差し込み、押して切っていく、一枚の紙だけを切るのに特化させたカッターです。
雑誌などの欲しいページを切り取る際でも、下のページまで切ってしまうことがないので、カッティングマットは必要ありません。
また刃はカバーで覆われ、表面に露出していないので子供が使ってもケガの心配はありません。
ボディは左右対称に作られており、右利き、左利き問わず、使うことができます。
子供がスナック菓子の袋を開封するのに使っているなど、高い安全性を評価する声が多く見受けられるカッターです。
ペーパーカッター 14-TBの詳細 | |
メーカー | 3M |
参考価格 | 463円(税込) |