メンズジャケットおすすめ！プロの逸品
どれだけカジュアルなアイテムでも、合わせるだけで大人っぽく上品に見せ、かっこよさも３割り増し！？になる魔法のアイテムがあります。それがジャケットです。
カジュアルなシーンで使えるジャケットを1枚持っておくだけで、コーディネートの幅も魅せ方もグッと変わってきます。
今回は、人気スタイリスト大山旬さんおすすめの、カジュアルジャケットの大人コーディネートと、おすすめのジャケットを一挙にご紹介します。休日の私服も、出来ればもっと大人っぽく、かっこ良く魅せたい方、必見です！
大山 旬（おおやま しゅん） のプロフィール
人気スタイリスト。日本最大級のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」主宰。これまでに著書は5冊出版。累計8万部を突破。読売新聞、朝日新聞、NHK、TBS、テレビ朝日、フジテレビなどメディア出演も多数。
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1. 大人のジャケット選び
1.1. まずはネイビーの無地ジャケットを
1.2. ジャケットを買う前に…
2. 大人カジュアルなコーディネート７選
2.1. ネイビージャケット
2.2. ストライプ柄ジャケット
2.3. ウィンドウペン 柄ジャケット
2.4. オリーブジャケット
3. おすすめテーラードジャケット５選
4. まとめ
1. 大人のジャケット選び
ジャケットは大人の男性にとって必須アイテムの1つです。カジュアルなファッションの中にジャケットを用いることで、適度な大人っぽさを簡単に表現することができます。
普段着る私服がカジュアル過ぎることはありませんか？大人の男性は、服を選ぶ中で「カジュアルさ」と「きれいさ」を意識する必要があります。
リラックス感を出しつつ、大人っぽい雰囲気を出せるように全身のバランスを整える時、身につけるものの中で２つは”きれいめアイテム”を入れられるといい感じに仕上がります。中でもジャケットは、とても手軽で使いやすい”きれいめアイテム”の代表です。
清潔感や小綺麗さを大事にし、大人の男性の魅力を表現できるのが理想です。ジャケット使いが上手になると、大人のファッションの幅はグッと広がります。
「なんだか難しそう…」と感じられた方は、ご安心ください。この記事では、カジュアルシーンでのジャケット使いを分かりやすく簡単にお伝えさせていただきます。
大山旬さんのコメント
形状だけでも、テーラードジャケット・ミリタリージャケット・レザージャケット…と数え始めたらきりがありません。素材に関しても、スーツの上着のようにビジネス寄りの物もあれば、ニットのような軽めの物もあります。 価格帯も1万円から15万円くらいまでとピンキリです。
まずは「気軽に羽織れるジャケット」から揃えていくといいでしょう。
予算の目安は2〜3万円です。価格帯も素材も、あまり肩肘を張らずに着れるジャケットをおすすめします。ストレッチが効いていて、ニットのような着心地のものを、1着持っておくと非常に重宝します。
ビジネスシーンで使えるおすすめのジャケットのブランドは「おすすめのジャケットブランド｜カリスマスタイリスト厳選５選」をご覧ください。
1.1. まずはネイビーの無地ジャケットを選ぶ
最優先で揃えておきたいジャケットは「ネイビーの無地ジャケット」です。
大人の男性ファッションにおいて、もっとも重要な色は「ネイビー」だからです。黒に比べると、ほんのりやわらかみがあって、異性からの印象も良いです。真っ先に選ぶべき色だと思っておいて下さい。
特にジャケット・コート・ニットなどのアイテムは、ネイビーを選ぶのが鉄則です。
黒のジャケットを着ている人もよく見かけますが、黒のジャケットはホストっぽく感じてしまったり、暗すぎる印象を与えてしまいがちなので基本的にはNGです。
大人の男性はネイビーを中心にファッションを構成することで、失敗を減らすことができます。
大山旬さんのコメント
既にネイビーを持っている方、2着目を買いたいという方には、
・春夏ならストライプ
・秋冬ならグレーのウィンドウペン
・他、インディゴブルーやオリーブのジャケット
をおすすめします。
1.2. サイズで大切な2つのポイント
ジャケットで重要になるのは、細かいサイズ感です。新しいものを購入する前や着用する際には、以下の点をチェックしておきましょう！
ポイント１：着丈
かっこ良く着こなすための重要なポイントの一つは『着丈』です。長すぎても短すぎてダメです。
後ろを向いてお尻が全部隠れても見えてもかっこ悪いですし、お尻が全部見えてしまう丈では子供っぽくなってしまいます。
画像：logi-lab.com
大人ならお尻の一番張っているあたりに着丈がくるものがベストです。
長いと感じる時は、購入したお店に相談すれば、1.5cmほどなら詰めてもらえると思います。
ポイント２：袖丈
着丈と別に、もう一つ重要なポイントは『袖丈』です。
長すぎてはかっこ悪く、「ジャケットに着られている…」みたいになってしまうので、ちょうどいいものがない場合には必ず調整してもらいましょう。 ジャケットの袖丈がしっかりと調整されると、写真のようにシャツが1㎝前後見えるようになります。
これが見えるかどうかで全体のバランスが大きく変わります。小さな部分ですが、このような細部にしっかり気を回せるようになると、おしゃれは格段にレベルアップするでしょう。
丁度いい目安は、親指と袖の端との距離が10〜11cmほどになるものです。
大山旬さんのコメント
サイズがしっかりと合っているジャケットが1番素敵に見えるので、場合によってはオーダーを検討するのも良いかもしれません。
小さな部分ではありますが、「サイズ感を整える」ということは割と奥が深いので、服を買う際にはぜひ意識するようにしてみてください。
2. 大人カジュアルなコーディネート７選
コーディネートを考える時にまず注意すべき点は、全身で使う色の数を絞ることです。たくさんの色を使いすぎると、まとまりにくくなります。目安としては全身で3〜4色くらいでしょう。たとえば、紺・白・ブルー・黒、このような組み合わせであればOKです。
また、ビジネスとは違う場面でジャケットを着るときは、いかに「着崩すか」が重要になります。ジャケットを私服で使っても浮かないようにするためには、ジャケットの雰囲気と真逆である「Tシャツ」を合わせるなど、いろいろな方法があります。
それでは、ジャケットを用いた大人のカジュアルコーディネートをご紹介していきます。
なお、ここでは色のイメージがしやすいように、部分的に「紺」「白」「黒」「灰」などの漢字で色を表現しています。
2.1. 紺のジャケット
① 紺ジャケット × 灰Tシャツ × 白パンツ
まずは「紺×灰×白」という鉄板の色合わせからご紹介します。
ミディアムグレーという少し明るめのTシャツも、大人っぽくまとまるのでおすすめです。ネイビージャケットとも程よくコントラストが付きますし、明るすぎず使いやすいのでおすすめです。
② 紺ジャケット × プリントTシャツ × 青ジーンズ
画像：sowear.jp
Tシャツ（特にプリントTシャツ）は非常にカジュアルなアイテムですが、ジャケットを合わせることで綺麗さとのバランスを取ることができます。腕をまくると、こなれた感じを演出できます。
ボトムスはブルージーンズやグレースラックスも割とよく似合いいます。ちなみに、大山旬さんは『Saturdays NYC（サタデーズ・ニューヨークシティ）』のTシャツを合わせることが多いそうです。
※参考「おすすめブランドTシャツ３選｜スタイリストに学ぶ大人の着こなし」
③ 紺ジャケット × ボーダー
無地の着こなしに慣れたら、今度は思い切って柄物を取り入れてみましょう。
子供っぽく見えやすいボーダーも、上にジャケットを羽織れば、カジュアルに見えすぎません。むしろ程よいアクセントとして機能するようになります。写真はネイビーのものですが、ボトムスは黒やグレーでもきれいにまとまります。
ジャケットのビジネス感を緩和するにはもってこいのコーディネートですので、ぜひ試してみてください。また、意外と女性ウケがいいのもボーダーとの組み合わせだったりします。大人っぽさのなかに「ユーモア」を足すことはとても大切です。
④ 紺ジャケット × チェックシャツ × 白デニム
こちらは、ネイビージャケットの中に、あえてチェックのシャツを合わせた着こなしです。チェックシャツでも紺や灰色など、大人っぽい配色のものを選べば着こなしが締まります。ジャケットを羽織ることで、チェックの見える分量が減るので、バランスが整うのでおすすめです。
下に合わせた白デニムは、春夏には爽やかさを演出してくれます。秋口でしたら、ブルーデニムを合わせるのも良いでしょう。
似たようなコーディネートでも、ボトムスに白を使うか青を使うかで、まったく別物のコーディネートが完成します。
2.2. 爽やかストライプ柄ジャケット
⑤ ストライプ柄ジャケット × Tシャツ × 紺パンツ
灰色の丸首Tシャツとストライプ柄ジャケットのコーデです。上半身は暗くもなく、明るくもない「中間色」なので、ボトムスは紺のパンツや青のジーンズで引き締めるのがポイントです。
ストライプ柄ジャケットの時は、全体の色合いがぼんやりしやすいので、白ジーンズはあまり合いません。
また、シャツを合わせるのも良いですが、ジャケットは「肩肘張らずに着崩す」のが最近のトレンドですので、あえてTシャツくらいで着るのが良いかもしれません。
ジャケットの袖を1度折り返したり、ボトムスの裾をロールアップしたり、胸ポケットにサングラスを差し込んだり、このような小技を取り入れることで「適度に着崩す」とおしゃれに見えます。
以下の大山旬さんの動画をご覧いただければ、着こなしのイメージしやすくなります。ぜひ、ご覧になってみてください。
2.3. 灰色ウィンドウペン柄ジャケット
⑥ 灰色ウィンドウペン柄ジャケット × 白シャツ × 黒パンツ
画像：wear.jp
紺のコーディネートが慣れてきたら、こちらのようなウィンドウペン柄もおすすめです。ウィンドウペンというのは窓枠のようなチェック柄のことをいいます。こちらはグレー地に黒の線が入っていますが、ネイビー地に白も素敵です。
少し主張が強いように思いますが、着てみると案外馴染むものです。シャツは白、ボトムスは黒か紺で、ジャケット以外はなるべく主張を抑えていきましょう。
2.4. オリーブのジャケット（上級者向け）
⑦ オリーブのジャケット × 白シャツ
画像：t-fashion.jp
オリーブ系のジャケットも、とてもおしゃれに見えるのでおすすめです。このようなグリーン系の色を着こなすことができれば、おしゃれ上級者といえるでしょう。
オリーブ系は少しくすんだ色なので、白シャツや白ジーンズなど、爽やかなものを合わせましょう。コーディネートの中に白を基調としたアイテムを用いるようにすると失敗しずらくなります。
3. おすすめカジュアルジャケット
ここまでコーディネート事例をご紹介してきましたが、最後におすすめのカジュアルジャケットについてご紹介していきます。是非参考にしてください。
おすすめ
ネイビージャケット
『SO wear（ソーウェア）』のジャケットは、人気スタイリスト大山旬さんの個人ブランドです。
ストレッチ性が高く着心地も抜群で、ジャケット特有の堅苦しさがありません。休日着としても取り入れやすいアイテムになっています。1着持っておけば、通年で使えます。非常に使い勝手の良いアイテムですので、ぜひ1枚揃えてみてください。
大山旬さんのコメント
| SO wear｜ネイビージャケット | |
| 素材 | ポリエステル68％、レーヨン29％、ポリウレタン3％ |
| カラー | ネイビー |
| 価格 | 32,220円（税込） |
おすすめ
シアサッカー ジャケット
ストライプは清涼感があり、手軽におしゃれさを出せるアイテムの1つです。春夏は特におすすめです。こちらの『BEAMS PLUS（ビームスプラス）』から出ている、シアサッカージャケットは、見た目からして爽やかな雰囲気を感じられる1枚です。
シアサッカーというのは、生地が凹凸で肌との接着面が少なく、汗をかいてもべたつきにくい生地で作られたジャケットです。吸水速乾性とストレッチを効かせてさらに着心地が良くなりました。
私服にも馴染みやすい、シンプルでクラシックなデザインが特徴です。
大山旬さんのコメント
| BEAMS PLUS | シアサッカー ジャケット | |
| 素材 | 表地：ポリエステル75% 綿25%、胴裏地：ポリエステル100%、袖裏地：キュプラ100% |
| カラー | ストライプ |
| 仕様 | パッチポケット、センターフックベント、セミナローラペル、段返りの3ボタン |
| メーカー希望小売価格 | 30,240円（税込） |
おすすめ
ウインドーペーン 3ボタンジャケット
落ち着いたグレーカラーに、白のラインが映えるジャケットです。大人のためにデザインされた、エレガントなカジュアルジャケットとなっています。
『BEAMS』はアメリカンカジュアルウェアを主としていましたが、より幅広い世界を展開すべく、 ヨーロッパのクラシックをベースに、現代的デザインのものも提案する『BAEMS F』というレーベルが誕生しました。
大山旬さんのコメント
| BEAMS F ｜ウインドーペーン 3ボタンジャケット | |
| 素材 | 表地：毛93% カシミヤ7%、裏地：キュプラ100%、袖裏地：キュプラ100% |
| カラー | GRAY |
| 仕様 | 3ボタン2パッチポケット/胸バルカポケット/袖口アンフィニッシュ |
| メーカー希望小売価格 | 62,640円（税込） |
おすすめ
CM フリーリッチ ツイルノッチド 2B M69 ジャケット
ストレッチ性のある素材で着心地が良く、幅広いシーンで活躍できるジャケットです。 優れた伸縮性で着心地も抜群です。
型崩れを防ぐ加工による高い回復性も魅力です。
大山旬さんのコメント
| UNITED ARROWS green label relaxing | CM フリーリッチ ツイルノッチド 2B M69 ジャケット | |
| 素材 | 表生地：ポリエステル55%・レーヨン30%・ポリウレタン15%、裏生地：ポリエステル100% |
| カラー | オリーブ |
| メーカー希望小売価格 | 17,280円（税込） |
4. まとめ
カジュアルなジャケットの着こなしは、一度覚えてしまえば手放せない大人の鉄板コーディネートです。ジャケットを1着持っているだけでも、ファッションの幅がグッと広がります。
まずは紺のジャケットを選んでみてください。練れてきたら、ストライプ柄やウィンドウペン柄にも挑戦してみましょう。
私服にジャケットはちょっとなあ…、という方にこそ、ぜひ取り入れてほしいコーディネートです。
