一脚おすすめ!プロカメラマンの逸品&人気ランキング10選
お子さんの運動会や発表会など撮影スペースが限られており、三脚を広げられない時に大活躍してくれる「一脚」。
ですが、実際に買ってみると「重たくて持ち運びが大変」「そんなに便利じゃなかった」なんて声も…。そこで今回は、一脚を選ぶ際チェックしておきたいポイントをご紹介していきます。
併せて、プロカメラマンである瀬川陣市がおすすめしてくれた一脚とレビュー評価の高い人気アイテムも一緒にご紹介していきますので、ぜひ参考にされてみてください。
一脚を上手に利用して、最高の形で動画や写真を残しましょう!
瀬川陣市 のプロフィール
全国商工会議所や、SONY・サントリーなど有名企業での講演、メディア出演など多数の実績を持つフォトグラファー。著書『ショートムービー作りでおぼえる動画撮影の教科書』ほか多数。WEB『フォトララ 瀬川陣市公式サイト』
この専門家の他の記事を見る1.プロカメラマンおすすめの一脚
まずはカメラマン 瀬川陣市がおすすめする一脚をご紹介いたします。
おすすめ
Velbon
ポールポッドEX
- タイプ:スタンド型
- サイズ:64.7~187cm
- 耐荷重:1.0kg
- パイプ径(最大/最小):23/17mm
- 材質:アルミ
- 重量:800g
- 脚ロック方式:レバー式
- 雲台:3WAY(交換可)
カメラマン 瀬川陣市がおすすめしてくれた一脚は、日本が誇る三脚専業のメーカー『ベルボン(Velbon)』の人気シリーズです。
一脚と小型の三脚がセットになった『ポールポッド(Pole Pod)』は、人が多く三脚の使用がはばかられるようなシーンでも大活躍してくれるアイテムです。
瀬川陣市さんレビュー 夜景を撮りたい時にも本来は三脚があったほうがいいですが、自立式の一脚であれば、三脚と同じように安定感があるため、きれいな写真を撮影できます。
花火大会や運動会など、人が多く三脚を立てられない時、複数のカメラで撮影したい時にも自立型の一脚はとても便利です。
小型の三脚は不要であれば取り外しても使用することが可能です。雲台はカメラのスムーズな装着が可能なクイックシュー付き、「オイルフリュード雲台」で被写体を追いながらの撮影でもなめらなか動きが魅力です。
付け替えも可能ですので、写真、動画どちらの撮影にもおすすめです。
Velbon ポールポッドEX フリュードヘッドの詳細 | |
メーカー | ベルボン(Velbon) |
メーカー希望小売価格 | 8,123円(税込) |
2.一脚の選び方
続いて、一脚の選び方についてご紹介していきます。
とてもシンプルな見た目の一脚ですが、実はチェックしておきたいポイントは非常に多くあります。それだけ失敗談も多いアイテムということですので、しっかりチェックしていきましょう。
1)一脚にも種類がある
一脚というと「伸縮できる棒にカメラをセットできるもの」といったイメージがありますね。
それは決して間違いではありませんが、中には、先ほどご紹介したように自立できるスタンド型もあります。
まずは一脚の種類をご紹介しましょう。
モノポッド型
画像:amazon.co.jp
モノポッド(monopod)とは英語で一脚のことを差します。皆さんご想像の通りの一脚のことですが、最近では「自撮り棒」として使用できるものを指し、モノポッドともいうようです。
一脚自体が三脚よりも軽く、携帯性を重視したアイテムなのですが、さらにコンパクトに軽くなったアイテムも多く登場しています。
スタンド型
画像:amazon.co.jp
スタンド型は一脚ですが、自立できるタイプのものを指し、一脚とミニ三脚を合わせることで、携帯性と安定性を兼ね備えたアイテムです。
撮影スペースが限られており、三脚を広げられないシーンでもスタンド型であれば、狭い撮影スペースで、よりブレが少ない映像を撮ることができます。
スタンド型のタイプでも、下のスタンド部分を取り外しモノポッドとして撮影することができるアイテムもあります。
撮影シーンによっておすすめのタイプが違う
モノポッド型、スタンド型どちらを選ぶかは撮影時間の長さや場所で決めるといいでしょう。
例えば、1日がかり行われる行事などで撮影する場合、ずっと手で支えておかないといけないモノポッドよりも、自立ができる「スタンド型」がおすすめ。
動物写真など動きのあるものを追いかけるとき、一定の場所に長時間とどまらず移動しながら写真を撮ることが多い場合は「モノポッド型」の方が便利です。
ただ単純に自撮りをしたいとき自撮り棒(モノポッド)でもOKですが、実は全身写真も撮影できるスタンド型を選んでおくと様々なシーンで活用できます。
そのため、プロおすすめのアイテムでもご紹介したように、スタンド型としてもモノポッド型として使用できます。三脚を持っていないという方は特にこのタイプがおすすめです。
2)【長さ】と【耐荷重】
続いて、チェックしたいのは「長さ」と「耐荷重」です。
伸ばした時、アイレベルに来ればOK
一脚は立って使用する際に、ブレないように補助するアイテムです。そのため、伸ばした時にレンズをのぞける高さ「アイレベル」でカメラをセットできることが大前提です。
自撮り棒用でモノポッドをお探しの場合など例外はありますが、基本は自分の身長より少し低いか同じくらいまで伸びるものを選ぶようにしましょう。
カメラの2倍の耐荷重のものを選ぶ
また、セットできるカメラの重さ「耐荷重」もチェックしておきたいポイントです。
この耐荷重を無視して一脚を選んでしまうと、カメラを固定するロックがきちんとかからず、カメラ位置を固定できなかったり、安定感がなくなり倒れやすくなったり(スタンド型)、壊れやすくなるなどトラブルにしかなりません。
耐荷重はカメラの2倍の重さになっているものが目安。カメラだけではなく、レンズの重さも併せてチェックしてくださいね。
3)【携帯性】と【安定感】
続いては、携帯性と安定感についてチェックしていきましょう。
脚の太いものほど安定感がある
一脚は基本的にその脚1本でカメラを支えます。そのため、脚が太いものの方が安定感があるといえます。スタンド型も、脚部分がしっかりしていることが大切です。
コンパクトデジタルカメラ(以下、コンデジ)やファミリー用ビデオカメラ、スマホなどの利用ならばあまり気にする必要はありませんが、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラの利用をお考えの方は以下の目安で選ぶと失敗が少ないでしょう。
- ミラーレス一眼カメラ(ズームキットレンズ装着時):20~25mm
- デジタル一眼レフカメラ(望遠ズーム装着時・焦点距離200m未満):25~30mm
- デジタル一眼レフカメラ(望遠ズムレンズ、焦点距離200mm以上)):30mm以上
太いものの方が安定性は上がりますが、その分重みも増します。
そのため、パイプ径だけではなく、購入の際は使用している材質についても一緒にチェックしておきましょう。
安価なのはアルミ製・軽いのはカーボン製
一脚も三脚も脚の素材は多くの場合「アルミ製」か「カーボン製」です。
アルミ製は重く、ずっしりとしているため一脚でも安定感があり、振動に強いです。
また安価ですので、コストを抑えたい方におすすめ。ですが、携帯性という側面では「軽い」カーボン製のほうがおすすめです。
軽いのですがもろくはありませんので、ラフに扱っても平気という安心感もあります。
4)サッと足を伸ばせるかどうか
画像:amazon.co.jp
また、脚の伸縮のロック法もチェックしておきたいポイントです。脚のロック方法は「ナット式」「レバー式」の2種類があり、ナット式はリングを回し緩める必要があるため、レバーを開け閉めするだけで簡単に脚が伸ばせるレバー式と比較すると、少し操作性で劣ります。
例えば、すぐに移動しなければいけないようなスピードの速い撮影現場では、レバー式の一脚の方がおすすめです。
5)雲台の種類・アタッチメント
画像:kakaku.com
雲台とは、カメラをセットする台のことで、
- 「3WAY雲台」…上下左右、傾き調整が可能
- 「2WAY雲台」…上下左右の調整が可能(縦撮影ができない)
- 「自由雲台(ボール雲台)」…可動部分に球を使用、上下左右だけではなく、傾きもある程度調整可能
上記の3タイプがあります。
三脚と同じように一脚にもこの雲台がついているもの、ついていないものがあります。そして、基本的には雲台が付属しているものを選ぶのをおすすめします。
理由としては、スタンド型などの場合、使い方のイメージとしては三脚とそこまで変わりませんので、雲台でアングル調整するためです。
三脚の場合、アングルの微調整がしやすい3WAYや2WAY雲台がおすすめなのですが、一脚の場合は自由雲台の方が相性がよく、収納時にもコンパクトに収まるためおすすめです。
以上、一脚を選ぶ上でチェックしておきたいポイントです。
次の見出しでは、人気のアイテムをご紹介していきますので、以下のチェック項目も一緒に確認し自分に合ったアイテムをぜひ見つけてみてください。
- タイプ(スタンド型。モノポッド型)
- サイズ
- 耐荷重
- 脚のパイプ径
- 材質
- 重量
- 脚ロック方式
- 雲台
参照元:kakaku.com
3.『ベルボン』評価の高い一脚人気ランキング6選
『ベルボン』にはプロおすすめアイテムでご紹介した『ポールポッド』シリーズの他に6つのシリーズの一脚があります。
そちらもレビュー評価の高い順にご紹介していきたいと思います。
EXUP-43
- タイプ:モノポッド型
- サイズ:50~150cm
- 耐荷重:2kg
- パイプ径(最大/最小):23mm
- 材質:アルミ
- 重量:360g
- 脚ロック方式:レバー式
- 雲台:自由雲台
『EXUP』シリーズは軽量で、扱いやすいレバー式ロックを採用したモノポッド。雲台付きのタイプと雲台なしのタイプがあります。
今回ご紹介している『EXUP-43』は自由雲台がついていますので、一脚を傾ける必要なくアングル調整もしやすいのが魅力です。
価格も手ごろですので、ファミリー層に特に人気。お子さんの発表会や運動会に大活躍してくれるアイテムです。
Velbon EXUP-43の詳細 | |
メーカー | ベルボン(Velbon) |
メーカー希望小売価格 | 5,184円(税込) |
ウルトラスティック スーパー8
- タイプ:モノポッド型
- サイズ:26~156cm
- 耐荷重:3kg
- パイプ径(最大/最小):30mm
- 材質:アルミ
- 重量:422g
- 脚ロック方式:ナット式(ウルトラロック)
- 雲台:なし
『ウルトラ・スティック』シリーズの特徴は伸縮比。今回ご紹介する『スーパー8』は伸縮比6倍で26cmから156cmまで伸ばすことが可能です。
推奨積載量は3kgとフルサイズ(一番大きいタイプ)の一眼レフにも対応しています。その頑丈さの秘密は「ダイレクトコンタクトパイプ」。
パイプの断面に工夫を施し、脚をひねり伸ばした時、パイプ同士が強く固定される独自の構造です。そのため、脚を伸ばした状態でもしっかりと安定感があります。
縮めた時のサイズは高さ26cmとコンパクトですが、全高156cmとアイレベルまでしっかり届きます。
Velbon ウルトラスティック スーパー8の詳細 | |
メーカー | ベルボン(Velbon) |
メーカー希望小売価格 | 14,040円(税込) |
ウルトラスティック セルフィー
- タイプ:モノポッド型
- サイズ:18.5~72.5cm
- 耐荷重:0.4kg
- パイプ径(最大/最小):24mm
- 材質:アルミ
- 重量:185g
- 脚ロック方式:ナット式(ウルトラロック)
- 雲台:自由雲台
『セルフィー・スティック』シリーズは一脚として、地面に脚をつけ支えるというより自撮り棒として使用するモノポッド。
シリーズの中にはスタンド付きで自立するタイプもありますが、今回ご紹介する『ウルトラスティック セルフィー』はスタンドはついていないタイプです。
ナット式ロックですが、「ウルトラロック」という技術で脚の先端部分をひねるだけで、全段一気に脚を引き出し、ロックができるためスピーディーな撮影が可能です。
自由雲台でアングル調整もスムーズ、縮めた時の高さは18.5cmとコンパクトですので、携帯性も◎です。
Velbon ウルトラスティック セルフィーの詳細 | |
メーカー | ベルボン(Velbon) |
メーカー希望小売価格 | 7,128円(税込) |
RUP-L40
- タイプ:モノポッド型
- サイズ:48.6~158.4cm
- 耐荷重:2kg
- パイプ径(最大/最小):26mm
- 材質:アルミ
- 重量:360g
- 脚ロック方式:レバー式
- 雲台:なし
『RUP』シリーズはパイプの太さ・安定性にこだわったアイテム。最下段のパイプをできるだけ太くすることで安定感をUPさせたモデルです。
パイプが太いと重いのでは?と思われるかもしれませんが、『RUP』シリーズは軽く丈夫な「PNパイプ」を採用しているため、軽さにもこだわっています。
シリーズは全5種類。今回ご紹介している『RUP-L40』は雲台なしのタイプ。(雲台なしでもカメラ取付可能です。)細かいアングル調整をしたいという方は雲台ありの『RUP-L43Q』がおすすめです。
脚のロックはレバー式、段数4段と操作性も抜群です。
Velbon RUP-L40の詳細 | |
メーカー | ベルボン(Velbon) |
メーカー希望小売価格 | 5,400円(税込) |
ジオ・ポッドE76S
- タイプ:モノポッド型
- サイズ:42.5~154cm
- 耐荷重:5kg
- パイプ径(最大/最小):32mm
- 材質:カーボン
- 重量:658g
- 脚ロック方式:レバー式
- 雲台:なし
『ジオポッドEシリーズ』は頑丈で軽く、安定性を追求したシリーズです。
脚はレバー式ロック。ソケット部分に強化樹脂を使用し、関節部は上段に下段をくわえさせることで耐久性をアップさせています。
地面につく先端部分(石突・いしづき)には「蹄型石突」を採用し、安定した撮影が可能に。ただし、こちらも雲台は別売りになっているため、縦位置での撮影はできません。(雲台なしでの使用も可能です。)
Velbon ジオ・ポッドE76Sの詳細 | |
メーカー | ベルボン(Velbon) |
メーカー希望小売価格 | 29,160円(税込) |
ジオ・ポッドV65
- タイプ:モノポッド型
- サイズ:45~156cm
- 耐荷重:4kg
- パイプ径(最大/最小):28mm
- 材質:カーボン
- 重量:550g
- 脚ロック方式:ナット式
- 雲台:なし
『ジオ・ポッドV』シリーズはモノポッド型の一脚。
ですが、石突部分が「蹄型石突」というタイプになっているため、地面をしっかりとらえ、被写体を追ってカメラを動かすようなスポーツ写真などを撮影するときにも最適です。
脚のロックはナット式ですが、新しいデザインを採用し、小型化。そのため、2~3箇所のロックを一度に外すことができ、よりスムーズに一脚をセットしやすいよう工夫が施されています。
このシリーズはパイプ径や段数が異なる4タイプからお選びいただけます。
Velbon ジオ・ポッドV65の詳細 | |
メーカー | ベルボン(Velbon) |
メーカー希望小売価格 | 28,404円(税込) |
4.レビュー評価の高い【一脚】4選
続いては、『ベルボン』以外のメーカーのおすすめの一脚をご紹介していきます。
マルチスタンド
- タイプ:モノポッド型
- サイズ:54.5~170cm
- 耐荷重:3kg
- パイプ径(最大/最小):27mm
- 材質:アルミ
- 重量:370g
- 脚ロック方式:レバー式
- 雲台:なし
初めて一脚を購入するという方にもおすすめのモデル。手ごろな価格ですが、コンデジ~一眼レフカメラまで使用できる耐荷重の大きさも魅力です。
54.5~170cmまでレバー式で素早く高さ調節が可能。ウレタン素材のグリップで滑りにくく、スリム&軽量で携帯性も抜群というアイテムです。
SANWA SUPPLY マルチスタンド DG-CAM14の詳細 | |
メーカー | SANWA SUPPLY |
メーカー希望小売価格 | 3,240円(税込) |
P-426S
- タイプ:スタンド型
- サイズ:57.5~160cm
- 耐荷重:10kg
- パイプ径(最大/最小):37/19mm
- 材質:カーボン
- 重量:1.6kg
- 脚ロック方式:ナット式
- 雲台:なし
高い技術力で品質の高いカメラ用品を多く輩出している『シルイ(SIRUI)』の一脚は最大荷重10kgのスタンド型。
スタンド部分は取り外し可能で、別々で使用することもできます。雲台がついていないタイプですが、脚部分で角度の調整ができるためアングルを調整しながらの撮影も可能です。
SIRUI P-426Sの詳細 | |
メーカー | SIRUI |
メーカー希望小売価格 | 63,720円(税込) |


一脚兼簡易三脚自撮り棒 SmaPole-QS
- タイプ:スタンド型
- サイズ:30~93cm
- 耐荷重:記載なし(小型カメラ・スマホ用)
- パイプ径(最大/最小):記載なし
- 材質:アルミ
- 重量:430g
- 脚ロック方式:ナット式
- 雲台:自由雲台
インスタグラマーやyoutuber御用達の『ゴープロ(GOPRO)』というアクションカメラのメーカーの一脚です。
材質はアルミ、防水・防サビ加工を施してあるためレジャーへのおともにもおすすめのアイテムです。
スタンド型として使用も可能ですが、人間工学に基づきハンドル部分がデザインされており、自撮り棒としての使用にもおすすめです。
収納時18.5cm、重さ167.3gとコンパクトですので、小型カメラやスマホでしか使用できず、一眼レフカメラでの使用はできません。
Smatree 一脚兼簡易三脚自撮り棒 SmaPole-QSの詳細 | |
メーカー | Smatree |
メーカー希望小売価格 | 1,799円(税込) |
スタンドポッド
- タイプ:スタンド型
- サイズ:72~177.5cm
- 耐荷重:1kg
- パイプ径(最大/最小):26.8mm
- 材質:アルミ
- 重量:720g
- 脚ロック方式:レバー式
- 雲台:2WAY雲台
『ベルボン』と同じく日本を代表する三脚メーカーである「スリック(SLIK)』からもスタンド式一脚が販売されています。
こちらも一脚と小型の三脚がセットになっているタイプで、別で一脚、三脚としての使用も可能です。雲台は2WAY雲台ですので、上下左右のアングル調整のみ可能です。
SLIK スタンドポッドの詳細 | |
メーカー | SLIK |
メーカー希望小売価格 | 10,260円(税込) |
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