醤油おすすめ!プロの逸品&人気ランキング10選
醤油はほとんどのご家庭で常備してあり、様々な料理に使用されているかと思います。
でも「醤油にはどんな種類があるのか?」「特選とはどういう意味?」といったような点は意外と知らない方も少なくありません。
そこで、このような疑問に「醤油の選び方」で分かりやすくお答えします。
そして、人気料理誌やイベントなどで活躍する料理研究家ユニットの『ちゃあみー』さんの「おすすめ醤油」と「人気ランキングTOP10」をご紹介します。
ちゃあみー (倉田 沙也加、峰 奈津季) のプロフィール
お料理ユニット
TV番組のレギュラー出演やレシピ監修で人気。フードコーディネーターと栄養管理士のお料理ユニット。WEB『ちゃあみー(HITOOMOI)公式サイト』
この専門家の他の記事を見る1.ちゃあみーさんおすすめの醤油
おすすめ
だし醤油
箱詰めの高級感を感じさせるこちらの醤油は、醤油の名産地である讃岐の天然醸造醤油にさば節・かつお節・昆布などの出汁をブレンドした醤油です。
さらに、通常の醤油よりも塩分が25%オフという特徴もあります。やや甘めの味わいで、炒め物などはもちろん、煮物の煮汁や麺つゆなどに使用しても美味しいです。
レビューでは、卵かけごはんやうどんのつけ汁などその風味を生かしたシンプルな使い方をされている方が多いです。
ちゃあみー(倉田 沙也加)さんレビュー

卵かけごはんのようなシンプルな料理によく合います。すでに出汁が入っているので、冷奴やお浸しなどにかけるだけでも手の込んだような味わいになって美味しいです。
甘じょっぱい九州醤油のような味なので、お刺身に使用するなら、この醤油とわさびを混ぜてお刺身を「漬け」て食べるのがお勧めです。
だし醤油の詳細 | |
メーカー | 鎌田醤油 |
内容量 | 500ml×2 |
メーカー希望小売価格 | 1,301円(税込) |
2.醤油の選び方
それでは、醤油の選び方を解説していきます。醤油の種類、種類ごとの使い方、そして「特選」の意味についてご説明します。
2-1.醤油の種類
醤油は大きく分けると以下の5種類に分類されます。
醤油 | 備考 |
白醤油 | 最も色が薄く、見た目はむしろみりんに近いです。 |
薄口醤油 | 一般的な醤油よりもやや薄め色合いです。 |
濃口醤油 | 日本で作られる最も一般的な醤油です。 |
再仕込醤油 | 見た目は濃口と同じですが、大量の材料を使用しているのでうま味が強いです。 |
たまり醤油 | トロミのある質感が特徴です。うま味の強い濃厚な味わいです。 |
上記の醤油は、上のものほど塩分濃度が高く淡白な味わいで、下のものほど塩分濃度が低く味が濃厚になります。
2-2.各醤油の使い方
前述した5種類の醤油の味の特徴を解説するとともに、どのような使い方が適しているかをご説明します。
白醤油
白醤油は小麦を原料としているので糖度が高く、「まろやかな甘み」がその味わいの特徴です。
塩分濃度が高いので、見た目以上に味に主張があります。そのため、冷奴やだし巻き玉子など淡白な味のものと相性が良いです。
薄口醤油
関西ではメジャーな醤油で、普通の醤油よりも甘みをあり上品な風味が特徴で、そのぶん味の主張が弱めです
お刺身などに使用するとやや物足りなく感じるかもしれません。むしろ煮物やお吸い物などで、素材の味を生かした加熱料理での使用が適しています。
濃口醤油
コンビニやスーパーで並んでいる醤油はその多くが濃口醤油です。おそらく日本人なら誰もが口にしたことがあると思います。
使い方は、刺身や冷奴などに直接かけても、煮物や炒め物などの加熱調理にも合うので、最もオーソドックスなバランス型と言えるでしょう。
再仕込醤油
濃口の約2倍の材料を使用して、2回に分けて醸造するという製法であるため、まろやかで濃厚なうま味を感じられます。
その豊かな風味を生かして、お刺身や冷奴などに直接かけて味わうのがおすすめです。
たまり醤油
原材料のほとんどが大豆で、長時間かけて発酵させるので独特の香りがあります。味も濃厚で、うま味が強いです。
お刺身や冷奴にかけて使っても良いですが、素材を柔らかくする効果もあるので煮込み料理に使うのがおすすめです。ただし量が多すぎると、素材の味を消してしまうので注意しましょう。
2-3.「特選」とは?
よく醤油のラベルに「特選」あるいは「超特選」という表記がありますが、この表記には実は明確な基準があるのです。
醤油は、うま味成分であるグルタミン酸やアミノ酸を含んでいる「窒素」の含有量によって、3種類の等級分けがされています。
等級 | 窒素の含有量 |
特級 | 1.50%以上 |
上級 | 1.35%以上 |
標準 | 1.20%以上 |
特級の醤油で、窒素の含有量が1.65%以上のもののみが「特選」と表記することが許されています。ちなみに、1.80%以上のものなら「超特選」となります。
つまりは特選や超特選と表記されているものの方が、「うま味の強い醤油」であると言えます。
3.醤油人気ランキング10選
ここからは、『プロの逸品』がお届けする醤油・人気ランキングをご紹介します。
ゆず醤油かけぽん
『ゆず醤油かけぽん』という変わった名称で、醤油なのかポン酢なのかわかりにくいですが、実際には両者の中間くらいの味わいです。
丸大豆の薄口醤油に柚子の果汁を使用していて、まろやかな甘みの中にも柚子の風味が感じられます。ポン酢のように酸味もありますが、一般的なポン酢よりもマイルドな味わいで醤油とポン酢の両方の役割を担ってくれるでしょう。
レビューではポン酢として使用されている方が多く、湯豆腐や水炊きなどとの相性が非常に良いです。サラダのドレッシングとしても美味しく、万能な調味料と言えるでしょう。
チョーコー ゆず醤油かけぽんの詳細 | |
メーカー | チョーコー |
内容量 | 400ml |
メーカー希望小売価格 | 395円(税込) |
かき醤油
大容量なこの醤油は、濃口醤油に牡蠣の出汁を加えたものです。広島県産の牡蠣を使用していて、醤油の大豆も遺伝子組み換えでないものを使用するなど、素材にもこだわっています。
牡蠣の風味が非常に強いので、牡蠣好きな方に非常に好評です。牡蠣エキスが入ることによりうま味やコクが出るので、醤油というよりは麺つゆに近い味わいとなっています。
レビューではその風味を活かし、冷奴などで「かけ醤油」として使用されている方が多いです。特に卵かけご飯にかけると、非常に美味しいようです。
アサムラサキ かき醤油の詳細 | |
メーカー | アサムラサキ |
内容量 | 1000ml |
メーカー希望小売価格 | 990円(税込) |
超特選 減塩醤油
塩分を50%以上カットした減塩醤油なので、塩分が気になる方に非常におすすめです。
減塩醤油は塩分が少なくなるぶんやや薄味になる傾向にあります。しかし、この醤油はうま味成分のたっぷり入った「超特選」なので、塩分がなくなるぶんコクと甘みが立ち濃厚な味わいです。
レビューでも「普通の減塩醤油は味があまり好きじゃない」といったような方からも支持されており、減塩醤油とは思えない濃厚な味に驚きの声が多数挙がっています。
チョーコー 超特選 減塩醤油の詳細 | |
メーカー | チョーコー |
内容量 | 900ml |
メーカー希望小売価格 | 734円(税込) |
純正醤油
高級感のある瓶詰めのこの醤油は、原材料こそオーソドックスなものですが、品質や製法にこだわった一品です。
この醤油の製造地は、香川県に属する瀬戸内海に浮かぶ「小豆島」という場所です。雨が少なく温暖な気候である小豆島は醤油作りに最適な気候とされ、そこで職人が手作りで製造したのがこの醤油です。
原材料は大豆と食塩のみで、添加物不使用なので品質へのこだわりも感じさせます。レビューによると、その味わいにリピーターが続出しているようで、長年愛用されている方がたくさんいらっしゃいます。
丸島醤油 純正醤油の詳細 | |
メーカー | 丸島醤油 |
内容量 | 1800ml |
メーカー希望小売価格 | 1,231円(税込) |
あまくておいしい醤油
ラベルに大きく記載されている「あまくておいしい」という名称に違わず、非常に甘みの強い味わいが特徴です。
鰹出汁が使用されているので、だし醤油のような豊かな風味が楽しめます。ボトル自体が密閉ボトルなので、酸化を防ぎ美味しさが長持ちします。
レビューによると、甘みの強い味わいが九州醤油に近いため、九州出身の方に非常に好評なようです。甘さを堪能するには、卵かけご飯や冷奴などにかけ醤油として使用することをおすすめします。
フンドーキン あまくておいしい醤油 の詳細 | |
メーカー | フンドーキン |
内容量 | 200ml |
メーカー希望小売価格 | 1,600円(税込) |
味マルジュウ
「うま味がタップリ」とラベルに記載されているこの醤油は、厳密には醤油風調味料ですが、十分に醤油として使用できる味わいです。
この醤油の「うま味」の正体は、鰹節・宗田節・鯖節・煮干しの4種類の一番出汁を贅沢に使用したことによるものです。甘そうな印象を受けますが、レビューによるとそこまで甘さは強くないようで、だし汁のうま味とコクが強く感じられます。
実際にこの醤油はとても万能で、かけ醤油から煮物や炒め物などほとんどの調理法にマッチします。昔からある醤油なので、20年以上の愛用されている方もいらっしゃいます。
丸十大屋 味マルジュウの詳細 | |
メーカー | 丸十大屋 |
内容量 | 2250ml |
メーカー希望小売価格 | 1,121円(税込) |
吉村醸造サクラカネヨ 甘露
「甘露」という名称でわかるように、鹿児島県製造された甘みのある「九州醤油」でこだわりの製法で作られています。
1927年から地元で愛されているこの醤油は、鹿児島県の風土で職人が手作りで製造しています。特に醤油づくりの工程の中の「火入れ」にこだわっており、2段火入れという独自の製法でその風味を実現させています。
甘さにこだわった醤油ですが、砂糖のような主張の強い甘みではなく、キレのあるまろやかな風味です。レビューで「普通の醤油には戻れない」と言わせるほど、癖になる味です。
吉村醸造サクラカネヨ 甘露の詳細 | |
メーカー | サクラカネヨ |
内容量 | 1000ml |
メーカー希望小売価格 | 1,063円(税込) |
KNK 健骨醤油
『健骨』という名称に違わず、普通の醤油では摂取できないカルシウムと、カルシウムの吸収を高めるCPPという栄養素を配合しています。
さらに、塩分が10%という減塩仕様なので非常に健康的な醤油と言えるでしょう。ただ健康的というだけでなく、青森県産の大豆と小麦を使用していて、素材のうま味が活かした醤油なので、まろやかで豊かな風味が感じられます。
甘みのある麺つゆのような味わいなので、煮込み料理や炒め料理で使用されている方が多く、かけ醤油としても好評です。
KNK 健骨醤油の詳細 | |
メーカー | 上北農産加工農業協同組合 |
内容量 | 1000ml |
メーカー希望小売価格 | 464円(税込) |
土佐醤油
この醤油は、一般的な濃口醤油よりも大量の素材を使用し、より濃厚な味わいを実現した「再仕込醤油」です。
さらに鰹節の風味と、みりんの甘さを加えているので、麺つゆに近いような味わいです。レビューによると、お蕎麦やうどんのつけ汁用に使用されている方もいらっしゃいます。
お寿司屋さんでこの醤油を使っているところがあるようで、お刺身との相性も抜群です。
正田 土佐醤油の詳細 | |
メーカー | 正田 |
内容量 | 1000ml |
メーカー希望小売価格 | 713円(税込) |
魯山人醤油
一見して高級感のあるこの醤油は、美食家で有名な芸術家の「魯山人」の愛した味を後世に伝えるために製造されたものです。
昭和初期に名を馳せた魯山人の好む味を実現させるために、この醤油はその当時の製法で作られて、機械に頼らず職人の手作業で長い時間をかけて製造されています。
自然素材とこだわり抜いた製法で作られたこの醤油は、自然な甘みとうま味を感じられる「高級醤油」とも呼ぶべき上品な味わいです。レビューでも、値段に見合うだけの「違い」があると大変高評価です。
湯浅醤油 「魯山人醤油」の詳細 | |
メーカー | 湯浅醤油有限会社 |
内容量 | 500ml |
メーカー希望小売価格 | 1,812円(税込) |